JPS6014001B2 - N−(2−クロル−4−ピリジル)尿素類を含有するサイトカイニン様活性剤 - Google Patents
N−(2−クロル−4−ピリジル)尿素類を含有するサイトカイニン様活性剤Info
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- JPS6014001B2 JPS6014001B2 JP55107925A JP10792580A JPS6014001B2 JP S6014001 B2 JPS6014001 B2 JP S6014001B2 JP 55107925 A JP55107925 A JP 55107925A JP 10792580 A JP10792580 A JP 10792580A JP S6014001 B2 JPS6014001 B2 JP S6014001B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規N−(2ークロルー4ーピリジル)尿素
類を有効成分として含有するサィトカィニン様活性剤に
関する。
類を有効成分として含有するサィトカィニン様活性剤に
関する。
更に詳しくは本発明は有効成分として一般式(1)式中
Rはメチル基又はクロル原子を意味する、で示されるN
−(2ークロル−4ーピリジル)尿素を含有することを
特徴とする植物細胞の分裂促進剤、苗条形成促進及び葉
部の収穫増加剤に関する。
Rはメチル基又はクロル原子を意味する、で示されるN
−(2ークロル−4ーピリジル)尿素を含有することを
特徴とする植物細胞の分裂促進剤、苗条形成促進及び葉
部の収穫増加剤に関する。
植物生長調節剤による植物生育のコントロールは、農業
及び園芸の分野においてますます重要な技術になりつつ
ある。
及び園芸の分野においてますます重要な技術になりつつ
ある。
植物生長調節剤は、極少量の有効物質によって植物の生
育を促進したり、抑制したりして、所望の状態に調節し
、制御する活性をいい、単に草丈を高くしたりあるいは
低くしたりすることだけを意味しているのではなく、所
望のときに花を咲かせたり、果実をならせたり、更に種
子のない果実をつくったり、あるいは種子を休眠させた
り、または逆に休眠からさめさせたりするといった多面
的な作用を有する。サィトカィニン様生長調節剤として
は従来、サィトカィニンなる名称の由釆であるカイネチ
ンの外、ゼアチン、ジフェニルウレア、4ーピリジルフ
ェニルウレア、6ーベンジルアデニン等が知られており
、殊に、6−ペンジルアデニンに就ては、実用化試験も
試みられている。
育を促進したり、抑制したりして、所望の状態に調節し
、制御する活性をいい、単に草丈を高くしたりあるいは
低くしたりすることだけを意味しているのではなく、所
望のときに花を咲かせたり、果実をならせたり、更に種
子のない果実をつくったり、あるいは種子を休眠させた
り、または逆に休眠からさめさせたりするといった多面
的な作用を有する。サィトカィニン様生長調節剤として
は従来、サィトカィニンなる名称の由釆であるカイネチ
ンの外、ゼアチン、ジフェニルウレア、4ーピリジルフ
ェニルウレア、6ーベンジルアデニン等が知られており
、殊に、6−ペンジルアデニンに就ては、実用化試験も
試みられている。
そして、サィトカイニン様活性としては、細胞分裂促進
、細胞の拡大非分化組織の分化促進、老化の防止殊に葉
などの黄化防止、種子の発芽促進、蛋白合成の促進、殊
に、リンゴ等の単為結実促進、ブドウ、メロンの着果促
進、ブドウ、リンゴ等の果実の生長の促進の効果が知ら
れている(高橋信孝署=植物調整物質の園芸的利用=誠
文堂・昭和48年10月30日発行−2頁及び29〜3
刀貢;増田芳雄外著=植物ホルモン=朝倉書店・昭和4
9年10月15日発行−194〜197及び滋0頁;倉
石管著:植物ホルモン=東京大学出版会・昭和51年3
月10日発行−80〜斑貢外参照)。すなわち、袴関昭
52−4366y号公報には、上記4ービリジルフェニ
ルウレアが植物の収穫増加について顕著な作用を示すこ
とが公開せられ、チョウセンアサガオ、タバコ葉につい
てその効果が実証せられている。
、細胞の拡大非分化組織の分化促進、老化の防止殊に葉
などの黄化防止、種子の発芽促進、蛋白合成の促進、殊
