JPS6014772B2 - 流体遮断性のすぐれた成型体の製造方法 - Google Patents
流体遮断性のすぐれた成型体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6014772B2 JPS6014772B2 JP4838479A JP4838479A JPS6014772B2 JP S6014772 B2 JPS6014772 B2 JP S6014772B2 JP 4838479 A JP4838479 A JP 4838479A JP 4838479 A JP4838479 A JP 4838479A JP S6014772 B2 JPS6014772 B2 JP S6014772B2
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- JP
- Japan
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- molded body
- barrier properties
- fluorinated hydrocarbon
- hydrocarbon compound
- manufacturing
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は気体及び液体の遮断性の優れたオレフィン系樹
脂成型体の製造方法に関するものである。
脂成型体の製造方法に関するものである。
従来ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂は汎用樹脂として広く使用されているが、オレフィン
系樹脂は気体及び液体の透過性がよく、しようゆ、酢、
ガソリン、灯油等の容器として長期保存又は長期間使用
した場合には内容物が健散したり、容器内外の気体が置
換して内容物が酸化される等の点を有していた。上記欠
点を解消するために種々の方法が提案されているが、ま
だ満足なものは得られていない。
脂は汎用樹脂として広く使用されているが、オレフィン
系樹脂は気体及び液体の透過性がよく、しようゆ、酢、
ガソリン、灯油等の容器として長期保存又は長期間使用
した場合には内容物が健散したり、容器内外の気体が置
換して内容物が酸化される等の点を有していた。上記欠
点を解消するために種々の方法が提案されているが、ま
だ満足なものは得られていない。
たとえばオレフィン系樹脂と遮断性の優れた樹脂とを積
層する方法が提案されているがこの方法では二層の間が
剥離するとか、複雑な製造設備が必要である等の欠点を
有している。又オレフィン系樹脂成型体の表面をスルフ
オン化又はハロゲン化する方法が提案されているが、こ
の方法ではＳ０３ガス、ハロゲンガスの様な有毒ガスを
使用するので危険である。本発明の目的は機械強度にす
ぐれ流体遮断性の優れたオレフィン系系樹脂成型体の安
全かつ容易な製造方法を提供することにある。
層する方法が提案されているがこの方法では二層の間が
剥離するとか、複雑な製造設備が必要である等の欠点を
有している。又オレフィン系樹脂成型体の表面をスルフ
オン化又はハロゲン化する方法が提案されているが、こ
の方法ではＳ０３ガス、ハロゲンガスの様な有毒ガスを
使用するので危険である。本発明の目的は機械強度にす
ぐれ流体遮断性の優れたオレフィン系系樹脂成型体の安
全かつ容易な製造方法を提供することにある。
即ち本発明の要旨はオレフィン系樹脂成型体をフッ化炭
化水素系化合物と臭化フッ化炭化水素系化合物の共存雰
囲気で紫外線照射処理することを特徴とする流体遮断性
のすぐれた成型体の製造方法。
化水素系化合物と臭化フッ化炭化水素系化合物の共存雰
囲気で紫外線照射処理することを特徴とする流体遮断性
のすぐれた成型体の製造方法。
本発明で使用されるオレフィン系樹脂成型体とはオレフ
ィン系樹脂で製された、フィルム、シート、袋、箱等の
成型体であり、オレフィン系樹脂としては、たとえば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン
ープロピレン共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン一塩化ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸ェステ
ル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体等があげら
れる。
ィン系樹脂で製された、フィルム、シート、袋、箱等の
成型体であり、オレフィン系樹脂としては、たとえば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン
