JPS60125565A - エノラ−ゼサブユニット量の分別定量法 - Google Patents

エノラ−ゼサブユニット量の分別定量法

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JPS60125565A
JPS60125565A JP23400383A JP23400383A JPS60125565A JP S60125565 A JPS60125565 A JP S60125565A JP 23400383 A JP23400383 A JP 23400383A JP 23400383 A JP23400383 A JP 23400383A JP S60125565 A JPS60125565 A JP S60125565A
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JP
Japan
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enolase
type
activity
antibody
isozyme
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JP23400383A
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English (en)
Inventor
Shigeki Kimura
茂樹 木村
Ryohei Yamamoto
良平 山本
Akira Matsuura
明 松浦
Tomohiko Hayano
早野 智彦
Kanefusa Kato
加藤 兼房
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Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/573Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for enzymes or isoenzymes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エノラーゼサブユニット量の分別定量法に関
する。更に詳しくは、エノラーゼアイソザイムを構成し
ているサブユニットに対する抗体であって、かつ同時に
、エノラーゼアイソザイムの該サブユニットに由来する
活性を特異的に阻害する性質を有するものを用いる検液
中のエノラーゼサブユニット量の分別定量法に関する。
エノラーゼ(EC4,2,1,11)は、2−ホスホグ
リセリン酸コボスホエノールピルビン酸の反応を触媒す
る酵素で2量体構造を持ち、分子量約40,000〜s
o、oooの3種類のサブユニット(α。
β、T)よりなる異性体αα型、αβ型、ββ型、αγ
型、γT型が存在する〔フレンチャーら(L。
Fletcher at al ) 、バイオチミカ・
エト・バイオフィジカ・アクタ(Biochim、 B
iophys、Δcta)第452巻、242〜252
頁(1976年))。
このうちTγ型及びαγ型のようなγサブユニットを持
つエノラーゼアイソザイムは神経組織特異的エノラーゼ
(neuron−specHic enolase+以
下NSEと略す。)と呼ばれ、神経細胞体、軸索、シナ
プスに主に存在しており、ββ型及びαβ型のようなβ
サブユニットを持つエノラーゼアイソザイムは筋肉組織
特異的エノラーゼ(muscle−spe−cific
 enolasc、+以下MSEと略す。)と呼ばれ、
骨格筋及び心筋に広く存在している。
又、αα型のようなαサブユニットのみからなるαα型
エノラーゼアイソザイムは非神経性エノラーゼ(non
−neuronal enolase+以下NNEと略
す。)と呼ばれ、全身にわたって広く分布することが明
らかにされている。
更に各種エノラーゼアイソザイムの生体中での分布に関
して以下の如き知見も得られている。
