JPS6012933Y2 - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、列をな
して配置されポンプシリンダ内に往復動可能並びに回動
可能に案内されて斜めの制御縁を有しているプランジ□
ヤを備えており、′ポンプの縦方向に□カム軸と平行に
支承□されて圧送量を変える目的でプランジャを回動さ
せモタめ番こ゛しゆう動可能な１つの調節棒を備えてお
り、ごの調節棒は客プ“ランジャの調節部分に係合する
調整部分のグループを２つ有しており、第１グーループ
は１つの保持棒に不動に結合され七いてＪ巣２′グル□
−プは、前記保持棒と平行に配置きれて保持棒とは無関
係に操作可能な１つの切替棒ｇ’：、；ｉう上第゛１グ
ループに対して相対的に保持棒上でしゆう動可能である
形式の゛もめに関する。

□ ″ □゛；゛このような構造形式の公知の燃
料噴射ポンプの場合（ドイツ国実用新案第７８１４５８
５号参照）、多部分構造の調節棒に□よってポンプ部材
７ｊ）１ものグループを運転中細のポンプ部材の位置と
無関係に″停止させることができる。

このような処置に、よってとりわけ無負荷運転時又は部
分負荷運転時に一層良好な排出ガスエミッション値が得
られる。

というのは依然として作動している残りの機関シリンダ
が大きな負荷を受け、ひいてはより完全な燃焼を惹起す
るからでφる。

、；れによつ、て燃料消章量も低減され、その結果機関
潤滑油中へ燃料が入り込むのもわずか番となり、従って
潤滑油の希薄化が最少蔭にと゛とめとれる。

このようなシリンダのしゃ断操作は例えば廿イ゛ロ車め
場合に機関の１つ又は複数のシリンダが空気コンプレッ
サとしで切り替えられる場合にも利点を有する。

多部分構造の調節棒はまた判型噴射ポンプの既存のスペ
ースにできるだけ配置できるようにするために個個の構
造部材もわずかな所要スペースである。

この公知の燃料噴射ポンプの場合シリンダのしゃ断に使
われる調節棒分割部分を結合している切替棒は極めて小
さな横断面を有しているに過ぎず、その結果切替棒がそ
の操作の際に折損もしくは屈曲を生ずる危険をまぬがれ
ず、これに伴って摩擦力が大きくなるごとによって切替
棒の所要操作力も大きくなると共に作動を続けている方
のポンプシリンダへ作用する残りの調節棒分割部分の調
整が妨げられる。

実用新案登録請求の範囲第１項後段に示す本考案の特徴
を有する燃料噴射ポンプ番とよれば前述の公知例と異っ
て次のような利点が得られる。

即ち、調節棒のための既存の構造スペースを改変させる
ことなく切替棒の案内が大幅に改良され、操作に伴う切
替棒め折損又は屈曲が切替棒全長にわ□たって連続的比
゛なされる案内によって阻止されるめである。

調整部分相互間に設けられる戻しばねも最大限の外径ミ
ｂいては極めて弱いばね力を有するものとし・て製作す
ることができる。

実用新案登録請求の範囲第２項以下には本考案による調
節棒め有利な個側め実施態様が示されて□いる：例えば
第２項および第３項の構成によれば製作容易で確実な手
段によって第２グループとしての“しゆう動可・能な調
整部分め連結が可能になり、この連結６４構造部材の不
都合な締付げを防止して摩擦の小さい操作を可能にす“
る。

、即ち、第４項もしくは第５項の構成によればさら、に
製作の簡易化が得られ、□第６項の構成によれば調節棒
のすべての調整部分を等しく製作する二とができ、従っ
て部材数が少なくなって部品保管も容易になる。

保持棒上に固定されるか又は案内されるスリーブ状めす
べての部材ｉこ保持棒によって貫通される縦孔が形成さ
れて、かつ調整部材を・ラック式のスリニブどして製作
されているならば、第９墳の構成によって最良の構造ス
ペース利用が果たされる。

次に図面に示した実施例について本発明を説明１１ する： ・−・ 第１図および第２図に示す調節棒１１は第２図中に鎖線
で示す燃料噴射ポンプ１１に属している。

この燃料噴射ポンプ１１は周知の形式で判型噴射ポンプ
として構成されており、列をなして各ポンプシリンダ１
２内で軸方向しゆう動可能かつ回動可能に案内されてい
て斜めの制御縁を有しているプランジャ１３を備えてい
る。

