JPS60129111A - ストレ−ナ - Google Patents
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- JPS60129111A JPS60129111A JP58236894A JP23689483A JPS60129111A JP S60129111 A JPS60129111 A JP S60129111A JP 58236894 A JP58236894 A JP 58236894A JP 23689483 A JP23689483 A JP 23689483A JP S60129111 A JPS60129111 A JP S60129111A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、流体中に含まれる異物を除去するためのスト
レーナに係9、特にこし網の破損防止を施こしたストレ
ーナに関する。
レーナに係9、特にこし網の破損防止を施こしたストレ
ーナに関する。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕一般に、発電プ
ラントや化学プラント等においては、流体中に含まれる
異物を除去するためにストレーナが設けられている。例
えは、火力発電プラントや原子力発電プラントにおける
蒸気タービンや発電機等の軸受に多量の潤滑油を供給す
る軸受給油系統や、プラントの主要な弁や機器に制御用
或は駆動用として制御油を供給する制御油系統において
は、プラントの建設中や運転中、或は点検中等に、溶接
時のスパッタ、スラグ、或は切屑、錆等の異物が混入す
る場合がある。ところが、このような異物が各系統中に
混入した場合には、軸受内や主要な機器或は弁のシリン
ダ等の内部にその異物が流入することになシ、ひいては
軸受メタルや主要な機器或は弁のシリンダの損傷に至る
ような重大な事故となる。そこでこのような異物混入に
よる事故を防止するために、各系統内にはストレーナが
配設されている。
ラントや化学プラント等においては、流体中に含まれる
異物を除去するためにストレーナが設けられている。例
えは、火力発電プラントや原子力発電プラントにおける
蒸気タービンや発電機等の軸受に多量の潤滑油を供給す
る軸受給油系統や、プラントの主要な弁や機器に制御用
或は駆動用として制御油を供給する制御油系統において
は、プラントの建設中や運転中、或は点検中等に、溶接
時のスパッタ、スラグ、或は切屑、錆等の異物が混入す
る場合がある。ところが、このような異物が各系統中に
混入した場合には、軸受内や主要な機器或は弁のシリン
ダ等の内部にその異物が流入することになシ、ひいては
軸受メタルや主要な機器或は弁のシリンダの損傷に至る
ような重大な事故となる。そこでこのような異物混入に
よる事故を防止するために、各系統内にはストレーナが
配設されている。
このような発電プラントにおける軸受給油系統および制
御油系統を第1図に示す。
御油系統を第1図に示す。
図中、符号1は油タンクであって、この油タンク1内に
設けられたオイルタービン2よシ吐出された軸受給油用
の潤滑油は、軸受給油管3によシ油冷却器4を経て軸受
給油ストレーナ5に導かれる。しかして、こ〜で潤滑油
中の異物は除去され、軸受給油管6を経由して、蒸気タ
ービン7や発電!等の各軸受8に供給される。第1図に
おいて、軸受給油管6は軸受8からの戻夛管9の内部を
通した二重管栴造となっており、軸受8において潤滑を
終えた潤滑油は戻9管9を通って油タンク1に戻る。油
タンク1内に一時貯蔵された潤滑油はブースタポンプ1
0によυ加圧されて、蒸気タービン7と同軸上に設けら
れた主油ポンプ11に主油ポンプ吸込管12を経て供給
される。上記主油ポンプ11によう加圧された潤滑油は
主油ポンプ吐出管13ヲ通って、油タンク1内に設置さ
れたオイルタービン2に入9、再び減圧されて軸受給管
3を介して各軸受8に供給される。
設けられたオイルタービン2よシ吐出された軸受給油用
の潤滑油は、軸受給油管3によシ油冷却器4を経て軸受
給油ストレーナ5に導かれる。しかして、こ〜で潤滑油
中の異物は除去され、軸受給油管6を経由して、蒸気タ
ービン7や発電!等の各軸受8に供給される。第1図に
おいて、軸受給油管6は軸受8からの戻夛管9の内部を
通した二重管栴造となっており、軸受8において潤滑を
終えた潤滑油は戻9管9を通って油タンク1に戻る。油
タンク1内に一時貯蔵された潤滑油はブースタポンプ1
0によυ加圧されて、蒸気タービン7と同軸上に設けら
れた主油ポンプ11に主油ポンプ吸込管12を経て供給
される。上記主油ポンプ11によう加圧された潤滑油は
主油ポンプ吐出管13ヲ通って、油タンク1内に設置さ
れたオイルタービン2に入9、再び減圧されて軸受給管
3を介して各軸受8に供給される。
一方、上記主油ポンプ吐出管13の途中から制御油管1
4が分岐されておシ、主油ポンダ11によって加圧され
た高圧の制御油が制御油管14に供給され、その途中に
設けられた制御油ストレーナ15で制御油中に含まれて
いる異物の除去が行なわれ、その後主蒸気止め弁16の
如き多数の制御機器に供給される。また、各制御機器か
ら流出する使用済の制御油は、軸受給油系統管9に連結
されている油戻シ管17を介して油タンク1に回収され
る。
4が分岐されておシ、主油ポンダ11によって加圧され
た高圧の制御油が制御油管14に供給され、その途中に
設けられた制御油ストレーナ15で制御油中に含まれて
いる異物の除去が行なわれ、その後主蒸気止め弁16の
