JPS6012911Y2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はＳＰＩ （Ｓｉｎｇｌｅ ｐｏｉｎｔ １ｎ
ｊｅｃｔｉｏｎ） （７）混合気分配改善を企図したス
ロットルボディ内に衝突板を有する型式の内燃機関の燃
料供給装置に関する。

、 ・従来の内燃
機関の燃料供給装置としては、例えば第１図に示すよう
なものがある。

第１図に襲で、内燃機関１に連結される吸気管２の集合
部にスロットルボディ゛４が配設される。

このスロットルボディ４にはエアクリーナー８、空気流
量センサー６を経て空気が導入され、絞り弁１２１こよ
り流量を制御されて補助空気導入通路１１を有す名噴射
弁５から噴射される燃料と混合されて吸気管ライザ一部
１０より吸気管２に分配されご・内燃機関１のシリンダ
ーに供給されるようになっている。

この噴射弁５に対向した位置に衝突板３がスロットルボ
ディ４より植設された支持腕３１ａによって支持されて
いて噴射された燃料が衝奥板３に衝突して燃料の霧化及
び空気との混合を良好にするようになっている。

このようなスロットルボディ内に衝突板を設けて醜合気
分配を改善する場合第一１図に糸ず様に衝突板３は絞り
弁・１２の下流で噴射弁５辷対向して位置し、その位置
は固定されている。

（例えば実開昭５５−９７１５５号公報参照）しかしな
がらこのような従来の内燃機関の燃料供給装置にあって
は、・′亘ロットルボディ内の衝突板の位置は特に衝突
板の効果力状きい絞り弁全開時の混合気分配に着目して
決められ、その位置は固定となっていたため、絞り弁の
部分開放から全開までの幅の広い運転条件全域にわたっ
て良好な混合気分配を得ることは困難であった。

即ち絞り弁全開を良好な混合気分配が得られる衝突板の
位置でも部分開放位置では分配が悪くなるという問題点
があった↓ こめ考案は、上述のように従来の問題点に着目してなさ
れたもので、内燃機関め運転条件に応じて衝突板と噴射
弁との間隔を可変にすることにょリミ上述め問題点を解
決することを目的としている。

□ 、以下、この考
案の若干の実施例を図面に基づいて説明する。

□１第２図は、：この考案の一実施例を示す図である。

まず：ｑ二：明すると、内燃機関の全体構成は第１図
あるが、吸気管２の吸気管集合部にはスロットル
ボディ４が位置する。

絞り弁１２の下流には、噴射弁５がほぼ水平にスロット
ルボディ４に取付けられていて、それと対向してスロッ
トルボディ４の吸気通路内で位置が変化可能の本考案の
衝突板１５がスロットルボディ４の壁部を滑動可能に貫
通する水平の支持枠１５ａによって支持されている。

支持枠１５ａは封止リング１４によってスロットルボデ
ィ４と外気とを気密に分離するようになっている。

衝突板１５は吸気管負圧で作動するダイヤフラム１３と
連動されて作動されるが、そのために、位置を固定して
配置される吸気管負圧作動部材１６が設けられて、その
内部にダイヤフラム１３が取付けられていて、吸気管２
から吸気管負圧導入管２ａによって導かれる吸気管負圧
がダイヤフラム１３によって区画された吸気管負圧作動
部材１６内の負圧室１６ａに導入されるようになってお
り、作動部材１６はダイヤフラム１３により負圧室１６
ａから区画される空気室、１６ｂを有し、空気室１６ｂ
には通孔１６ｃが設けられてダイヤフラム１３の変形に
かかわらず空気室１６ｂを大気圧に伴つようになってい
る。

前述の支持枠１５ａは空気室１６ｂの壁部を貫通してダ
イヤフラム１３に固定され、負圧室１６ａ内には負圧に
対抗して働くばね１６ｄがダイヤフラム１３を押すよう
に配置されている。

補助空気導入通路１１は噴射弁５の周囲から空気をスロ
ットルボディ４内に導入するようになっている。

上述の如く構成された本考案の装置の作用を説明する。

第２図の装置は吸気管２ρ吸入負圧で衝突板１５を動か
すものであって吸入負圧が発達している絞り弁部分開放
時はダイヤフラム１３がばね１６ｄの作用に抗して吸引
されて衝突板１５がダイヤフラム１３の作動により噴射
弁５から遠ざかる位置に移動される。

