JPS60126609A - 光フアイバケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安価で経済性に富む海底光フアイバケーブルに
関するものである。

第１図は従来の海底光ケーブルの構造例を示し−１０は
光フアイバ心線、２０は内層耐圧パイプ・３０は強化部
材、４０は外層耐圧パイプ、５０はプラスチック層であ
る。この構造では内層耐圧パイプ２０および外層耐圧パ
イプ４０と２層の耐圧パイプを有するので、高価という
欠点があった。

またケーブルに張力が加わったときに強化部材８０が一
方向に撚られているので、強化部材８０に撚り戻しが生
じてケーブルに大きな伸びが生ずるのを防ぐため、外層
耐圧パイプ４０は溶接パイプ構造とし、シンキングする
必要があり、このためケーブルの製造速度は１０１１／
分程度と低速という欠点があった。これらの欠点を改善
するため、内層耐圧パイプ２０を除去した構造も提案さ
れているが、そのためケーブルの側圧強度が劣化し、ケ
ーブルに側圧が作用したとき、光ファイバが押しつぶさ
れる欠点がある。また第１図に示した構造において、外
層耐圧パイプ４０を除去した構造も提案されているが、
同様に側圧強度が低い欠点がある。

また第２図に示す特開昭５ｉ３−１５８４２号のケーブ
ル構造も提案されている。この構造では光フアイバ心線
１０が強化部材８０の画定する空隙６０に挿入ぎれてい
る。７０は強化部材８０を固定するテープ、５０はプラ
スチック層である。この構造では耐圧パイプを有してお
らず、経済性に優れているが、ケーブルに張力が作用し
た場合に強化部材８０に生ずる撚り戻しによって、ケー
ブルが回転し、ケーブルに大きな伸びが生ずる欠点があ
る。

本発明はこれらの欠点を除去するため、構成部材が少な
く、製造速度が速く、経済性に優れ、かつ側圧特性、伸
び特性に優れた海底光ケーブル構造を提供することを目
的とする。以下図面により本発明の詳細な説明する。

第８図は本発明の一実施例の断面を示し、符号は前述の
通りである。中心に配した強化部材δ０の周囲に６本の
強化部材ａＯを右撚りに配し、その周囲に１２本の強化
部材３０′を左撚りに配し、右撚りの層と左撚りの層が
形成する空＠６０に光フアイバ心線１０を挿入している
。

このように第１層の強化部材３０と第２層の強化Ｗ１１
’８０’の撚り方向を逆にすることが本発明の特徴であ
り、この結果、ケーブルに張力が作用したときに第１層
の強化部材８０と第２層の強化部材８０／に生ずるねじ
りトルクを互いに相殺する結牙ケーブルの撚り戻しによ
るケープ関伸びを抑えることができる。

また第１層の強化部材８０と第２層の強化部材８（１′
の撚り方向が反対であるので、ケーブルに張力や曲げが
作用した場合に、第２層の強化部材ａｏ’に生ずる空隙
６０への落ち込みを防ぐことができ、また第１層の強化
部材８０と第２層の強化部材８０’の間に、大きな空＠
６０２形成することができる。

この結果、強化部材８０が撚り戻すことによって生ずる
光ファイバ心［１０の挾み込みを防止できる利点がある
。また第１層の強化部材８０と第２層の強化部材３０′
が互いに接して配列されているので、ケーブルに側圧が
作用した場合の側圧強度が非常に大きいという利点があ
る。

なお強化部材８ｏ、ａｏ’の本数層数は特に限定するも
のではない。また各層の強化部材ａｏ、ａｏ’の外径は
同一に限定するものではない。

第８図に示す構造で強化部材ａｏ、ａｏ’として外径２
鵡の銅を被覆した鋼線を１９本集合し、空隙ｅ　ｏ　ニ
外径０．５　ｍのシングルモード光ファイバな計６不挿
入し、外被としてポリエチレンを外径２０１１１１１と
なるように被覆し、ｆ！Ｉｉ線曲の空隙にシリコーンゴ
ムを充填したケーブルを試作した結果、ケーブルの破断
張力は？０口ｔｏｎと十分な強度を有し、またケーブル
に側圧２００　’ｆ９　／　ＣＷｒを作用ぎせても、光
損失の変化を生ぜず、十分な側圧強度を有することがわ
かった。製造速度は３０ｍ／分と高速であり、経済性に
優れた特長がある。また電気抵抗は０．７Ω／Ｋｍと低
く、光中継器部動用電力の給電上も問題ないことが確認
された。