如き多数の制御機器に供給される。また、各制御機器か
ら流出する使用済の制御油は、軸受給油系統管9に連結
されている油戻シ管17を介して油タンク1に回収され
る。
以上のように、軸受給油系と制御油系は共通の油タンク
を有し、同一の潤滑油を使用した系統となっている。
を有し、同一の潤滑油を使用した系統となっている。
ところで、上記両系統の途中に設けられているストレー
ナのストレーナ本体20は、従来第2図に示すように、
入口管内径と合わせた円形からストレーナ本体頭部の形
状に合わせた長方形に形状を変化させた入口部21と、
ストレーナ本体入口の流れ方向と直交する方向に位置す
る胴部22と、出口管内径に合わせた出口部器とから構
成されている。
ナのストレーナ本体20は、従来第2図に示すように、
入口管内径と合わせた円形からストレーナ本体頭部の形
状に合わせた長方形に形状を変化させた入口部21と、
ストレーナ本体入口の流れ方向と直交する方向に位置す
る胴部22と、出口管内径に合わせた出口部器とから構
成されている。
上記ストレーナ本体加の胴部22内には、多孔板によっ
て形成された外側こし筒冴と、同様に多孔板によって形
成された内側こし筒5が同心状に内蔵せしめられておシ
、その外側こし部列の内面および内側こし筒5の外面に
は、それぞれこし胴部がビス27等によって装着されて
いる。ところで、上記こし網局の上下端およびこし簡に
一周巻いた両端重合部は、網素線のほぐれ防止のため第
3図に示すように、−回折シ返してこし網固定バンド邦
およびポル)29によって外側こし部列および内側こし
筒6にそれぞれ固定されている。
て形成された外側こし筒冴と、同様に多孔板によって形
成された内側こし筒5が同心状に内蔵せしめられておシ
、その外側こし部列の内面および内側こし筒5の外面に
は、それぞれこし胴部がビス27等によって装着されて
いる。ところで、上記こし網局の上下端およびこし簡に
一周巻いた両端重合部は、網素線のほぐれ防止のため第
3図に示すように、−回折シ返してこし網固定バンド邦
およびポル)29によって外側こし部列および内側こし
筒6にそれぞれ固定されている。
上記内外両こし簡の下端部は環状円板30によって互い
に連結され、外側こし筒Uの頂端縁部がストレーナ本体
加の胴部nの上部内周部に係合支持されている。また内
側こし筒5の上部には磁石31が取付けられておシ、そ
の上にこし筒等のストレーナエレメント全体の押えと取
手を兼ねた取手部32が取付けられ、この取手部32の
頂上部を入口部21に装着された蓋33で押え込むよう
にしてエレメント全体の固定が行なわれている。
に連結され、外側こし筒Uの頂端縁部がストレーナ本体
加の胴部nの上部内周部に係合支持されている。また内
側こし筒5の上部には磁石31が取付けられておシ、そ
の上にこし筒等のストレーナエレメント全体の押えと取
手を兼ねた取手部32が取付けられ、この取手部32の
頂上部を入口部21に装着された蓋33で押え込むよう
にしてエレメント全体の固定が行なわれている。
そこで、上述の如きストレーナにおいては、入口部21
から流入した異物を含んだ流体は、ストレーナ本体頭部
において一旦下向きに方向を変え、外側こし部列および
内側こし筒6間に流人し、この間内側こし筒ゐの上部の
磁石31によシ流体中に含まれる被磁性異物が吸着され
、また磁石31部を通過した異物は、両こし筒ス、25
に固定されたこし網26によって捕獲除去される。
から流入した異物を含んだ流体は、ストレーナ本体頭部
において一旦下向きに方向を変え、外側こし部列および
内側こし筒6間に流人し、この間内側こし筒ゐの上部の
磁石31によシ流体中に含まれる被磁性異物が吸着され
、また磁石31部を通過した異物は、両こし筒ス、25
に固定されたこし網26によって捕獲除去される。
ところで、上記ストレーナ本体においでは入口部21は
管内径と同一の円形からストレーナ本体頭部の形状に合
わせた長方形に形状が変化しており、このため入口部2
1にはせ919部34ができている。
管内径と同一の円形からストレーナ本体頭部の形状に合
わせた長方形に形状が変化しており、このため入口部2
1にはせ919部34ができている。
そのため、ストレーナ本体に流入した潤滑油は、入口部
21およびせり上り部34を通過した後、この通過面積
を急激に拡大する流れとなシ、ストレーナ本体の中央部
付近を流れる主流は大流速となシ、ストレーナ本体内を
最短コースと思われるコースを通ってほとんど外側こし
筒かの出口部イ」近のみを通過して出口部器に向って流
出する。
21およびせり上り部34を通過した後、この通過面積
を急激に拡大する流れとなシ、ストレーナ本体の中央部
付近を流れる主流は大流速となシ、ストレーナ本体内を
最短コースと思われるコースを通ってほとんど外側こし
筒かの出口部イ」近のみを通過して出口部器に向って流
出する。
また、ストレーナ本体の壁面近くでは流速が小であるた
め、第4図に示すように、主流とは逆の方向へ流れる逆
流が生じ、外側こし部上端部の入口側縁すなわち第4図
のX部において流れの剥離を生じ、この部分において逆
流や渦流を生ずる。
め、第4図に示すように、主流とは逆の方向へ流れる逆
流が生じ、外側こし部上端部の入口側縁すなわち第4図
のX部において流れの剥離を生じ、この部分において逆
流や渦流を生ずる。
また、一旦外側こし網を通過した流れのうち、逆に外側
から元の内側に向かって流れる逆流も発生している。
から元の内側に向かって流れる逆流も発生している。
一方、軸受給油ストレーナ5および制御油ストレーナ1
