JPS6011301B2 - 太陽熱コレクタの製造方法 - Google Patents
太陽熱コレクタの製造方法Info
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- JPS6011301B2 JPS6011301B2 JP56084054A JP8405481A JPS6011301B2 JP S6011301 B2 JPS6011301 B2 JP S6011301B2 JP 56084054 A JP56084054 A JP 56084054A JP 8405481 A JP8405481 A JP 8405481A JP S6011301 B2 JPS6011301 B2 JP S6011301B2
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- outer tube
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S10/00—Solar heat collectors using working fluids
- F24S10/40—Solar heat collectors using working fluids in absorbing elements surrounded by transparent enclosures, e.g. evacuated solar collectors
- F24S10/45—Solar heat collectors using working fluids in absorbing elements surrounded by transparent enclosures, e.g. evacuated solar collectors the enclosure being cylindrical
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
- Y02E10/44—Heat exchange systems
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は真空断熱層を有する太陽熱コレクタの製造方
法に関するものある。
法に関するものある。
第1図ないし第3図によって、従来の上述のような太陽
熱コレクタのコレクタチューブ単体を説明する。
熱コレクタのコレクタチューブ単体を説明する。
これらの図において、1は一端が半球状に閉塞されたガ
ラスなどからなる透明外管、2は透明外管1内に設けら
れたアルミニウム、銅、鉄、ステンレスなどの金属から
なる集熱板であり、この集熱板2の表面には太陽光の吸
収率が高くかつ熱放射率が低い性質を有する選択吸収膜
が施されている。3は上記集熱板2の裏面に密着して設
けられかつ鋼、ステンレスなどの金属からなる熱媒体管
、4は真空断熱のため10‐4Ton以下の真空度に維
持された上記透明外管1内の真空層、5は上記熱媒体管
3に入れられた水などの熱媒体、6は上記集熱板2を支
持する支持臭、7は銅などからなり、排気後に閉じられ
る排気管、8は上記透明外管1の他端を閉塞する金属製
端板であり、この端板は通常透明外管1と線熱膨張率が
等しいか近似した金属が用いられる。
ラスなどからなる透明外管、2は透明外管1内に設けら
れたアルミニウム、銅、鉄、ステンレスなどの金属から
なる集熱板であり、この集熱板2の表面には太陽光の吸
収率が高くかつ熱放射率が低い性質を有する選択吸収膜
が施されている。3は上記集熱板2の裏面に密着して設
けられかつ鋼、ステンレスなどの金属からなる熱媒体管
、4は真空断熱のため10‐4Ton以下の真空度に維
持された上記透明外管1内の真空層、5は上記熱媒体管
3に入れられた水などの熱媒体、6は上記集熱板2を支
持する支持臭、7は銅などからなり、排気後に閉じられ
る排気管、8は上記透明外管1の他端を閉塞する金属製
端板であり、この端板は通常透明外管1と線熱膨張率が
等しいか近似した金属が用いられる。
9は上記透明外管1と金属製端板8との気密封着部、1
0は金属製端板8とこれを貫通する熱媒体管3との気密
封止部、11は金属製端板8と排気管7との気密封止部
である。
0は金属製端板8とこれを貫通する熱媒体管3との気密
封止部、11は金属製端板8と排気管7との気密封止部
