JPS60144254A - 紙搬送ベルト - Google Patents
紙搬送ベルトInfo
- Publication number
- JPS60144254A JPS60144254A JP59000170A JP17084A JPS60144254A JP S60144254 A JPS60144254 A JP S60144254A JP 59000170 A JP59000170 A JP 59000170A JP 17084 A JP17084 A JP 17084A JP S60144254 A JPS60144254 A JP S60144254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- paper
- paper conveying
- rubber
- conveying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
- B65H5/02—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by belts or chains, e.g. between belts or chains
- B65H5/021—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by belts or chains, e.g. between belts or chains by belts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はエンドレスのゴムベルトからなる紙搬送ベルト
、特に詳しくはガラス等からなる紙搬送面上に該搬送面
と摺動するように配設され、搬送面とベルトとの間に挿
入された紙を摩擦力によって保持して搬送する紙搬送ベ
ルトに関するものである。
、特に詳しくはガラス等からなる紙搬送面上に該搬送面
と摺動するように配設され、搬送面とベルトとの間に挿
入された紙を摩擦力によって保持して搬送する紙搬送ベ
ルトに関するものである。
（従来技術）
電子写真法による電子複写機等、多くの複写機において
は一般に、原稿をプラテンガラス上に載置し、プラテン
ガラス越しに原稿表面を照明し、露光光学系によって該
原稿の反射像を感光体上に結像、露光するようになって
いる。そして最近では、プラテンガラス表面に沿って移
動するエンドレスのゴムベル１〜を設け、該ベルトとプ
ラテンガラスの間に挿入された原稿をこのベルトによっ
て自動的に露光位置まで送り、露光後自動的に排出する
ようにした複写機も提供されている。
は一般に、原稿をプラテンガラス上に載置し、プラテン
ガラス越しに原稿表面を照明し、露光光学系によって該
原稿の反射像を感光体上に結像、露光するようになって
いる。そして最近では、プラテンガラス表面に沿って移
動するエンドレスのゴムベル１〜を設け、該ベルトとプ
ラテンガラスの間に挿入された原稿をこのベルトによっ
て自動的に露光位置まで送り、露光後自動的に排出する
ようにした複写機も提供されている。
上記のような原稿搬送ベルトは、ゴム素材を成型過程で
環状にするか、あるいは成型後に両端を繋ぎ合せて環状
にしたエンドレスベルトから構成されるが、かかるベル
トは、表面の摩擦係数が原稿に対しては大きく、プラテ
ンガラスに対しては小さいことが要求される。
環状にするか、あるいは成型後に両端を繋ぎ合せて環状
にしたエンドレスベルトから構成されるが、かかるベル
トは、表面の摩擦係数が原稿に対しては大きく、プラテ
ンガラスに対しては小さいことが要求される。
つまり原稿に対してはプラテンとの摩擦に打ち勝ってこ
れを搬送するに充分な搬送力を付与しなければならず、
プラテンガラスに対しては、互いに接触する部位に静電
気が発生し送られて来る原稿の搬送を妨げたり、ベルト
表面の汚損を招くことが無いように摩擦係数が小さい程
良い。
れを搬送するに充分な搬送力を付与しなければならず、
プラテンガラスに対しては、互いに接触する部位に静電
気が発生し送られて来る原稿の搬送を妨げたり、ベルト
表面の汚損を招くことが無いように摩擦係数が小さい程
