JPS6014582Y2 - 金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品 - Google Patents
金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品Info
- Publication number
- JPS6014582Y2 JPS6014582Y2 JP9660978U JP9660978U JPS6014582Y2 JP S6014582 Y2 JPS6014582 Y2 JP S6014582Y2 JP 9660978 U JP9660978 U JP 9660978U JP 9660978 U JP9660978 U JP 9660978U JP S6014582 Y2 JPS6014582 Y2 JP S6014582Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interference film
- synthetic resin
- undercoat
- main body
- metal transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、表面に金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製
製品に関するもので、装飾効果の高い合成樹脂製製品を
得ることを目的としたものである。
製品に関するもので、装飾効果の高い合成樹脂製製品を
得ることを目的としたものである。
合成樹脂製製品の装飾方法としては種々の方法が現在使
用されているが、これら多くの装飾手段のうち金属を使
用したものが最もその装飾効果が優れている。
用されているが、これら多くの装飾手段のうち金属を使
用したものが最もその装飾効果が優れている。
この金属装飾の場合、装飾は使用される金属特有の装飾
効果だけによって製品全体の装飾を行うため、発揮され
る装飾態様は単一であり、他の変化した装飾態様を得る
ことができなかった。
効果だけによって製品全体の装飾を行うため、発揮され
る装飾態様は単一であり、他の変化した装飾態様を得る
ことができなかった。
特に、金属を使用した装飾の場合、透明感とか立体感を
出すことができず、もっばら輝きによる装飾効果しか得
られないので、どうしても装飾効果が単調となり勝ちで
あった。
出すことができず、もっばら輝きによる装飾効果しか得
られないので、どうしても装飾効果が単調となり勝ちで
あった。
本考案は、上記した従来例における不満点を満たすべく
全く新しい金属による装飾効果を得るべく考案されたも
ので、金属感すなわち光輝性を有すると共に透明な金属
製干渉膜を合成樹脂製製品の表面に形威したものである
。
全く新しい金属による装飾効果を得るべく考案されたも
ので、金属感すなわち光輝性を有すると共に透明な金属
製干渉膜を合成樹脂製製品の表面に形威したものである
。
次に本考案の一実施例を図面に従って説明する。
本考案は、適当な合成樹脂材料により成形された本体1
の表面に、アクリル系、ビニール系、エポキシ系、ウレ
タン系またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコーティン
グして60〜90〔℃〕雰囲気内で乾燥してアンダーコ
ート2を形威し、このアンダーコート2の表面に、窒素
雰囲気内でチタンをターゲットとしてスパッタリングを
行なって、窒化チタンの薄膜である干渉膜3を成形し、
さらにこの干渉膜3を被覆すべく、この干渉膜3上に、
アクリル系、ビニール系、エポキシ系、ポリウレタン系
またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコーティングして
トップコート4を成形して構成されている。
の表面に、アクリル系、ビニール系、エポキシ系、ウレ
タン系またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコーティン
グして60〜90〔℃〕雰囲気内で乾燥してアンダーコ
ート2を形威し、このアンダーコート2の表面に、窒素
雰囲気内でチタンをターゲットとしてスパッタリングを
行なって、窒化チタンの薄膜である干渉膜3を成形し、
さらにこの干渉膜3を被覆すべく、この干渉膜3上に、
アクリル系、ビニール系、エポキシ系、ポリウレタン系
またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコーティングして
トップコート4を成形して構成されている。
すでに所定形状に成形された本体1は、その威形材料、
形状、色合等が限定されるものではないが、装飾効果の
目的からして、キャップとかコンパクト容器とかの比較
的高価なものへの利用が考えられることから、本体から
して硬質合成樹脂製の場合が多い。
形状、色合等が限定されるものではないが、装飾効果の
目的からして、キャップとかコンパクト容器とかの比較
的高価なものへの利用が考えられることから、本体から
して硬質合成樹脂製の場合が多い。
この所定形状に成形された本体1の表面を、例えばグイ
フロン等を使用して良く洗滌し、そして乾燥しておく。
フロン等を使用して良く洗滌し、そして乾燥しておく。
この洗滌されかつ乾燥された本体1の表面にアンダーコ
ート2を被覆形成するのであるが、この場合、前記した
合成樹脂塗料をコーティングした後90〜12紛間の間
60〜90 (℃)の温度雰囲気内に安置することによ
って、この成形されるアンダーコート2は本体1に焼付
けられた状態となり、これによってアンダーコート2の
本体1への結合はより強力なものとなる。
ート2を被覆形成するのであるが、この場合、前記した
合成樹脂塗料をコーティングした後90〜12紛間の間
60〜90 (℃)の温度雰囲気内に安置することによ
って、この成形されるアンダーコート2は本体1に焼付
けられた状態となり、これによってアンダーコート2の
本体1への結合はより強力なものとなる。
この表面にアンダーコート2を施した本体1を窒素雰囲
気内に安置し、チタンをターゲットとして、5 X 1
0−3〜5 X 10−’ (真空度Torr)条件下