に、リンゴ等の単為結実促進、ブドウ、メロンの着果促
進、ブドウ、リンゴ等の果実の生長の促進の効果が知ら
れている(高橋信孝署=植物調整物質の園芸的利用=誠
文堂・昭和48年10月30日発行−2頁及び29〜3
刀貢;増田芳雄外著=植物ホルモン=朝倉書店・昭和4
9年10月15日発行−194〜197及び滋0頁;倉
石管著:植物ホルモン=東京大学出版会・昭和51年3
月10日発行−80〜斑貢外参照)。すなわち、袴関昭
52−4366y号公報には、上記4ービリジルフェニ
ルウレアが植物の収穫増加について顕著な作用を示すこ
とが公開せられ、チョウセンアサガオ、タバコ葉につい
てその効果が実証せられている。
また、U.S.特許第桝69965号の名細書には、同
様に異項環式芳香基とフェニル基とを置換した尿素類が
収穫植物の貯蔵性の改善に良好な作用を有することが示
されている。本発明は、ピリジル基の2の位置にクロル
原子の贋摸した化合物をそれらと同一の目的でも使用し
ようとするものである。すなわち、本発明者は、これら
の公知活性物質より優れたサィトカィニン様活性剤を得
るため鋭意研究の結果、ビリジン環の二位にハロゲン原
子を有する4−ピリジル尿素類が極めて強力な活性を示
すことを示すことを見し、出した。本発明で用いる該尿
素類の代表的例としては、N一(2−クロル−4−ピリ
ジル)一N′−フエニル尿素、N−(2ークロル−4ー
ピリジル)−N′−(mークロルーフェニル)尿素、N
−(2−クロルー4−ピリジル)一N′一(o−メチル
フェニル)尿素等が挙げられる。
様に異項環式芳香基とフェニル基とを置換した尿素類が
収穫植物の貯蔵性の改善に良好な作用を有することが示
されている。本発明は、ピリジル基の2の位置にクロル
原子の贋摸した化合物をそれらと同一の目的でも使用し
ようとするものである。すなわち、本発明者は、これら
の公知活性物質より優れたサィトカィニン様活性剤を得
るため鋭意研究の結果、ビリジン環の二位にハロゲン原
子を有する4−ピリジル尿素類が極めて強力な活性を示
すことを示すことを見し、出した。本発明で用いる該尿
素類の代表的例としては、N一(2−クロル−4−ピリ
ジル)一N′−フエニル尿素、N−(2ークロル−4ー
ピリジル)−N′−(mークロルーフェニル)尿素、N
−(2−クロルー4−ピリジル)一N′一(o−メチル
フェニル)尿素等が挙げられる。
本発明で用いるN−(2−クロルー4−ピリジル)尿素
類は、2一クロルアミノピリジン類とフヱニルィソシァ
ナート類とを反応させるか、または、2ークロルイソニ
コチノイルアジドとアニリン類とを反応させて、容易に
収率よく製造される。
類は、2一クロルアミノピリジン類とフヱニルィソシァ
ナート類とを反応させるか、または、2ークロルイソニ
コチノイルアジドとアニリン類とを反応させて、容易に
収率よく製造される。
本発明で用いるN−(2−クロル−4−ピリジル)尿素
類は、優れたサイトカイニン様活性を示し、特に細胞分
裂、細胞伸長、細胞分化等の促進作用を示し、植物生長
促進、収穫増加、生育抑制、老化防止等の効果がある。
類は、優れたサイトカイニン様活性を示し、特に細胞分
裂、細胞伸長、細胞分化等の促進作用を示し、植物生長
促進、収穫増加、生育抑制、老化防止等の効果がある。
また、薬剤濃度の調節により高濃度では顕著な抑制作用
(除草)を示す。特に有効な用途は、苗0条の形成、菰
菜の生育促進、タバコの薬面積拡大、除草である。本発
明で用いる上記尿素類は、従来最も強力な作用物質とさ
れている6ーベンジルアデニンやカイネチンに比較して
、数十分の一の濃度で同様のタ活性を示し、また構造の
類似した4−ピリジルフェニル尿素に比較しても、10
ぴ音以上の活性を示す。
(除草)を示す。特に有効な用途は、苗0条の形成、菰
菜の生育促進、タバコの薬面積拡大、除草である。本発
明で用いる上記尿素類は、従来最も強力な作用物質とさ
れている6ーベンジルアデニンやカイネチンに比較して
、数十分の一の濃度で同様のタ活性を示し、また構造の
類似した4−ピリジルフェニル尿素に比較しても、10
ぴ音以上の活性を示す。
この活性増加は、塩素原子がピリジン環の二位以外の位
置に存在する場合には、意外にも認められない。0 具
体的には、タバコのカルス増殖試験においては、最高カ
ルス収量を与える6−ペンジルアデニンの至薄濃度0.