5は、第1図に示すようにそれぞれオイルタービン2或
は主油ポンプ11の後流側に配置されている。このため
ストレ・−す内を流れる流体中には、ポンプやタービン
の羽根やピストン等のため、流体の外圧もしくは減圧し
たシする場合の圧力脈動が必ず発生する。
5は、第1図に示すようにそれぞれオイルタービン2或
は主油ポンプ11の後流側に配置されている。このため
ストレ・−す内を流れる流体中には、ポンプやタービン
の羽根やピストン等のため、流体の外圧もしくは減圧し
たシする場合の圧力脈動が必ず発生する。
このように、第4図で示すII X 11部においては
、断続的に発生する渦や逆流、或は流体中に存在する圧
力脈動のため、こし網26に振動が発生する。
、断続的に発生する渦や逆流、或は流体中に存在する圧
力脈動のため、こし網26に振動が発生する。
こ〜で問題になっている11部1部に発生している振動
は、完全にこし網の振動に対する強度に依存しており、
この振動を制止するためには耐振動強度が高い、つまシ
こし網素線径が大であや、網のメツシュ数が小さいこし
網を使用すればよいこととなる。しかしこの網メツシュ
数を小さくすることは一網目にしめる通過面積が太きい
荒い網となり、必然的に網を通過する異物の太ささも大
ぎなものとなシ、異物除去の目的からは不適当なものと
なる。
は、完全にこし網の振動に対する強度に依存しており、
この振動を制止するためには耐振動強度が高い、つまシ
こし網素線径が大であや、網のメツシュ数が小さいこし
網を使用すればよいこととなる。しかしこの網メツシュ
数を小さくすることは一網目にしめる通過面積が太きい
荒い網となり、必然的に網を通過する異物の太ささも大
ぎなものとなシ、異物除去の目的からは不適当なものと
なる。
このように、こし網のメツシュ数の決定はこし網の下流
側に位置する機器の許容し得る流体中の異物の大きさに
よって決定されるものであって、前述の軸受給油系統等
に設けられるストレーナにおけるこし網のメツシュ数は
(資)メツシュ以上とされている。
側に位置する機器の許容し得る流体中の異物の大きさに
よって決定されるものであって、前述の軸受給油系統等
に設けられるストレーナにおけるこし網のメツシュ数は
(資)メツシュ以上とされている。
しかして、上記こし網目体によって振動発生を防止させ
ることは不可能であり、前述の装置においては前記II
X 11部の広域にわたって、こし網の振動が発生す
る。ところが、この振動が長期間繰返されると、振動の
程度にはよるが、こし網の破損が生じる可能性が十分あ
り、それにもとすいて重大な事故の発生を惹起すること
があシ、そのためこし網の破損は絶対に防止する必要が
ある。
ることは不可能であり、前述の装置においては前記II
X 11部の広域にわたって、こし網の振動が発生す
る。ところが、この振動が長期間繰返されると、振動の
程度にはよるが、こし網の破損が生じる可能性が十分あ
り、それにもとすいて重大な事故の発生を惹起すること
があシ、そのためこし網の破損は絶対に防止する必要が
ある。
こし網の振動およびこの振動により派生する破損を防止
するためには、第4図で示すIt X 11部に発生す
る渦や逆流を防止し、流れの乱れによるこし網の振動を
防止すること、或はこし網の振動が発生しないように強
制的にこし筒とこし網を固定してしまうことの二つの方
法が考えられる。
するためには、第4図で示すIt X 11部に発生す
る渦や逆流を防止し、流れの乱れによるこし網の振動を
防止すること、或はこし網の振動が発生しないように強
制的にこし筒とこし網を固定してしまうことの二つの方
法が考えられる。
しかし、前者の方法を採用する場合には、もともと流れ
方向が変わシまた流路が急拡大するような宿造のストレ
ーナでは、乱れのない流れにすることは不可能で、この
ような型式のストレーナ自体を否定1−ることになり、
前者の方法は採用できない。したがって、こし網の振動
を制止するには後者の方法を採用せざるを得ない。
方向が変わシまた流路が急拡大するような宿造のストレ
ーナでは、乱れのない流れにすることは不可能で、この
ような型式のストレーナ自体を否定1−ることになり、
前者の方法は採用できない。したがって、こし網の振動
を制止するには後者の方法を採用せざるを得ない。
そこで、こし網をこし筒に固着1−ろ手段として、第5
図に示すように、こし網26の上下端に取付けたこし網
固定バンドあと同様のバンドをこし筒全体に数分割して
取付けることも提案されている。
図に示すように、こし網26の上下端に取付けたこし網
固定バンドあと同様のバンドをこし筒全体に数分割して
取付けることも提案されている。
この方法によると、単にこし網をこし筒にビス等により
固Nするものに比し、こし網を数分割するため網の振動
に関しては有利であるが、実除には入口部直下の周方向
全域にわたっては余り効果はなく、こし網W損に至る振
動はなお発生づ−る恐れがある。しかも逆にこし筒に複
数個の固定バンド28が取付けられているため、ストレ
ーナ内の流れを乱す原因となり、また通過面積も減少せ
しめられ、ストレーナ自体の圧力損失値を増大させる結
果となる。
固Nするものに比し、こし網を数分割するため網の振動
に関しては有利であるが、実除には入口部直下の周方向
全域にわたっては余り効果はなく、こし網W損に至る振
動はなお発生づ−る恐れがある。しかも逆にこし筒に複
数個の固定バンド28が取付けられているため、ストレ
ーナ内の流れを乱す原因となり、また通過面積も減少せ
しめられ、ストレーナ自体の圧力損失値を増大させる結
