JPS60134071A - ポリエステル系合成繊維用処理剤 - Google Patents

ポリエステル系合成繊維用処理剤

Info

Publication number
JPS60134071A
JPS60134071A JP23847683A JP23847683A JPS60134071A JP S60134071 A JPS60134071 A JP S60134071A JP 23847683 A JP23847683 A JP 23847683A JP 23847683 A JP23847683 A JP 23847683A JP S60134071 A JPS60134071 A JP S60134071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
general formula
polyalkylene glycol
lower alkyl
dialkylamino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23847683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6257747B2 (ja
Inventor
博 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemoto Oil and Fat Co Ltd filed Critical Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Priority to JP23847683A priority Critical patent/JPS60134071A/ja
Publication of JPS60134071A publication Critical patent/JPS60134071A/ja
Publication of JPS6257747B2 publication Critical patent/JPS6257747B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル系合成繊維の柔軟・親水・制電・
防汚処理剤に関し、更に詳しくは高分子末端基として第
四級アンモニウムポリアルキレングリコールエーテル残
基を有するプロンク型第四級アミノポリアルキレングリ
コールエーテル化ポリエステルから成り、耐久性のある
柔軟・親水・制電・防汚性を付与することができるポリ
エステル系合成繊維用処理剤に関する。
ポリエステル系合成繊維は衣料や寝装用等に多くの用途
があるが、本来疎水性のため、かかる用途への適用に際
して静電気防止処理や吸汗処理等が必要であり、該用途
が織物や編物の場合には柔軟仕上処理が必須である。
したがって従来から、これらの処理剤として極めて多種
の化合物が提案されている。例えば、静電気防止処理剤
として長鎖モノアルキルアミドを有する第四級アンモニ
ウム塩があり、吸汗処理剤としてポリアルキレングリコ
ールジグリシジルエーテルがあり、また柔軟仕上処理剤
としてポリアミンと高級脂肪酸との反応物を四級化した
ジアルキルアミドアミンの第四級アンモニウム塩がある
更にまた、柔軟・防汚処理剤としてジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド等、これらは極めて多種に及
ぶ。ところが、これらの処理剤は各々に相応の効果を有
するが、その多くが一次性のもので、その効果に耐久性
例えば耐洗濯性が乏しく、洗濯操作が施される繊維製品
にとっては適当でない。
近年、ポリエステル系合成繊維の表面改質をするに、各
種の高分子系処理剤によって制電・親水・防汚処理を同
時に行う多種機能処理(通称マルチ処理)が実施されて
いる。そして、かがる高分子系処理剤の中で注目されて
いるものの一つに、テレフタル酸等のジカルボン酸と短
鎖アルキレングリコール及びポリアルキレングリコール
とを重縮合させて得られるポリエーテルエステル共重合
体型処理剤(以下単に従来型処理剤と略称する)がある
しかし、これらの従来型処理剤には各々次のような欠点
がある。従来型処理剤(特公昭47−40873号の場
合)は、共重合成分として5−ソジウムスルホイソフタ