ープロピレン共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン一塩化ビニル共重合体、エチレンーアクリル酸ェステ
ル共重合体、エチレンーアクリル酸共重合体等があげら
れる。
本発明で使用されるフッ化炭化水素系化合物とは臭素を
含まないフッ化された炭化水素系化合物であって、たと
えばトリクロロフルオロメタン、ジクロロフルオロメタ
ン、ク。
含まないフッ化された炭化水素系化合物であって、たと
えばトリクロロフルオロメタン、ジクロロフルオロメタ
ン、ク。
ロトリフルオロメタン、テトラフルオロメタン、ジクロ
ロフルオロメタン、クロロジフルオロメタン、トリフル
メロメタン、クロロフルオロメタン、ジフルオロメタン
、フルオロメタン、テトラク。ロー１，２ージフルオロ
エタン、テトラクロロー１，１ージフルオロヱ、１，１
，２ートリクロロフルオロエタン、１，１，１ートリク
。ロトリフルオロエタン、１，２ージクロロテトラフル
オロエタン、１，１ージクロロテトラフルオロエタン、
モノクロロベンタフルオロエタン、ヘキサフルオロエタ
ン、１，１−ジフルオロエ、１，１，１ークロロジフル
オロメタンなどのアルキル誘導体、ヘキサフルオロクロ
プロパン、オクタフルオロシクロブタン、ヘキサフルオ
ロシクロブテン、モノクロロヘフ。タフルオロシクｏブ
タンなどの環状化合物等があげられる。本発明で使用さ
れる臭化フッ化炭化水素系化合物とは臭素化及びフッ素
化された炭化水素系化合物であって、たとえばモノブロ
モトリフルオロメタン、ジブロモジフルオロメタン、モ
ノブロモジフルオロメタン、１，２ージブロモテトラフ
ルオロェタン等があげられる。
ロフルオロメタン、クロロジフルオロメタン、トリフル
メロメタン、クロロフルオロメタン、ジフルオロメタン
、フルオロメタン、テトラク。ロー１，２ージフルオロ
エタン、テトラクロロー１，１ージフルオロヱ、１，１
，２ートリクロロフルオロエタン、１，１，１ートリク
。ロトリフルオロエタン、１，２ージクロロテトラフル
オロエタン、１，１ージクロロテトラフルオロエタン、
モノクロロベンタフルオロエタン、ヘキサフルオロエタ
ン、１，１−ジフルオロエ、１，１，１ークロロジフル
オロメタンなどのアルキル誘導体、ヘキサフルオロクロ
プロパン、オクタフルオロシクロブタン、ヘキサフルオ
ロシクロブテン、モノクロロヘフ。タフルオロシクｏブ
タンなどの環状化合物等があげられる。本発明で使用さ
れる臭化フッ化炭化水素系化合物とは臭素化及びフッ素
化された炭化水素系化合物であって、たとえばモノブロ
モトリフルオロメタン、ジブロモジフルオロメタン、モ
ノブロモジフルオロメタン、１，２ージブロモテトラフ
ルオロェタン等があげられる。
本発明においては前記オレフイン系樹脂成型体が前記フ
ッ化炭化水素系化合物と前記臭化フッ化炭化水素系化合
物の共存雰囲気で紫外線照射処理されるのであり、前記
フッ化炭化水素系化合物と前記臭化フッ化炭化水素系化
合物との混合比率は特に限定されるものではないが、モ
ル比で５：９５〜７５：２５の比率で混合されるのが好
ましい。
ッ化炭化水素系化合物と前記臭化フッ化炭化水素系化合
物の共存雰囲気で紫外線照射処理されるのであり、前記
フッ化炭化水素系化合物と前記臭化フッ化炭化水素系化
合物との混合比率は特に限定されるものではないが、モ
ル比で５：９５〜７５：２５の比率で混合されるのが好
ましい。
又上記紫外線照射処理は公知の任意の方法が採用されて
よく、たとえば低圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等の
ランプが設置された照射装置に前記成型体を供給すると
共に照射装置内を前記化合物の雰囲気にして照射処理さ
れればよい。又処理時間も特に限定されるものではない
が、５分〜６０分の範囲で処理されるのが好ましい。上
述の如く紫外線照射処理されると、成型体の表面は容易
にフッ素化される。本発明の構成は上述の通りであり、
オレフィン系樹脂成型体をフツ化炭化水素系化合物と臭
化フッ化炭化水素系化合物との共存雰囲気で紫外線照射
処理すると成型体表面はすみやかにフッ素化され、表面
がフッ素化された成型体が安全かつ容易に製造され、得
られた成型体は酸素、窒素、炭酸ガス、水素、ヘリウム
等のガス遮断性及びアルコール、ケトン、ェステル、エ
ーテルなどの有機溶剤、ガソリン、灯油等の液体遮断性
が非常に優れており又溌水性、離型性が優れている。
よく、たとえば低圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等の
ランプが設置された照射装置に前記成型体を供給すると
共に照射装置内を前記化合物の雰囲気にして照射処理さ
れればよい。又処理時間も特に限定されるものではない