果となる。
第6図は、ストレーナの圧力損失特性線図であって、ス
トレーナ内を流れる流量全横軸にとシ、各流量における
圧力損失値を縦軸にとっておシ、曲線aは単にこし網を
ビス等によってこし筒に固着したものにおける圧力損失
特性を、また曲線すは固定バンドを使用したものの圧力
損失特性を示している。
トレーナ内を流れる流量全横軸にとシ、各流量における
圧力損失値を縦軸にとっておシ、曲線aは単にこし網を
ビス等によってこし筒に固着したものにおける圧力損失
特性を、また曲線すは固定バンドを使用したものの圧力
損失特性を示している。
そこで、両者とも圧力損失特性は流量の2乗に比例して
増加しているものの、固定バンドを多数使用したものは
他のもの((比し、約10%程度増加している。これは
前述のように、こし網固定バンドを取付けたことによる
通過面積の減少に伴なう圧力損失値の増加に伴なうもの
である。
増加しているものの、固定バンドを多数使用したものは
他のもの((比し、約10%程度増加している。これは
前述のように、こし網固定バンドを取付けたことによる
通過面積の減少に伴なう圧力損失値の増加に伴なうもの
である。
以上の如く、従来のストレーナにおいては、流れの乱れ
や圧力脈動、およびこし網の強度等によシ、こし網の振
動はさけられず、この振動によってこし網の破損のおそ
れがある。またこの振動を制止するために従来から採用
されている固定バンドによる方法においても、振動の制
止はできず、こし網破損に対するおそれは殆ど改善する
ことはできない。
や圧力脈動、およびこし網の強度等によシ、こし網の振
動はさけられず、この振動によってこし網の破損のおそ
れがある。またこの振動を制止するために従来から採用
されている固定バンドによる方法においても、振動の制
止はできず、こし網破損に対するおそれは殆ど改善する
ことはできない。
本発明はこのような点に鑑み、こし網の振動を効果的に
制止して、こし網の振動による破損を防止することがで
きるとともに、ストレーナ自体の圧力損失値が低い値と
なるようにしたストレーナを得ることを目的とする。
制止して、こし網の振動による破損を防止することがで
きるとともに、ストレーナ自体の圧力損失値が低い値と
なるようにしたストレーナを得ることを目的とする。
不発明は、流体中に含まれる異物を除去するストレーナ
において、こし網の上流側および下流側に、こし網よシ
も強度が高く、素線径が太くてこし網よシ網目が荒い網
をそれぞれ積層し、この3層からなる網をこし筒のこし
網取付面に配設し、この3層の網におけるこし網の振動
が激しくなる部分をその他の部分よシ密な状態でこし筒
に固定したことを特徴とするものであって、目が荒い網
によってこし網の撮動制止作用および圧力損失低減作用
を行なわせるようにしたものである。
において、こし網の上流側および下流側に、こし網よシ
も強度が高く、素線径が太くてこし網よシ網目が荒い網
をそれぞれ積層し、この3層からなる網をこし筒のこし
網取付面に配設し、この3層の網におけるこし網の振動
が激しくなる部分をその他の部分よシ密な状態でこし筒
に固定したことを特徴とするものであって、目が荒い網
によってこし網の撮動制止作用および圧力損失低減作用
を行なわせるようにしたものである。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について説
明する。なお図中第2図等の従来のものと同一部分には
同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
明する。なお図中第2図等の従来のものと同一部分には
同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
第8図は本発明のストレーナの一実施例を示す縦断面図
であって、ストレーナ本体加を構成する入口部21、胴
部n、出口部囚および蓋お等は従来のものと同一であシ
、またストレーナエレメント部についても外側こし部属
、内側こし筒5、磁石31および取手部32等も従来の
ものと同一である。
であって、ストレーナ本体加を構成する入口部21、胴
部n、出口部囚および蓋お等は従来のものと同一であシ
、またストレーナエレメント部についても外側こし部属
、内側こし筒5、磁石31および取手部32等も従来の
ものと同一である。
ところで、外側こし部属の内面および内側こし筒6の外
面には、それぞれ目が荒い網35、こし網あ、および目
が荒い網37の3層からなる網が装着されている。すな
わち、第9図は上記外側こし部列部の拡大部分断面図で
あって、2枚の目が荒い網ア、370間に通常のこし網
あが挾持された状態に重合され、その3層が複数の周方
向に延びる固定バンド四およびビス27等によシ外側こ
し部属の内面に装着されている。
面には、それぞれ目が荒い網35、こし網あ、および目
が荒い網37の3層からなる網が装着されている。すな
わち、第9図は上記外側こし部列部の拡大部分断面図で
あって、2枚の目が荒い網ア、370間に通常のこし網
あが挾持された状態に重合され、その3層が複数の周方
向に延びる固定バンド四およびビス27等によシ外側こ
し部属の内面に装着されている。
上記3層の網35 、36 、37の上下両端部、およ
び軸線方向重合部は、流体の流れのψにさらされた場合
にも金網端部のはぐれが生じないようにろう付けが施こ
されておシーまた固定バンドあけ、自由な状態では外側
こし部属の内径より太きく、その装着時にはその弾力罠
よってこし網36等を外方に押圧し、3層の網をこし筒