である。
上述のように構成された太陽熱コレクタでは、太陽光は
透明外管1を透過して集熱板2に当り、これの表面に施
された選択吸収膜に吸収されて熱に変換され、熱媒体管
3内を流れる水などの熱媒体を加熱する。
透明外管1を透過して集熱板2に当り、これの表面に施
された選択吸収膜に吸収されて熱に変換され、熱媒体管
3内を流れる水などの熱媒体を加熱する。
そして、集熱板2からの熱損失は、真空層4により伝導
、対流損失が、選択吸収膜により韓射損失が抑えられる
。ところで、太陽熱コレクタには、大別して平板形と真
空形とがあるが、平板形のものはグラスウール、ウレタ
ンフオームなどの断熱材を用いたり、また真空形の透明
外管に相当する透明板を2重にするなどして熱損失を少
なくしているのに対し、真空形のものは透明外管内を真
空にすることですむので、平板形のものより使用材料が
少ないだけではなく、真空断熱による効果が大きく、高
温集熱ができ給湯だけでなく、冷暖房用の熱源としても
用いることができ、その利用価値が大きい。
、対流損失が、選択吸収膜により韓射損失が抑えられる
。ところで、太陽熱コレクタには、大別して平板形と真
空形とがあるが、平板形のものはグラスウール、ウレタ
ンフオームなどの断熱材を用いたり、また真空形の透明
外管に相当する透明板を2重にするなどして熱損失を少
なくしているのに対し、真空形のものは透明外管内を真
空にすることですむので、平板形のものより使用材料が
少ないだけではなく、真空断熱による効果が大きく、高
温集熱ができ給湯だけでなく、冷暖房用の熱源としても
用いることができ、その利用価値が大きい。
しかし、真空形の太陽熱コレクタは、長期間にわたって
高真空を維持するためには、気密封着部の信頼性がまだ
低く、また製造に際して気密封着工程に長時間を要する
ので、価格が高くなり、平板形のものに比べて普及が遅
れているのが現状である。
高真空を維持するためには、気密封着部の信頼性がまだ
低く、また製造に際して気密封着工程に長時間を要する
ので、価格が高くなり、平板形のものに比べて普及が遅
れているのが現状である。
従来の真空形太陽熱コレクタの封止部の構造を示す第3
図において透明外管1と金属製端板8とは気密封着部9
により接着されている。
図において透明外管1と金属製端板8とは気密封着部9
により接着されている。
また、金属製端板8と熱媒体管3および排気管7とは封
止部10および11で封止されており、これらは金属ど
うしの封止であるため、ろう付けなどの方法によって、
比較的容易に封止され、気密の信頼性も高い。しかし、
気密封止部9は、透明外管1としてガラス管が用いられ
るので、金属とガラスという異種材料間の気密シールで
あり、機械的および熱的衝撃に対して比較的弱く気密が
破壊され難い。このため、構造的にも加工上にも十分な
考慮を要する。真空形太陽熱コレクタで、ガラスと金属
板との気密封着の信頼性については、製品そのものの歴
史がまだ浅いためもあり、10手間から10玉間という
長期にわたって高真空が維持されるという実証はないが
、加速試験などによって推定は可能である。
止部10および11で封止されており、これらは金属ど
うしの封止であるため、ろう付けなどの方法によって、
比較的容易に封止され、気密の信頼性も高い。しかし、
気密封止部9は、透明外管1としてガラス管が用いられ
るので、金属とガラスという異種材料間の気密シールで
あり、機械的および熱的衝撃に対して比較的弱く気密が
破壊され難い。このため、構造的にも加工上にも十分な
考慮を要する。真空形太陽熱コレクタで、ガラスと金属
板との気密封着の信頼性については、製品そのものの歴
史がまだ浅いためもあり、10手間から10玉間という
長期にわたって高真空が維持されるという実証はないが
、加速試験などによって推定は可能である。
そこで、少なくとも初期段階では、より信頼性の高い構
造と、加工条件をみし、だし、製造することが要求され
る。現在一般に行なわれている封着方法としては、いわ
ゆるフリットガラスを介在させて、ガラスと金属板とを
封着する方法である。
造と、加工条件をみし、だし、製造することが要求され
る。現在一般に行なわれている封着方法としては、いわ
ゆるフリットガラスを介在させて、ガラスと金属板とを
封着する方法である。
フリットガラスは、酸化鉛を主成分として一種の低融点