でスパッタリングして、アンダーコート2表面上に窒化
チタンの干渉膜3を被覆形成する。
気内に安置し、チタンをターゲットとして、5 X 1
0−3〜5 X 10−’ (真空度Torr)条件下
でスパッタリングして、アンダーコート2表面上に窒化
チタンの干渉膜3を被覆形成する。
更に、この干渉膜3の表面に前記した樹脂塗料をコーテ
ィングし、60〜90〔℃〕の温度雰囲気内に90〜1
2紛間安置してトップコート4を焼付は状態で被覆形成
する。
ィングし、60〜90〔℃〕の温度雰囲気内に90〜1
2紛間安置してトップコート4を焼付は状態で被覆形成
する。
干渉膜3を形成する窒化チタンは光輝性を有すると共に
透明であり、さらにパールがかった外観を有するもので
あるため、本考案による製品の外観は、この窒化チタン
のもつ外観をそのまま装飾効果としたものとなり、この
ため、透明であるが光輝性をもった表面となると同時に
光の微妙な干渉効果を発揮し、かつ全体的にパール感の
輝きをもつ極めて優れた装飾効果を発揮することになる
。
透明であり、さらにパールがかった外観を有するもので
あるため、本考案による製品の外観は、この窒化チタン
のもつ外観をそのまま装飾効果としたものとなり、この
ため、透明であるが光輝性をもった表面となると同時に
光の微妙な干渉効果を発揮し、かつ全体的にパール感の
輝きをもつ極めて優れた装飾効果を発揮することになる
。
また、アンダーコート2およびトップコート4共に一種
の焼付けにより成形されるので、本体1への結合強度は
極めて強固なものとなり、これによって干渉膜3は、ア
ンダーコート2およヒトツブコート4と一体となって本
体1に結合されることになる。
の焼付けにより成形されるので、本体1への結合強度は
極めて強固なものとなり、これによって干渉膜3は、ア
ンダーコート2およヒトツブコート4と一体となって本
体1に結合されることになる。
それゆえ、一般に母体ヘリ付着力の弱いとされていたス
パッタリング層である干渉膜3の本体1への付着力は極
めて強力なものとなり、これにより剥離現象の起る恐れ
は全くない。
パッタリング層である干渉膜3の本体1への付着力は極
めて強力なものとなり、これにより剥離現象の起る恐れ
は全くない。
さらに、トップコート4は焼付けによって成形されるも
のであるから、本体1への付着力が強大であると共に耐
摩耗性および耐衝撃性に強く、このため干渉膜3を機械
的に充分に保護することができる。
のであるから、本体1への付着力が強大であると共に耐
摩耗性および耐衝撃性に強く、このため干渉膜3を機械
的に充分に保護することができる。
以上の説明から明らかな如く、本考案は、全く新しい好
ましい装飾効果を得ることができ、また機械的に弱くか
つ本体1への付着力の弱いスパッタリング層である干渉
膜3を充分に保護すると共に本体1に強固に付着固定さ
せることができ、さらにスパッタリング法を利用してい
るので操作が簡単であると共に材料費が割安となる等多
くの優れた作用効果を有するものである。
ましい装飾効果を得ることができ、また機械的に弱くか
つ本体1への付着力の弱いスパッタリング層である干渉
膜3を充分に保護すると共に本体1に強固に付着固定さ
せることができ、さらにスパッタリング法を利用してい
るので操作が簡単であると共に材料費が割安となる等多
くの優れた作用効果を有するものである。
図面は、本考案における製品の要部拡大断面図である。
符号の説明1:本体、2:アンダーコート、3:干渉膜
、4ニドツブコート。
、4ニドツブコート。
Claims (1)
- 合成樹脂製製品の本体1の良く洗滌されて乾燥した表面
に、アクリル系、ビニール系、エポキシ系、ポリウレタ
ン系またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコーティング
して成形されたアンダーコート2と、窒素雰囲気内でチ
タンをスパッタリングして成形される窒化チタン膜であ
る干渉膜3と、アクリル系、ビニール系、エポキシ系、
ポリウレタン系またはそれぞれの変性した樹脂塗料をコ
ーティングして成形されたトップコート4とを順に積層
成形して成る金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9660978U JPS6014582Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9660978U JPS6014582Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5513066U JPS5513066U (ja) | 1980-01-28 |
JPS6014582Y2 true JPS6014582Y2 (ja) | 1985-05-09 |
Family
ID=29030652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9660978U Expired JPS6014582Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | 金属製透明干渉膜を有する合成樹脂製製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014582Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62142552U (ja) * | 1986-03-01 | 1987-09-08 | ||
JP6689709B2 (ja) * | 2016-08-12 | 2020-04-28 | 小島プレス工業株式会社 | 加飾樹脂成形品 |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP9660978U patent/JPS6014582Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5513066U (ja) | 1980-01-28 |
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