JPS60140301A - 再帰反射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、反射光ビームが入射光ビームと平行になる再
帰反射器に関する。

〈従来の技術〉 一般に、三富鏡、スコッチライト、ドームレンズ及びそ
の他の物が再帰反射器として使用される。

これらの再帰反射器は、入射方向に関係なく、入射光ビ
ームと逆向きの反射光ビームを作り出し、必要であれば
、入射光ビームに対して横方向へ成る一定の変位を生じ
得る４！徴を有する。

このような再帰反射器を細長状に構成することは、しば
しば必要となる。例えば特願昭５７−１０８２５４号に
開示されているように、探傷のために走査光ビームが服
地ウェブの上を特定方向に一定周期で通過するように構
成された光走査装置にとって必要である。この光走査装
置においては、再帰反射器が服地ウェブの背後に配置さ
れているから、服地ウェブに傷があれば、この傷を通過
する光ビームを再帰反射する。

細長の再帰反射器は、例えば、多数の小三重鏡から成る
公知の再帰反射材料を帯状に切断することによって得ら
れる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記小三重鏡に：、比較的複雑な３次元構造を有するの
で、問題の無い再帰反射特性を有する再帰反射器は、極
めて高価、かつ、複雑となる。また、その他の再帰反射
器は、製造に適しているとは言えないから、光損失を生
ずる散乱特性を除去することができない。

したがって、本発明の目的は、製造に適し、構成がコン
パクトで、安価、製造工数が少く、問題の無い再帰反射
特性を有する再帰反射器を提供することである。

〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、複数個の鏡面を有する円
柱面階段鏡が円柱面レンズ系の背後に配置され、円柱面
階段鏡の中心軸が円柱面レンズ系の中心軸と平行に延設
されている。また、円柱面階段鏡の中心軸は、この円柱
面階段鏡と隣合う、円柱面レンズ系の主要面上にも存在
する。円柱面レンズ系の焦線が円柱面階段鏡面に配置さ
れる。

本発明の−の実施態様においては、上記鏡ｒＥＦｉ、９
０°の角度をもって配置される。

本発明の他の−の実施態様においては、上記鏡面が、ロ
ッド上に形成された複数本の溝の側壁面によって構成さ
れる。

本発明の更に他の−の実施態様においては、複数本の＃
Ｉｔ；ｔ、湾曲している。

本発明の更に他の−の実施態様においては、ロブドが導
光性であり、かつ、円形断面を有し、それによって円柱
面レンズ系の一部を構成する。

本発明の更に他の−の実施態様においては、円柱面レン
ズがドームレンズとして構成され、円柱階段鏡がドーム
レンズの再帰反射要素を構成する。

く作用〉 円柱面レンズ系の主光学面内においては、再帰反射効果
は、円柱面階段鏡ｔ−構成する多数個の鏡面によって得
られる。すなわち、−の鏡面に入射した光ビームは、対
向する他の−の鏡面の方へ反射され、それによって入射
光ビームと平行、カつ、逆向きに反射される。

複数本の湾曲した溝によって階段鏡の各鏡面が形成され
る場合には、円柱面レンズ系の主要面が完全な平面でな
い場合に、階段鏡の曲率を適当に定めることにより主要
面の曲りを補償する。

円柱面レンズがドームレンズ形状である場合に社、ドー
ムレンズが長手方向に広がる第１の面内において再帰反
射し、階段鏡が第１の面と垂直な第２の面内において再
帰反射する。

〈実施例〉 第１図に示されているように、図中右側の円柱面階段鏡
１２は、両面が凸の円柱面レンズ１８の焦線上に配設さ
れ、これにより第１実施例にかかる再帰反射器が構成さ
れている。円柱面レンズ１８は、単独で円柱レンズ系１
１を構成している。

第２図に示されているように、円柱面階段鏡１２は、円
柱面状に湾曲し良、多数の溝１５を有する。

これらの溝１５は、光軸１９に対しては＃！ｌ′ｍ直に
、かつ、互いに直線平行状に配設されている。溝１５の
中心軸Ｍは、円柱面階段鏡１２と隣合う円柱面レンズ１
８の主要面Ｈ上に位置し、多数の溝１５の多数の側壁面
は、互いに９０°の角度で配設され、湾曲した多数の帯
状の鏡面１６を形成する。全部の溝１５は、円柱面レン
ズ１８に対して平行となるように延設されたロイド１４
上に形成されている。