が、５分〜６０分の範囲で処理されるのが好ましい。上
述の如く紫外線照射処理されると、成型体の表面は容易
にフッ素化される。本発明の構成は上述の通りであり、
オレフィン系樹脂成型体をフツ化炭化水素系化合物と臭
化フッ化炭化水素系化合物との共存雰囲気で紫外線照射
処理すると成型体表面はすみやかにフッ素化され、表面
がフッ素化された成型体が安全かつ容易に製造され、得
られた成型体は酸素、窒素、炭酸ガス、水素、ヘリウム
等のガス遮断性及びアルコール、ケトン、ェステル、エ
ーテルなどの有機溶剤、ガソリン、灯油等の液体遮断性
が非常に優れており又溌水性、離型性が優れている。
従って本発明によって得られた成型体はガスパリャー性
包装用フィルム、食品、化粧品、洗剤、薬品などの容器
、ガソリン、灯油などの貯蔵タンク、パイプ、カップ、
ケース、離型紙等に好適に使用される。
包装用フィルム、食品、化粧品、洗剤、薬品などの容器
、ガソリン、灯油などの貯蔵タンク、パイプ、カップ、
ケース、離型紙等に好適に使用される。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例 １、比較例 １，２，３
プレス成型された厚さ１００仏の高密度ポリエチレン（
密度０．９５６）シートを低圧水銀ランプを有する紫外
線照射装置に供給しオクタフルオロシクロブタンとモノ
プロモトリフルオロメタンをモル比が５０：５０の比率
で導入し、４び分間紫外線照射を行つた。
密度０．９５６）シートを低圧水銀ランプを有する紫外
線照射装置に供給しオクタフルオロシクロブタンとモノ
プロモトリフルオロメタンをモル比が５０：５０の比率
で導入し、４び分間紫外線照射を行つた。
又比率のためオクタフルオロシクロブタン及びモノブロ
モトリフルオロメタンと単独で導任し、同様にして紫外
線照射を行った。
モトリフルオロメタンと単独で導任し、同様にして紫外
線照射を行った。
次に、紫外線照射処理されたポＩＪエチレンシートと処
理されていないシートについて製品科学研究所方式の圧
力法に従って４０ｏ０におけるガソリンの透過系数を測
定し結果を第１表に示した。
理されていないシートについて製品科学研究所方式の圧
力法に従って４０ｏ０におけるガソリンの透過系数を測
定し結果を第１表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ オレフイン系樹脂成型体をフツ化炭化水素系化合物
と臭化フツ化炭化水素系化合物の共存雰囲気で紫外線照
射処理することを特徴とする流体遮断性のすぐれた成型
体の製造方法。 ２ フツ化炭化水素系化合物と臭化フツ化炭化水素系化
合物との比率がモル比で５：９５〜７５：２５である特
許請求の範囲第１項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4838479A JPS6014772B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 流体遮断性のすぐれた成型体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4838479A JPS6014772B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 流体遮断性のすぐれた成型体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55139432A JPS55139432A (en) | 1980-10-31 |
| JPS6014772B2 true JPS6014772B2 (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=12801805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4838479A Expired JPS6014772B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 流体遮断性のすぐれた成型体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014772B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-19 JP JP4838479A patent/JPS6014772B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55139432A (en) | 1980-10-31 |
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