即ちNSEは、神経組織ではその可溶性蛋白の1%を占
め、又神経内分泌細胞などの神経組織に起源を有する細
胞及びそれから発生する腫瘍細胞中にもNSEが存在す
ることが確認され、これら神経組織の損傷あるいはそれ
ら腫瘍細胞の崩壊によりNSEが体液(血液、脳を髄液
など)に漏出してくることが確認されている。骨格筋及
び心筋に存在するMSEは筋ジストロフィー、急性心筋
梗塞患者の血液中で著しく高くなることが報告され、こ
のことはMSEがこれら筋疾患の血中マーカーとして有
用であることを示唆している。以上のことから体液中の
エノラーゼサブユニットを個々に定量することはそれら
エノラーゼサブユニットの高濃度分布組織の損傷、疾患
及び癌、腫瘍の診断法として有用である。
従来エノラーゼの測定法としては、2−ホスホグリセリ
ン酸を基質とした生化学的方法が主に行われているが、
この方法では個々のエノラーゼサブユニットの分別定量
は不可能である。又、近年特異抗体を用いたラジオイム
ノアッセイ法(RIA〉やエンザイムイムノアソセイ法
(EIA)が開発されたが、RI’A法は放射性同位元
素を使用するため特別な施設、設備を必要とすること、
及び使用するアイソトープの半減期が短く安定性の低い
点が問題であり、RIA法では操作が繁雑で難しく、測
定時間も長いという欠点がある。従ってRIA法、RI
A法にかわる簡便なエノラーゼサブユニット量の定量法
がめられていた。
そこで本発明者らは、簡便なエノラーゼサブユニット量
の分別定量法をめて鋭意検討した結果、エノラーゼアイ
ソザイムを構成しているサブユニットに対する抗体であ
ると同時に、エノラーゼアイソザイムの該サブユニット
に由来する活性を特異的に阻害する性質を有する抗体の
1種又は2種組み合わせたものをエノラーゼ含有液に作
用せしめてエノラーゼ活性を測定し、作用後における減
少したエノラーゼ活性又は残存エノラーゼ活性より検液
中の個々のエノラーゼサブユニット量が簡単かつ短時間
に分別定量できることを知り、本発明を完成したもので
ある。
エノラーゼの3種のサブユニット(α、β、T)に対す
る抗体は以下のように調製することができる。まず大脳
よりαα型、oti型、及びrr型エノラーゼを、筋肉
よりββ型及びαβ型エノラーゼを単離精製した。これ
らのエノラーゼアイソザイムはイオン交換クロマト、疎
水結合クロマト、水素結合クロマト、ゲルろ適法、等電
点分画法等を組み合わせた方法により精製することがで
きる。
本発明者らはαα型、αγ型及びrr型エノラーゼは脳
からの酸性蛋白の系統的分離法、即ちブチルセファロー
スによる疎水結合クロマト、Toy。
Pearl HW55による水素結合クロマト、セファ
ロース6Bによるゲルろ過により同時に効率よく精製す
ることができた。ββ型及びαβ型エノラーゼは筋肉か
らCM−セファデックスによるイオン交換クロマト、硫
安分画く40〜80%飽和)、DEAE−セファデック
スによるイオン交換クロマト及ヒ再度のCM−セファデ
ックスによるイオン交換クロマトにより精製することが
できた。
α、β、Tサブユニットそれぞれに対する多クローン抗
体はまず、調製したαα型、ββ型、TT型エノラーゼ
をコンプリートフロインドアシュバンドと混合して哺乳
動物に免疫することにより抗αα、抗ββ、抗Tγ抗体
を調製した。使用する哺乳動物としてはマウろ、ラット
、ウサギ、モルモット、ヤギ、ウマが可能であるが、本
発明者らは研究に適したウサギを使用した。αα型、β
β型、γγ型エノラーゼを1回につき1■、2週間に1
度、2ケ月間免疫することにより特異的な抗体を作製す
ることができる。
以上の操作によって得られた抗αα、抗ββ、抗γγ抗
体1gGからのα、β、Tサブユニットそれぞれに対す
る特異抗体IgGの調製は次のようにして行うことがで
きる。
抗αサブユニット抗体1gGはαα型エノラーゼを固定
化したセファロース4Bカラムに抗αα抗体1gGを流
すことによりカラムに吸着した。
抗βサブユニット抗体1gGはββ型エノラーゼを固定