ガラスで通常粉末状である。現在、フリットガラスは、
主としてカラーブラウン管などのガラスどうしの封着材
料に用いられ、実績のあるものであるが、ガラスと金属
板とが封着されたものについて、機械的強度と共にとく
に真の信頼性については、まだ実績が乏しいといえる。
この理由としては、フリットガラスを用いる封着は40
0〜450℃の温度で行なわれるが、この温度ではガラ
スおよび金属板とも化学変化を受けず、したがって、強
固な結合を生じさせるもととなる相互拡散、すなわちガ
ラス中の成分原子の金属板への拡散および金属板中の原
子のガラスへの拡散が行なわれないため、機械的、熱的
応力によって封着面が割れたり、剥がれたりして真空洩
れを生ずることになる。また、見かけ上はよく結合して
いるように見えても、封着界面に微少の隙間が存在し、
製造時には検出されなかった真空洩れが長いものでは1
週間から2週間経過した後に初めてわかる、すなわちス
ローリークのようなことにもなる。さらに、フリツトガ
ラスは、普通の透明ガラスに比べると、風化侵食が激し
いので、太陽熱コレクタのように屋外で長期間にわたっ
て使用されるものについては、真空洩れを起す可能性が
多い。次に、真空排気についてであるが、これは太陽熱
コレクタのコレクタチューブ内の気体を排気すると共に
、コレクタチューブ内に入っている例えば集熱板、熱媒
体管、支持ばねなどの一般に金属製の都材の表面ないし
内部に残存するガスの排出を含むものである。
ガラスで通常粉末状である。現在、フリットガラスは、
主としてカラーブラウン管などのガラスどうしの封着材
料に用いられ、実績のあるものであるが、ガラスと金属
板とが封着されたものについて、機械的強度と共にとく
に真の信頼性については、まだ実績が乏しいといえる。
この理由としては、フリットガラスを用いる封着は40
0〜450℃の温度で行なわれるが、この温度ではガラ
スおよび金属板とも化学変化を受けず、したがって、強
固な結合を生じさせるもととなる相互拡散、すなわちガ
ラス中の成分原子の金属板への拡散および金属板中の原
子のガラスへの拡散が行なわれないため、機械的、熱的
応力によって封着面が割れたり、剥がれたりして真空洩
れを生ずることになる。また、見かけ上はよく結合して
いるように見えても、封着界面に微少の隙間が存在し、
製造時には検出されなかった真空洩れが長いものでは1
週間から2週間経過した後に初めてわかる、すなわちス
ローリークのようなことにもなる。さらに、フリツトガ
ラスは、普通の透明ガラスに比べると、風化侵食が激し
いので、太陽熱コレクタのように屋外で長期間にわたっ
て使用されるものについては、真空洩れを起す可能性が
多い。次に、真空排気についてであるが、これは太陽熱
コレクタのコレクタチューブ内の気体を排気すると共に
、コレクタチューブ内に入っている例えば集熱板、熱媒
体管、支持ばねなどの一般に金属製の都材の表面ないし
内部に残存するガスの排出を含むものである。
そして、前者のコレクタチューブ内の気体の排気は比較
的容易にできるが、後者のコレクタチューブ内に入って
いる部材の表面ないし内部に残存する気体については、
排気操作中にコレクタチューブを高温に加熱する必要が
ある。これは、金属でも常温ではとくにガス放出の可能
性は少ないが、温度を高くすると、金属内部のガスが表
面に移りガス放出を行なうからである。コレクタチュー
ブを何本か用いて太陽熱コレク夕の集熱ユニットとして
実用に供した場合、コレクタチュープ内の温度、とくに
集熱板の温度は、通常100℃程度まで、また空焚き状
態、すなわち停電またはポンプの故障などにより熱媒体
管に水などの熱媒体が供給されない状態では200〜3
00qo程度まで温度が上がり、この程度の温度になる
と金属からのガス放出も多くなる。したがって、少なく
とも、250〜30び○以上、望ましくは400q0以
上で、加熱排気を行なう必要があるが、フリットガラス
を用いた封着部は高温排気に対して強度的に弱い。すな
わち、製造上からは、封着を行なった後、排気工程を行
なうが、フリットガラスによる封着品は再加熱に弱く、
このため、400ooのような高温排気を行なうことが
むずかしい。しかし、上記のような高温排気を行なわな
いと、ガス放出によって真空度の低下を生ずるという問
題がある。さらに、フリットガラスによる封着は、加工
時間が長いという欠点があり、このため、コストが上昇
