JPS6013877Y2 - 組立式水槽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内部を中仕切り板にて複数槽に区画した一段
式の組立式水槽の改良に関し、その目的とする処は、中
仕切り板の固定が強固で、しかも中仕切り板自体を耐圧
形状となして変形、破損がなく、耐久性に優れた一段式
の組立式水槽の提供にある。

以下、本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する。

図中、Ａは水槽で、この水槽Ａは、Ａパネル板１及びＢ
パネル板２を適宜数組合わせて構成する。

Ａパネル板１は、周縁に起立縁４を有する正面正方形状
で中央に起立縁４と逆方向に向かって膨出部３が膨出形
成されており、このパネル板１夫々の起立縁４同志を当
接させると共に、膨出部３を上方に向けて左右に連設し
、水槽Ａの天井壁ａ及び底壁すを構成する。

Ｂパネル板２は、Ａパネル板１と同様に周縁に起立縁４
を有する正面正方形状であるが、膨出部３が、起立縁４
と同一方向に向かって膨出形成されており、パネル板２
夫々の起立縁４同志を当接させると共に、膨出部３を左
右に向けて左右四周に連設して一段式の側壁Ｃを構成す
る。

而して、上記側壁Ｃの起立縁４と膨出部３との間の受圧
面５に天井壁ａ及び底壁すのＡパネル板１起立縁４を嵌
合して当接固着して一段式の水槽Ａを構成する。

中仕切り板Ｂは、Ａパネル板１下部を一定長さ切載して
短くしたような形状を呈し、その切載した端部に起立縁
４を設けてその起立縁４と左右側縁の起立縁４をそれぞ
れ底壁すのＡパネル板１の膨出部３と起立縁４との間の
受圧面５、側壁ＣのＢパネル板２受圧面５に小孔８を設
け、その小孔８内にボルト、ナラ）６．６’等の止着具
７を挿通して締付は固定する。

更に中仕切り板Ｂの上縁の起立縁４を切載形成すると共
に側壁Ｃに嵌合して当接固着して水槽Ａを構成せる天井
壁ａのＡパネル板１起立縁４に衝突する部分に相当する
左右縁上端に切欠部９を形成腰上縁に残る受圧面５を天
井壁ａＡパネル板１の起立縁４同志と一緒に止着具７を
もって固定して水槽Ａを完全に２槽に区画する。

また、中仕切り板Ｂ同志の隣接する起立縁４は夫々当接
せしめて固定する。

本考案は、成上の如く中仕切り板の上縁の起立縁を切載
形成すると共に側壁に嵌合して当接固着せる天井壁のＡ
パネル板起立縁に衝突する部分に相当する左右縁上端に
切欠部を形成してなるので、中仕切り板は、天井壁のＡ
パネル板の起立縁と衝突せずに確実且つ強固に取付ける
ことができ、水槽内を複数槽に区画し得る。

また、中仕切り板自体を、中央部に膨出部を有するパネ
ル状の形状にしてなる為に、清浄、修理、点検時等の給
水、圧力変化に対して十分に耐えられ水密性をも保持し
得る。

依って所期の目的を達威し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案水槽の正面中央縦断面図、第２図は中仕
切り板の正面図、第３図は同平面図、第４図は同右側面
図である。 尚図中、Ａ・・・・・・水槽、１・・・・・・パネル板
、２・・・・・・Ｂパネル板、３・・・・・・膨出部、
４・・・・・・起立縁、ａ・・・・・・天井壁、５・・
・・・・受圧面、Ｂ・・・・・・中仕切り板、Ｃ・・・
・・・側壁、ｂ・・・・・・底壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周縁に起立縁を突出せしめると共に外周に一定の受圧面
   を残して中央部を起立縁と逆方向に膨出せしめて膨出部
   を膨出形成したＡパネル板を、膨出部を上方に向けて左
   右に連結して天井壁及び底壁を形成し、周縁の起立縁と
   同一方向に膨出部を形成したＢパネル板を連結囲繞せし
   めて側壁を形成すると共にその側壁内に、天井壁及び底
   壁を嵌合固定して形成した一段式の組立式水槽であって
   、その水槽の天井壁を構成するＡパネル板同志に衝突す
   る起立縁部分を切除し且つ側壁四周に嵌合するＡパネル
   板の起立縁に衝突する左右の起立縁部分を切欠して中央
   部に膨出部を有する中仕切り板を形成腰該中仕切り板の
   上端を天井壁の起立縁に、左右の起立縁をＢパネル板の
   受圧面或は隣接する中仕切り板の起立縁に、下縁の起立
   縁を底壁のＡパネル板の受圧面に夫々固着してなる一段
   式の組立式水槽。