＠１笑施ＩＦｉｌＶｃかかる再帰反射器は、上記の通り
構成されているので、円柱面レンズ１８に入射した光ビ
ームは、第１図及び第２図の、いずれの面内においても
、それ自身に対して平行に反射される。

この状態が種々の光ビームにりいて実線又は破細で第１
図及び第２図に示されている。第１図の面内でのビーム
横変位は、円柱面レンズ１８の幅に相応して比較的大き
く、他方、第２図の面内でのビーム横変位は、極めて小
さく、帝状鏡１６の大きさによって決定きれる。すなわ
ち、第２図の面内でのビーム横変位は、帝状鏡１３の幅
が狭ければ狭いほど小さくなる。

第１図及び第２図の面のような互いに直角な面内での再
帰反射器の再帰反射特性は、互いに異ならせることもで
きる。例えば、第１図の面内で極めて精度の高い再帰反
射が望まれる場合には、円柱面レンズ１８及び円柱面階
段鏡１２の曲率が相応に鍋い光学的品質を有しなければ
ならない。他方、第２図の面内で１ｌｊｆの高い再帰反
射が望まれる場合には、円柱面階段鏡１２が相応に！ｉ
１１＠に綱成窟れなければならない。

第１夾施例にかかる再帰反射器の構成は、細長の再帰反
射器が必要となるような再帰反射に対して理想的な形ち
で対処し得る。

以下、本発明の他の実施例を説明する。この説明におい
て、第１実施例にがかる再帰反射器の部分と同一構成の
部分には同一の番号を使用し、その説ｌｌ１１１を省略
する。

第３図及び第４図は、本発明の第２実施例を示す。第２
夾施例にかかる再帰反射器は、片面が°凸の円柱面レン
ズ１６と導光ロッド１４′とから構成されている。この
導光ロッド１４′は、はぼ円形の断面を有し、円柱面レ
ンズ１６と共働して円柱レンズ系１１’ｔ−構成する。

円柱面階段＠！１２は、導円柱面階段＠１２の曲率は、
導光口・ソド１４′の主要部分の断面の曲率と異なって
いる。したがって、円柱面階段鏡１２の中心軸Ｍは、円
柱レンズ系１１′の主要面Ｈ上に存在する。また、中心
ｍＭは、光学面１９上にも存在する。他方、円柱面階段
鏡１２の焦線ｆは、この円柱面階段鏡１２の近傍に位置
する。第３図及び第４図の２個の垂直面における再帰反
射特性は、実春父は破線で描かれた光路によって示され
ている。

第５図及び第６図は、本発明の第３実施例を示す６第３
笑施例にかかる再帰反射器においては、円柱レンズ系１
１＃が口・ラド状のガラス体２０のみによって構成され
ている。このガラス体２０は、笑質的に円柱面レンズの
形状を有する。本実施例における焦＠ｆも、円柱面階段
１１ｉ１２内に存在する。この円柱面階段鏡１２は、ガ
ラス体２００円柱面状に湾曲した後壁（図中、右側）に
形成されている。円柱面階段鏡１２の曲率中心軸Ｍは、
円柱レンズ系１１″の主装置Ｈ上に配置されている。

第３実施例にがかる再帰反射器は、上述した通りに構成
されているので、第５図の面内において入射した光ビー
ムは、入射光路を逆向きに又は入射光路と平行に反射さ
れる。他方、第６図の面内においては、再帰反射は、第
１及び第２拠施例において述べられたように、円柱面階
段鏡１２の個々の帯状鏡１３において生ずる。

〈発明の効果〉 本発明の再帰反射器中の円柱面階段鏡は、従来の三重鏡
又ｉｔヌコツチライトのように３個以上の鏡面を具えて
いるのでないから、簡単、かつ、正確に回転切削又はプ
レス成形によって製造し得る。

