JPS60145819A - 複合成形体の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は２種以上のプラスチックが接合状態でもって
一つの成形体をなしている複合成形体の製造法、一層詳
しくは、コ種以上のプラスチックが接合状態で一つの板
状成形体をなし、しかもその板状体の一方の板面又は画
板面に２種以上のプラスチックが現われているｆｄｓ＼
る成形体を射出成形によって製造する方法に係わるもの
である。

２種以上のプラスチックが接合状態をもって一つの成形
体をなしている複合成形体は、このものに繰返し応力が
加えられない場合には特に問題にならないが、繰返し応
力が加えられる成形品の場合には接合箇所で剥離を起す
不都合がある。このような成形体において、一方のプラ
スチック部分内部に他方のプラスチック部分からアンカ
ーを挿入する方法が試みられているが、か＼る方法は成
形が繁雑になる欠点がある。

本発明はか＼る欠点がなく、操作が簡単で、しかも繰返
し応力が加えられても剥離とか分離することのない複合
成形体を製造する方法を提供することを目的とするもの
であって、その要旨とするところは実質上、板状をなし
、コ種以上のプラスチックからなる複合成形体であって
その板状の成形体の一方の板面又は両板面に複合すべき
コ種以上のプラスチックが現われている複合成形体を射
出成形する方法において、上記２種以上のグラスチック
成形部分の接触部に、射出成形金型のゲートからのプラ
スチック注入方向に対し、直角をなす接触面又は傾斜す
る接触面を形成させて成形を行なうことを特徴とする複
合成形体の製造法に存する。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明は繰返し応力を加えられても剥離などを起さない
板状の複合成形体を製造する方法であって、例えば第７
図に示すような靴底の製造に適するものである。第２図
は第１図のｎ−ｔ＋線における断面略図を示すものであ
って、図中、／は一方のプラスチック部分、λはｌとは
異なる種類のグラスチック部分であシ、３は靴底の踵部
分である。

本発明者等は、さきにスパイクシューズ用靴底として、
スパイク鋲の鋲受部を、鋲受部ｕ外の靴底面よりも硬度
の高い樹脂で構成させることにより、鋲の突き当てを軽
減する発りＪ（特願昭Ｓ　Ａ　−／　７　＆　９０．７
号）をなしたが、本発明はか＼る靴底を製造するのＫ特
に好適である。

このような靴底の場合、例えば第１図、第一図中、−コ
で示すプラスチック部分及び／で示すプラスチック部分
としてはいずれも熱可塑性ポリウレタン樹脂とＡＢＳ樹
脂のブレンド品を用い、但し、λで示すグラスチック部
分のブレンドとしては／のそれよシもＡＢＳ樹脂の混合
比を大きくし、硬度を高くシタもの゛を用いる。

このように本発明における２種以上のプラスチックの組
合わせというのは、同一種のプラスチックのブレンド品
において、ブレンド割合ヲ変えたものでもよく、その他
、物質として異なるプラスチック、例えば熱可塑性ポリ
ウレタンとＡＢ　Ｓ　樹脂、熱可塑性ポリウレタンと軟
質塩化ビニル樹脂、ナイロンニジストマーとエチレン−
フロピレンエラストマーとの組合せ、或いはプラスチッ
ク自体は同じであるが、色を異にしたものの組合わせ、
プラスチック自体は同じで、充填材の有無の組合わせな
どのように広義の異種グラスチック組合わせをいうもの
である。

しかしながら、物質自体を異にするグラスチックである
。

本発明ではか＼る組合せからなるグラスチックから複合
成形体を射出成形するに当り、２種以上のプラスチック
成形部分の接触部に射出成形金型のゲートからのプラス
チック注入方向に対し、直角をなす接触面又は傾斜する
接触面が生ずるようにする。即ち、第２図について説明
すると、先ずプラスチック部分／で示す形状の成形体を
予め作っておき、第２図に示す成形体全体の形状のキャ
ビティを有する金型に上記プラスチック部分／を入れ、
次いで矢印入方向にプラスチック部分λを形成させるプ
ラスチックを注入する。この場合、プラスチック部分／
とλとの接触面としては、上記矢印Ａに対して直角をな
す接触面りを予め作っておくのである。