ル酸ジメチルを用いるもので、親水性は向上できるが、
繊維−繊維間の摩擦係数が大きく、柔軟剤として使用し
てもぬめり感のある風合が出せない。従来型処理剤(特
公昭53−46960号の場合)は、共重合成分として
ポリオキシエチレンモノフェニルエーテルヲ用いるもの
で、ポリエステル系合成繊維に使用する場合、同公報に
開示されている乳化剤を用いたときにのみ耐久性のある
親水性が得られるが、使用できる乳化剤が限られ、また
繊維への吸尽性は芳香族ジカルボン酸とポリアルキレン
グリコールとのモル比によって左右される。従来型処理
剤(特公昭46−13197号の場合)は、共重合成分
であるポリエチレングリコールの分子量及び使用量によ
って耐久性及び乳化安定性が大きく異なる。
すなわち、乳化剤を使用しないで乳化させる場合、親水
性の大きいものは容易に水に乳化分散して安定であるが
、耐洗濯性が劣る。逆に親水性の小さいものでは、耐洗
濯性は良い傾向にあるが、乳化剤でこれを水に乳化分散
させて処理剤として用いる場合、安定性の良い処理剤を
得るだめの乳化温度が大きく制限される。これは該処理
剤の水溶液の曇点に影響されるためである。従来型処理
剤(特公昭51−18560号の場合)は、分子量10
000以上であるため耐久性は良いと考えられるが、ク
ロロホルムや0−クロルフェノール等の有機溶剤に溶解
した溶液として使用するものであるため、労働安全衛生
上問題がある。従来型処理剤(特公昭45−10794
号や特公昭46−13197号の場合)は繊維に付与し
て熱セットする場合のセット条件が厳格である。すなわ
ち、熱セットの条件がわずがでも強すぎると、ポリオキ
ジアルキレンオキシド鎖の熱劣化を招き、柔軟性風合と
親水性を損ねる。そして従来型処理剤(特開昭56−1
39531号の場合)は、アルコキシル化第三級アミン
とジカルボン酸とを反応させて得られたものであるが、
ここに使用されてりる第三級アミンはポリエステル化反
応に際して二官能性モノマーとして作用するため、目的
とするポリエーテルエステル共重合体の分子量制御が困
難で、しかもジカルボン酸成分とポリオキシアルキレン
化モノアルキルアミン成分との繰り返し単位が交互に入
っているため、ポリエーテルエステルのブロック構造が
明確で々く、再現性のすぐれたものとすることができず
、また該処理剤は柔軟効果において一次処理を目的とす
るものであって、この効果の耐洗清性や耐熱性について
実際には難点がある。
以上要するに、マルチ処理剤として近年注目されている
従来のポリエーテルエステル型のものは、ポリエステル
系合成繊維に対してその用途との関係で実用上充分な耐
洗濯性のある柔軟−親水・制電・防汚性を同時に付与で
きるものは々く、熱セットによって柔軟性風合が劣化し
たり、また該処理剤を得るにその分子量の制御が困難で
再現性が乏しかったシ、更には乳化安定性が劣っていた
りする欠点があるのであるのである。
本発明者は、かかる諸事情に鑑み、斜上の如き従来欠点
を解消するポリエステル系合成繊維用処理剤に関して鋭
意研究した結果、ジカルボン酸成分と短鎖グリコール成
分及びポリオキシアルキレングリコール成分との繰り返
し単位を有する従来公知のポリエーテルポリエステルと
は異なった構造で、分子の末端にジアルキル第三級アミ
ノポリアルキレングリコールエーテル基を有する明確な
ブロック構造を持ったジアルキルアミノポリアルキレン
クリコールエーテル化ポリニステルハ、その平均分子量
を制御して再現性が得られ易く、そしてその第四級アン
モニウム塩である、分子の末端に第四級アンモニウムポ
リアルキレングリコールエーテル残基を有する、ブロッ
ク型第四級アミノポリアルキレングリコールエーテル化
ポリエステルが、乳化剤を使用しなくても乳化分散性乃
至乳化安定性に優れ、ポリエステル系合成繊維への吸尽
性が良く、前記した従来公知のポリエーテルポリエステ
ルと比較して繰り返し洗濯を行っても柔軟性・親水性・
訓電性・防汚性において優れた耐久性を示すことを発見
し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち本発明は、70モルチ以上が芳香族ジカルボン
酸若しくはその低級アルキルエステルである二塩基酸又
はその低級アルキルエステルと次の一般式(I)で表わ
されるグリコールとから構成された繰り返し単位を有す
るポリエステルにおいて、該二塩基酸又はその低級アル