良い。
搬送ベルトの表面摩擦係数は材質、表面粗密形状によっ
て決められるが、実用上は表面粗密形状の改良がめられ
る。これはかがる搬送ベルトが白色かつ非常に抗摩擦で
あることを要求され使用可能な素材が限定されるからで
ある。
て決められるが、実用上は表面粗密形状の改良がめられ
る。これはかがる搬送ベルトが白色かつ非常に抗摩擦で
あることを要求され使用可能な素材が限定されるからで
ある。
ベルト表面を鏡面にするとガラス面と密着して不安定な
回転を繰返すいわゆるノッキング現象を起こし、円滑な
搬送が得られない。
回転を繰返すいわゆるノッキング現象を起こし、円滑な
搬送が得られない。
従来ベルト表面を成型後に研磨して表面を粗くしている
が、エンドレスベルト全長に亘って均一な面を形成する
ためには緻密な作業が必要であるとともに、粉塵が付着
して汚損を招いたり、使用過程で塵埃が発生する欠点が
ある。特に研磨による均一な粗面の形成は成型時にベル
トが波打ち状に歪むため極めて困難な作業を要する。
が、エンドレスベルト全長に亘って均一な面を形成する
ためには緻密な作業が必要であるとともに、粉塵が付着
して汚損を招いたり、使用過程で塵埃が発生する欠点が
ある。特に研磨による均一な粗面の形成は成型時にベル
トが波打ち状に歪むため極めて困難な作業を要する。
そこで本発明者は、ベルト成型時のプレス加硫の過程で
ベルト表面にメツシュ状の凹凸を形成する知見に基づい
て、まずプレス加硫の金型とベルトとの間に布を介在さ
せて粗面を形成することを試みたが、次の欠点があり採
用困難であった。
ベルト表面にメツシュ状の凹凸を形成する知見に基づい
て、まずプレス加硫の金型とベルトとの間に布を介在さ
せて粗面を形成することを試みたが、次の欠点があり採
用困難であった。
ゴム質材から成るベルトは加硫時に加熱するためメツシ
ュの細かい布を用いた場合にはベルトと′ゴムが一体化
して剥離することができず、むりやり剥離すれば表面を
破損してしまうことが判明した。
ュの細かい布を用いた場合にはベルトと′ゴムが一体化
して剥離することができず、むりやり剥離すれば表面を
破損してしまうことが判明した。
次にメツシュの粗い布を用いたが必然的にベルト表面の
凹凸が粗いものとなり、原稿に対しで滑って搬送ミスを
起こし、また表面凸部に集中して汚れが付着し複写時に
斑点状の模様が現れる欠点が判明した。加えてその製造
工程も煩雑で特に軟らかいベルトから布を剥離する工程
で細心の注意を要し不良品が続出する欠点も判明した。
凹凸が粗いものとなり、原稿に対しで滑って搬送ミスを
起こし、また表面凸部に集中して汚れが付着し複写時に
斑点状の模様が現れる欠点が判明した。加えてその製造
工程も煩雑で特に軟らかいベルトから布を剥離する工程
で細心の注意を要し不良品が続出する欠点も判明した。
（発明の目的）
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、搬送
ベルト表面の紙に対する摩擦係数が大きい一方、紙搬送
面に対する摩擦係数が小さく、しかも表面が汚れ難く、
またその製造も容易である紙搬送ベルトの提供をその目
的としている。
ベルト表面の紙に対する摩擦係数が大きい一方、紙搬送
面に対する摩擦係数が小さく、しかも表面が汚れ難く、
またその製造も容易である紙搬送ベルトの提供をその目
的としている。
（発明の構成）
かかる目的を達成するために本発明はゴムベルトの加硫
過程で該ベルトを、梨地加工された押圧面を有する加熱
体で押圧してベルト表面に均一なメツシュ状の凹凸を形
成したものであり、これによりベルト表面には、紙およ
び紙搬送面（前述のものにあってはプラテンカラス）に
対して最も好ましい凹凸を均一に形成することができ、
安定した紙搬送が得られる。
過程で該ベルトを、梨地加工された押圧面を有する加熱
体で押圧してベルト表面に均一なメツシュ状の凹凸を形
成したものであり、これによりベルト表面には、紙およ
び紙搬送面（前述のものにあってはプラテンカラス）に
対して最も好ましい凹凸を均一に形成することができ、
安定した紙搬送が得られる。
（実施例）
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