01脚、4ーピリジルフェニル尿素の至適濃度0.1脚
に対して、本発明で用いるN−(2−クロル−4ーピリ
ジル)尿素類の至通濃度夕は0.0005〜0.001
脚である。
置に存在する場合には、意外にも認められない。0 具
体的には、タバコのカルス増殖試験においては、最高カ
ルス収量を与える6−ペンジルアデニンの至薄濃度0.
01脚、4ーピリジルフェニル尿素の至適濃度0.1脚
に対して、本発明で用いるN−(2−クロル−4ーピリ
ジル)尿素類の至通濃度夕は0.0005〜0.001
脚である。
苗条形成作用に関しても、6ーベンジルアデニンの至適
濃度はIQ風であるが、N−(2ークロル−4ーピリジ
ル)尿素類は1脚以下で多数の苗条を形成する。
濃度はIQ風であるが、N−(2ークロル−4ーピリジ
ル)尿素類は1脚以下で多数の苗条を形成する。
0 本発明で用いるN一(2−クロルー4ーピリジル)
尿素類は、カルス細胞にかぎらず、髄組織、葉組織や生
育中の植物に対しても顕著な重量増加効果を及ぼす。
尿素類は、カルス細胞にかぎらず、髄組織、葉組織や生
育中の植物に対しても顕著な重量増加効果を及ぼす。
本発明で用いる化合物はサィトカィニン様活性タ剤とし
て広く植物一般に適用しうるが、マメ科、ナス科、セリ
料、ウリ科、プドー科等に特に有効である。
て広く植物一般に適用しうるが、マメ科、ナス科、セリ
料、ウリ科、プドー科等に特に有効である。
本発明化合物を植物に直接散布して使用するための使用
量は、有効成分として10アール当り0.0001〜1
000の血好ましくは0.01〜10000胸を10〜
100と散布する。
量は、有効成分として10アール当り0.0001〜1
000の血好ましくは0.01〜10000胸を10〜
100と散布する。
土壌に施用する場合には5〜100倍の施用量が必要で
ある。
ある。
しかしながら、植物調節の目的及び適用作物によって、
施用量は大中に異なることはいうまでもない。即ち、生
長促進を目的とする場合には 0.01〜100Q■濃度液 生長促進(カルスの増殖)を目的とする場合には0.0
001〜IQ餌濃度液 落葉促進を目的とする場合には 10〜1000の血濃度液 生育抑制、除草効果を目的とする場合には10〜100
0Q地以上濃度液 を10アール当り、10〜100そ使用する。
施用量は大中に異なることはいうまでもない。即ち、生
長促進を目的とする場合には 0.01〜100Q■濃度液 生長促進(カルスの増殖)を目的とする場合には0.0
001〜IQ餌濃度液 落葉促進を目的とする場合には 10〜1000の血濃度液 生育抑制、除草効果を目的とする場合には10〜100
0Q地以上濃度液 を10アール当り、10〜100そ使用する。
また本化合物はそのままその培地中に添加してよく、植
物自体に適用する場合には、水溶液あるいはその他の液
剤、懸濁剤、乳剤、粉剤等の常用の製剤形成で植物の葵
面、茎等へまた、時に土壌へ散布することができる。更
に、本発明によるサィトカィニン様活性剤に、他の植物
ホルモン剤、肥料、展着剤等を添加してもよい。次に、
実施例及び参考例に基き、本発明を詳述するが、本発明
はそれら実施例に限定されるものではない。
物自体に適用する場合には、水溶液あるいはその他の液
剤、懸濁剤、乳剤、粉剤等の常用の製剤形成で植物の葵
面、茎等へまた、時に土壌へ散布することができる。更
に、本発明によるサィトカィニン様活性剤に、他の植物
ホルモン剤、肥料、展着剤等を添加してもよい。次に、
実施例及び参考例に基き、本発明を詳述するが、本発明
はそれら実施例に限定されるものではない。
参考例 1
N一(2ークロルー4−ピリジル)−N′ーフェニル尿
素の製造■ 2−クロル−4−アミノピリジン257の
o(2mmol)を乾燥ァセトン(10の上)に溶かし
、これにフエニルイソシアナート2斑の9(2mmol
)を加え室温で8時間かきまぜる。
素の製造■ 2−クロル−4−アミノピリジン257の
o(2mmol)を乾燥ァセトン(10の上)に溶かし