化したセファロース4Bカラムに抗ββ抗体を流すこと
によりカラムに吸着した。抗αサブユニット抗体1gG
はTγ型エノラーゼを固定化したセファロース4Bカラ
ムに抗γT抗体を流すことによりカラムに吸着した。そ
れぞれのカラムに吸着したα、β、Tサブユニットに対
する抗体1gGは、pH2,5グリシン−HClバッフ
ァーによりカラムから溶出することができる。これら得
られた抗体1gGは更にペプシン消化によ’Q F (
ab’)z画分を得ることができる。
α、β、γの3種のサブユニットに対する単クローン抗
体は次のような方法で調製することができる。即ち精製
されたαα型、ββ型、γγ型エノラーゼをコンプリー
トフロインドアシュバンドと混合し、マウスに免疫し抗
体産生が認められたマウスの肺臓細胞とマウスミエロー
マ細胞の融合によりハイブリドーマを得ることができる
。抗体産生ハイブリドーマをスクリーニングによって確
認後、マウス腹腔に移植し、増殖させた後腹水を採取す
る。
単クローン抗体は腹水を硫安分画(50%飽和)、DE
AE−セルロース又はプロティンAセファロースカラム
クロマトにより高度に純化されたIgG画分を得ること
ができる。
抗体産生ハイブリドーマからのα、β、γサブユニット
に対する特異抗体はハイブリドーマをマウス腹腔に移植
後の腹水を多クローン抗体の場合と同様、ホモダイマー
型のエノラーゼを固定化したセファロース4Bカラムを
用いて調製した。
エノラーゼ活性測定系へのこれら抗体の添加はI g 
G、F (ab’)2とどの両分でも有効であった。
抗体を測定系に添加することによるエノラーゼ各サブユ
ニット量のめ方は以下のようにして行った。αサブユニ
ット量は測定系に抗α多クローン抗体又は抗α多クロー
ン抗体を添加した時の抗体により阻害されたエノラーゼ
活性の減少から又は抗β及び抗γ多クローン抗体、抗β
及び抗γ単クローン抗体を測定系に同時に添加した時の
残存活性からめることができた。同様にβサブユニツト
量は抗β多クローン抗体、又は抗α多クローン抗体添加
によるエノラーゼ活性の減少から、あるいは抗α及び抗
γ多クローン抗体、抗α及び抗γ単クローン抗体を同時
に添加した時の残存活性からめることができた。γサブ
ユニット量は抗α多クローン抗体、又は抗α多クローン
抗体添加によるエノラーゼ活性の減少から、あるいは抗
α及び抗β多クローン抗体、抗α及び抗α多クローン抗
体を同時に添加した時の残存活性からめることができた
エノラーゼの活性は、例えば次の方法により測定するこ
とができる。
まず基質である2−ホスホグリセリン酸にエノラーゼを
作用させ生じたホスホエノールピルビン酸とアデノシン
−2−リン酸よりピルビン酸キナーゼの作用によりピル
ビン酸とアデノシン−3−リン酸を生じさせる。
上記の反応によって生じたピルビン酸又はATPは以下
の方法で定量できる。
ピルビン酸は還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオ
チド(NADH)との共存下、乳酸脱水素酵素によりL
−乳酸と酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
(NAD+)に変換し、この際減少したNADH量を3
40nmの吸光度によりめることができる。又ピルビン
酸オキシダーゼを用いて生成したH2O2をパーオキシ
ダーゼで検出することもできる。
ATPは、ATPとグルコースからヘキソキナーゼによ
りグルコース−6−リン酸を生成せしめ、続いて生じた
グルコース−6−リン酸と酸化型ニコヂンアミドアデニ
ンジヌクレオヂドリン酸(NADP+)からグルコース
−6−リン酸と還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレ
オチドリン酸(NADPH)を生成させ、増加したN 
A D P Hを340nmの吸光度からめることがで
きる。
又、ATPとルシフェリンからルシフェラーゼによりア
デニルルシフェリンとビロリン酸を、続いて生じたアデ