第１図は本発明の一実施例にＪ：る原稿搬送ベルトの製
造工程を示すものである。まずステップ１（図中８１と
表示。以下同様）において用意された例えば合成繊維な
どの原糸を、Ｓ２においてエンドレス（筒状）の布地に
製織する。本実施例の原稿搬送ベルトは一例として内周
長Ｌ＝１０７４゜５＋ｎｍ、幅Ｗ＝３０８ｍｎ＋に形成
され（第３図参照）、複写機の原稿搬送用に用いられる
ものであり、上記布地は内周長１０７５〜１０７８ａ＋
＋ｍの範囲に設定され、Ｓ３において幅４１５ｍｍに裁
断される。
造工程を示すものである。まずステップ１（図中８１と
表示。以下同様）において用意された例えば合成繊維な
どの原糸を、Ｓ２においてエンドレス（筒状）の布地に
製織する。本実施例の原稿搬送ベルトは一例として内周
長Ｌ＝１０７４゜５＋ｎｍ、幅Ｗ＝３０８ｍｎ＋に形成
され（第３図参照）、複写機の原稿搬送用に用いられる
ものであり、上記布地は内周長１０７５〜１０７８ａ＋
＋ｍの範囲に設定され、Ｓ３において幅４１５ｍｍに裁
断される。
上記布地とは別に、Ｓ４において用意されたウレタン等
のベルトゴム材料に溶剤を加えて溶解し、この溶液にチ
タン白粉、紫外線吸収剤、静電防止剤を添加して撹拌し
、粘度６０００〜８０００Ｃｐｓのコーテイング液を調
製する（Ｓ６）。上記紫外線吸収剤としては、サリチル
酸誘導体、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、
ニッケル鎖体等が、また静電防止剤としては、長鎖脂肪
族アミンおよびアミド、燐酸エステル、ボリエチレング
リコール等公知のものが使用可能である。
のベルトゴム材料に溶剤を加えて溶解し、この溶液にチ
タン白粉、紫外線吸収剤、静電防止剤を添加して撹拌し
、粘度６０００〜８０００Ｃｐｓのコーテイング液を調
製する（Ｓ６）。上記紫外線吸収剤としては、サリチル
酸誘導体、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、
ニッケル鎖体等が、また静電防止剤としては、長鎖脂肪
族アミンおよびアミド、燐酸エステル、ボリエチレング
リコール等公知のものが使用可能である。
Ｓ７において上記コーテイング液にざらに溶剤を加えて
粘度１０〜２０ｃｐｓのシツピング液を調製する。Ｓ８
においてこのシツピング液に前記布地を浸漬しくシツピ
ング）、その後Ｓ９において乾燥する。乾燥した布地を
加硫機にセットしく５１０）、例えば１３０℃Ｘ１０分
程度の条件で加熱する。次にこの布地の表面に前記コー
テイング液をコーティングしく５１１）、３０〜３５’
ＣＸ ３０分程度の条件で乾燥する（８１２）。上記と
同じコーティング、乾燥をざらに２回繰り返して計３回
行なった後、布地裏面に同様のコーティング、乾燥を２
回施す（Ｓ１３．５１４）。従来のこの種の原稿搬送ベ
ルトにおいては、上記装面へのゴム材料コーティングは
一般に１回だ【プ行なわれていたが、このように表面の
コーティング回数に近い回数のコーティングを施すこと
により、ベルｊ〜の反りを防止できる。なお経済性には
とられれず、ベルトの反り防止に万全を期すのなら、ベ
ルト裏面にも表面と同様に３回のコーティングを行なっ
てもＪ：い。これは後述する「シボ打ち」加工を施す際
にベル１〜の反りが大きいと均一な梨地模様が得られな
いためベルト表裏をほぼ均一なコーティングとしたもの
で、従来は表面３回、裏面１回が通常であった。
粘度１０〜２０ｃｐｓのシツピング液を調製する。Ｓ８
においてこのシツピング液に前記布地を浸漬しくシツピ
ング）、その後Ｓ９において乾燥する。乾燥した布地を
加硫機にセットしく５１０）、例えば１３０℃Ｘ１０分
程度の条件で加熱する。次にこの布地の表面に前記コー
テイング液をコーティングしく５１１）、３０〜３５’
ＣＸ ３０分程度の条件で乾燥する（８１２）。上記と
同じコーティング、乾燥をざらに２回繰り返して計３回
行なった後、布地裏面に同様のコーティング、乾燥を２
回施す（Ｓ１３．５１４）。従来のこの種の原稿搬送ベ
ルトにおいては、上記装面へのゴム材料コーティングは
一般に１回だ【プ行なわれていたが、このように表面の