第４図は本発明の池の実施例の断面図であって、強化部
材８０　、８０’として外径１．７　ｍのピアノ線を１
９＊集合し、空＠６０に外径０．４襲のシングルモード
光ファイバを計６本挿入し、肉厚９．８＋ｍの銅製耐圧
パイプ４０を第２層のピアノ線からなる強化部材８０′
にくい込むように成型し、外被としてポリエチレンご外
径２０朋となるように被覆シ、ｆｌＩｌ！Ｊ（ピアノ線
）間の空隙にシリコーンゴムを間けつ的に充填したケー
ブルを試作した結果、ケーブルの破断張力はｇ、５ｔｏ
ｎと十分な強度を有し、側圧２００　ｋｇ　／ｃｒｍを
作用させても耐圧パイプ４０の変形は２％以内と十分な
側圧強度を有していた。また電気抵抗は０．６０／Ｋｌ
ｌと低く、給電上も問題ないことが確認された。またケ
ーブル水中重量は０．４７　ｋｐ　／　ｍ、ケーブルモ
ジュラス２０ＫＩｍであり°、深海用海底光ケーブルと
して優れた特性′ｆｒ−有している。この構造では強化
部材８０　、８０’としてピアノ線を用い、給電は銅製
耐圧パイプ４０を用いているので、強化部材として銅を
被覆した鋼線を用いたケーブルに比べて、ケーブルの破
断張力を増大できる利点がある。ｔｚ第３図に示したケ
ーブル構造に比べて、第４　ＩＮでは耐圧パイプ４０を
有しているので、水圧から光ファイバ心［１０を完全に
保護できる利点がある。

このケーブルの耐圧パイプ４０に水圧ポンプを接続し、
水圧１０　ｋｇ／　ｃ＋＋＋”を作用させたところ、１
０１１１の長さのケーブル中を水が透渦するのに２０時
間を要した。従って鋼線（ピアノ＠）間の空隙にシリコ
ーンゴムを間けつ的に充填した結果、ケーブル中の水走
りの防止効果を有することが確認できた。

なおＩ！ａ図および第４図に示す実施例において、前記
鋼線間の空隙に充填する樹脂としては、シリコーンゴム
の代わりに、石油ゼリー、ウレタンゴム等の熱硬化性材
料、熱硬化性材料を用いることができる。

以上説明したように、本発明の光フアイバケーブル６ま
、構造が、単純で構成部材数が少なく、経済性に優れ、
また強化部材の撚り方向を逆にすることによって、ケー
ブルに張力が作用した場合の強化部材の撚り戻しによる
ケーブルの伸びが少なく、かつ光フアイバ心線の挾み込
みが生じない。

また側圧強度も大きいという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の海底光７アイノくクープル
の構造例文、 第３図は本発明の一実施例の断面図、 第４図は本発明の他の実施例の断面図である。 １０・・・光フアイバ心線　２０・・・内層耐圧ノぐイ
ブ８０．８［’・・・強化部材　４Ｑ・・・外層耐圧１
＜イブ５０・・・プラスチック＠（外被）６０・・・空
隙７０、品テープ。 特許出願人　日本電信を話公社− 同　出願人　日本大洋海底電線株式会社第１図 第２図 ０ 第１頁の続き ０発明者石原　浩志 ０発　明　者　舟　木　端 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根１６旙地　日本電信
電東京都渋谷区道玄坂−丁目１６ｉ　１０号（新渋谷ビ
／ｌ／）　日本大洋海底電線株式会社内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　複数個の強化部材がケーブルの中心に同心円状に集
   合され、一定方向に撚られた実質的に円形断面を有する
   部材からなる第１層の強化部材と、その外側に実質的に
   円形断面を有する部材が第１層の強化部材とは逆方向に
   撚られてなる第２層の強化部材と、第１層と第２層の強
   化部材の間隙に挿入した光ファイバと、第２層の強化部
   材の外側に施した外被とからなることを特徴とする光フ
   アイバケープ／′０ ！！、第２層の強化部材の外側に、１層または複数層の
   強化部材を付加し、ざらにその外側に外被を施したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光フアイバケ
   ーブル。 ＆　最外層の強化部材と外被の間に、外層耐圧パイプを
   付加し、該外層耐圧パイプを最外層の強化部材と一部か
   み合わせたことを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   第２項記載の光フアイバケーブル。 ４　強化部材が鋼線からなることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項、＠２項項第８項のいずれかに記載の元フ
   ァイバケーブル。 ４　強化部材が銅メツキＳ線からなることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項、第２項、第３項のいずれかに記
   載の光フアイバケーブル。 ａ　強化部材の間Ｍを樹脂で少なくとも部分的に充填し
   たことを特徴とする第１頂、第２項第８項、第４項、第
   ５項のいずれかに記載の光フアイバケーブル。 １、　特許請求の範囲第６項記載の光ファイバケーフル
   ニおいて、前記樹脂として石油ゼリー、シリコーンゴム
   、ウレタンゴム等の熱可塑性材料、熱硬化性材料を用い
   たことを特徴とする光７アイパケーブル。