JPS6014150Y2 - 対向流式u字型熱交換器 - Google Patents

対向流式u字型熱交換器

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Publication number
JPS6014150Y2
JPS6014150Y2 JP4202278U JP4202278U JPS6014150Y2 JP S6014150 Y2 JPS6014150 Y2 JP S6014150Y2 JP 4202278 U JP4202278 U JP 4202278U JP 4202278 U JP4202278 U JP 4202278U JP S6014150 Y2 JPS6014150 Y2 JP S6014150Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
pipe
heat exchanger
partition
temperature side
Prior art date
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Expired
Application number
JP4202278U
Other languages
English (en)
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JPS54144459U (ja
Inventor
威一郎 萩原
潔 時枝
志郎 高野
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はU字型熱交換器、特に同種又は異種(例えばヘ
リウムと水素ガス)の高温高圧ガス体(40kg/cI
l・1000℃)を取扱う対向流式U字型熱交換器に関
するものである。
周知の通り、金属材料は高温中に於いて高温強度、特に
許容応力が極端に低下する。
従って高温高圧ガスを取扱うU字型熱交換器は、それに
見合った強度を有していなければならいもので、この為
高級材料の使用、或いは部材の肉厚増加等により対処す
る方法もあるが、現時点では温度700〜750°C以
上になると困難が伴なうものである。
従来の一般的なU字型熱交換器は、シェルアンドチュー
ブ構造で、高温強度の低下を防ぐ為に、−次ガス及び二
次ガスの内低温ガスをシェル側に通す方法を採ってきた
が、低温側のガス温度が700〜750’C!以上にな
ると、強度低下を招き、安全上好ましくない。
この為、低温側のガス温度が700〜750C以上にな
る場合には、ジャケット構造になして温度降下を図って
きたが、耐圧部に於ける温度差によって熱応力の増大成
いは熱漏洩の増大等の不都合な事態が多発した。
本考案はかかる実状に鑑みてなされたものであり、対向
流式U字型熱交換器に於いて、高温側の二重伝熱管の長
さを低温側の二重伝熱管の長さより短くすると共に両者
の後端をスライド可能な自由端となしてそれらの内管の
後端同志を変形可能な偏心せるU字型の集合管にて接続
し、シェル外表面には積層型断熱材を被覆し、さらにそ
の外表面を圧力胴管にて被覆して成る対向流式U字型熱
交換器を提供し、もって高温高圧ガス体の安全なる取扱
いを可能ならしめんとするものである。
以下本考案による対向流式U字型熱交換器の一実施例を
図面に基いて説明すると、1は高温側の圧力胴管、1′
は低温側の圧力胴管で、この圧力胴管1,1′は高温側
と低温側の熱膨張差(伸び差)を考慮してその長さを変
えである。
即ち低温側の圧力胴管1′を長くしである。
そして両者はUベンド圧力胴管2にて接続しである。
圧力胴管1.1′の中心部には夫々の長さに応じた二重
伝熱管3が配され、その外周側には空隙を設けて仕切管
5が配され、各仕切管5と圧力胴管1,1′との間には
積層型断熱材6が充填されている。
前者二重伝熱管3の軸方向の前部にはその内外の管3a
、3bの前端を固定した管板7,8が前記仕切管5内に
固設され、また二重伝熱管3の軸方向の中間は支持具9
にて支持され、支持具9は積層型断熱材6を貫通せる調
整ねじ10にて調整できるようになっている。
さらに二重伝熱管3の軸方向の後部附近の途中には仕切
管5との間にラビリンス11が設けられてガスシールさ
れ、またラビリンス11と平行にガイド板12が仕切管
5との間に設けられて二重伝熱管3がスライド可能に支
持されている。
そして二重伝熱管3の後部にはその内外の管3a、3b
の後端を固定した遊動管板13.14が設けられ、遊動
管板14は仕切管5内をスライドできるようにしてあり
、遊動管板13は前記Uベンド圧力胴管2の中心部に配
されたU字型の集合管15の端に接続し且つ仕切管5内
に設置たスペーサー16にスライド可能に支持しである
U字型の集合管15の外周側には空隙を設けてU字型の
仕切管17が配され、その両端は前記仕切管5に接続さ
れている。
仕切管17とUベンド圧力胴管2との間には積層型断熱
材6が充填されている。
前記U字型の集合管15は熱膨張量を考慮してその円弧
の中心P′をUベンド圧力胴管2及び仕切管17の円弧
の中心Pよりも内方にずらしてあり、また集合管15の
中間は熱膨張によりスライドできるように仕切管17の
中間に固設した熱膨張ガイド板18に支持しである。
前記仕切管5はその前後両端部が積層型断熱材6を充填
した部分に設けた支持具19に支持され、且つその前端
が接続管板20を介して圧力胴管1,1′に接続され、
仕切管17の中間の外周にはUベンド胴管2との間にハ
ツト形の仕切板21を設けて積層型断熱材6を前後に仕
切って熱膨張に対応し得るようにしである。
前記高温側圧力胴管1内の仕切管5の前端には一次ガス
流入管22が接続され、低温側圧力胴管1′内の仕切管
5の前端には一次ガス流出管23が接続されている。
また低温側圧力胴管1′内の二重伝熱管3の管板7,8
間の位置における仕切管5の外周に二次ガス流入管24
が接続され、高温側圧力胴管1内の二重伝熱管3の管板
7,8間の位置における仕切管5の外周には二次ガス流
出管25が接続されている。
尚図中26は二重伝熱管3の内・外管3a、3b間のス
ペーサーであり、27は積層型断熱材6の内外層を仕切
ったSUS箔である。
以上の如く構成された本考案の対向流式U字型熱交換器
において、−次ガスは流入管22により高温側の二重伝
熱管3の内管3aに入り、該内管3aを通ってU字型の
集合管15に入り、該集合管15を通って低温側の二重
伝熱管3の内管3aに入り、該内管3aを通って流出管
23より流出する。
一方二次ガスは低温側の流入管24より仕切管5内の管
板7,8間に入り、ここから二重伝熱管3の内管3aと
外管3bとの間の環状部を通って仕切管5の後端部より
U字型の仕切管17内に入り、該仕切管17を通って高
温側の仕切管5の後端部より二重伝熱管3の内管3aと
外管3bとの環状部に入り、該環状部を通って高温側の
仕切管5内の管板7,8間に入り、流出管25より流出
する。
かように−次ガスと二次ガスを対向流形式とな1、た本
考案のU字型熱交換器における一次ガスの流路である流
入管22、高温側の内管3a、集合管15、低温側の内
管3as流出管23が全て溶接にて所要部材に結合され
ているので、二次ガスの通路とは完全に遮断され、−次
ガスと二次ガスが混合することがない。
また高温側の二重伝熱管3の長さを、低温側の二重伝熱
管3よりも短くして両者に熱膨張差(伸び差)が生じな
いようにしであるので、U字型の集合管15で高温側、
低温側の二重伝熱管3の熱膨張を均等にすることができ
る。
しかもU字型の集合管15は、Uベンド圧力胴管2、仕
切管17とはその円弧の中心をずらし且つ中間を仕切管
17内の中間に設けた熱膨張ガイド板18にスライド可
能に支持しであるので、熱膨張の吸収に何ら支障なく、
集合管15に無理な熱応力がかからない。
さらに仕切管5,17の外周に圧力胴管1゜1′、Uベ
ンド圧力胴管2を配し、これらの間に積層型断熱材6を
圧縮充填し、断熱材6の各層間に86箔27を入れであ
るので、周方向への熱の対流が防止され、また圧力胴管
1,1′と仕切管5とが支持具19により同心になされ
、仕切管5と二重伝熱管3が調整ねじ10を備えた支持
具9により同心になされているので、周方向における断
熱効果が全長にわたって均一である。
従って熱の漏洩が防止され、効率の良い熱交換が可能と
なるものである。
しかも高温強度が著しく向上し、低温側のガス温度が7
00〜7506C!以上になっても十分安全に使用でき
るものである。
尚、高温側、低温側の二重伝熱管3の外管3bが熱膨張
して伸長するように、その後端を遊動管板14に固定し
て自由端としである為、二次ガスが遊動管板14の外周
より外管3bの外周部に流れようとするが、仕切管5の
後部附近にラビリンス11を設けてその流路を遮断しで
あるので、二次ガスのバイパス流が防止され、二次ガス
が無駄なく一次ガスと熱交換できる。
以上詳記した通り、本考案の対向流式U字型熱交換器は
、対向流形式で高温高圧のガス体を熱交換するにおいて
、伝熱管の熱膨張をU字形の集合管で無理なく均等に吸
収できるのでシェル側即ち周方向に生じる熱応力を緩和
できる。
またシェル外表面にSUS箔にて各層毎に仕切った積層
型断熱材を被覆し、さらにその外側に圧力胴管を被覆し
て熱の漏洩を防止した耐熱耐圧構造にしであるので、高
温強度が著しく向上し、低温側のガス温度が700〜7
50℃以上になっても安全に運転できる等の優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による対向流式U字型熱交換器の一実施例を
示す縦断面図である。 1.1′・・・・・・圧力胴管、2・・・・・・Uベン
ド圧力胴管、3・・・・・・二重伝熱管、3a・・・・
・・内管、3b・・・・・・外管、5・・・・・・仕切
管、6・・・・・・積層型断熱材、7゜訃・・・・・管
板、9・・・・・・支持具、10・・・・・・調整ねじ
、11・・・・・・ラビリンス、12・・・・・・ガイ
ド板、13゜14・・・・・・遊動管板、15・・・・
・・集合管、16・・・・・・スペーサー、17・・・
・・・仕切管、18・・・・・・熱膨張ガイド板、19
・・・・・・支持具、20・・・・・・接続管板、21
・・・・・・仕切板、22・・・・・・−次ガス流入管
、23・・・・・・−次ガス流出管、24・・・・・・
二次ガス流入管、25・・・・・・二次ガス流出管、2
6・・・・・・スペーサー 24・・・・・・SUS箔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向流式U字型熱交換器に於いて、高温側の二重伝熱管
    の長さを低温側の二重伝熱管の長さよりも短くすると共
    に両者の後端をスライド可能な自由端となしてそれらの
    内管の後端同志を変形可能な偏心せるU字型の集合管に
    て接続し、シェル外表面には積層型断熱材を被覆し、さ
    らにその外表面を圧力胴管にて被覆したことを特徴とす
    る対向流式U字型熱交換器。
JP4202278U 1978-03-31 1978-03-31 対向流式u字型熱交換器 Expired JPS6014150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4202278U JPS6014150Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 対向流式u字型熱交換器

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JP4202278U JPS6014150Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 対向流式u字型熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54144459U JPS54144459U (ja) 1979-10-06
JPS6014150Y2 true JPS6014150Y2 (ja) 1985-05-07

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ID=28913720

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4202278U Expired JPS6014150Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 対向流式u字型熱交換器

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JPS54144459U (ja) 1979-10-06

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