JPS60114237A - 医用画像解析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は医用診断の分野に屈し、特に医用両像解析装置
に関するものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

近年、医用診断機器としてのＸ線ＣＴ（Ｃｏｍｐｕｔｅ
ｄ’Ｉ’ｏｍｏｇｒａｐｈｙ　）　装置や超音波診断装
置等の急速な開発進歩がなされ、情報価値の高い新たな
画像情報が得られることとなり、診断の際の便に供され
ている。しかしながら、かかる画像情報は究極的には病
変部の鑑別診断の為の一情報□として提供されるもので
あり、それ自体が解析能力を持っているわけではなく、
解析や鑑別診断はあくまでも術者（医師）が行なうもの
であった。

この場合、医師によって判定基準が異なるため客観的な
信頼性を有する解析結果が得られないという問題がある
。特に、画像データを生のまま解析する場合には、それ
程信頼性は悪化しないが、一旦写真にしたデータをドラ
ムスキャナ等で入力したり、動画像をシネフィルムに撮
影したり、ビデオテープ等に収録した場合には、かかる
媒体変換による画像データのカンマ特性が変ってしまう
ため解析時の信頼性が悪くなるという問題が生じていた
。

〔発明の目的〕

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、データ
を媒体変換した場合でも信頼性の高い解析を行なうこと
ができる医用画像解析装備を提供することを目的とする
ものである。

〔発明の概要〕

前記目的を達成するために本発明は、医用画像情報を画
像表示する装置を備えた医用画像解析装置において、前
記表示装置に表示された画像上に比較基準とされる臓器
又は部位の第１関心領域と目的とする臓器又は部位の第
２関心領域とをそれぞれ指定する座標入力手段と、第１
及び第２の１１．１心領域それぞれの濃度ヒストグラム
を作成し、各ヒストグラムの植機的部分の値の差と、両
ヒストグラムの論理和における最小値から最大個迄の幅
との比を算出する演算手段とを設けたことを特徴とする
ものである。

〔発明の実施例〕 以下実施例により本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図において１は例えば超音波診断装置又はＸ線診断装置
等の医用Ｉ［！ｉＩ像診ｖｆ装昨であり、２は画像情報
をフィルム、写真、ビデオ等に媒体変換するための画像
出力装置（例えばイメージヤ、マルチフォーマットカメ
ラ等）であり、３は例えば高速高解像度ドラムスキャナ
、ＣＣＵ、ＩＴＶ等の画像読取り装置であり、４はビデ
オテープレコーダ、ビデオディスクレコーダ等の画像配
録装置であり、５は前記画像読取り装置３又は画体記録
装置４からのデータを次段に配置された画像表示装置８
等へ入力するためのデータ入力装置である。

９は例えばトラックボール、デジタイザ、マウス等の座
標入力装置であり、画像表示装置８に表示された画像上
の関心領域を指定するためのものでここでは２個所以上
の領域が指定される。６はヒストグラム演算装置であり
、前記座標入力装置９によって指定された表示画像上の
２個所の関心領域の濃淡値のヒストグラムを順次作成す
るためのものである。７は解析用演算装置であり、前述
のようにして作成されたヒストグラムを所定の手順によ
って解析するようになっており、その解析結果を前記画
像表示装置に表示する。

次に前記装置の作用について説明する。特に、ここでは
判定基準となるデータは例えば、脂肪肝の超音波診断情
報を使い、関心領域として肝臓と腎臓の２個所を指定し
、両者間の濃度比を解析する場合を一例とした場合を示
す。

超音波診断装置１によって前記肝臓及び腎臓を含む被検
体内部の断層像についての画像データが収集され、この
画像データがイメージヤ等の１ｆｉＩＩ像出力装渣、２
で媒体変換され、ドラムスキャナ３で斬、み取られ、デ
ータ入力装置５に送られる。前記画像データはまた、直
接データ入力装置釣゛５に送られることもあり、あるい
は画像出力装置２１画像記録装置４を介してデータ入力
装置５へ入力されることもある。いずれにしても、かか
る画像データが画像表示装置８に入力され、画像として
表示される。術者は表示画像を見ながら、トラックボー
ル等の座標入力装置９を操作して、画像中の肝ｊ臓領域
の一部（例えば肝右葉後区）を指定し、その後腎臓領域
の−１ｇｌ！（例えば右腎皮質）の指定を行なう。この
ような関心領域の指定が行なわれると、ヒストグラム演
算装猶６では関心領域に含まれる濃淡情報の頻度を示す
ヒストグラムを作成する。このヒストグラムは例えば第
２図に示すようなものとして得られる。即ち、同図にお
いて横１１１１はｔ＆　淡レベル（又は濃度値あるいは
エコーレベル）ＢＬであり、縦軸はその頻度βをとった
ものであり、得られた２種類のヒストグラムＩｎ、１１
のうち、１０は前記右腎皮質のヒストグラム、１１が前
記肝右葉後区のヒストグラムを示すものである。そして
、解析用演算装置７では前記２種類のヒストグラムのｑ
！徴的％ｌｊ分の値（例えばピーク値又は平均値）の差
Ｗと、２つのヒストグラムの論理和をとり、その最小濃
度値ｍｉｎから最大濃度値ｍａｘ迄の幅りを計算すると
共に、両値の比Ｗ／Ｄヲ算出して出力するようになって
いる。この算出値Ｗ／Ｄを表示装置８に表示するか、あ
るいは直接取り出してくるか、いずれかの方法によって
知ることによって病変の判定解析が行えるわけである。

次に、以上のような解析手法を用〜・ることによつて本
発明の目的が達成できる理由を詳細に説明する。

濃度値変換の一般式Ｘ−ａｏ十ａ１ｘＶＣより不変な数
りは次式（１）で表わされる。

一’−ＤＯＯ二〇　（ａ　□＋ａ　１　ｘ　）となるの
で平均） つまり、１マー５；１は前記Ｗを意味しており、ｒ四７
Σｔｘ＋Ｑ’／ｎｙは前記りを意味している。

従って、両者の比Ｗ／Ｄは不変数となる。

この結果、」二記ｔは画像の媒体変換等におけるガンマ
特性、リニアリティーと言った糸数には無関係な値とな
るので、鑑別診断の検定基準として使うことができ、解
析の信頼性を高めることができるわけである。

〔発明の効果〕

以上詳述した本発明によれば、関心碩域部分のヒストグ
ラムな基にして、そこに現われる不変数を鑑別診断の基
準値として使っているので、生データでままの解析は当
然のこととして、媒体変換後の解析も信頼性の高いもの
が得られる医用画像解析装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、第
２図は作用説明のためのヒストグラムを示すものである
。 １・・・医用画像診断装置、２・・・画像出力装置、３
・・・画像読取り装置、４・・・画像記録装置、５・・
・データ入力装置６．６・・・ヒストグラム演算装置、
７・・・解析用演算装置、８・・・画像表示装置、９・
・・座標入力装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 医用画像情報を画像表示する装置を備えた医用画像解析
   装置において、前記表示装置に表示された画像上に比較
   基準とされる臓器又は部位の第１関心領域と目的とする
   臓器又は部位の第２関心領域とをそれぞれ指定する座標
   入力手段と、第１及び第２の関心領域それぞれの濃度ヒ
   ストグラムを作成し、各ヒストグラムの特徴的部分の値
   の差と、両ヒストグラムの論理和における最小値から最
   大値迄の幅との比を算出する演ｑ１手段とを設けたこと
   を特徴とする医用画像解析装置。