、これにフエニルイソシアナート2斑の9(2mmol
)を加え室温で8時間かきまぜる。
溶媒を減圧下蟹去し、残留物をアルミナによりクロマト
グラフィーに付し、クロロホルムで展開し、目的物の溶
出部分を集め、溶媒を減圧下に留去する。残澄をアセト
ン・エーテル混合溶媒から再結晶し、364のoのN−
(2−クロルー4ーピリジル)−N′ーフェニル尿素を
得る。収率 73.5% 融点 173qo〜174C
O分析値C,2日.。
グラフィーに付し、クロロホルムで展開し、目的物の溶
出部分を集め、溶媒を減圧下に留去する。残澄をアセト
ン・エーテル混合溶媒から再結晶し、364のoのN−
(2−クロルー4ーピリジル)−N′ーフェニル尿素を
得る。収率 73.5% 融点 173qo〜174C
O分析値C,2日.。
Cm30計算値
C 斑.19% 日 4.07% N 16.96%実
験値C 班.27% 日 4.15% N 16.93
%■ 2ークロルイソニコチノイルアジド365のc(
2mmol)を乾燥ベンゼン10の‘に溶かしアニリン
186雌(2mmol)を加え、3時間還流する。
験値C 班.27% 日 4.15% N 16.93
%■ 2ークロルイソニコチノイルアジド365のc(
2mmol)を乾燥ベンゼン10の‘に溶かしアニリン
186雌(2mmol)を加え、3時間還流する。
冷後、溶媒を減圧下留去し、残留物をアルミナによりク
ロマトグラフィーに付し、クロロホルムで展開し、目的
物の溶出部分を集め、溶媒を減圧下に蟹去する。残澄を
アセトン・エーテル混合溶媒から再結晶し、453雌の
N−(2ークロルー4ーピリジル)一N′ーフェニル尿
素を得る。収率 91.4% 同様にして、下記の化合物を製造した: 参考例 2 N−(2ークロルー6−メチル−4ーピリジル)−N′
−フェニル尿素の製造4−アミノー6−クロル−Q−ピ
コリン136雌(0.95仇mol)を無水ベンゼン1
0の上に溶かしフェニルィソシアナート114の9(0
.95mmol)を加へ12時間還流する。
ロマトグラフィーに付し、クロロホルムで展開し、目的
物の溶出部分を集め、溶媒を減圧下に蟹去する。残澄を
アセトン・エーテル混合溶媒から再結晶し、453雌の
N−(2ークロルー4ーピリジル)一N′ーフェニル尿
素を得る。収率 91.4% 同様にして、下記の化合物を製造した: 参考例 2 N−(2ークロルー6−メチル−4ーピリジル)−N′
−フェニル尿素の製造4−アミノー6−クロル−Q−ピ
コリン136雌(0.95仇mol)を無水ベンゼン1
0の上に溶かしフェニルィソシアナート114の9(0
.95mmol)を加へ12時間還流する。
冷后、結晶を猿取しシリカゲルによるクロマトグラフに
付し混合溶媒CHC13;アセトン=10:1による溶
出フラクションを集め、溶媒を蟹去残澄をアセトンn−
へキサン混合溶剤から再結晶して、融点200〜201
℃の目的化合物162の9(収率64.8%)を収得す
る。MASSM十(m/e) 261 参考例 3 N−(2ークロル−4ーピリジル)−N′−(3−ヒド
ロキシフェニル)尿素の製造m−アミノフェノール14
3の9(1.3mmol)を乾燥アセトン0.5の‘に
溶かし、これに無水キシレン8舷中2−クロルイソニコ
チノイルアジド239雌(1.3mmol)の溶液を加
へて、9500で2時間かきまぜる。
付し混合溶媒CHC13;アセトン=10:1による溶
出フラクションを集め、溶媒を蟹去残澄をアセトンn−
へキサン混合溶剤から再結晶して、融点200〜201
℃の目的化合物162の9(収率64.8%)を収得す
る。MASSM十(m/e) 261 参考例 3 N−(2ークロル−4ーピリジル)−N′−(3−ヒド
ロキシフェニル)尿素の製造m−アミノフェノール14
3の9(1.3mmol)を乾燥アセトン0.5の‘に
溶かし、これに無水キシレン8舷中2−クロルイソニコ
チノイルアジド239雌(1.3mmol)の溶液を加
へて、9500で2時間かきまぜる。
