JPS601191B2 - 積層安全ガラス - Google Patents

積層安全ガラス

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JPS601191B2
JPS601191B2 JP8718076A JP8718076A JPS601191B2 JP S601191 B2 JPS601191 B2 JP S601191B2 JP 8718076 A JP8718076 A JP 8718076A JP 8718076 A JP8718076 A JP 8718076A JP S601191 B2 JPS601191 B2 JP S601191B2
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JP
Japan
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polycarbonate
glass
group
resin
safety glass
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JP8718076A
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JPS5312920A (en
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英伸 金岡
信彦 中尾
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定の熱硬化性塗料で被覆したポリカ−ボネー
ト板とガラス板とを、中間接着層を介して積層一体化し
た積層安全ガラスに関するものである。
安全ガラスとして最も普通には2枚のガラスで接着性の
ある中間膜をはさんで積層一体化したものが使用されて
いる。
一方ポリカーボネート樹脂はそのすぐれた耐衝撃性と透
明性が知られており、これをガラスと複合した安全ガラ
スもすでに提案されている。しかし、ガラス板とポリカ
ーボネート板を積層一体化する際には、これまでの合せ
ガラスに通常使用されているブチラール樹脂フィルムの
ような接着剤は使用できない。何故なら接着剤の接着性
、だん性等を向上させるために添加されている可塑剤が
ポリカーボネート板を侵し、白濁や亀裂を生ぜしめるか
らである。このような欠点を除くために、特殊なポリウ
レタン樹脂フィルムを使用する方法(特公昭48−22
813明細書参照)、特殊な可塑剤を含むブチラール樹
脂系接着剤を使用する方法(特公昭46−35156明
細書参照)などが提案されているが十分満足の行けるも
のではない。本発明の目的は、このような白濁や亀裂を
生じないポリカーボネートーガラスの積層安全ガラスを
提供するにある。
上記目的は、ポリカーボネート板とガラス板とを中間接
着層を介して積層一体化するにあたり、あらかじめポリ
カーボネート板を特定の熱硬化性塗料で被覆しておくこ
とによって達せられる。
本発明にいう特定の熱硬化性塗料とは「m アミノ樹脂
の未硬化物 ■{ィ} アクリル樹脂、 ■ ブチラール樹脂、 し一 一般式H○←ROチnOH(但し、Rはエチレン
基、または側鎖が炭素数2以下のアルキル基であるアル
キレン基、またはポリメチレン基。
nは1〜20の整数)で示されるグリコールおよびW
一般式RimSj(OR2)n(ただしR1、R2は同
一または異った炭素数1〜6の炭化水素基、mは0〜2
の整数、n=4−m)で示される珪素化合物の加水分解
縮合物から成る群より選ばれた1種またはそれ以上の物
質{3} ポリカーボネートを侵さない溶剤(4)硬化
剤 から成るものである。
アミノ樹脂の未硬化物とは、それ自体を公知の手段で硬
化させることによりァミノ樹脂を形成する化合物であり
例えば尿素、メラミン、ベンゾグアナミン等のブチルメ
チロール化物、メチルメチロール化物等があげられる。
アクリル樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸およ
びこれらの酸のェステル類の1種またはそれ以上の重合
物または共重合物、またはこれらのモノマーとマレィン
酸、マレィン酸ェステル、スチレン等の不飽和化合物と
の共重合物等があげられる。ブチラール樹脂としては重
合度200〜1000ブチル比度55〜65%のものが
好ましく用いられる。
一般式HO←RO→nH(ただし、Rはエチレン基、ま
たは側鎖が炭素数2以下のアルキル基であるアルキレン
基、またはポリエチレン基。nは1〜20の整数)で示