ニルルシフェリンが酸素により酸化された結果化じた螢
光を測定することもできる。
以上のことから、本発明により測定操作は従来の生化学
的実験法と同様簡単を感度も高く、測定時間も短く、更
に加えてエノラーゼアイソザイムのα、β、γの3種の
サブユニット量が個々に測定できるようになったことは
大きな利点である。
今までRIA、EIAといった繁雑な操作に加え、長時
間を要したエノラーゼアイソザイムのサブユニット量の
測定が簡単に行なえるようになったことは、今後体液中
の個々のサブユニット量を測定することにより、それぞ
れのサブユニットを持つエノラーゼアイソザイムが高濃
度に分布する組織疾患等の早期診断等に大いに役立つも
のと思われる。
以下に実施例にて詳細に説明する。
実施例1 (1)αα型、αβ型、ββ型、αγ型、γγ型エノラ
ーゼの精製 αα型、αγ型、γγ型エノラーゼは脳からの系統的分
離法に従い、まず脳油出液をブチルセファロースカラム
にアプライした。αα型エノラーゼは未吸着画分として
、αγ型エノラーゼは1001のNaC1により、ββ
型エノラーゼは210mMのNaC1によりカラムから
溶出した。αα型、αγ型、γγ型エノラーゼ画分は続
いて硫安分画、Toy。
Pearl HW 55カラムによる水素結合クロマト
、セファロース6Bによるゲルろ過によりそれぞれ電気
泳動的に単一な標品として得ることができた。
脳300gよりαα型エノラーゼ15■、αγ型エノラ
ーゼ10■、TT型エノラーゼ8■を得ることができた
。αβ型、ββ型エノラーゼは筋肉抽出液をCM−セフ
ァデックスカラムにアプライし、吸着したαβ型、ββ
型エノラーゼをNaC1を用いたグラジェント溶出によ
りカラムから溶出した。
αβ型、ββ型エノラーゼ画分は引き続いてDEAE−
セファデックスカラム、更に再度CM−セファデックス
カラムを用いたイオン交換クロマトにより電気泳動的に
単一な標品として得ることができた。筋肉200gより
αβ型エノラーゼ12■、ββ型エノラーゼ32■を得
ることができた。
αα型、ββ型、γγ型エノラーゼの比活性(U/nw
)はそれぞれ84.86.80であることから、α、β
、γそれぞれのサブユニットの比活性も84.86.8
0とした。尚、1単位は1分間に1μmoleの2−ホ
スホグリセリン酸をホスホエノールピルビン酸に変換す
るのに必要な酵素量である。
(2)多クローン及び単クローン抗体の鋼製得られたα
α型、ββ型、γγ型エノラーゼアイソザイムを用いて
以下のように行った。
多クローン抗体はαα型、ββ型、γγ型エノラーゼア
イソザイムを1回につき1■ずつコンプリートフロイン
ドアシュバンドと混合してウサギに免疫した。免疫は2
週間に1度ずつii・い、採血後8両型した血清を用い
たオフクロニー法にて抗体の産生を確認した。血清から
の抗体の精製は血清を硫安分画(50%飽和)し、引き
続いてDEAE−セルロースカラムによりIgG画分を
得た。又IgG画分をペプシン消化することにより P
 (ab’)2両分を得た。得られた抗αα抗体1gG
、抗ββ抗体1’gGあるいは抗γγ抗体1gGがらの
α、β、γ−サブユニットそれぞれに対する特異抗体I
gGの鋼製は次のようにして行った。
抗αサブユニット抗体1gGはαα型エノラーゼを固定
化したヤラア。Lx4Bヵウェ4.抗。6抗体1gGを
流した。抗αサブユニット抗体はカラムに吸着し、pH
2,5グリシン−HClバッファーでカラムから溶出し
た。抗βサブユニット抗体IgGはββ型エノラーゼを
固定化したセファロース4Bカラムに抗ββ抗体1gG
を流した。抗βサブユニット抗体はカラムに吸着し、p
)12.5グリシン−HClバッファーでカラムから溶
出した。
抗γサブユニット抗体1gGはγγ型エノラーゼを固定
化したセファロース4Bカラムに抗γγ抗体1gGを流
した。抗γサブユニット抗体はカラムに吸着り、、pH
12,5グリシン−HClバッファーでカラムから溶出
した。このようにして得られたα、β、Tサブユニット