冷後、結晶を櫨取し、シリカゲルによるクロマトグラフ
に付し、CHC13:CH30H=10:1混合溶剤に
よる溶出フラクションを集め溶剤を留去、残澄をアセト
ン;nーヘキサンから再結晶して、融点松8〜2300
○の目的化合物280の9(収率81.2%)を得る。
この目的化合物はまた、N−(2ークロルー4−ピリジ
ル)一N−(3ーメトキシフェニル)尿素を酢酸中ョウ
化水素酸で処理する常法による加水分解によっても、高
収率で得られた。MASSM+(m/e) 263 実施例 1 N−(2ークロルー4ーピリジル)−N′ーフェニル尿
素によるタバコカルス細胞の増殖0.0001〜0.1
脚のN一(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フェニ
ル尿素を含有し、オーキシンとしてインドール酢酸2脚
を含むMurashi袋一Skoog宅地中でタバコカ
ルスを30日間室温で培養する。
に付し、CHC13:CH30H=10:1混合溶剤に
よる溶出フラクションを集め溶剤を留去、残澄をアセト
ン;nーヘキサンから再結晶して、融点松8〜2300
○の目的化合物280の9(収率81.2%)を得る。
この目的化合物はまた、N−(2ークロルー4−ピリジ
ル)一N−(3ーメトキシフェニル)尿素を酢酸中ョウ
化水素酸で処理する常法による加水分解によっても、高
収率で得られた。MASSM+(m/e) 263 実施例 1 N−(2ークロルー4ーピリジル)−N′ーフェニル尿
素によるタバコカルス細胞の増殖0.0001〜0.1
脚のN一(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フェニ
ル尿素を含有し、オーキシンとしてインドール酢酸2脚
を含むMurashi袋一Skoog宅地中でタバコカ
ルスを30日間室温で培養する。
最終生重量を表に示す。コントロールはオーキシンのみ
を含むMmashjge−Skoog塔地を使用する以
外は同じ条件でタバコカルスを培養したものである。比
較のため、最適濃度のペンジルアデニンを含む培地での
値をも示した。値は、いずれも6個体の平均値である。
表 1 1実施例 2 N−(2ークロル−4ーピリジル)−N′−(m−メチ
ルーフェニル)−尿素によるタバコカルスの増殖実施例
1と同様にして、タバコカルスを培養し、次の表に示す
結果を得た:表 2 N−(2ークロルー4−ピリジル)一N′−(mークロ
ルーフェニル)−尿素を使用しても同様の結果が得られ
た。
を含むMmashjge−Skoog塔地を使用する以
外は同じ条件でタバコカルスを培養したものである。比
較のため、最適濃度のペンジルアデニンを含む培地での
値をも示した。値は、いずれも6個体の平均値である。
表 1 1実施例 2 N−(2ークロル−4ーピリジル)−N′−(m−メチ
ルーフェニル)−尿素によるタバコカルスの増殖実施例
1と同様にして、タバコカルスを培養し、次の表に示す
結果を得た:表 2 N−(2ークロルー4−ピリジル)一N′−(mークロ
ルーフェニル)−尿素を使用しても同様の結果が得られ
た。
実施例 3
N−(2−クロル−4ーピリジル)−N′ーフェニル尿
素による髄組緩からの苗条形成0.01〜10脚のN−
(2−クロルー4ーピリジル)−N′−フェニル尿素を
含有するMuはshi鞍−Sk血2曙地にタバコ髄組織
切片を接種する。
素による髄組緩からの苗条形成0.01〜10脚のN−
(2−クロルー4ーピリジル)−N′−フェニル尿素を
含有するMuはshi鞍−Sk血2曙地にタバコ髄組織
切片を接種する。
室温で30日間培養し、苗条を形成した髄の切片を教え
る。比較のためペンジルアデニンも同様に試験した。結
果を下記の表3に示す。
る。比較のためペンジルアデニンも同様に試験した。結
果を下記の表3に示す。
表3;髄片からの苗条形成
※ 苗条を形成した髄の切片の数/接種
した髄の切片の数
一個の髄の切片から1〜6本の苗条
が成される。
