JPS6014162B2 - 翼固定構造 - Google Patents
翼固定構造Info
- Publication number
- JPS6014162B2 JPS6014162B2 JP53088476A JP8847678A JPS6014162B2 JP S6014162 B2 JPS6014162 B2 JP S6014162B2 JP 53088476 A JP53088476 A JP 53088476A JP 8847678 A JP8847678 A JP 8847678A JP S6014162 B2 JPS6014162 B2 JP S6014162B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- blade
- disk
- pin hole
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鞠流タービン、圧縮機等における翼の固定構
造に関する。
造に関する。
通常タービン等の回転子と翼とは個々に製作され、その
翼は回転子の外周に種々の方法で装着されている。
翼は回転子の外周に種々の方法で装着されている。
その一つに、タービン回転子のディスク外周に、その軸
万向に延びるディスク簿を多数開設し、該ディスク簿の
形状に合致する根本部を持つ翼を前記溝に鞠方向から順
次挿入して絹立てる方法がある。また前記ディスク簿に
挿入された翼の脱落を防止するため種々の固定方法が提
案されている。しかし、これら多くの翼固定方法は、翼
をディスク溝に固定することのみに主眼がおかれており
翼根本部における振動減衰作用については何ら考慮が払
われていないのが現状である。
万向に延びるディスク簿を多数開設し、該ディスク簿の
形状に合致する根本部を持つ翼を前記溝に鞠方向から順
次挿入して絹立てる方法がある。また前記ディスク簿に
挿入された翼の脱落を防止するため種々の固定方法が提
案されている。しかし、これら多くの翼固定方法は、翼
をディスク溝に固定することのみに主眼がおかれており
翼根本部における振動減衰作用については何ら考慮が払
われていないのが現状である。
本発明の目的は、回転子のディスク溝に翼の根本部を確
実に固定できることは勿論のこと、翼根本部に大きな振
動減衰効果を付加することのできる翼固定構造を提供す
ることにある。
実に固定できることは勿論のこと、翼根本部に大きな振
動減衰効果を付加することのできる翼固定構造を提供す
ることにある。
本発明は翼の根本部に、回転子円周方向に延びるピン穴
を設けると共に、ディスク溝の外周部に前記ピン穴の軸
心と一致するピン溝またはピン穴を設け、該ピン溝また
はピン穴と前記ピン穴とに亘つてピンを挿通させたこと
を特徴とする。
を設けると共に、ディスク溝の外周部に前記ピン穴の軸
心と一致するピン溝またはピン穴を設け、該ピン溝また
はピン穴と前記ピン穴とに亘つてピンを挿通させたこと
を特徴とする。
以下、本発明翼固定構造の一実施例を図面に基づいて説
明する。図において、回転子外周のディスク1は、その
外周部に藤方向に延びるディスク溝2を開設している。
また翼3は、前記ディスク溝2と合致する形状をもつ根
本部4とディスク溝2外周部に当接する台座5を有して
いる。そして該翼3は、その根本部4を前記ディスク溝
2に鰍方向から挿入される。しかして、本発明翼固定構
造は、翼3の根本部4には回転子円周方向に延びるピン
穴6が開設されると共に、台座5に前記ピン穴6の略半
分の断面を有し、かつピン穴6の軸心と一致するピン溝
7が開設されている。またディスク1の溝外周部の前記
ピン簿7と対向する部分には、ピン溝7と対応するピン
溝8が開設されている。従って、翼3がディスク溝2に
挿入され所定の位直に置かれたとき、前記の両ピン溝7
,8は翼根本部4のピン穴6と運通するピン穴を形成す
る。そして前記の両ピン穴に亘つてピン9が矢印方向か
ら挿入される。前記ピン9は、ピン穴に挿入されたとき
翼台座5の端面から突出しない長さ、即ち台座の円周方
向幅を越えない長さに形成されている。本発明の翼固定
構造は前記の如き構成としたから、翼根本部4のピン穴
6と翼台座5およびディスク構外周部の各ピン溝7,8
にて形成されたピン穴とに亘つて挿入されたピン9がキ
ーの役目を果すので、翼3がディスク簿2から回転子軸
方向へ脱落することはない。即ち翼3は確実にディスク
に固定される。次に翼が運転中に振動した場合の振動減
衰作用について述べる。
明する。図において、回転子外周のディスク1は、その
外周部に藤方向に延びるディスク溝2を開設している。
また翼3は、前記ディスク溝2と合致する形状をもつ根
本部4とディスク溝2外周部に当接する台座5を有して
いる。そして該翼3は、その根本部4を前記ディスク溝
2に鰍方向から挿入される。しかして、本発明翼固定構
造は、翼3の根本部4には回転子円周方向に延びるピン
穴6が開設されると共に、台座5に前記ピン穴6の略半
分の断面を有し、かつピン穴6の軸心と一致するピン溝
7が開設されている。またディスク1の溝外周部の前記
ピン簿7と対向する部分には、ピン溝7と対応するピン
溝8が開設されている。従って、翼3がディスク溝2に
挿入され所定の位直に置かれたとき、前記の両ピン溝7
,8は翼根本部4のピン穴6と運通するピン穴を形成す
る。そして前記の両ピン穴に亘つてピン9が矢印方向か
ら挿入される。前記ピン9は、ピン穴に挿入されたとき
翼台座5の端面から突出しない長さ、即ち台座の円周方
向幅を越えない長さに形成されている。本発明の翼固定
構造は前記の如き構成としたから、翼根本部4のピン穴
6と翼台座5およびディスク構外周部の各ピン溝7,8
にて形成されたピン穴とに亘つて挿入されたピン9がキ
ーの役目を果すので、翼3がディスク簿2から回転子軸
方向へ脱落することはない。即ち翼3は確実にディスク
に固定される。次に翼が運転中に振動した場合の振動減
衰作用について述べる。
通常の翼では、加工精度等の関係で翼根本部4とディス
ク溝5の間には微小ギャップが存在し、翼3は翼根本部
4において完全固定の状態ではなく、若干の動きが許容
される。この時翼根本部4とディスク溝2との接触部に
おける摩擦が振動減衰に1つの役割をはたすことはよく
知られている。しかるに本発明においては、前記摩擦に
よる振動減衰の他にさらに振動減衰効果を付加できるも
のである。即ち翼3が振動した場合、ピン9とピン溝7
,8によるピン穴との接触部およびピン9とビン穴6と
の接触部において相対変位が生じ、摩擦による振動減衰