するという問題がある。
的容易にできるが、後者のコレクタチューブ内に入って
いる部材の表面ないし内部に残存する気体については、
排気操作中にコレクタチューブを高温に加熱する必要が
ある。これは、金属でも常温ではとくにガス放出の可能
性は少ないが、温度を高くすると、金属内部のガスが表
面に移りガス放出を行なうからである。コレクタチュー
ブを何本か用いて太陽熱コレク夕の集熱ユニットとして
実用に供した場合、コレクタチュープ内の温度、とくに
集熱板の温度は、通常100℃程度まで、また空焚き状
態、すなわち停電またはポンプの故障などにより熱媒体
管に水などの熱媒体が供給されない状態では200〜3
00qo程度まで温度が上がり、この程度の温度になる
と金属からのガス放出も多くなる。したがって、少なく
とも、250〜30び○以上、望ましくは400q0以
上で、加熱排気を行なう必要があるが、フリットガラス
を用いた封着部は高温排気に対して強度的に弱い。すな
わち、製造上からは、封着を行なった後、排気工程を行
なうが、フリットガラスによる封着品は再加熱に弱く、
このため、400ooのような高温排気を行なうことが
むずかしい。しかし、上記のような高温排気を行なわな
いと、ガス放出によって真空度の低下を生ずるという問
題がある。さらに、フリットガラスによる封着は、加工
時間が長いという欠点があり、このため、コストが上昇
するという問題がある。
すなわち、フリットガラスによる封着工程の一例につき
説明すると、フリットガラスの粉末をニトロセルロース
を1%程度含んだイソアルミアセテートに重量比で11
〜13:1となるようによく混合し、次に金属板に0.
5側程度の厚さに塗布し、室温で1岬rあるいは110
〜120午0でIHr乾燥させ、その後ガラス管の端面
を金属板のフリツトガラス塗布面に合わせ、50夕/均
程度の圧力をかけ、この状態を保持して焼成する。この
焼成には厳密な制御が必要であり、加熱速度は5〜1o
o01分間とし、430〜440午0にして約1印保温
してフリットガラスを結晶とし、次いで3〜10001
分間の速度でゆっくり冷却する。このため、焼成時間だ
けでも2〜乳七かかり、塗布などの前工程に要する時間
を加えると、封着に要する時間が非常に長く生産性が悪
い。前述したように、フリツトガラスによるガラスと金
属板との封着は、気密の維持について信頼性が低く、ま
た加工に長時間を要するため、コストを上昇させるとい
う問題がある。
説明すると、フリットガラスの粉末をニトロセルロース
を1%程度含んだイソアルミアセテートに重量比で11
〜13:1となるようによく混合し、次に金属板に0.
5側程度の厚さに塗布し、室温で1岬rあるいは110
〜120午0でIHr乾燥させ、その後ガラス管の端面
を金属板のフリツトガラス塗布面に合わせ、50夕/均
程度の圧力をかけ、この状態を保持して焼成する。この
焼成には厳密な制御が必要であり、加熱速度は5〜1o
o01分間とし、430〜440午0にして約1印保温
してフリットガラスを結晶とし、次いで3〜10001
分間の速度でゆっくり冷却する。このため、焼成時間だ
けでも2〜乳七かかり、塗布などの前工程に要する時間
を加えると、封着に要する時間が非常に長く生産性が悪
い。前述したように、フリツトガラスによるガラスと金
属板との封着は、気密の維持について信頼性が低く、ま
た加工に長時間を要するため、コストを上昇させるとい
う問題がある。
この発明は、上述した問題を解決するためになされたも
のであって、ガラスからなる透明外管と金属製端板とを
、高周波加熱およびガスフレーム加熱を併用して、直接
封着することにより、真空の信頼性が高く、かつ強度的
にも強い封着部が短時間で得られる、太陽熱コレクタの
製造方法を提供することを目的とするものである。
のであって、ガラスからなる透明外管と金属製端板とを
、高周波加熱およびガスフレーム加熱を併用して、直接
封着することにより、真空の信頼性が高く、かつ強度的
にも強い封着部が短時間で得られる、太陽熱コレクタの
製造方法を提供することを目的とするものである。
この発明の製造方法において、ガラスと金属とを気密に
封着するには、まず両者の線熱膨張係数がほぼ同じこと
が必要であるが、種々のガラスに対応した熱線膨張係数
を有する金属が知られているので、これらを選定して使
用すればよい。
