JPS6013631Y2 - 積層板 - Google Patents
積層板Info
- Publication number
- JPS6013631Y2 JPS6013631Y2 JP1978024869U JP2486978U JPS6013631Y2 JP S6013631 Y2 JPS6013631 Y2 JP S6013631Y2 JP 1978024869 U JP1978024869 U JP 1978024869U JP 2486978 U JP2486978 U JP 2486978U JP S6013631 Y2 JPS6013631 Y2 JP S6013631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- base material
- black
- laminate
- impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、遮光性の合成樹脂積層板に関する。
自動車用計器あるいは太陽電池などに用いられる絶縁端
子板またはプリント回路基板には遮光性の黒色積層板あ
るいは金属箔張り積層板が要求される。
子板またはプリント回路基板には遮光性の黒色積層板あ
るいは金属箔張り積層板が要求される。
従来、黒色の積層板としては、樹脂または樹脂を含浸す
る基材を着色したもの、あるいは成形ずみの積層板の表
面に黒色の塗料若しくはインクを塗装または印刷したも
のが知られている。
る基材を着色したもの、あるいは成形ずみの積層板の表
面に黒色の塗料若しくはインクを塗装または印刷したも
のが知られている。
エポキシ樹脂ガラス基材積層板あるいは不飽和ポリエス
テル樹脂ガラス基材積層板などの透明ないし半透明の積
層板においては、特に板厚さが薄いときは、充分な遮光
性を得るためにカーボンブラック、スピリットブラック
などの黒色着色剤を樹脂中に大量添加する必要がある。
テル樹脂ガラス基材積層板などの透明ないし半透明の積
層板においては、特に板厚さが薄いときは、充分な遮光
性を得るためにカーボンブラック、スピリットブラック
などの黒色着色剤を樹脂中に大量添加する必要がある。
しかし、黒色着色剤の添加は、一般に電気性能、機械特
性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性、成形時の樹脂流れ性な
どの諸特性を低下させる傾向がある。
性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性、成形時の樹脂流れ性な
どの諸特性を低下させる傾向がある。
特に積層板の表面層に黒色着色剤を添加すると、表面抵
抗、耐アーク性、耐トラツキング性、はんだ耐熱性、耐
アルカリ性が顕著に低下する。
抗、耐アーク性、耐トラツキング性、はんだ耐熱性、耐
アルカリ性が顕著に低下する。
基材に着色することも出来るが、ガラス繊維または合成
繊維などの疎水性基材の場合は染色性が劣り着色剤が脱
落しやすい欠点がある。
繊維などの疎水性基材の場合は染色性が劣り着色剤が脱
落しやすい欠点がある。
また基材が織布であると、着色しても板厚さが薄いとき
は均一な遮光性は得られ難い。
は均一な遮光性は得られ難い。
また、積層板の表面を黒色に塗装または印刷したものは
、透明ないし半透明の積層板の場合塗膜を極端に厚くし
ない限り充分な遮光性は得られない。
、透明ないし半透明の積層板の場合塗膜を極端に厚くし
ない限り充分な遮光性は得られない。
そして、塗膜の剥離、表面特性低下は避は難い。
本考案は上述のような従来の着色技術による性能劣化を
除去し、高性能でしかも良好な遮光性を有する合成樹脂
積層板を提供することを目的とする。
除去し、高性能でしかも良好な遮光性を有する合成樹脂
積層板を提供することを目的とする。
以下本考案を図面により説明する。
1は透明ないし半透明の着色されていない合成樹脂含浸
基材層である。
基材層である。
例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジア
リールフタレート樹脂、メラニン樹脂、ユリア樹脂など
の透明性樹脂をガラス繊維、合成繊維などの織布、不織
布または紙に含浸したものが適用される。
リールフタレート樹脂、メラニン樹脂、ユリア樹脂など
の透明性樹脂をガラス繊維、合成繊維などの織布、不織
布または紙に含浸したものが適用される。
2は遮光性を有する黒色の合成樹脂含浸基材層で透明な
いし半透明の合成樹脂含浸基材層1の中間に1枚ないし
複数枚構成配置される。
いし半透明の合成樹脂含浸基材層1の中間に1枚ないし
複数枚構成配置される。
黒色の合成樹脂含浸基材層2は透明ないし半透明の合成
樹脂含浸基材層1と同種または熱接着可能な他の合成樹
脂含浸基材で構成され、樹脂と基材の何れか、あるいは
その双方を黒色化したものである。
樹脂含浸基材層1と同種または熱接着可能な他の合成樹
脂含浸基材で構成され、樹脂と基材の何れか、あるいは
その双方を黒色化したものである。
均一な黒色度を得て充分な遮光性を確保するために、基