コーティング回数に近い回数のコーティングを施すこと
により、ベルｊ〜の反りを防止できる。なお経済性には
とられれず、ベルトの反り防止に万全を期すのなら、ベ
ルト裏面にも表面と同様に３回のコーティングを行なっ
てもＪ：い。これは後述する「シボ打ち」加工を施す際
にベル１〜の反りが大きいと均一な梨地模様が得られな
いためベルト表裏をほぼ均一なコーティングとしたもの
で、従来は表面３回、裏面１回が通常であった。
布地の表面、裏面に上記のようにしてゴム材料がコーテ
ィングされてなるエンドレスベルトを、次に８１５にお
いてプレス加硫する。−例として加硫温度は９０℃、圧
力は２ 、０ ｋｏ／ ｃｒｊ、加硫時間は４分程度に
設定される。第２図に示されるように、このプレス加硫
に使用される加熱（Ａ２０は、その表面の抑圧面２１が
梨地加工されたものが用いられ、したがってプレス加硫
時にベルト１０の表面のベルトゴム２はいわゆる「シボ
打ち」加工を同時に受ける。したがってプレス加硫後の
ベルト１０表面には、無数のシボ４（細かい凹凸）が形
成される（第３図参照）。このシボ４は、上記加熱体２
０の押圧面２１の梨地を適宜選択することにより最も紙
搬送に好適な形状とすることが可能で、特に極めて細か
い凹凸を均一な形状でベルト表面に施すことが可能であ
る。
ィングされてなるエンドレスベルトを、次に８１５にお
いてプレス加硫する。−例として加硫温度は９０℃、圧
力は２ 、０ ｋｏ／ ｃｒｊ、加硫時間は４分程度に
設定される。第２図に示されるように、このプレス加硫
に使用される加熱（Ａ２０は、その表面の抑圧面２１が
梨地加工されたものが用いられ、したがってプレス加硫
時にベルト１０の表面のベルトゴム２はいわゆる「シボ
打ち」加工を同時に受ける。したがってプレス加硫後の
ベルト１０表面には、無数のシボ４（細かい凹凸）が形
成される（第３図参照）。このシボ４は、上記加熱体２
０の押圧面２１の梨地を適宜選択することにより最も紙
搬送に好適な形状とすることが可能で、特に極めて細か
い凹凸を均一な形状でベルト表面に施すことが可能であ
る。
プレス加硫後のエンドレスベルトを、次に８１６におい
て５時間から１週間程度自然放置する。このように長期
間放置することにより、上記プレス加硫時に生じた周方
向および幅方向の内部歪みが除去される。その後このエ
ンドレスベルトを８１７において所定の幅にスリットし
、第３図に示されるように布地１の表面、裏面にベルト
ゴム２．３が担持されてなるエンドレスの原稿搬送ベル
ト１０を得る。なお前述したように表面のベルトゴム２
には、無数のシボ４が形成されている。
て５時間から１週間程度自然放置する。このように長期
間放置することにより、上記プレス加硫時に生じた周方
向および幅方向の内部歪みが除去される。その後このエ
ンドレスベルトを８１７において所定の幅にスリットし
、第３図に示されるように布地１の表面、裏面にベルト
ゴム２．３が担持されてなるエンドレスの原稿搬送ベル
ト１０を得る。なお前述したように表面のベルトゴム２
には、無数のシボ４が形成されている。
以上説明のようにして得られた原稿搬送ベルト１０の性
状を試験した結果（財団法人化学品検査協会試験による
）を以下に示す。なお比較のため従来の紙搬送ベル１〜
の試験結果を［コ内にイ］記する。
状を試験した結果（財団法人化学品検査協会試験による
）を以下に示す。なお比較のため従来の紙搬送ベル１〜
の試験結果を［コ内にイ］記する。
１）明 度 （ＪＩＳ Ｚ８７２１による）； ９．７
［９，０］ ２）半 減 期 （ＪＩＳ Ｌ１０９４による：印加電
圧１００００Ｖ ） ： ０．８秒 ［−一−］ ３）耐候性（サンシャインウェザ−メータ使用、ＪｆＳ
Ａ１４１５による。
［９，０］ ２）半 減 期 （ＪＩＳ Ｌ１０９４による：印加電
圧１００００Ｖ ） ： ０．８秒 ［−一−］ ３）耐候性（サンシャインウェザ−メータ使用、ＪｆＳ
Ａ１４１５による。
ブラックパネル温度 ６３±３℃
降雨サイクル １８分／１２０分
試験時間 １００時間
平均放電電圧 ５０Ｖ
平均放電電流 ６０Ａ
判定 ＪＩＳ ＬＯ８０４による）
変 退 色 ： ３〜４級 ［１〜２級コ亀裂の状態
