JPS60145336A - 銅の回収方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化銅粉から銅を回収する方法並にその装置の
改良に関するものである。

従来酸゛化銅粉は乾燥した後、再溶解せしめ溶湯状態に
おいて、これを還元しなるべく酸化成分の低い酸化銅と
した後、純銅と混合してアノードとして使用しているも
のである。然しなからこの方法は乾燥工程、溶解工程及
び還元工程の如く複雑な処理によるものであると共に莫
大なエネルギーを必要とするためコストが高くなるもの
であった。

なお上記の酸化銅は銅製品の装造工程と一貫して連続的
に操業することなく別工場又は別工程により行われてい
るものである。

本発明はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、酸化
銅粉を連続工程によって短時間に銅製品用銅として回収
する方法及び装置を提供せんとするものである。即ち本
発明の回収方法は酸化銅供給口及び還元炎用噴出口を取
付けた還元炉の該酸化銅供給口から酸化銅粉を投入しつ
つ該還元炎用噴出口から常圧又は加圧の還元性フレーム
を該酸化銅粉に吹付けて該酸化銅粉の表皮を還元すると
共に溶融せしめて還元溶鋼となした後、該還元炉に直結
し且つシャフト炉によシ溶解した高純度溶銅を導入せる
溶銅樋内に上記還元溶鋼を併流せしめて混合し、鋳造装
置により鋳造することを特徴とするものである。

又回収装置としては一端に酸化銅粉を投入する酸化銅供
給口と、還元性フレームを噴出せしめる還元炎用噴出口
とを、該還元性フレームにて酸化銅粉を加熱し溶融しう
る位置に設けた還元炉の他端に予めシャフト炉によりえ
た高純度溶鋼を導入せしめる溶鋼流入口を設けた溶鋼樋
を取付けたことを特徴とするものである。

本発明方法において酸化銅粉の品質については特に限定
するものではないが、酸化銅粉中に酸素量が多いもの例
えば酸素量が１５％程度含有せるものはタフピッチ銅に
還元し難く、酸素量の少いもの例えば酸素量が３０００
ｐｐｍ程度含有せるものはほとんどタフピッチ銅に近く
還元されるものである。なお酸化銅粉の粒度については
細粉化することにより還元効率が向上する。

又本発明方法における還元性フレームとしては、がス体
例えばＬＰＧと空気との混合がスを使用するものである
。この還元性フレームは常圧でもよいが、加圧状態例え
ば０．０５〜０゜１ｋｇ／ｃｒｎ２程度にして酸化銅粉
に吹付けることによシ、この両者が還元炉内にて攪乱し
還元性フレームと酸化銅粉とは均一化され酸化銅粉の表
皮を効率よく且つ十分に還元せしめることが出来る。

又本発明方法において溶鋼樋内に還元炉にて還元された
溶鋼（還元溶鋼という）とシャフト炉により溶融せしめ
た高純度溶鋼とを併流せしめる理由は、酸化銅粉を還元
するも上記の如く高純度鋼をうろことが出来難いため、
この還元溶鋼のみでは鋳造するも銅製品として使用出来
難い場合、その目的に応じて高純度溶鋼中に所定量の還
元浴＃Ｉを混合して使用するためである。

次に本発明方法の実施例を図面の装置によシ説明する。

実施例 一端に還元用フレーム３を噴出する還元炎用噴出口２を
取付け、この近傍に該フレームに直交してホラ／ｆ　５
酸化銅粉６を投入する酸化銅供給口４を設けた円筒状還
元炉１を該噴出口２が高くなるように傾斜せしめ、その
他端に溶銅樋７を取付ける。この溶鋼樋７にはシャフト
炉（図示せず）によりえた高純度溶銅８を導入せしめる
ための溶鋼流入口９を設けているものである。

而して酸化銅供給口２にホッノ臂５を取付け、該ホッノ
ヤ内に酸化銅粉（酸素量７０００　ｐｐｍ　、平均粒度
５００ミクロン）５を充填し、還元炉１内に１．５〜２
．０　ｋｇ／ｍｉｎの条件にて投入する。一方！タンガ
スと空気との混合がスフレーム３を混合ガス中の水素１
．５〜２．５％の条件にて噴出せしめて該酸化銅粉５に
吹付けた。

なおフレームと酸化銅粉とは約３０ｃｔｎ程度離間せし
めているものである。

５− 酸化銅粉はガスフレームによって約１２００℃程度とな
り、その表皮は還元されつつ溶融し、該還元炉の内壁を
云って降下し溶銅樋へと流出に流入せしめ、上記の還元
溶鋼と混合し、この混合溶鋼を鋳造装置に送り鋳造して
銅インゴットをうるものである。

斯くして本発明方法によりえた銅インゴットについてそ
の酸素量を測定した結果、５００〜７００　ｐｐｍであ
ｐ１著しく酸素量が減少し純銅化していることを示した
。

以上詳述した如く本発明によれば簡単な工程並に低エネ
ルギによって酸化銅粉よｐ銅を効率よく回収しうると共
に鋳造等の後工程の操業を連続して行いうる等顕著な効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明において銅を回収するだめの装置の１例を
示す概略説明図である。 １・・・還元炉、２・・・還元性フレーム供給口、６一 ３・・・還元性フレーム、４・・・酸化銅粉供給口、６
・・・酸化銅粉、７・・・溶銅樋。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦７− ○

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）酸化銅供給口及び還元炎用噴出口を取付けに還元
   炉の該酸化銅供給口から酸化銅粉を投入しつつ、該還元
   炎用噴出口から常圧又は加圧せる還元性フレームを該酸
   化銅粉に吹付けて該酸化銅粉の表皮を還元すると共に溶
   融せしめて還元溶鋼となした後、該還元炉に直結し且つ
   シャフト炉により溶融せしめた高純度溶銅を導入せる溶
   銅樋内に上記還元溶鋼を併流せしめて混合し、鋳造装置
   によシ鋳造することを特徴とする銅の回収方法。
2. （２）一端に酸化銅粉を投入する酸化銅供給口と、還元
   性フレームを噴出せしめる還元炎用噴出口とを、該還元
   性フレームにて酸化銅粉を加熱し溶融しうる位置に設け
   た還元炉の他端に予めシャフト炉等によりえた高純度溶
   銅を導入せしめる溶鋼流入口を設けた浴銅樋を取付けた
   ことを特徴とする銅の回収装置。