封着するには、まず両者の線熱膨張係数がほぼ同じこと
が必要であるが、種々のガラスに対応した熱線膨張係数
を有する金属が知られているので、これらを選定して使
用すればよい。
次に、ガラスと金属との漏れの問題があるが、これはガ
ラス中の成分原子が金属板表面の原子と綾合ることであ
り、このためにはガラスを溶融させた方がよく、ガラス
を溶融させることによって原子の移動が容易になり、原
子間の強い結合が保証される。この場合に、金属板は、
これを予め酸化処理して表面に金属酸化膜を析出させた
ものを用いることが必要である。金属板の表面酸化物は
、溶融されたガラス中に拡散され、金属板とガラスの接
触界面の結合力を一層強くしかつガラスと金属との封着
ということで、どうしても生じ易い不安定な歪の高い領
域を緩和する中間ガラス層を形成する。ただし、上記酸
化膜が厚過ぎる場合には、見かけ上はよく封着しいるよ
うでも、ガラスと金属板との間の厚い金属酸化物層を気
体が通ることになるので、実験的に最適な金属酸化膜の
厚さを決めることが大切である。また、真空排気につい
てであるが、ガラスと金属とを直嬢溶着法によって封着
したものは、400℃程度の高温加熱にも十分に耐えら
れるので、太陽熱コレクタのコレクタチューブ内の金属
部村の脱ガスが十分に行なわれ、空焚状態の250〜3
00℃になっても新たにガス放出を行なうことがなく、
したがって真空度の低下の問題がない。
ラス中の成分原子が金属板表面の原子と綾合ることであ
り、このためにはガラスを溶融させた方がよく、ガラス
を溶融させることによって原子の移動が容易になり、原
子間の強い結合が保証される。この場合に、金属板は、
これを予め酸化処理して表面に金属酸化膜を析出させた
ものを用いることが必要である。金属板の表面酸化物は
、溶融されたガラス中に拡散され、金属板とガラスの接
触界面の結合力を一層強くしかつガラスと金属との封着
ということで、どうしても生じ易い不安定な歪の高い領
域を緩和する中間ガラス層を形成する。ただし、上記酸
化膜が厚過ぎる場合には、見かけ上はよく封着しいるよ
うでも、ガラスと金属板との間の厚い金属酸化物層を気
体が通ることになるので、実験的に最適な金属酸化膜の
厚さを決めることが大切である。また、真空排気につい
てであるが、ガラスと金属とを直嬢溶着法によって封着
したものは、400℃程度の高温加熱にも十分に耐えら
れるので、太陽熱コレクタのコレクタチューブ内の金属
部村の脱ガスが十分に行なわれ、空焚状態の250〜3
00℃になっても新たにガス放出を行なうことがなく、
したがって真空度の低下の問題がない。
上述したように、直接封着法で得たこの発明による真空
形太陽熱コレクタは、気密封着の信頼性を向上させるこ
とができると共に、十分な脱ガスを行なうことができ、
機械的、熱的強度も強いので、長期間の使用に対しても
その性能を低下することなく発揮させることができる。
形太陽熱コレクタは、気密封着の信頼性を向上させるこ
とができると共に、十分な脱ガスを行なうことができ、
機械的、熱的強度も強いので、長期間の使用に対しても
その性能を低下することなく発揮させることができる。
次に、この発明による透明外管と金属製端板との直接封
着法を図について説明し、併せて加工時間の短縮効果に
ついて述べる。第4図は、この発明を実施する封着装置
の基本構成を示す。
着法を図について説明し、併せて加工時間の短縮効果に
ついて述べる。第4図は、この発明を実施する封着装置
の基本構成を示す。
第4図において1はガラスからなる透明外管、8は透明
外管1と封着される金属製端板、12は高周波加熱コイ
ルであり、このコイル12は鋼管でつくられ、かつ両端
が高周波電源に接続され、さらに上記鋼管内には冷却水
が流れるようになっている。13はガスバーナ、14は
遮熱円筒であり、この遮熱円筒14はガスバーナ13の
フレームによって上記コイル12が焼損するのを防止す
るためのものである。
外管1と封着される金属製端板、12は高周波加熱コイ
ルであり、このコイル12は鋼管でつくられ、かつ両端
が高周波電源に接続され、さらに上記鋼管内には冷却水
が流れるようになっている。13はガスバーナ、14は
遮熱円筒であり、この遮熱円筒14はガスバーナ13の
フレームによって上記コイル12が焼損するのを防止す
るためのものである。
高周波誘導加熱は種々の分野で利用されているのは、第