絞り弁部分開放の場合には燃料の噴霧の微粒化が促進さ
れるのに加えて補助空気導入通路１１から導入される空
気によって燃料の微粒化効果力状きい。

従って微細な噴霧は衝突板１５との衝突が少なく燃料の
偏在がなくなると同時に空気との均一な混合が得られる
。

また機関負荷が高くなると、吸入負圧が低くなるためダ
イヤフラム１３はばね１６ｄの作用によって中立の位置
に戻り衝突板１５はスロットルボディ４のほぼ中心位置
になり、噴射弁５から噴射して衝突板１５に衝突した燃
料は吸気管２のライザ一部１０の中心に落下し、燃料は
各気筒に均一に分配されるのである。

第３図には、他の実施例を示す。

この実施例は、第２図の実施例と同じ効果を狙ったもの
で、衝突板１５と噴射弁５との間隔の制御を絞り弁１２
と連動しそ行うものである。

即ち絞り弁１２と１体のレバー１８の自由端に枢支され
るリンク１７及びこのリンク１７の他端に枢支され、ス
ロットルボディ４に樟設した支持枠１９に中央部を枢支
されるり、ンク２０を介して衝突板１５の支持枠１５ａ
が絞り弁１２と連動されている。

この場合絞り・弁１２の開きが少ない絞り弁部分開放域
では衝突板１５は噴射弁５から遠ざかる。

また絞り弁１２の開きが大きくなる程衝突板１５は噴射
弁５に近づき、全開でほぼスロットルボディ４のボアの
中心に位置する。

上述の実施例の効果は第２図の実施例と同様である。

上述にて説明したように、この考案によれば、その構成
の特徴は衝突板と噴射弁の間隔を内燃機関の運転条件に
応じて可変となる様にした点にあり、特に絞り弁全開及
び高負荷域で衝突板と噴射弁との距離を小さくし衝突板
により噴射燃料を霧化すると共に燃料の落下位置をライ
ザ一部のほぼ中心にし燃料の分配を改善すると同時に絞
り弁部分開放側では、衝突板と噴射弁との距離を大きく
保ち、微粒化の良い燃料噴霧を空気と均一に混合し、各
運転域で良好な混合気分配を得ることができるという効
果が得られるのである。

尚、前述した本考案の説明においては、本考案の特徴と
する内燃機関の運転条件に応じて衝突板と噴射弁との間
隔を可変にするための実施例につき図面を参照して説明
したが、噴射弁は燃料供給装置により１個の場合や２個
またはそれ以上の複数個の場合がある。

従って、複数個の噴射弁を備えた燃料供給装置において
は、・各噴射弁に対応する衝突板を図示実施例のように
間隔可変保持して設ければ良い。

このように本考案は噴射弁の個数に制限されるものでは
なり）。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の燃料供給装置の一例を示す断面図。 第２図は本考案の一実施例を示す断面図。第３図は他の
実施例の断面図。 １・・・・・・内燃機関、２・・・・、・・吸気管、４
・・・・・・スロットルボディ、５・・・・・・噴射弁
、６・・・・・・空気流量センサー、訃・・・・・エア
クリーナー、１０・・・・・・吸気管ライザ一部、１１
・・・・・・補助空気導入通路、１２・・・・・・絞り
弁、１３・・・・・・ダイヤフラム、１５・・曲衝突板
、１６・・・・・・吸気管負圧作動部材、１７．２０・
・・・・・リンク、１８・・・・・・レバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 吸気管集合部に燃料噴射弁を有し、かつ該燃料噴射弁め
   噴口の周囲に絞り弁をバイノモスする空気を導入し、電
   子制御燃料噴射を行う内燃機関の麩料供給装置七あう”
   で、噴射弁に対向して設けた衝突板と噴射弁との間隔番
   低負荷時Ｉト大きく、高負荷時に小さくなすべく可変と
   なす衝突板作動装置を設けたことを特徴とする内燃機関
   の燃料供給装置。