それぞれに対する抗体は他のサブユニットのホモダイマ
ーよりなるエノラーゼを固定化したセファロース4Bカ
ラムには吸着されなかった。抗αα、抗ββ、抗γT抗
血清100−よりα、β、γサブユニットに対する抗体
IgGをそれぞれ18mg、12■、23■収得した。
α、β、γサブユニットそれぞれに対する単クローン抗
体の調製は、(11で得られたαα型、ββ型又はTγ
型エノラーゼをコンプリートフロインドアシュバンドと
混合し、マウスに免疫し、抗体産生が認められたマウス
の肺臓細胞とマウスミエローマ細胞の融合によりハイブ
リドーマを得た。
抗体産生ハイブリドーマを培養し、約107個の細胞を
マウスの腹腔内に移植後、腹水を採取した。
B 水ヲWE 安分画、続いてDEAE−セルロースカ
ラムによりIgG画分を得た。IgGのサブユニット特
異性はホモダイマー型エノラーゼを固定化したセファロ
ース4Bカラムへの吸着性で調べ、吸着したIgGはp
H2,5グリシン−HClバッファーにてカラムから溶
出した。腹水20m(!よりα、β、Tサブユニットに
対する単クローン抗体1gGをそれぞれ26■、33■
、21■収得した。
(3)抗α多クローン又は抗T単クローン抗体を用いて
の各種エノラーゼアイソザイムの阻害ヒトαα型エノラ
ーゼ(80mtl/pg> 、ヒトαγ型エノラーゼ(
82mU/ pg ) 、ヒトαα型エノラーゼ(84
m1l/ pg )及びヒトββ型エノラーゼ(86m
[l/rJg)のそれぞれのエノラーゼアイソザイムに
504のO,1M )リエタノールアミンバソファー(
pH7,6)に抗α多クローン抗体IgG又は抗T単ク
ローン抗体1gGを濃度を変えて添加した場合のヒトα
α型エノラーゼアイソザイム、ヒトαγ型エノラーゼア
イソザイム、ヒトαα型エノラーゼアイソザイム及びヒ
トββ型エノラーゼアイソザイムの残存活性を調べた。
その結果を第1図(A)〜第3図(B)に示す。
即ち抗α多クローン抗体20/jg又は抗α多クローン
抗体2 Fjgの添加は、ヒトααエノラーゼアイソザ
イム活性を完全に阻害し、ヒトαγ型エノラーゼアイソ
ザイム活性の50%を阻害するがヒトαα型及びヒトβ
β型エノラーゼアイソザイム活性を全く阻害しなかった
(4)抗α多クローン又は抗α型クローン抗体を用いて
の各種エノラーゼアイソザイムの阻害ヒトαα型エノラ
ーゼ(84mu/ljg ) 、ヒトαγ型エノラーゼ
(82s+U/ Pg ) 、ヒトγT型エノラーゼ(
80mU/ ljg )及びヒトββ型エノラーゼ(8
6mu/pg)のそれぞれのエノラーゼアイソザイムに
50−のO,1M )リエタノールアミンバッファー(
pH7,6)に抗α多クローン抗体1gG又は抗α型ク
ローン抗体IgGを濃度を変えて添加した場合のヒトα
α型エノラーゼアイソザイム、ヒトαγ型エノラーゼア
イソザイム、ヒトαα型エノラーゼアイソザイム及びヒ
トββ型エノラーゼアイソザイムの残存活性を調べた。
その結果を第4図(A)〜第6図(B)に示す。
即ち抗α多クローン抗体2511g又は抗α型クローン
抗体2.5pgの添加は、ヒトααエノラーゼアイソザ
イム活性を完全に阻害し、ヒトαγ型エノラーゼアイソ
ザイム活性を50%阻害するが、ヒトTγ型及びヒトβ
β型エノラーゼアイソザイム活性を全く阻害しなかった
(5)抗β多クローン又は抗α多クローン抗体を用いて
の各種エノラーゼアイソザイムの阻害ヒトββ型エノラ
ーゼ(86mU/pg) 、ヒトαβ型エノラーゼ(8
5mU/ Pg ) 、ヒトγT型エノラーゼ(80+
+U/ pg )及びヒトαα型エノラーゼ(84mu
/pg)のそれぞれのエノラーゼアイソザイムに50p
1の0.1M)リエタノールアミンバッファ−(pH7
.6)に抗α多クローン抗体IgG又は抗α多クローン
抗体1gGを濃度を変えて添加した場合のヒトαα型エ
ノラーゼアイソザイム、ヒトαβ型エノラーゼアイソザ
イム、ヒトαα型エノラーゼアイソザイム及びヒトαα
型エノラーゼアイソザイムの残存活性を調べた。その結