Uの内面に全周にわたって密接するようにし、網の振動
およびその倣動の全面にわたる伝播作用が低減するよう
にしである。
び軸線方向重合部は、流体の流れのψにさらされた場合
にも金網端部のはぐれが生じないようにろう付けが施こ
されておシーまた固定バンドあけ、自由な状態では外側
こし部属の内径より太きく、その装着時にはその弾力罠
よってこし網36等を外方に押圧し、3層の網をこし筒
Uの内面に全周にわたって密接するようにし、網の振動
およびその倣動の全面にわたる伝播作用が低減するよう
にしである。
こNで、前記荒い網35 、37は素線径がおよそ0、
32 mm である16メツシユの網とし、荒い網あは
こし網36をこし筒から浮かせながらかつこし網36の
補強作用を行ない、また荒い網37はこし網36の振動
制止用の補強網としである。筐た前記固定バンド路は、
流れの乱れの激しい部分が存在する外側こし筒上部にお
いてl′i密に、下部には比較釣線になるように配設さ
れている。
32 mm である16メツシユの網とし、荒い網あは
こし網36をこし筒から浮かせながらかつこし網36の
補強作用を行ない、また荒い網37はこし網36の振動
制止用の補強網としである。筐た前記固定バンド路は、
流れの乱れの激しい部分が存在する外側こし筒上部にお
いてl′i密に、下部には比較釣線になるように配設さ
れている。
ところで、一般にストレーナにおけるこし網の遠足は、
ストレーナ下流側機器の要求によシ決定されるため、こ
し網としては従来軸受給油用のもの等としては(資)メ
ツシュが使用されておシ、こし網の耐振強度が低いとい
う欠点があった。しかしながら、本発明においては前述
のように、耐振強度が高い荒い網を流れの上流側におぎ
、こし網の下流側には耐振強度が高く、かつ圧力損失の
低減を目的とする荒い網をおいて、この三層の網を一組
としてあたかも1枚のこし網のように使用したので、中
央に位置するこし網の振動が効果的に制止される。この
ようにそれぞれの目的に合った3種類の網を重ね合わせ
て使用することにより、こし網本来の目的の異物の除去
と、振動の制止という相反する目的を同時に達成可能と
している。
ストレーナ下流側機器の要求によシ決定されるため、こ
し網としては従来軸受給油用のもの等としては(資)メ
ツシュが使用されておシ、こし網の耐振強度が低いとい
う欠点があった。しかしながら、本発明においては前述
のように、耐振強度が高い荒い網を流れの上流側におぎ
、こし網の下流側には耐振強度が高く、かつ圧力損失の
低減を目的とする荒い網をおいて、この三層の網を一組
としてあたかも1枚のこし網のように使用したので、中
央に位置するこし網の振動が効果的に制止される。この
ようにそれぞれの目的に合った3種類の網を重ね合わせ
て使用することにより、こし網本来の目的の異物の除去
と、振動の制止という相反する目的を同時に達成可能と
している。
こ〜で最も懸念されるのは、こし網の上流および下流側
にこし網振動防止用の荒い網を取付けることによって生
じるストレーナのエレメント部通過面積の減少と、これ
に伴なう圧力損失特性の悪化についてである。
にこし網振動防止用の荒い網を取付けることによって生
じるストレーナのエレメント部通過面積の減少と、これ
に伴なう圧力損失特性の悪化についてである。
第7図は、こし網と下流側の荒い網を介しての多孔版表
面との隙間の距離を横軸にと9、一定味件のもとで流体
を流した時の圧力損失値を縦軸に取ったもので、曲線f
は一定条件のもとでこし網と下流側の荒い網を介する多
孔板表面との隙間を変化させた時の圧力損失特性を示し
、曲線eは同条件のもとで第5図に示すような従来型式
のこし網と多孔板表面との間隙を変化させた場合の圧力
損失特性を示す。
面との隙間の距離を横軸にと9、一定味件のもとで流体
を流した時の圧力損失値を縦軸に取ったもので、曲線f
は一定条件のもとでこし網と下流側の荒い網を介する多
孔板表面との隙間を変化させた時の圧力損失特性を示し
、曲線eは同条件のもとで第5図に示すような従来型式
のこし網と多孔板表面との間隙を変化させた場合の圧力
損失特性を示す。
第7図に示すグラフにおいて、圧力損失値1分はストレ
ーナの形状や内側、外側こし筒の多孔板および磁石等の
圧力損失値を示し、圧力損失値111分は多孔板から十
分離れた点におけるこし網のみの圧力損失値を示し、圧
力損失値n分は多孔板およびこし網から十分に離れた点
におけるこし網振動制止用の荒い網のみの圧力損失値を
示している。
ーナの形状や内側、外側こし筒の多孔板および磁石等の
圧力損失値を示し、圧力損失値111分は多孔板から十
分離れた点におけるこし網のみの圧力損失値を示し、圧
力損失値n分は多孔板およびこし網から十分に離れた点
におけるこし網振動制止用の荒い網のみの圧力損失値を
示している。
したがって、曲fu、fで示す、こし網とこし網振動制
止用の荒い網と多孔板の組合わせの場合の圧力損失特性
は、三者の間の距離が00時、実質の通過面積が最小と
なシ、圧力損失値は最大pを示している。以後三者間の
距離が広くなるにつれて圧力損失値は減少を続け、最終
的には三者が十分離れた点における圧力損失値(1+m
+n )に近づいてくる。
止用の荒い網と多孔板の組合わせの場合の圧力損失特性
は、三者の間の距離が00時、実質の通過面積が最小と
なシ、圧力損失値は最大pを示している。以後三者間の
距離が広くなるにつれて圧力損失値は減少を続け、最終
的には三者が十分離れた点における圧力損失値(1+m
+n )に近づいてくる。
一方、曲線eについても同様で、こし網と多孔板の組合
