JPS60145452A

JPS60145452A - ガスエンジン用ミキサ

Info

Publication number: JPS60145452A
Application number: JP59000655A
Authority: JP
Inventors: Fumio Nakano; 文雄中野
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1984-01-06
Filing date: 1984-01-06
Publication date: 1985-07-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】イ、産業上の利用分野本発明は、ガスエンジン用ミキサに関し、特に、複数種
類のガスを燃料として使用する場合に好適なものに関す
る。

口、従来技術従来のガスエンジン用ミキサは、一種類のガスのみを使
用するように構成されている（たとえば、特公昭３８−
３８５１号公報参照）。

ハ１発明が解決しようとする問題点〈発明の目的）゛　
しかじ、ガスエンジンの運転中に使用するガスの種類を
変更する必要が生じた場合、一種類のガスのみを使用す
るように構成されている従来のミキサにあっては、使用
ガス変更後、ガスエンジンにおいて始動不良、出力低下
、燃費悪化等の不具合を招来させてしまうという問題点
がある。

本発明の目的は、使用するガスの種類が変更された場合
でもガスエンジンにおいて良好な運転を維持させること
ができるガスエンジン用ミキサを提供することにある。

二０問題点を解決するための手段（発明の構成）前記目
的を達成するため、本発明は、ガス供給路に複数のメー
タリング弁を設け、使用するガスの種類が変更された場
合にメータリング弁の使用態様を切り換えることにより
、変更後のガスに応じた制御を行えるようにしたもので
ある。

ホ、実施例第１図は本発明の一実施例であるガスエンジン用ミキサ
を使用したガス供給系を示す概略系統図、第２図はその
ガスエンジン用ミキサを示す縦断面図である。

本実施例において、ガス供給系は、ガスエンジン１の常
用燃料としての都市ガスを供給する供給源（図示せず）
に接続された都市ガス供給路２と、ガスエンジン１の非
常用燃料としてのプロパン、ブタン等を主成分とするＬ
ＰＧ　（液化石油ガス）を液化して貯留しているＬＰＧ
タンク４に接続されたＬＰＧ供給路３とを備えている。

両供給路２．３には元栓５．６がそれぞれ介設されてお
り、元栓５．６はコントローラ７に接続されている。Ｌ
ＰＧ供給路３には気化器８が介設されており、この供給
路３は都市ガス供給路２と合流してミキサｌＯに接続さ
れている。

このガスエンジン用ミキサ１０はガスエンジン１の吸気
管９に連通された吸気路１１を備えている。この吸気路
１１には、都市ガス供給路２とＬＰＧ供給路３とが合流
されてなるガス供給路１２が挿入されており、吸気路１
１内におけるガス供給路１２の吹出口部には、都市ガス
制御用のメータリング弁（以下、常用弁という。）１３
Ａと、ＬＰＧ制御用のメータリング弁（以下、非常用弁
という。）１３Ｂとがそれぞれ設けられている。

常用弁１３Ａは、ガス供給路１２の吹出口部に開設され
た弁口１４Ａと、弁口１４Ａに対して進退し開口面積を
変更制御するニードルバルブ１５Ａと、ニードルバルブ
１５Ａを保持し吸気路１１の圧力値に追従して進退する
ダイヤフラム１６Ａと、ダイヤフラム１６Ａを弁口１４
Ａ方向に付勢するスプリング１７Ａと、スプリング１７
Ａの一端を支持し通電時にこれを弁口１４Ａ方向に押す
電磁プランジャ機構等からなり前記コントローラ７に接
続されているブツシャ１８Ａとを備えている。

同様に、非常用弁１３Ｂも、弁口１４Ｂ、ニードルバル
ブ１５Ｂ１ダイヤフラム１６Ｂ１スプリング１７Ｂ、ブ
ツシャ１８Ｂを備えているが、常用弁１３Ａとは相異な
るメータリング制御を行うように、弁口の開口面積、ニ
ードルバルブの絞り部の形状、ダイヤフラムの圧力応答
性、スプリングのばね特性等を適当に設定されている。

また、ブツシャ１８Ｂは非通電時に伸長（前進）し、通
電時に短縮（後退）するように構成されている。

なお、第２図中、１９は混合気流量調整弁、２０はガス
量調整弁である。

次に、作用を説明する。

平常時、都市ガス供給路２の元栓５は開かれ、ＬＰＧ供
給路３の元栓６は閉じられている。このとき、非常用弁
１３Ｂにおけるブツシャ１８Ｂは伸長してバルブスプリ
ング１７Ｂを弁口１４Ｂの方向に押し、ニードルバルブ
１５Ｂおよびダイヤフラム１６Ｂにより弁口１４Ｂを閉
塞させている。

