JPS6011743B2 - 難燃性発泡体の製造方法 - Google Patents
難燃性発泡体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6011743B2 JPS6011743B2 JP6038276A JP6038276A JPS6011743B2 JP S6011743 B2 JPS6011743 B2 JP S6011743B2 JP 6038276 A JP6038276 A JP 6038276A JP 6038276 A JP6038276 A JP 6038276A JP S6011743 B2 JPS6011743 B2 JP S6011743B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- flame
- thickness
- weight
- flame retardant
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明が連続気泡性のゴム発泡体又はプラスチック発泡
体に優れた難燃性を附着するための難燃性気泡体の製造
方法に関するものである。
体に優れた難燃性を附着するための難燃性気泡体の製造
方法に関するものである。
近時フオームラバ−、ウレタンフオーム等の発泡体は車
鞠、航空機、船舶、家具等におけるクッション材、耐熱
性材、耐吸音性材その他の用途に大量使用されているも
のであるが、燃焼性に劣るため、その用途に制限を加え
られるおそれがあった。
鞠、航空機、船舶、家具等におけるクッション材、耐熱
性材、耐吸音性材その他の用途に大量使用されているも
のであるが、燃焼性に劣るため、その用途に制限を加え
られるおそれがあった。
特に車輪、船舶等に使用される発泡体については高度の
難燃性が要求されているものであった。従って従来有機
性発泡体の灘燃化については種々の研究が行われている
が、その方法は大要次の如きものである。
難燃性が要求されているものであった。従って従来有機
性発泡体の灘燃化については種々の研究が行われている
が、その方法は大要次の如きものである。
{1)発泡体を構成する分子内にリン、塩素、臭素等を
反応せしめる反応型方法。
反応せしめる反応型方法。
■ 発泡体の原料にリン酸ェステル、塩素化パラフィン
の如き繁燃村を添加せしめる添加型方法。
の如き繁燃村を添加せしめる添加型方法。
【3l 発泡体をIJン化合物等の難燃性液状物内に浸
簿せしめる後処理型方法。
簿せしめる後処理型方法。
然しながら上記の何れの方法によるも、その藤燃材とし
てはリン化合物、ハロゲン化合物を主体とするため火災
発生時において大量の黒煙と一部刺激性の煙を発生する
ため、たとえ延焼をくし、とめうるとしても火災の初期
において人体に有害を及ぼし、これが問題となっていた
ものである。
てはリン化合物、ハロゲン化合物を主体とするため火災
発生時において大量の黒煙と一部刺激性の煙を発生する
ため、たとえ延焼をくし、とめうるとしても火災の初期
において人体に有害を及ぼし、これが問題となっていた
ものである。
又これらの雛燃材を添加することにより発泡体のクッシ
ョン性その他の物性を阻害するため、発泡体内に含有せ
しめる難燃材には自ら制限され難燃性と発泡特性との間
には相反する関係を有するものであった。本発明はか)
る欠点を改善せしめるために鋭意研究を行った結果発泡
特性には何等影響を及ぼすことなく優れた難燃性を有す
る発泡体の製造方法を見出したものであり、連続気泡性
を有するフオームラバー、ウレタンフオーム等の発泡体
の片面又は両面に、ゴムラテックス10の重量部と金属
水酸化物30の重量部以上とを混合して難燃性塗料を塗
布し、その塗布層が該発泡体厚の1/2を越えない範囲
に含浸せしめるものである。即ち本発明は連続気泡性を
有するフオームラバー、ウレタンフオームの如き発泡体
内に難燃性塗料を含浸せしめるものであり、難燃性塗料
としては、天然ゴムラテツクス、スチレンーブタヂェン
共重合ラテツクス、ブタヂェン−アクリルニトリル、ポ
リクロロプレン、ハロゲン化ブチルゴムラテツクス等の
ゴムラテツクス10の重量部に水酸化アルミニウム、水
酸化第2鉄、水酸化バリウム等の結晶水を含有する金属
水酸化物30の重量部以上を配合したものである。
ョン性その他の物性を阻害するため、発泡体内に含有せ
しめる難燃材には自ら制限され難燃性と発泡特性との間
には相反する関係を有するものであった。本発明はか)
る欠点を改善せしめるために鋭意研究を行った結果発泡
特性には何等影響を及ぼすことなく優れた難燃性を有す
る発泡体の製造方法を見出したものであり、連続気泡性
を有するフオームラバー、ウレタンフオーム等の発泡体
の片面又は両面に、ゴムラテックス10の重量部と金属
水酸化物30の重量部以上とを混合して難燃性塗料を塗
布し、その塗布層が該発泡体厚の1/2を越えない範囲
に含浸せしめるものである。即ち本発明は連続気泡性を
有するフオームラバー、ウレタンフオームの如き発泡体
内に難燃性塗料を含浸せしめるものであり、難燃性塗料
としては、天然ゴムラテツクス、スチレンーブタヂェン
共重合ラテツクス、ブタヂェン−アクリルニトリル、ポ
リクロロプレン、ハロゲン化ブチルゴムラテツクス等の
ゴムラテツクス10の重量部に水酸化アルミニウム、水
酸化第2鉄、水酸化バリウム等の結晶水を含有する金属
水酸化物30の重量部以上を配合したものである。
而して難燃性塗料においてゴムラテックスと金属水酸化
物との混合物を使用することにより、発泡体内に容易に
含浸すると共によく密着し、火災発生に伴い金属水酸化
物による冷却と結晶水により着火温度を降下せしめ消化
作用をするものである。
物との混合物を使用することにより、発泡体内に容易に
含浸すると共によく密着し、火災発生に伴い金属水酸化
物による冷却と結晶水により着火温度を降下せしめ消化
作用をするものである。
又ゴムラテツクス10の重量部に対し金属水酸化物30
の重量部以上と限定した理由は金属水酸化物が30の重
量部未満の場合には鍵燃材として作用を減少するもので
ある。
の重量部以上と限定した理由は金属水酸化物が30の重
量部未満の場合には鍵燃材として作用を減少するもので
ある。
又発泡体面に該塗料を塗布する方法としてはロール法、
転写法、スプレー法、ハケ塗り等何れの方法‘こより塗
布してもよい。
転写法、スプレー法、ハケ塗り等何れの方法‘こより塗
布してもよい。
しかしその塗布層ま発泡体厚1/2を越えない範囲に含
浸せしめるものである。例えば厚さ10伽の発泡体の片
面に該塗料を塗布する場合には、その塗布層は5伽未満
とするものであり、又該発泡体の両面に塗料を塗布する
場合には、その塗布層を夫々2.5伽禾満とするもので
ある。而して上記の如く塗布層の厚みを限定した理由は
発泡体厚に対し塗布層が1/2を越した場合には、発泡
体としての特性特にクッション性を著しく阻害するため
である。又本発明における難燃性塗料として必要に応じ
メチルセルローズの如き増粘材、カゼインの如き分散材
等を適宜添加配合してもよい。
浸せしめるものである。例えば厚さ10伽の発泡体の片
面に該塗料を塗布する場合には、その塗布層は5伽未満
とするものであり、又該発泡体の両面に塗料を塗布する
場合には、その塗布層を夫々2.5伽禾満とするもので
ある。而して上記の如く塗布層の厚みを限定した理由は
発泡体厚に対し塗布層が1/2を越した場合には、発泡
体としての特性特にクッション性を著しく阻害するため
である。又本発明における難燃性塗料として必要に応じ
メチルセルローズの如き増粘材、カゼインの如き分散材
等を適宜添加配合してもよい。
次に本発明の実施例について説明する。
厚さ30側のフオームラバーシートの片面に第1表に示
す組成からなる難燃性塗料を塗布し、その塗布層を5肋
含浸せしめた後、80℃において2分間乾燥せしめて難
燃性発泡シートを得た。而して本発明方法により得た難
燃性発泡シートの表面にアルコールを滴下せしめて着火
させたところ、アルコールのみが燃焼して発泡体は何等
異状が認められなかった。
す組成からなる難燃性塗料を塗布し、その塗布層を5肋
含浸せしめた後、80℃において2分間乾燥せしめて難
燃性発泡シートを得た。而して本発明方法により得た難
燃性発泡シートの表面にアルコールを滴下せしめて着火
させたところ、アルコールのみが燃焼して発泡体は何等
異状が認められなかった。
このように本発明方法により得た難燃性発泡体は次の如
き効果を有するものである。{1} 優れた難燃性のも
のを得る。
き効果を有するものである。{1} 優れた難燃性のも
のを得る。
‘21 燃焼時に煙をほとんど発生せず且つ刺激臭もな
い。
い。
【3’クッション材として適用した場合、発泡体の表面
に塗布層が介在されるため、座ることによる底づき等の
不快感をし、だかせない等発泡体としての物性が向上す
る。
に塗布層が介在されるため、座ることによる底づき等の
不快感をし、だかせない等発泡体としての物性が向上す
る。
Claims (1)
- 1 連続気泡性を有する有機発泡体の表面および裏面か
ら、ゴムラテツクス100重量部と金属水酸化物300
重量部以上とを混合した難燃性塗料を含浸させて含浸層
を形成し、表面側含浸層および裏面側含浸層の厚さを夫
々全体の厚さの約1/4とし、両含浸層の厚さの和を全
体の厚さの約1/2としたことを特徴とする難燃性発泡
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038276A JPS6011743B2 (ja) | 1976-05-25 | 1976-05-25 | 難燃性発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038276A JPS6011743B2 (ja) | 1976-05-25 | 1976-05-25 | 難燃性発泡体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52142768A JPS52142768A (en) | 1977-11-28 |
JPS6011743B2 true JPS6011743B2 (ja) | 1985-03-27 |
Family
ID=13140531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6038276A Expired JPS6011743B2 (ja) | 1976-05-25 | 1976-05-25 | 難燃性発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011743B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5014529B2 (ja) * | 2000-07-18 | 2012-08-29 | 株式会社イノアックコーポレーション | 難燃性を有する導電性多孔体およびその製造方法 |
CA2655684A1 (en) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Dsm Ip Assets B.V. | Flame retardant products |
-
1976
- 1976-05-25 JP JP6038276A patent/JPS6011743B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52142768A (en) | 1977-11-28 |
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