キルエステルに対し次の一般式(II)で表わされるN
、N−ジアルキルアミノポリアルキレングリコールエ−
テル5〜40モルチの比率で反応させ、該ポリエステル
の末端にN,N−ジアルキルアミノポリアルキレングリ
コールエーテル残基を形成せしめたブロック型N,Nー
ジアルキルアミノポリアルキレングリコールエーテル化
ポリエステルを得、次いで該ポリエステル中のN,N−
ジアルキルアミノ基を四級化することによって得られる
、高分子末端基として次の一般式(III)で表わされ
る第四級アンモニウムポリアルキレングリコールエーテ
ル残基を有する、ブロック型第四級アミツボ1)アクレ
キレンゲリコールエーテル化ポリエステルから成るポリ
エステル系合成繊維用処理剤に係る。
一般式(■); HO (CH2)zOH 一般式(■)ニ 一般式(■); 〔但し、jは2〜4の整数。m 、!: nとは正の整
数で、fn十n= 1 0 〜1 0 00 R+とR
2とは炭素数が1〜20の同−又は異なるアルキル基。
R3は水素、メチル、エチル又はメトキシメチル基。
R4は低級アルキル又はヒドロキシ低級アルキル基。X
はアニオン活性残基。一般式中のポリアルキレンオキサ
イド鎖である ( CH2CHzO垢−とがブロック又はランダムに共
重合したもの。〕 本発明において使用される芳香族ジカルボン酸としては
、テレフタル酸が好ましいが、インフタル酸やナフタレ
ンジカルボン酸等でもよい。その他の二塩基酸としては
、脂肪族ジカルボン酸や脂環族ジカルボン酸があり、ア
ジピン酸が好ましいが、コハク酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸又はシクロヘキサンジカルボン酸等でもよい。こ
れらのジカルボン酸ハメチルエステルやエチルエステル
等の低級アルキルエステルとして用いてもよい。
芳香族ジカルボン酸又はその低級アルキルエステルの二
塩基酸又はその低級アルキルエステル全景に対するモル
チは70モルチ以上であり、好ましくは80〜90モル
チの範囲内である。この配分割合は、ポリエステル系合
成繊維の表面に対する濡れや親和性に影響を与え、結果
的には耐久性を左右するため重要である。芳香族ジカル
ボン酸又はその低級アルキルエステルが全量の70モル
チより少なくなると、ポリエステル系合成繊維の表面に
対する親和性が減少し、熱セットによって耐久性を発現
する効果が小さくなる。また、脂肪族又は脂環族ジカル
ボン酸更にはこれらの低級アルキルエステルを全量の3
0モルチより少ない範囲で使用することにより、得られ
るポリエステルの溶融温度が下がるため取り扱い易くな
り、ポリエステル系合成繊維を処理した場合に摩擦係数
を下げる効果が認められる。
また、本発明において使用されるグリコールとしては、
炭素数2〜4のアルキレングリコール、例エバ、:r−
チレンクリコール、1.2−7”ロパンジオール、1.
3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール等があ
る。
更に、本発明において使用されるN、N−ジアルキルア
ミノポリアルキレングリコールエーテルは、活性水素基
を有する脂肪族二級アミンにアルキレンオキサイドを付
加させたブロック型又はランダム型の分子の片末端に三
級アミン基を有する、分子量500〜6000のポリグ
リコールとして得る。ここに用いる脂肪族二級アミンと
しては炭素数1〜2Oのもの、例えばジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジエチルアミン、n−ジブチルアミン
、ジオクチルアミン、ジラウリルアミン、シバルミチル
アミン、ジステアリルアミン等が使用でき、好ましくは
炭素数4〜18のものであるカ、ヒドロキシエチル−又
はヒドロキシプロピルジアルキルアミンから出発しても
よい。また、アルキレンオキサイドとしては炭素数2〜
4のもの、すなわちエチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド又はブチレンオキサイドがある。前記のような
脂肪族二級アミンへのアルキレンオキサイドの付加反応
には特に制限はないが、生成物の着色を防止し得る方法
(例えば特公昭51−48199号に記載の方法)によ
るのが好ましい0以上説明した成分を用いて重縮合し、