これらのプランジャ１３は燃料噴射ポンプ１１の縦方向
に支承されて圧送量を変えるために縦方向しゆう動可能
な調節棒１０によって調節部材１４を介して回動可能で
ある。

これらの調節部材１４はいずれも１つめ調節ピニオン１
５を有する１つの調節スリーブ１６から戒ってわり、こ
れらの調節スリーブ１６はプランジャ１３の軸方向の相
対運動は許すが回動力向ではこのプランジャ１３を連行
する□。

多数の構造部材からまとめられていていわば分割された
調節棒をなしている調節棒１０はプランジャ１３の調節
部分１４と協働するスリ〒ブ状の調整部分１７．１８の
２・つのグループを有している。

°第１グループに属する調整部分１７は不動に１つの保
持棒１９に結合・されでおり、第２グル〒プに属する調
整部分１８は保持棒１９と平行に配置されるこの保持棒
１１とは無関係に操作可能な１つの切替棒２・１によっ
て互いに連結されている。

調整部分１８はこの場合保持棒１．９上でしゆう動可能
に案内されていて、１四と調整部分１７に対して相対的
に切替棒２１の操作によって調節棒１０の軸線方向で、
それも矢印２２においてマイナス符号で示した停止方向
で調節することができる１切替棒２１はこのため１つの
切替片、２゛３を備・えている′１この切替片２３は１
つのスリーブ状の、同時に調節棒案内として使われるす
べりスリーブ２４″とこのすべりスリーブ５２４に固定
された１つのストッパ２５とから戊っている。

□矢印２・６で示されているように、切替片″２３のス
トッパ２５を介して切替棒２１は調整部分１８によって
操作されるポンプ部材を停止させる場合に１つの電磁石
又は他の調節部材を介して操作することができる竺調整
部分１７と協働するポンプ部材は符号量・７・でミ調整
部分１・８と協働するポンプ部材は符号２・・８でそれ
ぞれ示されている。

調節棒１０の場合調整部分１７．１８がラック式スリー
ブとして構成されていて、１つのラックの一部どしてみ
なすことのできる歯２９を有しており、この歯２９は調
節部材１４の調節ピニオン、１：５に歯形セグメントと
して構成されている各１つの外歯′３１・とかみ合う。

調整部分にいわゆるリン１り・調整用のみぞを形成して
もよい。

スリーブ状の調整部分１７．１８は部品の単一性の理由
から等しい長さに製作されていて、保持棒１９を受容す
る各１つの縦孔３２．３３を有しでいる。

第３図の横断面図で理解されるように、第１グループに
属する調整部分１７のいずれも１つの横孔３４を貫通す
る１つの固定ピン３５によって保持棒１９に不動に結合
されている。

、第２グループに属する調整部分１８はその縦孔３：３
を介してしゆう動可能に保持棒１９上に案内・されてい
て、・壁部を貫通する１つの開口３６を有し：でおり鵠
この開口３６は調節棒１・０の縦軸線に対して直角な横
みぞの形に形成されていて、この横みぞへ切替棒２１上
にろう接によって固定された連行片としての鋼球３７が
嵌まっていて、切替棒、２．１を保持棒１９に対して相
対的にしゆう動さぜるのに伴って１つ又は複数の調整部
分１８を連行する。

調整部分１．８が第４図に破線で示している。

ように１つの横孔３４′をも有している場合には調整部
分１７の機能をも果たすことができ、従って所要部材の
種類および数が少なくなり、倉庫保管も簡単になる、。

第１．図〜第４図から理解されるように、四角形横断面
の形材から一製作されている切替棒２１はその横断面形
に相応した形状に保持棒１９に形成・されている１つの
縦みぞ３８内で案内されている。

切替棒２１は保持体１９上でしゆう動可能なすべての調
整部分Ｆ８を切替片２゛３゛に結合しており、切替片２
３の保持棒、１９上でしゆう動可能なすべりスリーブ２
４は調整部分１８と同様に１つの横みぞ３６′に係合す
る１つの鋼球３７′を介して切替棒２１に連結されてい
る。

全長にわたって三つの面にわたづて縦みぞ３８によって
つかまれている切替棒２１はその第４の面を介してスリ
ーブ状の調整部分１７．１Ｂ、切替片２３のすべりスリ
ーブ２４、さらに付加的に少なくとも１？のスペーサス
リーブ３９によって偏位もし櫂は屈折を阻止され、要す
るにこの第４の面においても案内されている。