このようにして成形された成形体は繰返し応力に対し優
れた削性を有するものである。

第３図は本発明方法によって製造される別の成形体の例
を示す断面略図、第１図は第３図に示すものの底面図、
第Ｓ図、第６図及び第７図はそれぞれ更に別の成形体の
例の断面略図である。図中、’Ａｓ　／　１）、　／　
ｃ及び／ｄは一方のプラスチック部分１．２ａ、Ｊｂ、
、２ｃ及びコｄは他方のプラスチック部分、９ａ、４（
ｂ、Ｑｃ及び１ＩｄＨプラスチツク注入方向に対し、直
角又は傾斜している接触面である。

接触面’ｉ’、　ｑａ、９ｂ％４ｃ及び＜ｃａは成形金
型のゲートからのプラスチック注入方向に対し、直角方
向をなす面であってもよく、または第６図のｌｌｃのよ
うに傾斜する面であってもよい。この傾斜角度は過度に
大きくなると繰返し応力に対する耐剥離強度が小さくな
るので、りＳ°以下、好ましくは３００以下、一層好ま
しくは／　５’以下とするのがよい。

以上のようにして本発明方法によって得られた複合成形
体は繰返し応力を受けても剥離を起すことがなく、また
操作が繁雑でなく、生産コストも少くてすみ、工業的に
極めてイｊ為４ｇ：に富むものである。

実施例 第７図に示す構造の複合成形体を射出成形によって製造
し、ＪＩＳＫ　ｌ、、３ｏノの屈曲試験（室戸ＩＪち図
中、ｌで示す長さは７　ｍＭとし、その他の寸法１ｄＪ
’ｌＢ　Ｋ　ｌ、３０／屈曲試験の規定に従った。

第７図／ｄのプラスチックとしては熱可塑性ウレタン樹
脂とＡＢＳ樹脂の９＝７ブレンド（ＪＩＳＫｂＪＯ／に
規定するゴム硬度測定法による硬度９０度）を用い、こ
の／ｄの形状のものを予め成形し、これを第７図全体の
形状のキャビティを有する金型に入れ、２ｄ部分のプラ
スチックを矢印Ａ方向から注入し射出成形する。２ｄの
プラスチックとしては熱可塑性ウレタン樹脂とＡＢＳ樹
脂とのｇ：２ブレンド（Ｊ工Ｓ　Ｋ　１３０／による硬
度９５度）を用いた。

これと比較するため第５図に示す構造の複合成形体を製
造した。Ｓで示すプラスチック部分の素材としては上記
本発明方法に用いた／ｄのプラスチックと同じもの、ま
た６で用いたプラスチックは同様２ｄのプラスチックを
用い、上記本発明の場合と同様にして射出成形した。

上記本発明実施例の成形体及び比較例の成形体それぞれ
数個のサンプルについてＪ工Ｓ　Ｋｌ、３０／に規定す
る屈曲試験を行ったところ、比較例のものはいずれも１
ｏｏｏ回以下の屈曲で剥離したが、本発明の実施例のも
のはいずれも１０万回の屈曲で剥離が起らなかった。

以上説明し、図面に示したところは本発明の理解を助け
るための代表的例示に係わるものであり、本発明はこれ
ら例示に制限されることなく、発明の要旨内でその他の
変更例、変形例をとることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法によって得られる成形体の一例の底
血路図、第２図は第１図ｎ−ｕ、１ｊｊ！における断面
略図、第３図は本発明方法によって得られる成形体の別
の例の断面略図、第９図は第３図に示すものの底面図、
第５．６及び７図は本発明方法によって得られる更に別
の例の断面略図、第５図は比較例の断面略図である。 図中、／、／ａ、／ｂ、／ｃ、／ｄは本発明による複合
成形体の一方のプラスチック部分、コ、！ａ％、２ｂ、
２ｃ、、２ｄ、ｕ本発明による複合成形体の他のプラス
チック部分である。 出　願　人　株式会社モジヵ 篇）図 １ 纂２品 第４図 第５図 第　ｂ図 第７図 ハ 葛８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 実質上、板状をなし、２種以上のプラスチックからなる
   複合成形体であって、その板状の成形体の一方の板面又
   は画板面に複合すべき２種以上のプラスチックが現われ
   ている複合成形体を射出成形する方法において、上記２
   種以上のグラスチック成形部分の接触部に、射出成形金
   型のゲートからのプラスチック注入方向に対し、直角を
   なす接触面又は傾斜する接触面を形成させて成形を行な
   うことを特徴とする複合成形体の製造法。