本発明におけるブロック型N、N−ジアルキルアミノポ
リアルキレンクリコールエーテル化ポリエステルを得る
には、前述した二塩基酸又はその低級アルキルエステル
に対するN、N−ジアルキルアミノポリアルキレンクリ
コールエーテルのモルチが重要である。このモルチによ
って、重縮合で得られるブロック型N、N−ジアルキル
アミノポリアルキレンクリコールエーテル化ポリエステ
ルの平均分子量やその第四級アンモニウム塩が発揮する
柔軟性・親水性・制電性・防汚性の制御を行うことがで
きるからである。すなわち、該モルチは5〜40の範囲
であり、好ましくは10〜3Oの範囲が良い。該モルチ
が5未満の場合、平均分子量の制御が困難となり、この
場合にその第四級アンモニウム塩が発揮する親水性や制
電性が不足し、逆に該モルチが40を超える場合、平均
分子量が小さくなり、この場合にその第四級アンモニウ
ム塩が発揮するポリエステル系合成繊維への親和性が低
下し、耐久性が不足するのである。
重縮合反応の条件は通常の線状ポリエチレンテレフタレ
ート製造法に準ずればよいが、本発明における製造上の
特徴は、’N、N−ジアルキルアミノポリアルキレング
リコールエーテルを重縮合反応の初期に目標とするブロ
ック型N、N−ジアルキルアミノポリアルキレングリコ
ールエーテル化ポリエステル共重合体の分子量に対応す
る必要量を添加する点にある。この方法によれば、N、
 N−ジアルキルアミノポリアルキレングリコールエー
テルを該共重合体の末端基として作用させ、その使用量
によって得られる該共重合体の平均分子量を制御するこ
とができ、結局は処理剤としての再現性が良好になるの
である。例えば、所定量のジカルボン酸の低級アルキル
エステルとグリコールとを反応釜に仕込み、通常のエス
テル交換触媒を0.05〜020重量%添加し、窒素ガ
ス下に140〜220℃で5時間反応させ、エステル交
換を終了する。次いで、N、N−ジアルキルアミノポリ
アルキレングリコールエーテル及び重縮合触媒の所定量
を添加し、240〜280℃で0.5薦珈の減圧下に2
時間重縮合反応を行う。このようにし得るブロック型N
、N−ジアルキルアミノポリアルキレンクリコールエー
テル化ポリエステル共重合体のGPCで測定したポリス
チレン換算平均分子量は1500〜15000程度であ
る。
そして最後に、適当な第四級化剤を用いて第四級化反応
を行なう。この場合の第四級化剤としては例えば、メチ
ルクロライド等の低級アルキルハライド、ジメチル硫酸
、ジエチル硫酸等の低級アルキル硫酸エステル、トリメ
チルホスフェート、パラトルエンスルホン酸メチル、フ
ェニルホスホン酸ジメチル等のリン酸トリアルキル、ス
ルホン酸エステル、ホスホン酸エステル等がある。これ
らを用いた第四級化反応は、前述のブロック型N。
N−ジアルキルアミノポリアルキレングリコールエーテ
ル化ポリエステルの1分子中の第三級アミン1個に対し
て第四級化剤0.5〜1.5モル程度の割合で、溶媒は
使用しても又は使用しなくてもよく、常圧下に行なう。
但し、メチルクロライドのような第四級化剤の場合は加
圧下に行なう方がよい。具体的に、本発明における第四
級アンモニウム塩の合成は、各種の条件下で可能である
が、例えば、溶媒としてインプロパツールを使用し、該
溶媒中にN、N−ジアルキルアミノポリエチレングリコ
ールエーテル化ポリエステルを溶解し、次いでこの溶液
に第四級化剤として硫酸ジエチルを該ポリエステルの第
三級アミンと当量加え、環流下に4時間加熱する。また
、他の方法として例えば、前述のブロック型N、N−ジ
アルキルアミノポリアルキレングリコールエーテル化ポ
リエステルを、溶媒中で、該ポリエステルの第三級アミ
ンを適当な無機酸又は有機酸を用い中和して酸塩とし、
更にエチレンオキサイド等の低級アルキレンオキサイド
を反応させることにより、ヒドロキシ低級アルキル化さ
れた第四級アンモニウム塩とすることもできる。かくし
て、ブロック型第四級アミノポリアルキレングリコール
エーテル化ポリエステルを得る。
本発明に係る処理剤は、以上説明したように、ブロック
型第四級アミノポリアルキレングリコールエーテル化ポ
リエステルから成るもので、この処理剤の使用対象であ
るポリエステル系合成繊維ハ、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンテレフタレート・インフタレート又