切替棒２１の全長にわたるこのような案内のため切替棒
２１自体は比較的小さな横断面のものとして製作するこ
とができる。

というのはたんに引張り作用と圧縮作用とを受けるだけ
だからである。

縦みぞ３８によって、調節棒１０の全長に延びている保
持棒１９の横断面は極めてわずかな弱化を伴うに過ぎず
、従って曲げ強度は事実上影響を受けない。

保持棒１９の切替片２３とは反対側の端部には第２のす
べりスリーブ４１が固定ピン３５を介して固定されてい
る。

このすべりスリーブ４・１は調整部分１７．１８と同じ
基材から製作することができ、その縦孔４２の長さも調
整部分１７．１８の縦孔３２．３３の長さに相当する。

最も外側に位置する調整部分１７．１８に隣り合う２つ
のすべりスリーブ２４．４１は有利に調節棒、１０の構
造長さを最良に利用することになり、併せて燃料噴射ポ
ンプ１１のケーシング内で調節棒１０を支承するために
最良の案内長さを有することになる。

□調整部分１７．１８内の縦
孔３２，３３およびすべりスリーブ４１内の縦孔４２お
よび切替片、２３のすべりスリサブ２４内の縦孔４３は
いずれもこれらスリーブ状の部材１７．１８，４１．２
４の周面に対して偏心的に、しかも歯２９とは反対側の
壁部個所４４の方へずらされている（第３図および第４
図参照）。

第５図の横断面図から理解されるよ・う、に、すべりス
リーブ４１はその周面４５の壁部個所４４とは反対側に
１つの縦みぞ４６を有しており、この縦みぞ４６は（す
べりスリーブ２４の面取り部４７と共に、すべりスリツ
プ２４．４１を支承しているポンプハウジング両端のブ
ツシュ（図示せず）のｔこめの潤滑みぞとして、また調
節棒・１０やポンプ部材２７．２８を内蔵しているポン
プハウジング内部室からブツシュを通しての空気抜きの
ために役立つ。

□保持棒１９の、いわゆる調節棒つば４８および横
孔４９を有している方の端部は調速機又は調節棒１０用
の調整部材を連接する９に役立ち、、反対側や端部は１
つの閉鎖部分５１を備えていて、この閉鎖部分５１は可
動のすべての調節棒部分の組付は後に１つのピン５２を
介して保持棒１９に結合される。

図示の実施例においてはこの閉鎖部分５１が１つの突起
５３を有しており、この突起５３！こ矢印５４で示すよ
う、に１つの磁石が作用して調節棒１０を停止方向へし
ゆう動させることができる。

この磁石の停止運動に伴ってすべての調整部分１７．１
８が互いに操作され、かくしてすべてのポンプ部材２７
．２８も停止きれる。

しかし、矢印、２６で示されているようにｉｌつの切替
磁石が切替片２３のストッパ２５に作用する・と、切替
棒２１を介してこの切替棒２．１に止って操作される調
整部分１８のみ１．ひいては所属のポンプ部材２８のみ
が停止位置へ調節される↓この調節運動は少なくとも１
つの戻しばね５５Ｖ）力に抗してなされる。

戻しばね５５は一方において１つの調整部分１７に、他
方においては調整部分１８の１つにそれぞれ支えられて
いる。

第１図および第２図から理解されるように、スペーサ各
リーブ３９は調整部分１８の図示の標準位置の保持に役
立つと共に１．連行片３７（鋼球）と切替棒２１との間
の結合がこわれた際に戻しばね、５５ζプラ、ンジャ１
３に作用している力との両方又はいずれかによって当該
調整部分１８が制御を矢な９たまま最大燃料量の圧送位
置へしゆう動゛してしまうのを阻止する。

さらに、このスペーサスリーブ３９は隣り合う調整部分
１７．１８間の範囲での切替棒２１の案内も改良する。

１ １ 。戻しばね５５は切替棒２１を１
受容している保持棒１．９を包囲し、その外径はすべり
スリーブ２４．４１の支承直径まで大きくてよく、従っ
て極めて弱くて調節動作に事実上影響をあたえぬばねを
使用できる。