したがって、都市ガスはミキサｌＯのガス供給路１２に
流れると、常用弁１３Ａにおける弁口１４Ａから吸気路
１１内に流れ込む。このとき、都市ガスの流量は、混合
気流量調整弁１９によって操縦されるエンジン１の運転
状況に適応するように常用弁１３Ａにより制御される。

すなわち、常用弁１３Ａにおけるダイヤフラム１６Ａは
、エンジン１の運転状況に即応する吸気路１１の内圧に
追従して進退し、ニードルバルブ。１５Ａの弁口１４Ａ
に対する絞り位置を制御せしめる。ニードルバルブ１５
Ａはその位置に応じて弁口１４Ａの開口面積を制御する
。この開口面積に応じた流量の都市ガスが弁口１４Ａか
ら吸い出されてエンジン１に供給されるわけである。

災害発生等により都市ガスの供給が停止された場合、元
栓５が閉じられ、ＬＰＧ供給路３における元栓６が開か
れると、常用弁１３Ａにおけるブツシャ１８Ａが伸長し
てスプリング１７Ａを押しニードルバルブ１５Ａおよび
ダイヤフラム１６Ａにより弁口１４Ａを閉じる。同時に
、非常用弁１３Ｂにおけるブツシャ１８Ｂが短縮してス
プリング１７Ｂを伸長させニードルバルブ１５Ｂおよび
ダイヤフラム１６Ｂを作動可能状態に移行させる。

これに伴って、タンク４内のＬＰＧはＬＰＧ供給路３に
導出され、気化器８で効果的に気化される。ＬＰＧはミ
キサ１０のガス供給路１２に流れると、非常用弁１３Ｂ
における弁口１４Ｂから吸気路１１内に流れ込む。この
とき、ＬＰＧの流量は、エンジン１の運転状況に適応す
るように非常用弁１３Ｂにより制御されるが、この制御
状態は、ＬＰＧが都市ガスとガスカロリー等の点で異な
るため、都市ガスについての制御状態と相違させる必要
がある。この要求に応じ得るように、都市ガス用の常用
弁１３Ａとは別にＬＰＧ用の非常用弁１３Ｂが設けられ
ているのであり、非常用弁１３Ｂの各構成部はこの要求
を満足するようにあらかじめ設定されているのである。

本実施例によれば、ガスエンジン用ミキサにおいて都市
ガス用のメータリング弁とは別に、ＬＰＧ用のメータリ
ング弁を設けたので、非常時等において都市ガスからＬ
ＰＧに切り換えられた場合でも、ＬＰＧに対応したメー
タリング制御が行われることになり、ガスエンジンにお
いて、始動不良、出力低下、燃費悪化等の不具合を招来
することなく、ガスエンジンの性能を十分発揮させるこ
とができる。

都市ガスとＬＰＧとのいずれによっても単一のガスエン
ジンを正常に運転させることができるため、ＬＰＧで運
転させる非常時専用のガスエンジンを常用エンジンと別
に設備しなくて済むことになり、二重設備投資が回避で
き、ガスエンジンの普及が促進できる。

なお、本発明は前記実施例に限定させるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。

たとえば、使用するガスは都市ガスおよびＬＰＧに限ら
れない。

メータリング弁の構造、数、制御方式等は前記実施例に
限定されない。

前記実施例ではメータリング制御特性の相異なる複数の
メータリング弁を設けた場合につき説明したが、同一特
性のものを複数段けその作動させる数を変更することに
より、ガスの種類の変更に対応するようにしてもよい。

へ、効果本発明によれば、ガスエンジンに対し複数種類のガスを
それらガスの性質に応じたメータリング制御を行って適
宜供給することができるため、ガスの種類にかかわらず
、ガスエンジンを常に適正に運転させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるガスエンジン用ミキサ
を使用したガス供給系を示す系統図、第２図はそのガス
エンジン用ミキサを示す縦断面図である。１・・・ガスエンジン、２・・・都市ガス供給路、３・
・・Ｌ　Ｐ　Ｇ供給路、４・・・ＬＰＧタンク、５．６
・・・元栓、７・・・コントローラ、８・・・気化器、
９・・・吸気管、１０・・・ミキサ、１１・・・吸気路
、１２・・・ガス供給路、１３Ａ、１３Ｂ・・・メータ
リング弁、１４Ａ。１４Ｂ・・・弁口、１５Ａ、１５Ｂ・・・ニードルバル
ブ、１６Ａ、１６Ｂ・・・ダイヤフラム、１７Ａ、１７
Ｂ・・・スプリング、１８Ａ、１８Ｂ・・・ブツシャ。特許出願人　ヤンマーディーゼル株式会社代理人　弁理
士　筒　井　大　和

Claims

【特許請求の範囲】

ガスエンジンの吸気口に連通される吸気路にガス供給路
が臨まされ、このガス供給路に複数のメータリング弁が
設けられ、これらメータリング弁は供給されるガスに応
じて使用されるように構成されていることを特徴とする
ガスエンジン用ミキサ。