はポリエチレンテレフタレート−ブチレンテレフタレー
トから彦るポリエステル合成繊維や原糸改質された改質
ポリエステル合成繊維(例えば塩基性又は酸性染料可染
性ポリエステル、制電性ポリエステル、難燃性ポリエス
テル)等から成る糸、綿、織物、編物である。そして必
要があれば、かかるポリエステル系合成繊維へ本発明に
係る処理剤を使用するに際し、本発明の効果を損なわな
い範囲内で他の改質剤や補助剤の類を併用することも可
能である。
以下に、本発明の構成と効果とをより具体的にするため
、合計穴つの試験区分を挙げて説明する。
各試験区分中で部とあるのは重量部を、実とあるのは本
発明に係る実施例を、比とあるのは比較例をそれぞれ意
味し、試験条件及び測定法並びに評価基準等は次の通シ
である。
(1)ポリエステル繊維への付与条件 (1−1)ポリエステル(100%)ステープルの場合
:セミダル1.4デニール×38調カツトを脱脂し、ス
プレー法で0.3重量%付着させ、90℃×60分乾燥
し、150℃×15分熱セットした。
(1−2)ポリエステルトリコットの場合:3重量%溶
液に浸漬後、100%に絞シ、90℃×30分乾燥し、
160℃×3分熱セットした。
注)ポリエステルタフタの場合は(6)に記載した。
(2)洗濯条件 市販の洗剤ザブ(商品名、花王石鹸社製)のl f/l
溶液中で40℃×5分攪拌し、40チに絞り、水洗した
(3)柔軟性の評価 (3−1)風合による評価:熟練者4名によるハンドリ
ング評価を行い、10点満点法で平均点を出し、次のよ
うに評価した。
(3−2)静摩擦係数による評価:ポリエステルステー
プルをレーダー法にて、20℃×65%RHで繊維−繊
維間の静摩擦係数を測定し、次のように評価した。
(4)親水性の評価 (4−1)ポリエステルステープルの場合:ポリエステ
ルステープル1gを直径約43の球状となし、静かに水
面に置いて沈降する迄の時間(秒)を測定した。この時
間が短い程、親水性が良好である。
(4−2>ポリエステルトリコットの場合二1αの高さ
から布の上にマイクロシリンジで水滴を落し、布の表面
から水による反射面が消失する迄の時間(秒)を測定し
た。
この時間が短い程、親水性が良好である。
(5)電気抵抗(いずれも23℃×60%RHで測定し
た) (5−1)ポリエステルステープルの場合:東亜電波工
業社製の超絶綴針(SM−5E型)と電極ボックスとを
用い、ポリエステルステープル40 d/1gの表面漏
洩抵抗を測定し、次のように評価した。
(5−2)ポリエステルトリコットの場合:武田理研社
製のウルトラ ハイ メゴームメータ(TR−42型)
を用いて表面 漏洩抵抗を測定し、(5−1)と同様に評価した。
(6)防汚性の評価 ポリエステルタフタに染色同浴処理条件に準じて次のよ
うに給油した0すなわち、pH4〜5の酢酸酸性下、ポ
リエーテルエステル共重合体の固形分1%水溶液5gと
ポリエステルタフタ120gとの混合物を15分で13
0℃まで昇温し、更に130℃×1.5〜2.0 kf
ld x 20分処理したタフタを、浴比1:30の還
元浄洗液中へ入れ、80℃×20分再び処理した後、水
洗し、乾燥した。このように調整したポリエステルタフ
タに、自動車エンジンオイルの廃油を直径5〜10mの
大きさに付着汚染させ、1分間放置後、濾紙ではさんで
200gの荷重を2分間かけたO次いで、この汚染タフ
タを、家庭用洗濯機を使用し、40℃の水で3分間洗い
、流水にて1分間すすいだ後、脱水して風乾した。
この操作は2回繰り返した0このように処理したタフタ
を、直射光をさけて肉眼で観察し、次のように5段階で
評価した0 (7)ブロック型N、N−ジアルキルアミノポリアルキ
レングリコールエーテル化ポリエステルの平均分子量 ケル パーミェーション クロマトグラフィー(GPC
)によりポリスチレン換算平均分子量として表わした。
使用機器等は次の通シである。東洋曹達社製のHLC−
801A(カラム=G2000HsX2m、溶離液=テ
トラヒドロフラン、試料濃度=0.1重量%、検出器=
屈折計)。
・試験区分−1 牛脂原料より誘導されたジステアリルアミン493部を
オートクレーブに仕込み、窒素置換後、抗酸化剤(スミ
ライザーBB、住友化学工業社製)10部を加え、10
0〜110°にて無触媒でプロピレンオキサイド63.