実施例 4
N一(2ークロルー4ーピリジル)一N′−(oーメチ
ル−フェニル)尿素によるカルス細胞からの苗条形成0
.01〜10脚のN一(2ークロルー4−ピリジル)−
N′−oメチルーフヱニル尿素を含有するMurash
i鞍−Skoog塔地にタバコカルス片を接種する。
ル−フェニル)尿素によるカルス細胞からの苗条形成0
.01〜10脚のN一(2ークロルー4−ピリジル)−
N′−oメチルーフヱニル尿素を含有するMurash
i鞍−Skoog塔地にタバコカルス片を接種する。
室温で30日間培養し、苗条を形成したカルス片を数え
る。比較のためペンジルアデニンも同様に試験した。結
果を下記の表4に示す。
る。比較のためペンジルアデニンも同様に試験した。結
果を下記の表4に示す。
表4;タバコカルスからの苗条形成
※ 苗条を形成した力ルス片の数/接種した力ルス片の
数a 苗条の数 50〜70本 (個々の苗条の大きさ 1〜3伽) b 苗条の数 1〜10本 (個々の苗条の大きさ 0.5〜1伽) 実施例 5 N−(2−クロル−4ーピリジル)一N′−フェニル尿
素によるカルス細胞からの苗条形成0.0001〜1側
のN一(2ークロル−4−ピリジル)一N′ーフェニル
尿素を含有する培地を調製し、実施例4に明記した操作
により実施し、次の結果を得た。
数a 苗条の数 50〜70本 (個々の苗条の大きさ 1〜3伽) b 苗条の数 1〜10本 (個々の苗条の大きさ 0.5〜1伽) 実施例 5 N−(2−クロル−4ーピリジル)一N′−フェニル尿
素によるカルス細胞からの苗条形成0.0001〜1側
のN一(2ークロル−4−ピリジル)一N′ーフェニル
尿素を含有する培地を調製し、実施例4に明記した操作
により実施し、次の結果を得た。
表5;タバコルレスからの苗条形成
※ 苗条を形成した力ルス片の数/接種した力ルス片の
数a 苗条の数 50〜70本 (個々の苗条の大きさ 1〜3伽) b 苗条の数 1〜10本 (個々の苗条の大きさ 0.5〜1′M)実施例 6 N−(2ークロル−4−ピリジル)−N′ーフェニル尿
素による小松菜葉の増大N−(2−クロル−4−ピリジ
ル)一N′−フェニル尿素を水に溶かし、1■肌、1跡
及び0.1脚肌の溶液を調製する。
数a 苗条の数 50〜70本 (個々の苗条の大きさ 1〜3伽) b 苗条の数 1〜10本 (個々の苗条の大きさ 0.5〜1′M)実施例 6 N−(2ークロル−4−ピリジル)−N′ーフェニル尿
素による小松菜葉の増大N−(2−クロル−4−ピリジ
ル)一N′−フェニル尿素を水に溶かし、1■肌、1跡
及び0.1脚肌の溶液を調製する。
各液50の‘をシャーレに注ぎ、小松菜を直径IQ奴の
コルクポーラ一で切り抜いた粟片1の女を、■葉の裏面
を水面に、■葉の表面を水面に、接して浮遊させる。室
温で8日間放置したのち、それぞれの径及び重量を測定
する。値はいずれも1の固体の平均値である。なお、対
照液には水を用いて同様に操作する。結果を次記の表6
に示す。
コルクポーラ一で切り抜いた粟片1の女を、■葉の裏面
を水面に、■葉の表面を水面に、接して浮遊させる。室
温で8日間放置したのち、それぞれの径及び重量を測定
する。値はいずれも1の固体の平均値である。なお、対
照液には水を用いて同様に操作する。結果を次記の表6
に示す。
表 6
参考例 4
タバコに対する草丈抑制、葉面積拡大
直径約13肌の素焼鉢にタバコの種子(品種;ブライト
・イエロー)を播種し、ガラス室内で育成後、6〜8築
期時に表7に示した薬剤の所定濃度液を杓型噴霧器で1
鉢当り15の‘を均一に茎築散布した。
・イエロー)を播種し、ガラス室内で育成後、6〜8築
期時に表7に示した薬剤の所定濃度液を杓型噴霧器で1
鉢当り15の‘を均一に茎築散布した。
処理区は1回散布の区と13日毎に連続3回*散布した
区を設定した。中葉位が黄化いまじめた時(最初の薬剤
散布処理より35日後)に、草丈、茎葉の総生体重およ
び下位5葉の平均葉面積を測定し、それぞれ無処理区比