材は高密度の織布、不織布あるいは紙が好ましい。
材は高密度の織布、不織布あるいは紙が好ましい。
黒色の合成樹脂含浸基材層2の構成配置位置は、とくに
制限しないが仕上り積層板の反り防止を考慮してほぼ中
央部が好ましい。
制限しないが仕上り積層板の反り防止を考慮してほぼ中
央部が好ましい。
黒色の合成樹脂含浸基材層2の厚さまたは枚数が多い程
遮光性は向上するが、反面、黒色の合成樹脂含浸基材層
2が表面層に近づくにつれ積層板の諸性能を低下させる
ので1枚ないし2枚が好ましい。
遮光性は向上するが、反面、黒色の合成樹脂含浸基材層
2が表面層に近づくにつれ積層板の諸性能を低下させる
ので1枚ないし2枚が好ましい。
次に本考案の実施例を説明する。
エポキシ樹脂含浸ガラス織布を4枚重ね合わせその中央
部に黒色フェノール樹脂含浸リンター紙を1枚を挿入構
成腰160℃、60kg/CF1!にて40分間加熱、
加圧して0.8 m / m厚さの積層板(以下本考案
品という)を得た。
部に黒色フェノール樹脂含浸リンター紙を1枚を挿入構
成腰160℃、60kg/CF1!にて40分間加熱、
加圧して0.8 m / m厚さの積層板(以下本考案
品という)を得た。
得られた本考案品の外観は、黒色度は均一で色ムラはな
く、優れた遮光性を有した。
く、優れた遮光性を有した。
性能試験の結果、260℃耐はんだ性は12使以上、2
時間煮沸後絶縁抵抗は2.3X10’MΩが得られ、透
明原色の一般エポキシ樹脂ガラス織布積層板とほぼ同等
の結果を得た。
時間煮沸後絶縁抵抗は2.3X10’MΩが得られ、透
明原色の一般エポキシ樹脂ガラス織布積層板とほぼ同等
の結果を得た。
上述のように、本考案は積層板の性能に最も影響を受け
やすい表面層には着色した合成樹脂含浸基材を使用して
いないので、全く未着色の積層板と殆ど孫色ない性能が
得られる。
やすい表面層には着色した合成樹脂含浸基材を使用して
いないので、全く未着色の積層板と殆ど孫色ない性能が
得られる。
そして、中間層に配置構成した黒色合成樹脂含浸基材に
より仕上り積層板の遮光性は充分確保される。
より仕上り積層板の遮光性は充分確保される。
本考案は上述の如き種々の利点があり、その実用的価値
は極めて大である。
は極めて大である。
第1図は本考案の一例を示す断面図である。
1は透明ないし半透明の合成樹脂含浸基材層、2は黒色
の合成樹脂含浸基材層。
の合成樹脂含浸基材層。
Claims (1)
- 透明ないし半透明の未着色合成樹脂含浸基材層の中間に
樹脂、基材の何れか、あるいはその双方を着色した一枚
ないし複数枚の遮光性の合成樹脂含浸基材層を配置構成
し一体化してなる積層板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978024869U JPS6013631Y2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | 積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978024869U JPS6013631Y2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | 積層板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54129564U JPS54129564U (ja) | 1979-09-08 |
JPS6013631Y2 true JPS6013631Y2 (ja) | 1985-05-01 |
Family
ID=28864158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978024869U Expired JPS6013631Y2 (ja) | 1978-02-28 | 1978-02-28 | 積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013631Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255513U (ja) * | 1975-10-20 | 1977-04-21 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715535Y2 (ja) * | 1975-02-27 | 1982-03-31 |
-
1978
- 1978-02-28 JP JP1978024869U patent/JPS6013631Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5255513U (ja) * | 1975-10-20 | 1977-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54129564U (ja) | 1979-09-08 |
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