8部を3〜4〜/dの圧力下に反応させ、ジステアリル
ヒドロキシグロビルアミンを得た。第三級アミン価は9
8.2であった。次いで、この第三級アミノに触媒とし
てフレーク状のKOHを8.75部加えた後、130〜
150℃にて3〜5kg/dの圧力下にエチレンオキサ
イド1450部を4時間要して反応させた。触媒等を吸
着処理した後、Fi遇して平均分子量2000のN、N
−ジステアリルアミノポリエチレングリコール(33モ
ル)ポリプロピレングリコール(1モル)エーテル(以
下、これを単に化合物Aと略称する)を得た。
・試験区分−2・ テレフタル酸ジメチル165部、アジピン酸ジメチル2
6.1部、エチレングリコール136.4部、酢酸マン
ガン4水塩0.29部、三酸化アンチモン0.096部
を混合し、窒素気流下において、140〜220℃でメ
タノールを留出させながら6時間反応させ、はぼ理論量
のメタノールが留出したところで亜リン酸0.067部
のエチレングリコール溶液を加え、次いで化合物A40
0部を加えて、20yttxHgの減圧下で220〜2
50℃において60分間、続いて0.8〜0.6 ll
llHgの減圧下で250〜280℃において60分間
、重縮合を行った。
得られた共重合体(以下、これを単に化合物Bと略称す
る)のポリスチレン換算平均分子量は4300であった
この共重合体をインプロパツールに溶解し、加熱環流下
に攪拌しつつ、該共重合体中の第三級アミノ基の1.0
当量に相当する硫酸ジメチルを滴下し、4時間反応させ
た後、インプロパツールヲ含んだブロック型N、N、N
−ジステアリルメチルアミノポリエチレングリコールエ
ーテル化ポリエステル第四級アンモニウム塩(以下、こ
れを単に化合物Cと略称する)を得た。このアンモニウ
ム塩溶液を60℃にて溶融したまま、60℃の温水を攪
拌しつつ3分間要して投入し、該アンモニウム塩固形分
10重量係の安定で粘稠な乳化液(実−1)を得た。
そして、この乳化液をポリエステルステープルに前述の
如く付与したものを調湿後、次のような比較例とともに
評価した。第1表はその結果であるが、比−1は未処理
布、比−2はテレフタル酸+エチレングリコール+ポリ
エチレングリコール等を共重合して得られたと見られる
ところの定評のある市販の処理剤パーマローズTM(イ
ンペリアルケミカルインダストリー社製)の場合、比−
3は獣脂アルキルアミン1モル+エチレンオキシド10
モル(695g)+アジピン酸0.833モル(122
g)を重縮合して得た第三級アミノ基含有ポリエステル
の酢酸塩の場合である。
第1表 第1表の結果から明らかなように、従来公知の共重合体
(比−2、比−3)による処理布は、洗濯後の導電性、
風合及び親水性が低下するのに対し、本発明(実−1)
による処理布は、洗濯による導電性、風合及び親水性の
低下がなく、耐洗濯性の良好であること及びそれが従来
公知の共重合体に比べて極めて優れていることが判る。
・試験区分−3 ジカルボン酸成分として、テレフタル酸ジメチル/アジ
ピン酸ジメチル= 70/30 (モル比)を使用し、
化合物Aのジカルボン酸成分全量に対するモルチを変え
て、実−1の場合と同様に共重合体を合成した。得られ
た共重合体のポリスチレン換算平均分子量は第1図の通
りであった。第1図は横軸に前述の如き化合物Aのモル
チ、縦軸に対数区分で前述の平均分子量を示している。
第1図の結果から明らかなように、分子量は絶対値では
ないが、化合物Aによって共重合体の平均分子量を制御
することのできることが判る。
拳試験区分−4 化合物Bをインプロパツールに溶解し、加熱環流下に攪
拌しつつ、その第三級アミン基に対する当量換算で第2
表中記載の第12!7R化剤を滴下し、4時間反応させ
た後、60℃にてインプロパツールの半量を減圧留去し
た。得られたN、N、N−ジステアリルメチルポリエチ
レングリコールエーテル化ポリエステル第四級アンモニ
ウム塩(第2表中において、化合物C1、C2、C3と
略称した)を60℃の水に分散させその乳化分散性と溶
液安定性(30℃で3日後)とを比較評価した。第2表
はその結果であるが、表中◎は非常に良い、Oは良い、
△はやや悪い、×は分離するである。尚、第2表中で、
比−5及び比−6に共重合体とあるのは、ジメチルテレ
フタレート/ジメチルイソフタレ−)= 80/20 
(モル比、150部)十エチレングリコール(120部
)+ポリエチレングリコールモノフェニルエーテル(平
均分子量3100.340部)を重縮合して得たポリエ
ーテルエステル共重合体である。
第2表 (注:*1の乳化剤は、 c9H1++−()−o (CH2CH20)6 5O
3NH4である。)第2表の結果から明らかなように、
本発明における化合物CI、 C2、C3は、乳化剤を
使用しなくても、分散性及び溶液安定性の良好な水性エ
マルジョンとすることのできることが判る。
・試験区分−5 化合物Aとジカルボン酸成分全量とのモル比及び、該ジ
カルボン酸成分中のテレフタル酸とアジピン酸とのモル
比を種々変えて、化合物Bを得る前述の方法にしだがっ
て共重合体を製造した。そして、第四級化剤によりこれ
