JPS60115898A - 中性子防護材の製造法 - Google Patents
中性子防護材の製造法Info
- Publication number
- JPS60115898A JPS60115898A JP18775984A JP18775984A JPS60115898A JP S60115898 A JPS60115898 A JP S60115898A JP 18775984 A JP18775984 A JP 18775984A JP 18775984 A JP18775984 A JP 18775984A JP S60115898 A JPS60115898 A JP S60115898A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective material
- neutron
- fibers
- present
- manufacture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は可撓性に富んだ中性予防護材の製造法に関する
。
。
従来より原子炉或いは加速器等で発生する中性子を悪性
腫瘍等の患部に照射する中性子線による治療における患
部以外の中性子被曝を防IFするだめの成形加工が容易
でかつ柔軟なる防hφ材、また原子力産業の発達に伴い
特に緊急事態発生時等における作業員の中性子被曝を最
小限にするための軽量で作業性容易なる保護拐の開発が
望まれている。
腫瘍等の患部に照射する中性子線による治療における患
部以外の中性子被曝を防IFするだめの成形加工が容易
でかつ柔軟なる防hφ材、また原子力産業の発達に伴い
特に緊急事態発生時等における作業員の中性子被曝を最
小限にするための軽量で作業性容易なる保護拐の開発が
望まれている。
本発明者等はかかる現状に鑑み特に可撓性に富み、かつ
成形加工の容易な中性予防護制の開発について鋭意検討
を重ねた結果、遂に本発明に到達した。
成形加工の容易な中性予防護制の開発について鋭意検討
を重ねた結果、遂に本発明に到達した。
即ち本発明は繊維形成能のある沖合体に中性子吸収能を
有する原子を含む微粉状化合物を混合し繊維化すること
からなる中性予防護材の製造法にある。
有する原子を含む微粉状化合物を混合し繊維化すること
からなる中性予防護材の製造法にある。
本発明によって得られる中性予防護制は繊維状であり、
従来のタイル、重コンクリ−1・等の可撓性に乏しい板
状のものに比べ軽1dかつ極めて可撓性に富む柔軟なシ
ート秋物、糸状物、綿状物等の任意かつ最適の形態で得
ることかでき、更にこれらの成形品から或いは直接通常
の繊維におけると同様な毛布、衣服等の成形品として得
ることも出来る。
従来のタイル、重コンクリ−1・等の可撓性に乏しい板
状のものに比べ軽1dかつ極めて可撓性に富む柔軟なシ
ート秋物、糸状物、綿状物等の任意かつ最適の形態で得
ることかでき、更にこれらの成形品から或いは直接通常
の繊維におけると同様な毛布、衣服等の成形品として得
ることも出来る。
中性子はそれ自身の持つ運動エネルギーによって他の原
子との反応性が異なり、一般的にはそのエネルギーの低
いもの程反応性が犬である。
子との反応性が異なり、一般的にはそのエネルギーの低
いもの程反応性が犬である。
そのエネルギーが約0.025eV(エレクトロンボル
ト)程度(これは常温の粒子の熱運動程度)のものを通
常熱中性子と呼び実用型原子炉のウラン核分裂や医療用
に用いられているものである。
ト)程度(これは常温の粒子の熱運動程度)のものを通
常熱中性子と呼び実用型原子炉のウラン核分裂や医療用
に用いられているものである。
また前述の反応性は、中性子と反応原子との反応(吸収
、散乱等)断面積の大きさで示され単位はバーン(ba
rn )またはミリバーン(millibarn )
で表わされるものである。(バーンは10cIrL2で
ある。) 本発明において用いられる中性子吸収能を有する原子と
しては、100バーン以上の反応性を有するものなら用
いることが可能であるが、例えば’Li、B、Cd、S
m、Eu、Gd。
、散乱等)断面積の大きさで示され単位はバーン(ba
rn )またはミリバーン(millibarn )
で表わされるものである。(バーンは10cIrL2で
ある。) 本発明において用いられる中性子吸収能を有する原子と
しては、100バーン以上の反応性を有するものなら用
いることが可能であるが、例えば’Li、B、Cd、S
m、Eu、Gd。
157Gd 、 teaYb、 ”’Luなる同位体が
好ましく用いられる。中でも6Llは、天然リチウム中
に7.4%しか存在していないが、中性子を吸収する反
応の際r線を放出しないので非常に優れたものであり、
また Bも大きな吸収断面積を持ちかつ天然硼素中に約
20%存在しているので非常に優れたものである。従っ
て、本発明ではLl又は Bなる同位体を含む天然リチ
ウム又は天然硼素を繊維に固定させることは極めて好ま
しいことである。勿論これらの夫々の天然元素から分離
濃縮した濃縮同位体を用いるならば、更にすぐれた中性
子吸収能力を示し、有効な中性予防護材となしうるし、
又防護材の厚さを小さくすることによりより柔軟性に富
んだものとなしう る 。
好ましく用いられる。中でも6Llは、天然リチウム中
に7.4%しか存在していないが、中性子を吸収する反
応の際r線を放出しないので非常に優れたものであり、
また Bも大きな吸収断面積を持ちかつ天然硼素中に約
20%存在しているので非常に優れたものである。従っ
て、本発明ではLl又は Bなる同位体を含む天然リチ
ウム又は天然硼素を繊維に固定させることは極めて好ま
しいことである。勿論これらの夫々の天然元素から分離
濃縮した濃縮同位体を用いるならば、更にすぐれた中性
子吸収能力を示し、有効な中性予防護材となしうるし、
又防護材の厚さを小さくすることによりより柔軟性に富
んだものとなしう る 。
繊維に固定せしめる中性子吸収能を有する原子の量とし
ては繊維重量に対して1%以上にするのがよい。
ては繊維重量に対して1%以上にするのがよい。
本発明の方法は中性子吸収能を有する原子を含む化合物
の微粉体を繊維形成能のある重合体と混合し公知の方法
で紡糸し繊維化する方法であり、繊維形成能のある重合
体としては殆んど全ての合成繊維の原料重合体がそのま
ま用いうるが、特にフラッシュ紡糸の可能なポリエチレ
ン、ポリプロピレンなとのポリオレフィン系重合体が好
ましい。
の微粉体を繊維形成能のある重合体と混合し公知の方法
で紡糸し繊維化する方法であり、繊維形成能のある重合
体としては殆んど全ての合成繊維の原料重合体がそのま
ま用いうるが、特にフラッシュ紡糸の可能なポリエチレ
ン、ポリプロピレンなとのポリオレフィン系重合体が好
ましい。
中性子吸収能を有する原子を含む微粉状化合物としては
、特にリチウムもしくはホウ素化合物の微粉状物が好ま
しり、Ll又はBを含む微粉末状化合物としては、例え
ばBにおいては硼酸。
、特にリチウムもしくはホウ素化合物の微粉状物が好ま
しり、Ll又はBを含む微粉末状化合物としては、例え
ばBにおいては硼酸。
硼砂、ボロンカーバイド等を用いるのが好ましり、LI
においては酢酸リチウム(cn、cooLs ) +炭
酸リチウム、弗化リチウム(LIF )等を用いるのが
好ましい。又官能基を有する重合体のリチウム塩も使用
できる。この場合 Li又は Bなどの同位体原子を含
むものが好ましいことは勿論である。
においては酢酸リチウム(cn、cooLs ) +炭
酸リチウム、弗化リチウム(LIF )等を用いるのが
好ましい。又官能基を有する重合体のリチウム塩も使用
できる。この場合 Li又は Bなどの同位体原子を含
むものが好ましいことは勿論である。
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこの実施
例のみに限定されるものではない。
例のみに限定されるものではない。
実施例
100メツシユの篩を通過しうる弗化リチウム30重量
部(以下単に部という)、高密度ポリエチレン(MI
O,3) 20部および塩化メチレン4000部からな
る混合物をオートクレーブ中に仕込み密閉して窒素ガス
により初圧を10 kg/crIL” Gかけ、毎分4
00回転の速度で攪拌しながら内部温度をジャケットに
より180℃まで上昇せしめると内部の圧力が38にν
♂Gまで上昇した。さらに窒素ガスにより内部の圧力を
50 kg/cm’ Gまで上昇せしめた状態で攪拌し
ながら5分間保持した後オートクレーブ底部にある直径
1.0龍のメリフイスより懸濁液を噴出させた。
部(以下単に部という)、高密度ポリエチレン(MI
O,3) 20部および塩化メチレン4000部からな
る混合物をオートクレーブ中に仕込み密閉して窒素ガス
により初圧を10 kg/crIL” Gかけ、毎分4
00回転の速度で攪拌しながら内部温度をジャケットに
より180℃まで上昇せしめると内部の圧力が38にν
♂Gまで上昇した。さらに窒素ガスにより内部の圧力を
50 kg/cm’ Gまで上昇せしめた状態で攪拌し
ながら5分間保持した後オートクレーブ底部にある直径
1.0龍のメリフイスより懸濁液を噴出させた。
生成物は長さ20玉、直径約5μのフィブリル状の微細
繊維集合体であった。
繊維集合体であった。
また弗化リチウム粉末はポリエチレン繊維中に分散して
いることが判明した。
いることが判明した。
この微細繊維中の弗化リチウムの含有率は58%であっ
た。
た。
得られた微細繊維を充填物とした布団状のマットを作製
し、原子炉から得られる熱中性子線(0,25eV程度
の低エネルギー中性子線)を照射し中性子吸収能力を測
定した結果は第1表の通りである。
し、原子炉から得られる熱中性子線(0,25eV程度
の低エネルギー中性子線)を照射し中性子吸収能力を測
定した結果は第1表の通りである。
また弗化リチウムの代りに硼砂の微粉末化したものを用
いた場合も同様の効果が得られる。
いた場合も同様の効果が得られる。
第1表
以上のように本発明による防護材は、軽くて柔軟性のあ
る優れた中性子吸収能を有するものであり、毛布或いは
衣服等に成形加工出来るものであり、特に中性子照射治
療法にて非患部の中性子からの被曝防護用として軽量で
、かつ人体に対する接触状態も良好なるものであり、本
発明は工業的に極めて意義が大きいものである。
る優れた中性子吸収能を有するものであり、毛布或いは
衣服等に成形加工出来るものであり、特に中性子照射治
療法にて非患部の中性子からの被曝防護用として軽量で
、かつ人体に対する接触状態も良好なるものであり、本
発明は工業的に極めて意義が大きいものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、繊維形成能のある重合体に少くとも一種の中性子吸
収能を有する原子を含む微粉状化合物を混合し繊維化す
ることを特徴とする中性予防護材の製造法。 2、微粉状化合物として Ll又は Bを含む化合物を
用いる特許請求の範囲第1項記載の中性予防護材の製造
法。 3、 繊維形成能のある重合体がポリオレフィンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の中性予防
護材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18775984A JPS60115898A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 中性子防護材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18775984A JPS60115898A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 中性子防護材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60115898A true JPS60115898A (ja) | 1985-06-22 |
Family
ID=16211702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18775984A Pending JPS60115898A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 中性子防護材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60115898A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4989098A (ja) * | 1972-12-29 | 1974-08-26 | ||
JPS508400B1 (ja) * | 1969-06-30 | 1975-04-03 | ||
JPS5071927A (ja) * | 1973-11-08 | 1975-06-14 | ||
JPS50160519A (ja) * | 1974-05-18 | 1975-12-25 | ||
JPS519620A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS5178815A (en) * | 1974-11-28 | 1976-07-09 | Hoechst Ag | Nendooganjusuru shinsuiseihoriorefuinseni no seizohoho |
-
1984
- 1984-09-07 JP JP18775984A patent/JPS60115898A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS508400B1 (ja) * | 1969-06-30 | 1975-04-03 | ||
JPS4989098A (ja) * | 1972-12-29 | 1974-08-26 | ||
JPS5071927A (ja) * | 1973-11-08 | 1975-06-14 | ||
JPS50160519A (ja) * | 1974-05-18 | 1975-12-25 | ||
JPS519620A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPS5178815A (en) * | 1974-11-28 | 1976-07-09 | Hoechst Ag | Nendooganjusuru shinsuiseihoriorefuinseni no seizohoho |
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