せ時の圧力損失特性は、三者の間の距離が00時実質の
通過面積が最小となシ、圧力損失値は最大値qを示して
いる。以後三者間の距離が広くなるにつれて圧力損失値
は減少を続け、最終的には三者が十分離れた点における
圧力損失値(1+m)に近づいてくる。
せ時の圧力損失特性は、三者の間の距離が00時実質の
通過面積が最小となシ、圧力損失値は最大値qを示して
いる。以後三者間の距離が広くなるにつれて圧力損失値
は減少を続け、最終的には三者が十分離れた点における
圧力損失値(1+m)に近づいてくる。
このような圧力損失特性を示す曲線fとeにおいて、こ
し網と多孔板の間に荒い網をはさみ込み密着させた場合
、こし網と多孔板の表面との間の距離はhとなり、この
時の曲線fにおける圧力損失値はiを示している。一方
、こし網と多孔板との間に何も入れないで密着させた場
合には、こし網と多孔板の間のわずかな隙間はjとなシ
、この時曲線eにおける圧力損失値はkを示している。
し網と多孔板の間に荒い網をはさみ込み密着させた場合
、こし網と多孔板の表面との間の距離はhとなり、この
時の曲線fにおける圧力損失値はiを示している。一方
、こし網と多孔板との間に何も入れないで密着させた場
合には、こし網と多孔板の間のわずかな隙間はjとなシ
、この時曲線eにおける圧力損失値はkを示している。
以上第7図で示したように、本発明のストレーナの圧力
損失に対応する曲線fは、従来のストレーナの圧力損失
に対応する曲線eよシ全体的に圧力損失値は高くなって
いるものの、実際にはこし網を多孔板にし筒)よりhだ
け離した本発明の型式の圧力損失値iは、こし網と多孔
板にし筒)との隙間が小さいjだげ離した従来の型式の
圧力損失値により低い圧力損失値となっている。実際に
、第8図および第9図で示した本発明におけるストレー
ナの圧力損失特性は、第6図で示した流量に対するスト
レーナの圧力損失特性のグラフにおいて、曲1icで示
した特性を示している。
損失に対応する曲線fは、従来のストレーナの圧力損失
に対応する曲線eよシ全体的に圧力損失値は高くなって
いるものの、実際にはこし網を多孔板にし筒)よりhだ
け離した本発明の型式の圧力損失値iは、こし網と多孔
板にし筒)との隙間が小さいjだげ離した従来の型式の
圧力損失値により低い圧力損失値となっている。実際に
、第8図および第9図で示した本発明におけるストレー
ナの圧力損失特性は、第6図で示した流量に対するスト
レーナの圧力損失特性のグラフにおいて、曲1icで示
した特性を示している。
このように、第8図および第9図に示した本発明のスト
レーナの圧力損失特性は、第5図で示したような従来の
ストレーナにこし網固定バンドを取付けた型のストレー
ナの圧力損失特性より下まわり、なおかつ第2図および
第3図で示した従来のストレーナの圧力損失特性と殆ど
同一であるという特性を示している。
レーナの圧力損失特性は、第5図で示したような従来の
ストレーナにこし網固定バンドを取付けた型のストレー
ナの圧力損失特性より下まわり、なおかつ第2図および
第3図で示した従来のストレーナの圧力損失特性と殆ど
同一であるという特性を示している。
次に、こし筒にこし網を取付ける固定バンドに関して、
従来の固定バンドの配置方法は、こし筒の筒さを数等分
して配置しており、ストレーナのサイズの大小に関係な
く、固定バンド間寸法は約100mm前後となっていた
。
従来の固定バンドの配置方法は、こし筒の筒さを数等分
して配置しており、ストレーナのサイズの大小に関係な
く、固定バンド間寸法は約100mm前後となっていた
。
ところが、こし網振動が発生し破損のおそれがある部分
(第4図におけるIIXII部)がこし網固定バンドを
従来以上に必要としている部分で、その他の部分ではこ
し網の固定方法によらず振動の発生は少なく、固定方法
は従来通りでよい。したがって、こし網固定バンドの配
置は、振動の発生しやすい部分に密に配置し、その他の
部分には比較曲線に配置する。
(第4図におけるIIXII部)がこし網固定バンドを
従来以上に必要としている部分で、その他の部分ではこ
し網の固定方法によらず振動の発生は少なく、固定方法
は従来通りでよい。したがって、こし網固定バンドの配
置は、振動の発生しやすい部分に密に配置し、その他の
部分には比較曲線に配置する。
具体的には、ストレーナのサイズや型式、内部を流れる
流体の種類、流速、こし網やこし網振動制止用の網の種
類等によって、固定バンドの配置は変ってくるが、次の
方法で固定バンド間の寸法を決定する。
流体の種類、流速、こし網やこし網振動制止用の網の種
類等によって、固定バンドの配置は変ってくるが、次の
方法で固定バンド間の寸法を決定する。
第10図において、こし網36の素線径をdとし、こし
網36を固定する固定バンド路間の寸法なLとし、固定
バンド路をこし筒に固定するためのビス270周方向の
ピッチをWとする。こ〜で、こし網とその他の網のそれ
ぞれの素線径をd□、 d2. d3とすると、上記素
線径dは一枚の網の索線径の曲げ剛性と等しくなるよう
に相当径dを決定する。
網36を固定する固定バンド路間の寸法なLとし、固定
バンド路をこし筒に固定するためのビス270周方向の
ピッチをWとする。こ〜で、こし網とその他の網のそれ
ぞれの素線径をd□、 d2. d3とすると、上記素
線径dは一枚の網の索線径の曲げ剛性と等しくなるよう
に相当径dを決定する。
すなわち、
d = rd ’+d ’+d ’ 請求?bル。
2B
上記dと、LおよびWのそれぞれの関係を示すために、