を算出した。なお、試験区は全て1区3蓮制とし、その
平均値で示した。結果を下記表7に示す。表 7 表 8 参考例 5 チョーセンァサガオ(Daturasan劉ina)の
葉及び新梢の重量増加試験平均草丈8肌のチョーセンア
サガオを野外に移植した。
区を設定した。中葉位が黄化いまじめた時(最初の薬剤
散布処理より35日後)に、草丈、茎葉の総生体重およ
び下位5葉の平均葉面積を測定し、それぞれ無処理区比
を算出した。なお、試験区は全て1区3蓮制とし、その
平均値で示した。結果を下記表7に示す。表 7 表 8 参考例 5 チョーセンァサガオ(Daturasan劉ina)の
葉及び新梢の重量増加試験平均草丈8肌のチョーセンア
サガオを野外に移植した。
表9に示した所望濃度の溶液を、植物1本当り15泌宛
、植物の平均草丈が20肌になったときに、植物の葵及
び茎に、噴霧器で階露した。3週間後、植物を収穫し、
植物の高さ、葉及び茎の総生重量及び新梢の葉及び茎の
生重量を測定した。
、植物の平均草丈が20肌になったときに、植物の葵及
び茎に、噴霧器で階露した。3週間後、植物を収穫し、
植物の高さ、葉及び茎の総生重量及び新梢の葉及び茎の
生重量を測定した。
5本の植物の平均値を表9に示す。
表 9
参考例 6
チョーセンアサガオの葉及び新梢の増加試験平均草丈8
肌のチョーセンアサガオを野外に移植した。
肌のチョーセンアサガオを野外に移植した。
N−(2ークロル−4ーピリジル)−*N′−(3ーフ
ロムーフェニル)尿素を使用して、実施例9に記載した
ように試験した。試験した結果を表10に示す。表
10 同様にして、N−(2ークロルー6−メチルーピリジル
)−N′ーフェニル尿素について同機の実験を行ったと
ころ、ほぼ同じ様な結果が得られた。
ロムーフェニル)尿素を使用して、実施例9に記載した
ように試験した。試験した結果を表10に示す。表
10 同様にして、N−(2ークロルー6−メチルーピリジル
)−N′ーフェニル尿素について同機の実験を行ったと
ころ、ほぼ同じ様な結果が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有効成分として一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中Rはメチル基又はクロル原子を意味する、で示さ
れるN−(2−クロル−4−ピリジル)尿素を含有する
ことを特徴とする植物細胞の分裂促進剤、苗条形成促進
及び葉部の収穫増加剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107925A JPS6014001B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | N−(2−クロル−4−ピリジル)尿素類を含有するサイトカイニン様活性剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55107925A JPS6014001B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | N−(2−クロル−4−ピリジル)尿素類を含有するサイトカイニン様活性剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12128577A Division JPS5481275A (en) | 1977-10-08 | 1977-10-08 | Nn*22chlorr44pyridyl*ureas*manufacture and vegetable growth regulating agent |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56131506A JPS56131506A (en) | 1981-10-15 |