果を第7図(A)〜第9図(B)に示す。
即ち抗β多クローン抗体20Pg又は抗α多クローン抗
体2PHの添加によりヒトββエノラーゼアイソザイム
活性を完全に阻害し、ヒトαβ型エノラーゼアイソザイ
ム活性を50%阻害するが、ヒトγγ型及びヒトαα型
エノラーゼアイソザイム活性を全く阻害しなかった。
(6)αサブユニットの定量 エノラーゼ活性(6,24mU/ ml )を含む正常
血清100gに(2)で得られた抗α多クローン抗体1
gGを10/Ig又は単クローン抗体IgGをlpg添
加し、作用させてエノラーゼ活性を測定したところ、0
.94mU/ml!であった。
減少したエノラーゼ活性は5.3mtl/−であった。
この減少したエノラーゼ活性はαα型エノラーゼアイソ
ザイム及びαγ型エノラーゼアイソザイムのαサブユニ
ットに由来する活性を示すものであり、αサブユニット
の比活性84U/■で5.3mtl/meを除すること
によりαサブユニット量は63ng/−であった。
実施例2 エノラーゼ活性(6,24m口/mで)を含む正常血清
100度に実施例1の(2)で得られた抗β多クローン
抗体10pg又は単クローン抗体17jg及び抗γ多ク
ローン抗体10psg又は抗γ単クローン抗体171g
を同時に添加し、作用させた後エノラーゼ活性を測定し
たところ、5.3mU/−となった。このエノラーゼ活
性はαα型エノラーゼアイソザイム及びαγ型エノラー
ゼアイソザイムのαサブユニットに由来する活性であり
、これよりめられるαザブユニット量は63ng/mβ
であった。
実施例3 エノラーゼ(28,8ml/ ml )を含む肺小細胞
癌患者血清100p1に実施例1の(2)に準じて得ら
れた抗γ多クローン抗体I g G lhg又は抗γ単
クローン抗体1 g G 1 pgを添加し、作用させ
た後エノラーゼ活性を測定したところ、18.1mU/
−であった。
抗体を作用させる前と作用させた後のエノラーゼ活性の
差、即ち活性阻害は10.7mU/−であり、この阻害
されたエノラーゼ活性はTγ型エノラーゼアイソザイム
及びαγ型エノラーゼアイソザイムのγサブユニットに
由来する活性であり、この活性よりめたγ型サブユニッ
ト量は134ng/−であった。
実施例4 血清サンプル10検体(正常3、肺小細胞癌5、筋ジス
トロフィー2)を用いてそれぞれの検体中のα、β、γ
それぞれのサブユニット量を測定し、EIA法によりめ
た値と比較した。即ちα、β、Tサブユニ・7ト量はそ
れぞれ血清Loomに抗α、抗β、抗α多クローン抗体
をそれぞれ1 pg添加し、作用させた後のエノラーゼ
活性の減少をめた。
EIA法は抗体を不溶化したポリスチレンの固相とβ−
D−ガラクトシダーゼでラベルした抗体により抗原を測
定するサンドインチ法を行った。即ちαサブユニットの
測定は抗α多クローン抗体を不溶化したポリスチレンの
固相とβ−D−ガラクトシダーゼでラベルした抗α多ク
ローン抗体によるサンドインチ法を行った。βサブユニ
ットの場合は抗β多クローン抗体を、γサブユニットの
場合は抗α多クローン抗体を使用した。両法によってめ
た検体中のα、β、γサブユニット量を表−1に示した
両法の結果は良く一致し、肺小細胞癌患者の血清では明
らかにγサブユニット量が多くなること、又筋ジストロ
フイー患者の血清ではβサブユニツト量が多くなること
が認められた。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図(A)及び第1図(B)はヒトγγ型エノラーゼ
アイソザイムに対する抗γ多クローン抗体又は抗α多ク
ローン抗体のエノラーゼ活性阻害を示す図であり、第2
図(A)及び第2図(B)はヒトαα型エノラーゼアイ
ソザイムに対する抗γ多クローン抗体又は抗γ単クロー
ン抗体のエノラーゼ活性阻害を示す図であり、第3図(
A)及び第3図(B)はヒトαα型及びヒトββ型エノ
ラーゼアイソザイムに対して抗γ多クローン抗体又は抗
γ単クローン抗体のいずれもエノラーゼ活性阻害のない
ことを示す図であり、第4図(A)及び第4図(B)は