されるグリコールとしては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1・4−ブタンジオール、1・6ー
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどがあげられる。一般式RimSi(O
R2)n(ただしR1「R2は同一または異なった炭素
数1〜6の炭化水素基、mは0〜2の整数、n=4−m
)で示される珪素化合物としては珪酸のメチル、エチル
、プロピル、およびブチルエステル、ボリ珪酸エチル、
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、フエニルトリメトキシ
シラン、フヱニルトリヱトキシシラン、ジメチルジメト
キシシラン、ジェチルジェトキシシラン等があげられる
。これら珪素化合物の加水分解縮合物を得るには、該珪
素化合物のアルコール溶液に1.5〜3倍モルの水に相
当する重量の0.01〜0.1規定の塩酸を20〜40
00で加え他の成分と混合する前に1夜以上室温で熟成
する。珪素化合物の加水分解縮合物は1種またはそれ以
上を混合して用いられ、混合は加水分解の前でも後でも
良い。溶剤としては、上記の樹脂成分を溶解し、ポリカ
ーボネートを侵さないものであれば何でも良いが、炭素
数5以下の脂肪族アルコールが好ましい。例えばエタノ
ール、n−プロパノール、イソプロ/ぐ/ール、nーブ
タノール、Secーブタノール、イソブタノール、企r
t−ブタノール、ベンタノール等があげられる。尚、ポ
リカーボネートを侵すものでも小割合であれば混合して
使用することができる。硬化剤としては、塩酸、リン酸
、Pートルェンスルホン酸、修酸、マレィン酸などの酸
性物質を用いるが「酸性物質の塩を使用しても良い。
本発明の塗料を製造するには上記4種類の塗料成分を同
時に混合損拝して溶解するか、いくつかのグループに分
けて溶解した後に混合するかして均一な溶液にした後に
炉過すれば良い。使用前には1日以上室温で熟成する。
各成分の使用割合は、積層体に要求される性質、接着剤
、塗料成分、ガラス板、ポリカーボネート板の種類など
によって変化するが、適当な範囲は、アミノ樹脂10の
重量部に対してアクリル樹脂 20
〜8の重量部ブチラール樹脂 10〜
60 〃グリコール 20〜12
0 ″珪素化合物加水分解物(S02換算)4〜600
〃 である。
溶剤は塗料不揮発分が15〜5の重量%になるように加
える。触媒は塗料不揮発分に対して1〜1の重量%加え
る。また、塗料には以上の成分の外に塗膜の平滑性を向
上させる均展剤や、塗膜の耐候性を向上させる紫外線吸
収剤、酸化防止剤などの添加剤を適宜添加することがで
きる。
この塗料を使用してポリカーボネート板を被覆するには
、従釆行なわれている浸溝法、刷毛塗り、流し塗り、吹
付塗り等の方法で塗布し、熱風乾燥機、赤外線ランプ、
遠赤外ヒーター等で90〜13000で0.5〜1時間
加熱して硬化せしめる。
必要があれば塗装に先立ちポリカ−ボネート板を、各種
のプライマーで処理しても良い。このようにして被覆し
たポリカーボネートは可塑剤、溶剤モノマー等と接触し
ても白濁、亀裂などを起すことはなく、更に光学的にも
良好な透明度を有するものである。
この塗装したポIJカーボネートとガラスを結合するに
は、従来の合せガラスの製造技術がそのま)応用できる
即ち、アセテート樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂
等の接着剤シートをポリカーボネート板とガラス板の間
にはさみ、加熱プレス又はオートクレープ中で圧着せし
めるとか、アクリル樹脂、ェポキシ樹脂等のプレポリマ
ーを硬化剤と混合したものをポリカーボネート板とガラ
ス板の片方または両方に塗布した後、塗布面を中にして
積層し、樹脂を硬化せしめる等の方法がとられる。この
ようにして得られる積層体は透明で強度が高く、ガラス
板が破砕されても破片が飛散せず単に透光性を利用する
窓の分野ばかりでなく、構造物支持部材としても安全に
使用できる。
即ちガラス板だけの合せガラスと違ってガラスが砕けた
後にもポリカーボネート板が荷重支持性を殆ど失なわな
いで残しているので建物の荷重支持壁、仕切壁等の用途
にも使用できる。次に本発明を実施例によって更に詳述
する。
実施例 1凶 珪酸エチル203部をィソプロパノール
24$誠こ溶解し、これに4/3の規定塩酸55部を2
5〜35qoで加え、室温で1夜熟成した溶液{B}
ェスレックBL−3(積水化学製 ブチラ−ル樹脂)2
8部をィソブタノール31碇部‘こ溶解した溶液‘C}
ューバン2庇A(三井東圧製 ブチル化メチロールメ
ラミンの50% ブタノールーキシレン混合溶媒溶液)
i47部の3種類の溶液を混合した後濃塩酸4部、SH
−190(トーレ・シリコーン製 シリコーン整泡剤)
4部を加え、炉過する。
こうして製した塗料を150×150×1柳のパンラィ
トシート(帝人化成製 ポリカーポネート板)に浸糟塗
し、風乾後熱風乾燥機中で130o01時間加熱した。
上記パンラィトシート、150×150×1.5側のガ
ラス板、150×150×0.7肌のェスレツクフィル
ム(積水化学製 ブチラール樹脂接着シート)をガラス
ーエスレツクーパンライトーエスレックーガラスの順で
重ね、加熱プレスで120℃、2雌ご、10k9′地で
圧着一体化し積層安全ガラスを製した。実施例 2 被覆用塗料を下記のようにして製した以外は実施例1と
同じようにして積層安全ガラスを製した。
風 珪酸エチル11碇部、メチルトリメトキシシラン9
4部をィソプロパノール27峠部‘こ溶解し、4/30
規定塩酸60部を25〜35q○で加え、室温で1夜熟
成した溶液{B’ ェスレックBL−3(積水化学製
ブチラール樹脂)3碇邦、FC−430(住友3 M製
フッ素系界面活性剤)0.08部、SH−190(トー
レ・シリコーン製 シリコーン整泡剤)2部をィソブタ
ノール26戊轍こ溶解した溶液に} ューバン2庇A(
三井東庄製 ブチル化メチロールメラミンの50%ブタ
ノールーキシレン混合溶媒溶液)16憤慨こVioso
rb−130(共同薬品製 紫外線吸収剤)11部を溶
解した溶液の3種類の溶液を混合した後、濃塩酸4部を
加え炉過する。
実施例 3 被覆用塗料を下記のようにして製した以外は実施例1と
同じようにして積層安全ガラスを製した。
下記の成分を混合溶解し室温で1夜熟成した後炉遇した
サィメル350(アメリカンシアナミド製へキサキス(
メトキシメチル)メラミン) 10礎疑1・4−
ブタンジオール 80〃マィレン酸
7〃Vbsorb−130
7〃SH−190(1%
ィソブタノール溶液) 12〃FC−430(1%
ィソブタノール溶液) 6部イソブタノール
165.4″イソプロパノール
91.7〃ブチルカルビトール
30.6〃比較例無処理のポ
リカーボネート板を使用した以外は実施例1と同じよう
にして積層安全ガラスを製した。
実施例1〜3で製した安全ガラスを木枠の上にのせ2肌
の高さから200夕の鋼球を落した所、ガラスは破壊さ
れたが、ポリカーボネート板は破壊されず破砕したガラ
ス片は殆ど剥げ落ちなかった。
また、初期の光線透過率、加熱試験、促進耐候試験後の
測定した結果は次の通りで長期に亘り優れた透明性を保
持していることが分る。
1)透過率の測定はホイツク積分球式へイズメーターS
HPH−S型(日本精機製)で行った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリカーボネート板とガラス板とを中間接着層を介
    して積層一体化した積層安全ガラスにおいて該ポリカー
    ボネート板が予め少なくともその接着面を下記の成分(
    1)〜(4)からなる熱硬化性塗料で被覆硬化されてい
    ることを特徴とする積層安全ガラス。 (1) アミノ樹脂の未硬化物 (2)(イ) アクリル樹脂 (ロ) ブチラール樹脂 (ハ) 一般式HO−(RO)−nHで示されるグリコ
    ール〔ただしRはエチレン基、または側鎖が炭素数2以
    下のアルキル基であるアルキレン基、またはポリメチレ
    ン基。 nは1〜20の整数。 〕(ニ) 一般式R^1mSi(OR^2)nで示され
    る珪素化合物の加水分解縮合物〔ただしR^1、R^2
    は同一または異った炭素数1〜6の炭化水素基、mは0
    〜2の整数、n=4−m。 〕から成る群より選ばれた1種またはそれ以上の物質(
    3) ポリカーボネートを侵さない溶剤(4) 硬化剤
JP8718076A 1976-07-23 1976-07-23 積層安全ガラス Expired JPS601191B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101735U (ja) * 1981-12-28 1983-07-11 日産自動車株式会社 ポリカ−ボネ−トとガラスの積層板
GB8619464D0 (en) * 1986-08-09 1986-09-17 Glaverbel Bending thermoplastics sheets

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JPS5312920A (en) 1978-02-06

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