4図に示す封着装贋では、高周波加熱コイル12によっ
て金属製端板8を加熱し、この熱によって金属製端板8
と接触しているガラスからなる透明外管1を加熱して軟
化させ、これを溶融させて封着を行なうものである。
4図に示す封着装贋では、高周波加熱コイル12によっ
て金属製端板8を加熱し、この熱によって金属製端板8
と接触しているガラスからなる透明外管1を加熱して軟
化させ、これを溶融させて封着を行なうものである。
第4図によってその作用を説明する。上記コイル12に
高周波電流を流すと、これによって発生する磁束が金属
製端板8を通過するので、この端板内に渦電流が発生し
、この渦電流のためジュ−ル熱によって金属製端板8が
加熱される。しかし、この加熱は金属製端板8のすべて
の領域において一様に行なわれるものではなく、金属製
端板の外周部のみが高温に加熱され、内周部はほとんど
熱伝導に基く加熱だけで温度が低い。また、金属製端板
8の各部の温度分布が均一でないので、熱畑彰銭の差に
よって応力が発生し、金属製端板が大きく変形すること
になる。このため、気密封着はもちろん強度的にも強い
封着を行なうことは困難である。そこで、この発明では
、金属製端板8を均一に加熱するために、高周波誘導加
熱では加熱しにくい金属製端板8内周部をガスバーナ1
3によるガスフレームで加熱する方法を併用した。この
結果、金属製端板の外周部と内周部とで温度勾配はまだ
あるが、温度勾配がなだらかになるため、金属製端板の
変形を防止することができ、温度差自体も高周波のみの
加熱よりも少なくなる。また、加工時間であるが、高周
波加熱の最大の特長として短時間で高温加熱ができるこ
とがあり、このために封着する時間としては、金属製端
板と透明外管をセットしてから加熱封着するまで5分間
程度であり、その後封篭面に歪がほとんど残らない温度
までゆっくり冷却することが必要であるが、この時間は
20〜2筋ふ間である。
高周波電流を流すと、これによって発生する磁束が金属
製端板8を通過するので、この端板内に渦電流が発生し
、この渦電流のためジュ−ル熱によって金属製端板8が
加熱される。しかし、この加熱は金属製端板8のすべて
の領域において一様に行なわれるものではなく、金属製
端板の外周部のみが高温に加熱され、内周部はほとんど
熱伝導に基く加熱だけで温度が低い。また、金属製端板
8の各部の温度分布が均一でないので、熱畑彰銭の差に
よって応力が発生し、金属製端板が大きく変形すること
になる。このため、気密封着はもちろん強度的にも強い
封着を行なうことは困難である。そこで、この発明では
、金属製端板8を均一に加熱するために、高周波誘導加
熱では加熱しにくい金属製端板8内周部をガスバーナ1
3によるガスフレームで加熱する方法を併用した。この
結果、金属製端板の外周部と内周部とで温度勾配はまだ
あるが、温度勾配がなだらかになるため、金属製端板の
変形を防止することができ、温度差自体も高周波のみの
加熱よりも少なくなる。また、加工時間であるが、高周
波加熱の最大の特長として短時間で高温加熱ができるこ
とがあり、このために封着する時間としては、金属製端
板と透明外管をセットしてから加熱封着するまで5分間
程度であり、その後封篭面に歪がほとんど残らない温度
までゆっくり冷却することが必要であるが、この時間は
20〜2筋ふ間である。
したがって、封着時間は30分間程度であり、フリット
ガラスを用いる封着の場合の2〜3時間に比べて1′4
〜1′61こ短縮できる。なお、ガスフレームのみを用
いた加熱封着では、透明外管を構成するガラスを加熱、
溶融させるまでの時間が長くかかり、加工上の効果が少
なくなる。第5図、第6図、第7図および第8図は、第
1図に示した真空形太陽熱コレクタのコレクタチュープ
単体とは異なるその他例を示すものである。
ガラスを用いる封着の場合の2〜3時間に比べて1′4
〜1′61こ短縮できる。なお、ガスフレームのみを用
いた加熱封着では、透明外管を構成するガラスを加熱、
溶融させるまでの時間が長くかかり、加工上の効果が少
なくなる。第5図、第6図、第7図および第8図は、第
1図に示した真空形太陽熱コレクタのコレクタチュープ
単体とは異なるその他例を示すものである。
すなわち、第5図は排気管7が透明外管1と同じガラス
でこれと一体につくられ、第1図とは反対側の位置に配
談されたものである。第6図は直管状の熱媒体管3の両