□゛ 。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の燃料噴射ポンプの調節棒を一部断面し
て示した側面図、第２図は第１図の■−゛■線による縦
断面図、第３図は第１図の■−■線による横断面図、第
４図は第１図のＩＶ−ＩＶ線による横断面図、第５図は
第１図の■−■線による横断面図である。 ・。１０・・・・・・調節棒、１
１・・・・・・燃料噴射ポンプ、１２・・・・・・ポン
プシリンダ、１３・・・：・・・プ：ランジャ、１４・
・・・・・調節部材、１５・・・・・・調節ピニオン、
１６・・・・・・調節スリーブ、１７．１８・・・・・
・調整部分、１９・・・・・・保持棒、２１・・・・・
・切替棒、２３・・・・・・切替片、２４・・・・・・
すべりスリーブ、２５・・・・・・ストッパ、２７．２
８・・・・・・ポンプ部材、２９・・・・・・歯、３１
・・・・・・外歯、３２，３３・・・・・・縦孔、３４
・・・・・・横孔、３５・・・・・・固定ピン、３６・
・・・・・開口、３７・・曲連行片、３８・・・・・・
縦みぞ、３９・曲・スペーサスリーブ、４１・・・・・
・すべりスリーブ、４３・・・・・・縦孔、４６・・・
・・・縦みぞ、４８・・・・・・調節棒つば、４９・・
・・・・横孔、５１・・・・・・閉鎖部分、５２・・・
・・ゼン、５３・・・・・・突起、５５・・・・・・戻
しばね。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、列をなして
   配置されポンプシリンダ内で往復動可能並びに回動可能
   に案内されて斜めの制御縁を有している多数のプランジ
   ャを備えており七ポンプの縦方向にカム軸と平行に支承
   さ゛れて圧送量を変える目的でプランジャを回動させる
   ためにしゆう動可能な１つの調節棒を備えており、この
   調節棒は各プランジャの調節部分に係合する調節部分の
   グループを２つ有しており、第１グループは１つの保持
   棒に不動に結合されていて、第２グループは、前記保持
   棒と平行◆こ配置されて保持棒とは無関係に操作可能な
   １つの切替棒によって第１グループに対して相対的に保
   持棒上でしゆう動可能である形式のものにおいて、切替
   棒２；１カネ調節棒１０の内少なくともしゅう動可能な
   調整部分１８を有している区分全長にわたって、切替棒
   ２１の横断面形に相応・した断面形状をなして保持棒１
   ９に形式されている１つの縦みぞ３８内で案内されてい
   ることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射ポンプ。 ２ 第２グループとしてまとめられている調整部分１８
   はいずれもその壁部を貫通する１つの開口３６を有して
   おり、いずれの開口３６／＞も、切替棒２１に固定され
   て保持棒、１９の輪郭外へ突出している各１つの連行片
   ３７が係合している実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の燃料噴射ポンプ。 ３ 連行片２よ切替棒２１上にろう接された鋼球から戊
   っている実用新案登録請求の範囲第２項記載の燃料噴射
   ポンプ。 ４４ 開０３６は縦軸線に対し°（直角方向の横みぞで
   ある実用新案登録請求の範囲第２項率載め燃料噴射ポン
   プ。 、−５調節棒１０のすべての調整部分
   １７．１８は長さが等しく各１つのラック式の歯２９を
   有しているスリーブから戒？ている実用新案登録請求の
   範囲第２項記載の燃料噴射ポンプ。 ６ 第１グル〒プとしてまとめられている調整部分１７
   のいずれも１つの横孔３４を貫通している１つの固定ピ
   ンを介して保持棒に結合されており、すべての調整部分
   １７．１８が連行片３７用の開口３６並びに横孔３４を
   有している実用新案登録請求の範囲第１項記載の燃料噴
   射ポンプ。 ７ 調節棒１０が、最初の調整部分と最後の調整り 部分とにそれぞれ隣接して調節棒案内として役立てられ
   る各１つのすべりスリーブ２４．４１を有している実用
   新案登録請求の範囲第１項記載の燃料噴射ポンプ。 、′。８一方のすべりスリーブ４１が保持棒
   １９上に固定されており、他方のすベリス゛リーブ２４
   は保持棒１９上にしゆう動可能に案内されていて切替棒
   ２１に結合されている実用新案登録請求の範囲第７項記
   載の燃料噴射ポンプ。 ９ 保持棒上で固定されているか又は案内されているス
   リーブ状のすべての部分が保持棒によって貫通される縦
   孔を有しており、調整部分はラック式スリーブとして構
   成されており、縦孔３２．３３，４２，４３はスリーブ
   状の部分１７．１８，２４．４１の円筒状の外周面に対
   して偏心的に歯２９とは反対側の壁部個所４４側へずら
   されて配置されている実用新案登録請求の範囲第１項記
   載の燃料噴射ポンプ。