らの共重合体を第四級アンモニウム塩としてその固形物
5重量係の水分散液となし、ポリエステルステーブルを
処理した。その結果は第3表及び第4表に示す通りであ
るが、第4表中の比−10は、前記したパーマローズT
Mの5重量溶液を調整し、同様にポリエステルステープ
ルを処理した結果である。
第3表(実施例の結果) 第4表(比較例の結果) (注:第3表及び第4表において、柔軟性は静摩擦係数
による評価である。また、いずれも熱セツト後のものを
対象としている。そして、(a)はテレフタル酸、(b
)はアジピン酸、(4)は化合物Aである。) 第4表に対する第3表の結果からも明らかなように、各
実施例はいずれも洗濯前後において優れた評価乃至結果
が得られているが、対して比較例は、洗濯前においては
優れた評価の得られているものもあるが(比−7、比−
8)、いずれも耐洗濯性のないことが判る。
・試験区分−6 化合物Aを得る場合と同じ反応により、次の第5表に示
すようなN、N−ジアルキルアミノポリアルキレングリ
コールエーテルのアルキル鎖長及びポリオキシアルキレ
ンの種類並びにその鎖長を変えたものを合成し、次いで
化合物Bを得る場合と同様にして種々のN、N−ジアル
キルアミノポリアルキレングリコールエーテル化ポリエ
ステルを得た。そして、これらを第四級化剤と反応させ
、ブロック型、第四級アミノポリアルキレングリコール
エーテル化ポリエステルとなし、水に乳化させて、5重
量%の水系エマルジョンとし、ポリエステルトリコヴト
を処理した。!た併せて、前記(6)に示した方法でポ
リエステルタックを処理した。
その結果を第6表に示す。
第5表 (注:R1、R2、R3、mSn、m−4−nはイスレ
モ前述の一般式中における記号である。各実施例はいず
れも、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸/アジピン
酸=85/15モル比を用い、かかるジカルボン酸成分
全量に対しN、N−ジアルキルアミノポリアルキレング
リコールエーテルを20モル多用いたものである。) 第6表 (注:比−10は前記のパーマローズTM、比−11は
未処理布、比−12は前述した比−5及び比−6におけ
る共重合体の場合である。)第6表の結果から明らかな
ように、分子末端にブロック型第四級アミノポリアルキ
レングリコールエーテル残基を有する各実施例の場合は
、柔軟性風合、制電性、親水性及び防汚性のいずれも、
洗濯前後において大きな差異がなく、優れた効果を発現
しているのに対し、各比較例は洗濯後においてこれらの
効果が著るしく劣っていることが判る。かかる結果は、
分子末端に存在するブロック型第四級アミノポリアルキ
レングリコールエーテル残基の親水性や制電性等が従来
公知のポリオキシアルキレン鎖よりも優れていること及
び分子末端の第四級アンモニウム塩がポリエステル系合
成繊維表面に対し吸着性の勝ることによるものと考えら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関して得られる共重合体のポリスチレ
ン換算平均分子量を示すグラフである。 第1図 イヒ令物A4七レメ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.70モル係以上が芳香族ジカルボン酸若しくはその
    低級アルキルエステルである二塩基酸又′ はその低級
    アルキルエステルと次の一般式(I)で表わされるグリ
    コールとから構成された繰り返し単位を有するポリエス
    テルにおいて、該二塩基酸又はその低級アルキルエステ
    ルに対し次の一般式(TI)で表わされるN、N−ジア
    ルキルアミノポリアルキレングリコールエーテルを5〜
    40モル係の比率で反応させ、該ポリエステルの末端に
    N、N−ジアルキルアミノポリアルキレングリコールエ
    ーテル残基を形成せしめたブロック型N、N−ジアルキ
    ルアミノポリアルキレングリコールエーテル化ホリエス
    テルヲ得、次いで該ポリエステル中のN、N−ジアルキ
    ルアミノ基を四級化することによって得られる、高分子
    末端基として次の一般式(m)で表わされる第四級アン
    モニウムポリアルキレングリコールエーテル残基を有す
    る、ブロック型第四級アミノポリアルキレングリコール
    エーテル化ポリエステルから成るポリエステル系合成繊
    維用処理剤。 一般式(■): HO(CH2)tOH 一般式(■)ニ 一般式(■): 〔但し、lは2〜4の整数。mとnとは正の整数で、m
    +n = 10〜’100o RtとR2とは炭素数が
    1〜20の同−又は異なるアルキル基。 R3は水素、メチル、エチル又はメトキシメチル基。R
    4は低級アルキル又はヒドロキシ低級アルキル基。Xは
    アニオン活性残基。一般式中のポリアルキレンオキサイ
    ド鎖である+cH2cH鴨% CH2CH2O虻は、−
    +CH2CHOすと+CHzCH20←とがブロック又
    はランダムに共重合したもの。〕