効果が更に加わることになる。尚、前記実施例において
は、ピン9の長さは、翼台座5の円周方向幅を越えない
ものとして、1つの翼に対して1本のピン9を挿入する
例を示したが、1本のピンを、前記ピン9の複数本分の
長さに形成し、これを複数個の翼のピン穴に亘って挿入
する構造としても良い。
ク溝5の間には微小ギャップが存在し、翼3は翼根本部
4において完全固定の状態ではなく、若干の動きが許容
される。この時翼根本部4とディスク溝2との接触部に
おける摩擦が振動減衰に1つの役割をはたすことはよく
知られている。しかるに本発明においては、前記摩擦に
よる振動減衰の他にさらに振動減衰効果を付加できるも
のである。即ち翼3が振動した場合、ピン9とピン溝7
,8によるピン穴との接触部およびピン9とビン穴6と
の接触部において相対変位が生じ、摩擦による振動減衰
効果が更に加わることになる。尚、前記実施例において
は、ピン9の長さは、翼台座5の円周方向幅を越えない
ものとして、1つの翼に対して1本のピン9を挿入する
例を示したが、1本のピンを、前記ピン9の複数本分の
長さに形成し、これを複数個の翼のピン穴に亘って挿入
する構造としても良い。
また、翼根本部のピン穴6を回転子中心側に設け、かつ
ディスク溝2に、そのピン穴の藤心と一致するピン穴を
設ける構造としてもよい。以上の如く、本発明の翼固定
構造によれば、翼の固定を確実に行え、かつ翼振動に対
して高い振動減衰効果を発揮できる。
ディスク溝2に、そのピン穴の藤心と一致するピン穴を
設ける構造としてもよい。以上の如く、本発明の翼固定
構造によれば、翼の固定を確実に行え、かつ翼振動に対
して高い振動減衰効果を発揮できる。
図面は本発明翼固定構造の一実施例を示し、第1図は翼
を固定過程を示す斜視図、第2図は翼の側面図、第3図
は翼の斜視図、第4図は翼を固定した状態を示す平面図
、第5図は第4図の×−×断面図である。 1・・・・・・回転子ディスク、2・・・・・・ディス
ク溝、3・・・・・・翼、4・…・・翼根本部、5・・
・・・・翼台座、6…・・・ピン穴、7,8……ピソ溝
、9……ピソ。 瀦ー図 静Z図 多3図 努4図 静S図
を固定過程を示す斜視図、第2図は翼の側面図、第3図
は翼の斜視図、第4図は翼を固定した状態を示す平面図
、第5図は第4図の×−×断面図である。 1・・・・・・回転子ディスク、2・・・・・・ディス
ク溝、3・・・・・・翼、4・…・・翼根本部、5・・
・・・・翼台座、6…・・・ピン穴、7,8……ピソ溝
、9……ピソ。 瀦ー図 静Z図 多3図 努4図 静S図
Claims (1)
- 1 回転子デイスクの外周に、その軸方向に延びるデイ
スク溝を多数開設し、該デイスク溝に翼の根本部を順次
挿入して、前記回転子の外周に翼を装着した軸流タービ
ン、圧縮機等の翼固定構造において、前記翼の根本部に
、回転子円周方向に延びるピン穴を設けると共に、前記
デイスク溝の外周部に、ピン穴の軸心線と一致するピン
溝またはピン穴を設け、該ピン溝またはピン穴と前記ピ
ン穴とに亘つてピンを挿通させたことを特徴とする翼固
定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088476A JPS6014162B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 翼固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088476A JPS6014162B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 翼固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5517616A JPS5517616A (en) | 1980-02-07 |
JPS6014162B2 true JPS6014162B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=13943821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53088476A Expired JPS6014162B2 (ja) | 1978-07-21 | 1978-07-21 | 翼固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014162B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4444544A (en) * | 1980-12-19 | 1984-04-24 | United Technologies Corporation | Locking of rotor blades on a rotor disk |
US4767273A (en) * | 1987-02-24 | 1988-08-30 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus and method for reducing blade flop in steam turbine |
US4767247A (en) * | 1987-02-24 | 1988-08-30 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus and method for preventing relative blade motion in steam turbine |
DE10128505C2 (de) | 2001-06-14 | 2003-04-30 | Mtu Aero Engines Gmbh | Befestigung von Laufschaufeln |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5492205U (ja) * | 1977-12-14 | 1979-06-29 |
-
1978
- 1978-07-21 JP JP53088476A patent/JPS6014162B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5517616A (en) | 1980-02-07 |
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