； 無 し［無 しＪ ４）動摩擦係数（ＡＳＴＭ Ｄ１８９４−Ｃ法試験速度
２００ ｍｍ１分 ） コピー用紙 ： ０．４５ ［０，４０１カ ラ ス
； ０． ３４ ［０，７３］上記のように本実施例の
原稿搬送ベルト１０は、前述したようなシボ打ち加工を
施しているために、ガラスとの動摩擦係数は０．３４で
、プラテンガラス上を円滑に移動可能でベルト駆動機構
の負荷を軽減するものとなっている。他方コピー用紙と
の動摩擦係数は０．４５と大きく、コピー用紙を確実に
保持して正確に搬送可能となっている。
； 無 し［無 しＪ ４）動摩擦係数（ＡＳＴＭ Ｄ１８９４−Ｃ法試験速度
２００ ｍｍ１分 ） コピー用紙 ： ０．４５ ［０，４０１カ ラ ス
； ０． ３４ ［０，７３］上記のように本実施例の
原稿搬送ベルト１０は、前述したようなシボ打ち加工を
施しているために、ガラスとの動摩擦係数は０．３４で
、プラテンガラス上を円滑に移動可能でベルト駆動機構
の負荷を軽減するものとなっている。他方コピー用紙と
の動摩擦係数は０．４５と大きく、コピー用紙を確実に
保持して正確に搬送可能となっている。
さらに本実施例の原稿搬送ベルトは、従来のこの種の原
稿搬送ベルトが白色の明度９．０前後程度であったのに
対し、９．７と極めて高い明度を有している。また変退
色３〜４級で極めて変色し難いことを示している。そし
て１００００Ｖを印加した場合の半減期は０．８秒で、
非常に帯電し難く、原稿排出時に該原稿が電気的にベル
トに吸着゛して離れなくなることがない。
稿搬送ベルトが白色の明度９．０前後程度であったのに
対し、９．７と極めて高い明度を有している。また変退
色３〜４級で極めて変色し難いことを示している。そし
て１００００Ｖを印加した場合の半減期は０．８秒で、
非常に帯電し難く、原稿排出時に該原稿が電気的にベル
トに吸着゛して離れなくなることがない。
第４図は本発明の伯の実施例による原稿搬送ベルトの製
造工程を示すものである。本実施例の原稿搬送ベルトは
、前述したプレス加硫（Ｓ１５）と放置（Ｓ１６）との
間にオープン乾燥（Ｓ１８）、ファン冷却（８１９）、
急冷却（Ｓ２０＞を施して形成されている点が、前記実
施例の原稿搬送ベルトと異なっている。
造工程を示すものである。本実施例の原稿搬送ベルトは
、前述したプレス加硫（Ｓ１５）と放置（Ｓ１６）との
間にオープン乾燥（Ｓ１８）、ファン冷却（８１９）、
急冷却（Ｓ２０＞を施して形成されている点が、前記実
施例の原稿搬送ベルトと異なっている。
上記オープン乾燥は、−例としてベルト１０を回転ロー
ラーに掛けて回転させて幅収縮防止、カール防止を図り
ながら、シボ４が形成されたベルト表面を８０℃Ｘ２０
分間程度で乾燥させるものである。またファン冷却は、
ベルト１０の周長安定、幅収縮防止のために１５分程度
行なう。そして急冷却は、ベルト１０の幅収縮防止のた
めに５℃程度の低温下でベルトを急冷するものである。
ラーに掛けて回転させて幅収縮防止、カール防止を図り
ながら、シボ４が形成されたベルト表面を８０℃Ｘ２０
分間程度で乾燥させるものである。またファン冷却は、
ベルト１０の周長安定、幅収縮防止のために１５分程度
行なう。そして急冷却は、ベルト１０の幅収縮防止のた
めに５℃程度の低温下でベルトを急冷するものである。
前記実施例においては、シボ打ちによるベルト１０の内
部歪みの除去のために最高１週間程度の放置（３１６）
が必要で、それでも完全に内部歪みを除去することが困
難で・あったが、上記のようなオープン乾燥（Ｓ１８）
、ファン冷却（Ｓ１９）、急冷却（Ｓ２０）を施すこと
により、急冷却した後のベルトを長くても４日間程度放
置づれは、上記内部歪みをほぼ完全に除去できることが
可能となった。
部歪みの除去のために最高１週間程度の放置（３１６）
が必要で、それでも完全に内部歪みを除去することが困
難で・あったが、上記のようなオープン乾燥（Ｓ１８）
、ファン冷却（Ｓ１９）、急冷却（Ｓ２０）を施すこと
により、急冷却した後のベルトを長くても４日間程度放
置づれは、上記内部歪みをほぼ完全に除去できることが
可能となった。
（発明の効果）
以上詳細に説明した通り本発明の紙搬送ベルトは、加硫
