JPS601202Y2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエンジンの動弁装置に関するものである。

一般にロッカーアームを介して動弁カムにより吸気弁、
鋳気弁を開閉するエンジンあ動弁装置においては、ロッ
カーアームを吸、排気弁＆÷鋳し一定位置に
がある。

そこで ゛な要求を満足するよ□Ｓにしたエン
ジ として、ロツカーナニムシャフトの□□
、排気弁に対して所定位置に固定し
に支持されたロッカーアームシヤフ □ ゛ −ア
ームを回動自在に嵌装し、該ロッカーアームを上記ロッ
カーアームシャフトに装着されたスプリングで上記支持
部材に圧接するようにしたものがある（実開昭５４−５
８５０８号）。

しかしこのような従来装置では、上記ロッカーアームと
上記支持部材との接触面は共に平坦に形成されていてそ
の平坦面が相互に接触しているだケチするので、エンジ
ンの回転によりロッカーアームが高速で回動した場合、
上記ロッカーアームの接触面が支持部材の接触面に対し
て傾いて両者間に隙間ができたり、また両者が接触した
り離れたりしてガタガタし、この接触面から異音が生じ
、これがエンジン騒音の原因の一つになるという問題が
あった。

さらに上記ロッカーアームの形状は吸、排気バルブの配
置による制約を受け、該ロッカーアームの内外両側端を
結ぶ線はロッカーアームシャフトの軸線に対し直角な線
上にない場合が多く、この場合はロッカーアームの回動
に際し、支持部材との間の隙間ができやすく上記異音が
特に大き：くなるという問題があった。

この考案は以上のような従来のものの問題点に鑑みてな
されたも：メで、ロッカーアームと該ロッカーアームめ
ロッカーアームシャラドを支持する支持部材との接触面
を円錐状にすることにより、該接触面力化の異音の発生
を低減できるエンジンの動弁装置を提供することを目的
としている。

以下本考索の＝実施例を図について説明する。

第１図ないし第４図は本考案の第１の実施例を示し、第
１図は縦断面図、第２図は要部拡大図、第３図は要部拡
大断面図、第４図は要部の斜視図である。

図において、１はシリンダヘッドであり、該シリンダヘ
ッド１には吸気弁２および排気弁３が摺動自在に挿通さ
れており、該吸、排気弁２．３はバルブスプリング４に
よりシリンダヘッド１のバルブシート１ａに圧接されて
いる。

また上記吸、排気弁２，３の頭部２ａ、３ａにはロッカ
ーアーム５の外側端５ａが当接しており、該口ツカ−ア
ーム５はロッカーアームシャフト６に回動自在に支持さ
れ、その内側端５ｂはカムシャフト７に突設されたカム
７ａに当接している。

そして上記ロッカーアームシャフト６は支持部材８の支
持穴８ｂに嵌挿されており、この支持部材８はその取付
穴（図示せず）および上記ロッカーアームシャフト６の
取付穴６ａに貫通挿入されるボルト９でシリンダヘッド
１に締付固定され、これにより上記吸、排気弁２，３に
対し所定の位置関係を保持している。

また上記ロッカーアーム５はスプリング１０によって支
持部材８に圧接され、該支持部材８とロッカーアーム５
との接触面８ａ。

５ａは第３図に示すように円錐状に形成されており、こ
れによりロッカーアーム５は支持部材８に対して回動自
在に嵌合している。

またエンジンの回転によりカムシャフト７が回転すれば
１．該カムシャフト７に突設）れたカム７ａ４≦ワツ々
、Ｔ７γ−ム５の内側端５ｂを上方に押し上げ、これ！
４よりロッカーアーム５がロッカーアームシャ７ト６を
中心に回動し、その外側端５ａが吸気弁２、排気弁ｐの
頭部２ａ、３ａを押下げて吸鷹排気弁２９．３を開き、
また力へシャフト７がさらに回転すればパル７゛スプリ
ング４はその付勢力によつ不上記吸、排気弁２，３を上
方に移動させ、該弁、２，３を閉じるようになっている
。

このよう＆ζ本実施例の千ンジンの町、弁装置において
は口・／カーアーム５と支持部材８との接触面５ａ＊８
ａ、を円錐状にし、ロツカーア、−Ａ５を支持部材８に
スプリング１０で圧接しｔので両者は常に嵌合状態にあ
り１．工？ジンの回転によりロッカーアーム５が回動し
ても、ロッカ；アーム５と支持部材８ρ接触面５ａ、・
、８ａ、カニ≦従来の平坦、に型戊今れていり場合のよ
ろに傾く１ことはな愕、１またそのため萌接触面５４ｔ
１８ａの間に（よ：隙間が牛じにつく、この尊触面から
ｐ異音：もほと、んζ′生１じない０１：：１：：、１
冒 。

第５図は本考案の笹２９実施、例に夷ヤ支持部材の要部
の斜視図であり、図において第１図ないし第４図と同じ
符号は同じものを示す。

本実施例は支持部材８のロッカーアーム５との接触面３
ａ’をふくらみを有する円錐状に形成したものである。

この場合ロッカーアーム５の支持部材８との接触面の方
は玉串支持部材８の接触面ａ ａ／の形状に対応してへ
こみを持たせることとなる。

本実施例め効果１ま上記第１の実施例の効果と全く同一
である。

なお、上記２つの実施例では支持部材８の接触面８ａを
凸状に形成し、これに対応してロッカーアーム５の鰺触
面５ａを凹状に形成したが、これとは逆に支持部材８の
接触面８ａを凹状に、ロッカーアーム５の峻触面５ａを
凸状に形成しても同様の効果が得られる。

以上のように本考案に係るエンジンの動弁装置によれば
、シリンダヘッドに固定された支持部材でロッカーアー
ムシャツ１を支持し、該ロッカーアームシャフトでロッ
カ７アームを回動自在に支持し、該口・／カニアームと
上記支持部材との接触面を円錐状に形成するとともに該
ロッカーアームをスプリングで該支持部材に圧接したの
で、上記接触面、、：＊’：）８ 醤態にあることとな
り、接触面が平坦 と異なり、エンジンの回
転によってロッカーアームが回動しても上記接触面が相
互に傾くことはなく、またそのためこの接触面がガ？ガ
タ：りて異！が発生することもなく、エンビイ？騒音今
低蝉できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

巣１図は本考案の第１の実施例によるエンジンの動弁装
置ρ縦断面図、第２図は上記実施例の要熱転大図、＊３
：′は上記実施−の要部拡大断面甲、笹４図Ｃｔ上記寥
施例の要部の斜視図、第５図よ本考案の準２？実施例の
要部ｐ斜視図である。 ：１５・・、、・・−・ロイ、カーアーム、５ａ・・・
・・・接触面、６・・・・田ツカーアームシャフト、８
・・・・・・支持部材、８ネ・・・・・・接触面、１０
・・・・・・スプリング。 □

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ロッカーアームと、該ロッカーアームのロッカーアーム
   シャフトを支持する支持部材と、該支持部材に上記ｄツ
   カーアームを圧接するスプリングとを備えたエンジンの
   動弁装置において、上記ロッカーアームと上記支持部材
   との接触面を円錐状にしたこと婆特徴とするエンジンの
   動弁装置。