第11図に、固定バンド間寸法りを素線径または相当素
線径dで除した無次元量L/dを横軸にとり、流体がこ
し網に作用する力の代表として、流体の密度ρにストレ
ーナの入口流速の2乗の値■2 を乗じた値ρ・■2を
縦軸にとって、ρ・■2とし1とを乗じた値が一定の値
となるような関係を表す曲線gを示す。すなわち、第1
1図に示した関係を式に表わすと次式のようになる。
第11図に、固定バンド間寸法りを素線径または相当素
線径dで除した無次元量L/dを横軸にとり、流体がこ
し網に作用する力の代表として、流体の密度ρにストレ
ーナの入口流速の2乗の値■2 を乗じた値ρ・■2を
縦軸にとって、ρ・■2とし1とを乗じた値が一定の値
となるような関係を表す曲線gを示す。すなわち、第1
1図に示した関係を式に表わすと次式のようになる。
ρ・■2×L/d−に
こ〜で、Kは一定値を示す。
以上で示すような関係によって具体的にこし網固定バン
ド間寸法りやこし網の素線径dや入口流速■を決定する
。
ド間寸法りやこし網の素線径dや入口流速■を決定する
。
この関係式における一定値には、下記に示す範囲でこし
網の振動に対する強度を十分高くすることができる。
網の振動に対する強度を十分高くすることができる。
K=110X103〜1.5 X 103(Ky/m”
)このに値で各位を決定する場合、K値が小である程こ
し網の剛性が高くなり、また固定バンド間寸法りが小と
なるような密な配置となシ、逆にI(値が大である程剛
性が低く固定バンドが疎な配置となる。したがって、本
発明においては、こし網の振動が発生し易い部分である
外側こし筒上部の入口側に対してに値が小である値を使
用し、その他の部分ではに値が犬である値を使用し2て
決定°fる。
)このに値で各位を決定する場合、K値が小である程こ
し網の剛性が高くなり、また固定バンド間寸法りが小と
なるような密な配置となシ、逆にI(値が大である程剛
性が低く固定バンドが疎な配置となる。したがって、本
発明においては、こし網の振動が発生し易い部分である
外側こし筒上部の入口側に対してに値が小である値を使
用し、その他の部分ではに値が犬である値を使用し2て
決定°fる。
また、固定バンドをこし筒に固定するビス等の周方向の
ピッチWは、上記固定量寸法りの約1〜3倍の寸法とし
て、固定バンドとこし筒の間のこし網を十分に固定でき
る寸法とする。
ピッチWは、上記固定量寸法りの約1〜3倍の寸法とし
て、固定バンドとこし筒の間のこし網を十分に固定でき
る寸法とする。
なお、上記実施例においては、火力発電ブランドや原子
力発電プラント等に使用される軸受給油ストレーナおよ
び制御油ストレーナについて述べたが、その他のストレ
ーナについても適用できる。
力発電プラント等に使用される軸受給油ストレーナおよ
び制御油ストレーナについて述べたが、その他のストレ
ーナについても適用できる。
また、固定バンドとしては周方向に延びるものに限定さ
れず、軸方向に延びる固定バンドを使用してもよい。
れず、軸方向に延びる固定バンドを使用してもよい。
以上説明したように、本発明においてはこし網の上流側
および下流側に、こし網よりも強度が高く、素線径が太
くてこし網より網目が荒い網をそれぞれ積層し、この3
層の網をこし筒のこし網取付面に配設し、この3層の網
におけるこし網の振動が徴しい部分をその他の部分よシ
密な状態でこし筒に固定したので、こし網の両側の目が
荒い網がそれぞれこし網振動制止作用および圧力損失低
減作用を奏し、ストレーナ本体内における流れの乱れや
流体の圧力脈動によるこし網の振動に対して高い耐振動
性を示し、こし網の破損を防止でき、かつ圧力損失特性
も従来と同等まで低減せ1−めることかできる。
および下流側に、こし網よりも強度が高く、素線径が太
くてこし網より網目が荒い網をそれぞれ積層し、この3
層の網をこし筒のこし網取付面に配設し、この3層の網
におけるこし網の振動が徴しい部分をその他の部分よシ
密な状態でこし筒に固定したので、こし網の両側の目が
荒い網がそれぞれこし網振動制止作用および圧力損失低
減作用を奏し、ストレーナ本体内における流れの乱れや
流体の圧力脈動によるこし網の振動に対して高い耐振動
性を示し、こし網の破損を防止でき、かつ圧力損失特性
も従来と同等まで低減せ1−めることかできる。
第1図は、火力発電プラントにおけるNl111受給油
系統および制御油系統を示す系統図、第2図は上記系統
に使用されるストレーナの縦断面図、第3図は第2図に
おける外側こし前部の部分拡大図、第4図はストレーナ
内を流れる潤滑油の流れパターン説明図、第5図は従来
のストレーナにおけるこし網固定バンド装着状態説明図
、第6図は従来のストレーナと本発明のストレーナの圧
力損失特性線図、第7図は従来と本発明における多孔板
とこし網との隙間距離に関する圧力損失特性線図、第8
図は本発明のストレーナの縦断面図、第9図は本発明の
ストレーナにおける外側こし筒部の部分拡大断面図、第
1O図は固定バンドの取付状態説明図、第11図はL/
dと流体のこし網に及ぼす力との関係を示″″f線図で
ある。 茄・・・ス)L/−す本体、21・・・入口部、22・
・・胴部、乙・・・出口部、24・・・外側こし筒、6
・・・内側こし筒。 四・・・固定バンド、35 、37・・・目が荒い網、
36・・・こし網。 出願人代理人 猪 股 清 隼J閏 幕2 図 3よ J(J 尾3 図 2り L4 図 8 塾5 図 奉ろ図 本ε 図 9 本q図
系統および制御油系統を示す系統図、第2図は上記系統
に使用されるストレーナの縦断面図、第3図は第2図に