過程において、梨地加工された加熱体でプレス加工する
ことにより、その表面に均一なメツシュ状の凹凸が形成
されるものであり、それら凹凸を極めて細かいものとす
ることが可能である。
過程において、梨地加工された加熱体でプレス加工する
ことにより、その表面に均一なメツシュ状の凹凸が形成
されるものであり、それら凹凸を極めて細かいものとす
ることが可能である。
したがって原稿等の紙を確実に保持して正しく搬送可能
である。また表面の凹凸が細かいために汚れ難く、複写
機において原稿搬送用に用いられれば、コピー上で原稿
周囲部分が黒ずむことを防止して美しいコピーを提供す
るものとなる。
である。また表面の凹凸が細かいために汚れ難く、複写
機において原稿搬送用に用いられれば、コピー上で原稿
周囲部分が黒ずむことを防止して美しいコピーを提供す
るものとなる。
特にベルト表面に「シボ打ち」加工によって施されるメ
ツシュ状の凹凸は、その形状を均一に例えば先鋭状の突
起でベルト全表面に形成することができ、軟質な紐に対
する摩擦係数を大きく、プラテンガラス等の硬質な紙搬
送面に対する摩擦係数を小さくできるから、紙には確実
な搬送力を付与し、紙搬送面との間では静電気の発生も
少なく駆動負荷も軽減できる等最も好適な紙搬送条件を
得ることができる。
ツシュ状の凹凸は、その形状を均一に例えば先鋭状の突
起でベルト全表面に形成することができ、軟質な紐に対
する摩擦係数を大きく、プラテンガラス等の硬質な紙搬
送面に対する摩擦係数を小さくできるから、紙には確実
な搬送力を付与し、紙搬送面との間では静電気の発生も
少なく駆動負荷も軽減できる等最も好適な紙搬送条件を
得ることができる。
ざらにその製造は、例えばゴムベルトの加硫工程で同時
にベルト表面の凹凸を形成でき、特別な工程を必要とす
ることがないと共に大量生産の過程でベルト表面の粗さ
を確実に管理でき、常に一定の表面形状とすることが容
易に可能である。
にベルト表面の凹凸を形成でき、特別な工程を必要とす
ることがないと共に大量生産の過程でベルト表面の粗さ
を確実に管理でき、常に一定の表面形状とすることが容
易に可能である。
第１図は本発明の一実施例による紙搬送ベルｒの製造工
程を示す流れ図、 第２図は上記実施例の紙搬送ベルトの製造工程の一部を
示す説明図、 第３図は上記実施例の紙搬送ベルトを示す斜視図、 第４図は本発明の他の実施例による紙搬送ベルトの製造
工程を示す流れ図である。 １・・・布地 ２．３・・・ベルトゴム１０・・・原稿
搬送ベルト ２０・・・加熱体２１・・・加熱体の抑圧
面 第１図 第２図 第 ３ 図
程を示す流れ図、 第２図は上記実施例の紙搬送ベルトの製造工程の一部を
示す説明図、 第３図は上記実施例の紙搬送ベルトを示す斜視図、 第４図は本発明の他の実施例による紙搬送ベルトの製造
工程を示す流れ図である。 １・・・布地 ２．３・・・ベルトゴム１０・・・原稿
搬送ベルト ２０・・・加熱体２１・・・加熱体の抑圧
面 第１図 第２図 第 ３ 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）紙搬送面上を摺動するように配されたエンドレスの
ゴムベルトからなり、前記紙搬送面と該ベルトとの間に
挿入された紙を、前記紙搬送面上を移動させる紙搬送ベ
ルトにおいて、前記ゴムベルトが、梨地加工された抑圧
面を有する加熱体により押圧されて表面に多数の凹凸が
形成されたものであることを特徴とする紙搬送ベルト。 ２）前記ゴムベルトが、チタン白粉、紫外線吸収剤およ
び静電防止剤が添加されたゴム材料から形成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第１１記載の紙搬送ベ
ルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59000170A JPS60144254A (ja) | 1984-01-04 | 1984-01-04 | 紙搬送ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59000170A JPS60144254A (ja) | 1984-01-04 | 1984-01-04 | 紙搬送ベルト |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4147507A Division JPH06115750A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 紙搬送ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60144254A true JPS60144254A (ja) | 1985-07-30 |
Family
ID=11466542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59000170A Pending JPS60144254A (ja) | 1984-01-04 | 1984-01-04 | 紙搬送ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60144254A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61173441U (ja) * | 1985-04-18 | 1986-10-28 | ||
| JPS6426653U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-15 | ||
| GB2305156A (en) * | 1995-09-14 | 1997-04-02 | Scapa Group Plc | Tobacco conveyor belt |
| JP2008254376A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
| AU2019412870B2 (en) * | 2018-12-27 | 2021-09-02 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Conveyor belt |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5019294A (ja) * | 1973-06-22 | 1975-02-28 | ||
| JPS54148540A (en) * | 1978-05-15 | 1979-11-20 | Meiji Gomu Kasei Kk | Paper feeding belt for copying machine and method of fabricating same |
| JPS5729039A (en) * | 1980-06-26 | 1982-02-16 | Xerox Corp | Original handling device |
| JPS5751872U (ja) * | 1980-09-10 | 1982-03-25 |
-
1984
- 1984-01-04 JP JP59000170A patent/JPS60144254A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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| JP2008254376A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
| AU2019412870B2 (en) * | 2018-12-27 | 2021-09-02 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Conveyor belt |
| AU2019412870C1 (en) * | 2018-12-27 | 2022-02-03 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Conveyor belt |
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