端部が透明外管1内を鞠方向に貫通した例であり、した
がって、透明外管1はこれの両端で金属製端板8と封着
されている。第7図は熱媒体管3を2重管としてもので
あり、外側熱媒体管3aと内側熱媒体管3bとに分けら
れ、熱媒体が内側熱媒体管3bを第7図の矢印のように
流れてその先端関口部に達し、この関口部から内側熱媒
体管3bと外側熱媒体管3aとの空間を遜って戻るよう
にしたものである。第8図はヒートパイプ形真空太陽熱
コレクタを示し、第8図において、16はヒートパイプ
で、集熱板2に密着して設けられ、ヒートパイプ15内
を10‐汀orr程度の真空にした後、フロンなどの熱
媒体16が規定量封入されている。
でこれと一体につくられ、第1図とは反対側の位置に配
談されたものである。第6図は直管状の熱媒体管3の両
端部が透明外管1内を鞠方向に貫通した例であり、した
がって、透明外管1はこれの両端で金属製端板8と封着
されている。第7図は熱媒体管3を2重管としてもので
あり、外側熱媒体管3aと内側熱媒体管3bとに分けら
れ、熱媒体が内側熱媒体管3bを第7図の矢印のように
流れてその先端関口部に達し、この関口部から内側熱媒
体管3bと外側熱媒体管3aとの空間を遜って戻るよう
にしたものである。第8図はヒートパイプ形真空太陽熱
コレクタを示し、第8図において、16はヒートパイプ
で、集熱板2に密着して設けられ、ヒートパイプ15内
を10‐汀orr程度の真空にした後、フロンなどの熱
媒体16が規定量封入されている。
17はヒートパイプ15内を真空にするための排気管で
ある。
ある。
そして、第8図に示すものは、菊熱板2に吸収された太
陽光が熱に変換され、この熱によって熱媒体16が蒸発
し、ヒートパイプ15内を凝縮部18に向って移動し、
ここで熱交換部19内を流れる水のような熱媒体20と
の熱交換で冷え、重力または毛細管作用により、もとの
位置に戻る。この繰返しにより熱交換部19で水のよう
な熱媒体20を加熱し、その機能を発揮するものである
。なお、第5図ないし第8図に示すコレクタチューブ単
体の上述した以外の構成は第1図に示すものと同様であ
るから、第5図ないし第8図中の第1図と同一また相当
部分は第1図と同一符号をつけて説明を省略する。そし
て、この発明による製造方法は、第1図、第2図および
第5図ないし第8図に示すものに、同様に適用すること
ができる。以上説明しように、この発明は、一端または
両端が金属製端板によって封着されているガラスからな
る透明外管と、この透明外管内に設けられた巣熱板と、
この集熱板に密着して設けられた熱媒体管とを備え、こ
の熱媒体管を上記金属製端板に貫通させて、金属製端板
と熱媒体管とを封止し、金属製端板または透明外管に設
けた排気管により上記透明外管内を真空にする太陽熱コ
レクタの製造方法において、上記透明外管と金属製端板
とを、高周波加熱およびガスフレーム加熱を併用して加
熱し、直接封着するようにしたので、透明外管と金属製
端板との気密封着の信頼性が高く、強度が向上したもの
を、短時間で製造することができるという効果がある。
陽光が熱に変換され、この熱によって熱媒体16が蒸発
し、ヒートパイプ15内を凝縮部18に向って移動し、
ここで熱交換部19内を流れる水のような熱媒体20と
の熱交換で冷え、重力または毛細管作用により、もとの
位置に戻る。この繰返しにより熱交換部19で水のよう
な熱媒体20を加熱し、その機能を発揮するものである
。なお、第5図ないし第8図に示すコレクタチューブ単
体の上述した以外の構成は第1図に示すものと同様であ
るから、第5図ないし第8図中の第1図と同一また相当
部分は第1図と同一符号をつけて説明を省略する。そし
て、この発明による製造方法は、第1図、第2図および
第5図ないし第8図に示すものに、同様に適用すること
ができる。以上説明しように、この発明は、一端または
両端が金属製端板によって封着されているガラスからな
る透明外管と、この透明外管内に設けられた巣熱板と、
この集熱板に密着して設けられた熱媒体管とを備え、こ
の熱媒体管を上記金属製端板に貫通させて、金属製端板
と熱媒体管とを封止し、金属製端板または透明外管に設
けた排気管により上記透明外管内を真空にする太陽熱コ
レクタの製造方法において、上記透明外管と金属製端板
とを、高周波加熱およびガスフレーム加熱を併用して加