おける外側こし前部の部分拡大図、第4図はストレーナ
内を流れる潤滑油の流れパターン説明図、第5図は従来
のストレーナにおけるこし網固定バンド装着状態説明図
、第6図は従来のストレーナと本発明のストレーナの圧
力損失特性線図、第7図は従来と本発明における多孔板
とこし網との隙間距離に関する圧力損失特性線図、第8
図は本発明のストレーナの縦断面図、第9図は本発明の
ストレーナにおける外側こし筒部の部分拡大断面図、第
1O図は固定バンドの取付状態説明図、第11図はL/
dと流体のこし網に及ぼす力との関係を示″″f線図で
ある。 茄・・・ス)L/−す本体、21・・・入口部、22・
・・胴部、乙・・・出口部、24・・・外側こし筒、6
・・・内側こし筒。 四・・・固定バンド、35 、37・・・目が荒い網、
36・・・こし網。 出願人代理人 猪 股 清 隼J閏 幕2 図 3よ J(J 尾3 図 2り L4 図 8 塾5 図 奉ろ図 本ε 図 9 本q図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、流体中に含まれる異物を除去するストレーナにおい
て、こし網の上流側および下流側に、こし網よりも強度
が高く、素線径が太くてこし網よシ網目が荒い網をそれ
ぞれ積層し、この3層からなる網をこし筒の表面に配設
し、この3層におけるこし網の振動が激しくなる部分を
その他の部分よシ密な状態でこし筒に固定したことを特
徴とするストレーナ。 2.3層の網は、周方向に延びる複数個の固定バンドに
よってこし筒に挟持固定されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のストレーナ。 3、周方向に延びる固定バンドは、バネ鋼からなシ、そ
の弾発力によって3層の網をこし筒面に圧接しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のストレーナ
。 4.3層の網は軸線方向に延びる複数個の固定バンドに
よってこし筒に挟持固定されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のストレーナ。 5.3層の網の上下両端および軸方向重ね合せ部はろう
付けされていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
乃至第4項のいずれかに記載のストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58236894A JPS60129111A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | ストレ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58236894A JPS60129111A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | ストレ−ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129111A true JPS60129111A (ja) | 1985-07-10 |
JPS6333407B2 JPS6333407B2 (ja) | 1988-07-05 |
Family
ID=17007337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58236894A Granted JPS60129111A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | ストレ−ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005419A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Hitachi Metals Ltd | Y型ストレーナ及び圧力タンク |
WO2014192319A1 (ja) * | 2014-01-08 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 還元剤タンクおよび作業車両 |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP58236894A patent/JPS60129111A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005419A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Hitachi Metals Ltd | Y型ストレーナ及び圧力タンク |
WO2014192319A1 (ja) * | 2014-01-08 | 2014-12-04 | 株式会社小松製作所 | 還元剤タンクおよび作業車両 |
US9376950B2 (en) | 2014-01-08 | 2016-06-28 | Komatsu Ltd. | Reducing agent tank and work vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6333407B2 (ja) | 1988-07-05 |
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