JP23847683A 1983-12-16 1983-12-16 ポリエステル系合成繊維用処理剤 Granted JPS60134071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23847683A JPS60134071A (ja) 1983-12-16 1983-12-16 ポリエステル系合成繊維用処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23847683A JPS60134071A (ja) 1983-12-16 1983-12-16 ポリエステル系合成繊維用処理剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60134071A true JPS60134071A (ja) 1985-07-17
JPS6257747B2 JPS6257747B2 (ja) 1987-12-02

Family

ID=17030803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23847683A Granted JPS60134071A (ja) 1983-12-16 1983-12-16 ポリエステル系合成繊維用処理剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60134071A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6257747B2 (ja) 1987-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4156073A (en) Branched water-dispersible polyester
US4331797A (en) Ester containing silylated polyethers
US3459697A (en) Reaction product of a polyamide,a halogenated polyoxyalkylene,and an epihalohydrin
US4111816A (en) Phosphorus-containing polyester and size compositions
US5773507A (en) Anti-static composition and process for making same
GB2075514A (en) Durable antisoiling coatings for textile filaments
US4361623A (en) Flame retardant antistatic additives and antistatic fibers
US4215026A (en) Aqueous dispersion of a branched polyester
US4229554A (en) Flame retardant antistatic additives and antistatic fibers
US4165303A (en) Polymer compositions containing poly (alkylene ether) esters of polybasic acids
JP4529048B2 (ja) ポリエステル系処理剤及び該処理剤で処理された被処理品
JPS60134071A (ja) ポリエステル系合成繊維用処理剤
US3351622A (en) Polymers and textile materials treated therewith
JPS6254811B2 (ja)
US4804483A (en) Cationic soil release polymers
JPH0160060B2 (ja)
JPS6047389B2 (ja) ポリエステル系合成繊維用処理剤
US4303767A (en) Flame retardant antistatic additives and antistatic fibers
JP2887944B2 (ja) ポリエステル系繊維用処理剤
US4294944A (en) Flame retardant antistatic additives and antistatic fibers
US4312966A (en) Flame retardant antistatic additives and antistatic fibers
JPH0660465B2 (ja) 合成繊維用親水性付与剤
JP2937570B2 (ja) 炭素繊維用サイジング剤
US4304801A (en) Process for producing flame retardant antistatic fibers
US4873003A (en) Cationic soil release polymers

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees