JPS6011572Y2 - 離脱防止機構付電気コネクタ - Google Patents

離脱防止機構付電気コネクタ

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JPS6011572Y2
JPS6011572Y2 JP1979089116U JP8911679U JPS6011572Y2 JP S6011572 Y2 JPS6011572 Y2 JP S6011572Y2 JP 1979089116 U JP1979089116 U JP 1979089116U JP 8911679 U JP8911679 U JP 8911679U JP S6011572 Y2 JPS6011572 Y2 JP S6011572Y2
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JP
Japan
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cable
base
conductor
cover
contact
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JP1979089116U
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JPS568090U (ja
Inventor
義昭 市村
Original Assignee
日本航空電子工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気コネクタ、特にフラットケーブルのような
平板状物の端部を受は入れてその導体との接続を得るコ
ネクタの構造に関する。
例えば平角導体の表裏に絶縁物をはりつけた構造のフラ
ットケーブルは、その端部においていずれか一面の絶縁
物を剥離して導体を露出せしめ、この導体の露出した部
分をコネクタに挿入することにより電気的接続を行わせ
ることが可能である。
しかしフラットケーブルは一般に非常に薄く、剛性が小
さいため、コネクタへの挿入時にその導体がコネクタの
コンタクトに強く摺動する構造であると、その挿入作業
が容易ではなく、かつ何回かの挿抜を行うとケーブルが
破損してしまうという問題をもち、かといってケーブル
の導体とコネクタのコンタクトとの接触力が弱いとケー
ブルとコネクタとの接続が外れる危険がある。
したがって本考案の一般的な目的は、フラットケーブル
のような平板状物の接続に適したコネクタを提供するこ
とにある。
さらに本考案は、接続対象となる平板状物の挿抜に要す
る力を軽減することにより挿入作業を容易にしかつ平板
状物の破損を防止し、しかも接続時には不慮の外力を受
けても外れることのないようにしたコネクタを提供する
ことを目的とする。
また本考案は上記目的を、操作の簡単な構造で実現する
ことを目的とする。
以下図面を参照しながら、本考案につき実施例を用いて
説明する。
先ず第1図および第2図を参照して、本考案によるコネ
クタ1は相互に嵌合するベース2とカバー3とを含びで
おり、側縁に切欠き4を有するフラットケーブル5の端
部をケーブル受は入れ溝6に挿入した後に、第2図に示
すようにカバー3をベース2にしっかりと奥深く嵌合さ
せると、フラットケーブル5の導体7に対する電気接続
が行われるとともに、切欠き4を利用してフラットケー
ブル5に機械的にしっかりと接続されるようになつてい
る。
なおフラットケーブル5に内蔵されている導体7はケー
ブル受は入れ溝6に挿入される部分において片面の絶縁
物を剥離することにより露出させられていることはもち
ろんである。
またカバー3を第1図に示すように少し引き上げると、
ケーブル5に対する機械的な接続が解除されるとともに
、その導体7に対する電気的な接続も解除される。
さて第3図において、ベース2はプラスチックの射出成
形等にて作られるもので、その長手方向に沿って導電性
のコンタクト・8を複数個、それらの対の接触片9間に
フラットケーブル5を受は入れるように組込み支持して
おり、またその長手方向両端部にはそれぞれロックスプ
リング10を支持している。
ロックスプリング10はプラスチックにてベース2と一
体に設けたものであるが、これは別体に作ったものをベ
ース2に取付けることもできる。
こうしてベース2の角形の口縁部11内には、コンタク
ト8の接触片9とロックスプリング10とが配置されて
いる。
ここで対の接触片9は外力を与えられていないときには
互いに接触しているが、互いに離れる方向へ撓ませるこ
とができるものであり、またロックスプリング10も接
触片9の可撓方向と同方向で撓み得るものである。
さらにロックスプリング10には先端に、ケーブル5の
切欠き4に結合するためのケーブル抜は止め突起12と
、撓み力を伝えるための姿勢制御用突起13と、面取り
部14とを有している。
一方、第4図はカバー3を示しており、このカバー3も
プラスチックの射出成形等にて作られたものである。
カバー3はベース2の口縁部11を受は入れるようにベ
ース2と嵌合する嵌合案内溝15を有し、かつその底金
時には適当数の窓16にベース2の側面の適当数の突起
17を受は入れることにより抜は止めされる。
ただしその窓16の上下寸法を少し大きくとることによ
り、ベース2とカバー3との嵌合深さを第1図や第2図
で説明したように変更できるようにしである。
こうしてカバー3をベース2に嵌合状態で組合わせると
、コンタクト8の接触片9はカバー3内の空間に位置す
ることとなる。
カバー3の内部には各コンタクト8の間隔に対応して、
ケーブル5の挿入を案内する役目を果す隔壁18をそれ
ぞれ設けである。
さらに夫々の隔壁18にはコンタクト8の接触片9に作
用する接触制御カム壁19を設けである。
またカバー3の長手方向両端近傍には、ベース2に嵌合
状態で組合わせた際にロックスプリング10を受は入れ
る比較的大きな空間20をそれぞれ有し、かつそれらの
空間20に対向する位置に、ロックスプリング10の姿
勢制御用突起13に作用するロック制御カム壁21を設
けである。
なお、より具体的な構造は第5図および第6図から明瞭
に理解されよう。
次いで作用につき説明するように、第5図はベース2に
対してカバー3が比較的浅く嵌合した状態を示し、この
ときにはロック制御カム壁21がロックスプリング10
の姿勢制御用突起13を押すことによりロックスプリン
グ10を後方、即ちケーブル抜は止め突起12がケーブ
ル受は入れ溝6外へ引っ込んだ姿勢に撓ませ、またそれ
と同時に、接触制御カム壁19がコンタクト8の接触片
9に設けた突部22を押すことにより対の接触片9を互
いに離れてケーブル受は入れ溝6外へ引っ込んだ姿勢に
撓ませている。
ここでケーブル受は入れ溝6の幅Wはケーブル5の厚さ
よりも少し大きくしてあり、それ故、ケーブル受は入れ
溝6にケーブル5の端部をほとんど抵抗なく挿入するこ
とができる。
なお挿入されたケーブル5はベース2に設けたケーブル
ストッパ23に突当ることにより、その挿入深さを一定
にされる。
第6図はベース2に対しカバー3を奥深く嵌合させた状
態を示している。
こうすると、ロック制御カム壁21がロックスプリング
10の姿勢制御用突起13から外れるので、ロックスプ
リング10は自己の弾力によりケーブル抜は止め突起1
2をケーブルに受は入れ溝6内へ突入させ、その位置に
対応したケーブル5の切欠き4にケーブル抜は止め突起
12を係合させることによりケーブル5を機械的にしっ
かりと接続する。
またそれと同時に、接触制御カム壁19による接触片9
の付勢力が解放されるので、接触片9は自己の弾力によ
りケーブル受は入れ溝6内へ突入し、その位置に対応し
たケーブル5の露出導体7に接触することにより電気的
な接続が得られる。
この場合、ケーブル5の導体7は一面にのみ露出してい
るため、対に接触片9のうち一方のみが導体7に接触し
、他方の接触片はケーブル5を反対面から押える役割を
果す。
このようにケーブル5を対の接触片9で挾み込む構造に
よると、ケーブル5自体に多少の変形があっても、また
ベース2やカバー3に多少の変形が生じたとしても、常
に良好なる電気接続を得ることができる。
またベース2とカバー3とを互いに離す方向へ引いて第
5図に示した状態に戻せば、コネクタ1とケーブル5と
の機械的および電気的な接続状態は同時に解放されるの
で、ケーブル5をきわめて小さな力で離脱させ得ること
が理解されよう。
なお上述ではコンタクト8の接触片9の自己復元力でケ
ーブル5の導体7に接触する構造について示したが、第
7図に示したように、通常はaの如く互いに離れようと
している対の接触片9をカバー3との係合によりbの如
く押圧味それにより電気接続を得る構造にても実施でき
る。
また上述では自己の弾力性を利用するロックスプリング
10により機械的な接続を得ているが、そのロックスプ
リング10の代りに、第8図に示したようにベース2に
ピン24によってロックアーム10′を回動可能に備え
るとともに、そのロックアーム10′の回動端の位置を
カバー3のカム溝25にて制御するようにしてもよい。
ここで第8図aは機械的な接続がなされていないとき、
bは機械的な接続を行わせた状態を示している。
さらに、ケーブルの代りに普通のプリント基板を使用す
る等、種々の変形例も考えられよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるコネクタの一実施例を接続対象物
の一例とともに示す斜視図、第2図は同じく接続状態を
示す斜視図、第3図はコネクタのベース側面組立体を部
分的に断面で示した斜視図、第4図はコネクタのカバー
を部分的に断面で示した斜視図、第5図はコネクタの開
状態を示し、aは平面図、bはB−B断面図、CはC−
C断面図、dはD−D断面図、第6図はコネクタの閉状
態を示し、aは平面図、bはB−B断面図、CはC−C
断面図、dはD−D断面図、第7図は変形実施例を示し
、aは開状態の断面図、bは閉状態の断面図、第8図も
変形実施例を示し、aは開状態の断面図、bは閉状態の
断面図である。 1・・・・・・コネクタ、2・・・・・・ベース、3・
・・・・・カバー、5・・・・・・フラットケーブル、
6・・・・・・ケーフル受は入れ溝、7・・・・・・導
体、訃・・・・・コンタクト、10・・・・・・ロック
スフリング、10′・・・・・・ロックアーム、19・
・・・・・接触制御カム壁、21・・・・・田ツク制御
カム壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体を有する平板状物の端部を受は入れて該導体との接
    続を得るコネクタにおいて、絶縁性のベースに対し、上
    記導体との接触を得るための導電性の可撓コンタクトと
    、上記平板状物との係合を得るための可動ロック部材と
    を、上記平板状物の受は入れ領域に対応するように支持
    させ、かつ該ベースに上記平板状物の挿抜方向で可動に
    嵌合した絶縁性カバーを設け、該カバーには上記ベース
    との嵌合深さにより上記コンタクトおよび上記ロック部
    材の夫々の姿勢を変化させるカム壁を設け、上記カバー
    と上記ベースとの嵌合深さを変えることにより上記導体
    との電気的接続並びに上記平板状物との機械的接続を同
    時に制御できるようにしたことを特徴とする電気コネク
    タ。
JP1979089116U 1979-06-30 1979-06-30 離脱防止機構付電気コネクタ Expired JPS6011572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979089116U JPS6011572Y2 (ja) 1979-06-30 1979-06-30 離脱防止機構付電気コネクタ

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JP1979089116U JPS6011572Y2 (ja) 1979-06-30 1979-06-30 離脱防止機構付電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS568090U JPS568090U (ja) 1981-01-23
JPS6011572Y2 true JPS6011572Y2 (ja) 1985-04-17

Family

ID=29322282

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979089116U Expired JPS6011572Y2 (ja) 1979-06-30 1979-06-30 離脱防止機構付電気コネクタ

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS613617U (ja) * 1984-06-12 1986-01-10 日立電線株式会社 フラツトケ−ブル
JPH0749748Y2 (ja) * 1987-08-08 1995-11-13 日本航空電子工業株式会社 ケーブル用コネクタ
TWM299368U (en) * 2006-01-20 2006-10-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
TWI307982B (en) * 2006-01-20 2009-03-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Electrical connector
JP5809203B2 (ja) * 2013-07-04 2015-11-10 ヒロセ電機株式会社 平型導体用電気コネクタ
JP6753447B2 (ja) * 2018-10-24 2020-09-09 ダイキン工業株式会社 プリント基板と端子台の接続構造、端子台、及び、空調機

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Publication number Publication date
JPS568090U (ja) 1981-01-23

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