また、円柱面レンズ系も必要な精度を有するものが得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例に係る再帰反射器の横断
面図、第２図は、第１図における■−■線断面図、第３
図は、本発明の第２実施例に係る再帰反射器であって、
導光ロブドと共働するものの横断面図、第４図は、第３
図におけるＩＶ−ＩＶ線断面図、＃Ｉ５図は、本発明の
第３災施ガに係る再帰反射器であって、半球レンズとし
て機能するものの横断面図、第６図は、第５図における
Ｗ−Ｖｌ線断面図である。 １１．１１’及び１１＃・・・円柱面レンズ系、１２・
・・円柱面レンズ、１６・・・鏡面、１４・・・ロッド
、１４′・・・導光ロブド、１５・・・円柱面状溝、１
６・・・円柱面レンズ、１９・・・光学軸もしくは面、
ｆ・・・円柱面レンズ系の焦線、Ｈ・・・円柱面レンズ
系の主要面、Ｍ・・・円柱面レンズの中心軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　互いに成る角度ｆ、以って配置された複数の鏡
   面（１り？有し゛、入射光ビームをこれと平行に反射す
   る再帰反射器であって、上記複数の鏡面（１６）を有す
   る円柱面階段鏡（１２）が円柱面レンズ系（１１）の背
   後に配設され、円柱面階段鏡（１２）の中心軸（Ｍ）が
   円柱面レンズ系（１１）の中心軸と平行に延設されると
   ともに円柱面階段鏡（１２）と隣合う、円柱面レンズ系
   （１１）の主要面（Ｈ）上に存在する一方、円柱面レン
   ズ系（１１）の焦＠（ｆ）が円柱面階段鏡（１２）内に
   配置されることを特徴とする再帰反射器。 （２、特許請求の範囲第１項に記載の再帰反射器であっ
   て、円柱面階段鏡（１２）の中心軸（Ｍ）が円柱面レン
   ズ系（１１）の光学軸もしくは面（１９）上に存在する
   ことを特徴とする再帰反射器。 （３）特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の再帰反
   射器であって、円柱面階段鏡（１２）が円柱面レンズ系
   （１１）の光学軸もしくは面（１９）に対し対称的に延
   設され九ことを特徴とする再帰反射器。 （４）　特許請求の範囲第１項ないし第３項のうちいず
   れか１項に記載の再帰反射器でありて、鏡面（１３）が
   円柱面階段鏡（１２）の長手方向に沿った断面内圧おい
   て互いに９０°の角度をもって配置されたことを特徴と
   する再帰反射器。 （５）特許請求の範囲第１項ないし第４項のうちいずれ
   か１項に記載の再帰反射器であって、円柱面階段鏡（１
   ２）が円柱面状の溝（１５）によってロッド（１４）上
   に形成され、＃ｌＮ５）の側壁面が鏡面（１３）を形成
   することを特徴とする再帰反射器。 （６）　特許請求の範囲第５項に記載の再帰反射器であ
   って、ロッド（１４）が導光ロッド（１４’）であるこ
   とを特徴とする再帰反射器。 （７）特ＪＦＦ＃Ａｉ求の範囲第６ＪＪに記載の再帰反
   射器であって、導光ロッド（１４’）が円柱状であって
   、円柱面レンズ系（１１’）の一部を構成し、円柱面階
   段鏡（１２）の曲率が導光ロッド（１４’）の曲率と異
   なることを特徴とする再帰反射器。 （８）特許請求の範囲第７項に記載の再帰反射器であっ
   て一円柱面階段鏡（１２）の曲率が導光ロッド（１４’
   ）の曲率よりも小さいことを特徴とする再帰反射器。 （９）特許請求の範囲第６項ないし第８項のうちいずれ
   か１項に記載の再帰反射器であって、円柱面レンズ（１
   ６）が円柱面レンズ系（１１’）の構成要素として導光
   ロッド（１４’）の前方に配置されたことｔ−特徴とす
   る再帰反射器。 （１０）　特許請求の範囲第１項ないし第５項のうちい
   ずれか１項に記載の再帰反射器であって、円柱面レンズ
   系（１１”）がドームレンズとして構成され、円柱面階
   段鏡（１２）が円柱面レンズ系（１１”）の反射ｉを構
   成することを特徴とする再帰反射器。