ヒトαα型エノラーゼアイソザイムに対する抗α多クロ
ーン抗体又は抗γ単クローン抗体のエノラーゼ活性阻害
を示す図であり、第5図(A)及び第5図(B)はヒト
αα型エノラーゼアイソザイムに対する抗α多クローン
抗体又は抗α型クローン抗体のエノラーゼ活性阻害を示
す図であり、第6図(A)及び第6図(B)はヒトγγ
型及びヒトββ型エノラーゼアイソザイムに対して抗α
多クローン抗体又は抗α型クローン抗体のいずれもエノ
ラーゼ活性阻害のないことを示す図であり、第7図(A
)及び第7図(B)はヒトββ型エノラーゼアイソザイ
ムに対する抗β多クローン抗体又は抗β単クローン抗体
のエノラーゼ活性阻害を示す図であり、第8図(A)及
び第8図(B)はヒトαβ型エノラーゼアイソザイムに
対する抗β多クローン抗体又は抗β単クローン抗体のエ
ノラーゼ活性阻害を示す図であり、第9図(A)及び第
9図(B)はヒトαα型及びヒトγγ型エノラーゼアイ
ソザイムに対して抗β多クローン抗体又は抗β単クロー
ン抗体のいずれもエノラーゼ活性阻害のないことを示す
図である。 0 50 100 150 200 抗T多クロ一ン抗体tgc (u’g)1図 (B) 0 5 10 15 20 抗YHLクロ一ン抗体rgc (uglo 50 10
0 150 200 抗工多クロ一ン抗体1gC,(μg) 図 (B) 0 5 10 15 20 抗工単クロ一ン抗体tgc(μg) 0 50、 100 150 200 抗工多クロ一ン抗体tgc (μg) 3 図 (B) 0 5 10 15 20 抗工単クロ一ン抗体TgG (ug) 抗α多クローン抗体rgc (pg) 4 図 (B) 0 5、 10 15 20 抗α単クロ一ン担体rgc (++g)0 50 10
0 150 200 抗α多クロ一ン抗体rgc (μg) 5 図 (B) 0 5 10 15 20 抗α屯クロ一ン抗体zgc (pg) 抗α多クローン担体1gc (pg) 図 CB) 0 5 10 15 20 抗α屯クロ一ン抗体tgc (pg) 0 50 100 150 200 抗β多クロ一ン抗体rgc (μg) 7図 (B) 0 5 10 15 20 抗β車クロ一ン抗体rgG (pg) 0 50 ’100 150 200 抗β多クロ一ン抗体rgc (μg) 8図 (B) 0 5 10 15 20 抗β米クロ一ン抗体TgG(μg) 0 50 100 150 200 抗β多クロ一ン抗体rgc(μg) 9 図 (B) 抗β単クローン担体■gG(μg)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エノラーゼアイソザイムを構成しているサブユニッ
    トに対する抗体であり、かつ同時にエノラーゼアイソザ
    イムの該サブユニ・ノドに由来する活性を特異的に阻害
    する性質を有するものの1種又は2種組み合わせたもの
    を、エノラーゼ含有検液に添加した後、減少したエノラ
    ーゼ活性より添加した抗体の抗原である特定のエノラー
    ゼサブユニット量をめるか又は残存するエノラーゼ活性
    より添加した抗体の抗原である特定のエノラーゼサブユ
    ニット以外のエノラーゼサブユニット量をめることを特
    徴とするエノラーゼサブユニット量の分別定量法。 2 エノラーゼアイソザイムを構成しているサブユニ・
    7トに対する抗体であり、かつ同時にエノラーゼアイソ
    ザイムの該サブユニ・ノドに由来する活性を特異的に阻
    害するものが単クローン抗体であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のエノラーゼサブユニット量の
    分別定量法。
JP23400383A 1983-12-12 1983-12-12 エノラ−ゼサブユニット量の分別定量法 Pending JPS60125565A (ja)

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