JPS6014001B2 true JPS6014001B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=14471519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55107925A Expired JPS6014001B2 (ja) | 1980-08-06 | 1980-08-06 | N−(2−クロル−4−ピリジル)尿素類を含有するサイトカイニン様活性剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014001B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60500672A (ja) * | 1983-03-29 | 1985-05-09 | エフ エム シ− コ−ポレ−シヨン | N‐フェニル‐n′‐(ピリジニル‐n‐オキシド)ユリア植物調整剤 |
ES2201909B1 (es) * | 2002-06-06 | 2005-02-16 | Universitat De Valencia Estudi General. | Utilizacion de n-(2-cloropiridin-4-il)-n'-fenilureas y n-(3-nitrofenil)-n'-fenilureas fluoradas como promotores del crecimiento del fruto en cultivos de actinidia deliciosa. |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3469965A (en) * | 1965-02-18 | 1969-09-30 | Michael Ian Bruce | Treating harvested plant materials with urea derivatives |
JPS5243669A (en) * | 1975-09-23 | 1977-04-05 | Toshihiko Okamoto | Crop increasing agent for plants |
JPS5481275A (en) * | 1977-10-08 | 1979-06-28 | Toshihiko Okamoto | Nn*22chlorr44pyridyl*ureas*manufacture and vegetable growth regulating agent |
-
1980
- 1980-08-06 JP JP55107925A patent/JPS6014001B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3469965A (en) * | 1965-02-18 | 1969-09-30 | Michael Ian Bruce | Treating harvested plant materials with urea derivatives |
JPS5243669A (en) * | 1975-09-23 | 1977-04-05 | Toshihiko Okamoto | Crop increasing agent for plants |
JPS5481275A (en) * | 1977-10-08 | 1979-06-28 | Toshihiko Okamoto | Nn*22chlorr44pyridyl*ureas*manufacture and vegetable growth regulating agent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56131506A (en) | 1981-10-15 |
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