熱し、直接封着するようにしたので、透明外管と金属製
端板との気密封着の信頼性が高く、強度が向上したもの
を、短時間で製造することができるという効果がある。
第1図は真空形太陽熱コレクタのコレクタチューブ単体
を示す一部を省略した水平断面図、第2図は第台1図の
D−0線に沿う断面図、第3図は従来のコレクタチュー
ブ単体の金属製端板側様部を示す拡大半裁平面図、第4
図はこの発明に用いる封着装層を示す一部切欠き正面図
、第5図ないし第8図はこの発明による製造方法が適用
される互に異なった太陽熱コレクタのコレクタチュープ
単体をそれぞれ示す一部を省略した水平断面図である。 1・・・透明外管、2・・・集熱板、3・・・熱媒体管
、4…真空層、7・・・排気管、8・・・金属製端板、
9・・・封着部、10,11・・・封止部、12…高周
波加熱コイル、13…ガスバーナ、15…ヒートパイプ
(熱媒体管)、なお、図中同一符号は同一または相当部
分を示す。第1図 第2図 第3図 第4.図 第5図 第6図 第7図 第8図
を示す一部を省略した水平断面図、第2図は第台1図の
D−0線に沿う断面図、第3図は従来のコレクタチュー
ブ単体の金属製端板側様部を示す拡大半裁平面図、第4
図はこの発明に用いる封着装層を示す一部切欠き正面図
、第5図ないし第8図はこの発明による製造方法が適用
される互に異なった太陽熱コレクタのコレクタチュープ
単体をそれぞれ示す一部を省略した水平断面図である。 1・・・透明外管、2・・・集熱板、3・・・熱媒体管
、4…真空層、7・・・排気管、8・・・金属製端板、
9・・・封着部、10,11・・・封止部、12…高周
波加熱コイル、13…ガスバーナ、15…ヒートパイプ
(熱媒体管)、なお、図中同一符号は同一または相当部
分を示す。第1図 第2図 第3図 第4.図 第5図 第6図 第7図 第8図
Claims (1)
- 1 一端または両端が金属製端板によって封着されてい
るガラスからなる透明外管と、この透明外管内に設けら
れた集熱板と、この集熱板に密着して設けられた熱媒体
管とを備え、この熱媒体管を上記金属製端板に貫通させ
て、金属製端板と熱媒体管とを封止し、金属製端板また
は透明外管に設けた排気管により上記透明外管内を真空
にする太陽熱コレクタの製造方法において、上記透明外
管と金属製端板とを、高周波加熱およびガスフレーム加
熱を併用して加熱し、直接封着することを特徴とする太
陽熱コレクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56084054A JPS6011301B2 (ja) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | 太陽熱コレクタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56084054A JPS6011301B2 (ja) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | 太陽熱コレクタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57198955A JPS57198955A (en) | 1982-12-06 |
JPS6011301B2 true JPS6011301B2 (ja) | 1985-03-25 |
Family
ID=13819779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56084054A Expired JPS6011301B2 (ja) | 1981-06-01 | 1981-06-01 | 太陽熱コレクタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011301B2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-01 JP JP56084054A patent/JPS6011301B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57198955A (en) | 1982-12-06 |
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