JPS6011290A - 有機質物の堆肥化方法 - Google Patents

有機質物の堆肥化方法

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JPS6011290A
JPS6011290A JP58115139A JP11513983A JPS6011290A JP S6011290 A JPS6011290 A JP S6011290A JP 58115139 A JP58115139 A JP 58115139A JP 11513983 A JP11513983 A JP 11513983A JP S6011290 A JPS6011290 A JP S6011290A
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organic matter
temperature
aerobic
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恵谷 浩
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は都市とみ等の有機質物を好気性発酵処理して堆
肥化する方法に関し、さらに詳しくは有機質物中の高温
性好気性放線菌を増殖させることによって、悪臭が発生
せず、短期間に好気性発酵処理する堆肥化方法に関する
従来、都市とみ等の有機質物を好気性微生物により発酵
処理することによって堆肥化して、有機質肥料として有
−動詞用する方法が広く行われている。この方法には野
積法、堆積法、機械式法等多(の方法があるが、公害発
生問題等から近年では機械式法が広く用いられている。
機械式法にはロータリーキルン方式、スクープ方式、ス
クリュ一方式、パドル方式等があり、通気、攪拌しなが
ら通常約7〜IO日間滞留させることによって好気性発
酵処理する方式のものである。これらの方式では有機質
物が含水率65%以上の高水分を含有している場合には
、水分が団粒構造を成している有機質物の各粒子の表面
を覆ってしまい、せっかく通気しズ好気性微生物に必要
な酸素を供給しても酸素が有機質物に接触しない。その
ために嫌気性発酵を起して発酵処理の温度は約SOC以
下となり、非常に強度の悪臭を発生し、且つ一次発酵所
要日数がio日以上の非常に長期間を要することになる
。一方、含水率が好気性発酵が可能な173〜63%の
場合には、確かに好気性発酵はしているが病原菌および
植物の種子を死滅させるために、微生物の有機質物分解
による発熱で昇温するのにまかせて発酵処理温度は約6
5〜qoC以上の高温となり、最高約ざOCとなる場合
もある。ところが発酵処理温度をこのように高温にする
と、有機質物の射熱分解物の熱分解による悪臭物質の生
成、高温性悪臭物質生成細菌の増殖による悪臭物質の生
成、および有機質物中の窒素成分がアンモニアガスとな
って揮散することのために非常に強度の悪臭を発生して
いるのが実状である。そのために発生する悪臭ガスはダ
クトワークによって水洗浄方式、薬液洗浄方式、活性炭
吸着方式、土蔵微生物方式等の脱臭装置に導いて脱臭処
理しなければならない。
また、発酵処理温度が65〜り00以上の高温になると
、細菌等の微生物の活動が鈍り有機質物の分解速度が小
さくなるので、−次発酵所要日数が長期間となるのが実
状である。
本発明者等は以上の問題点を改良すべく鋭意研究した結
果、有機質物の含水率なり3〜63%、pHを7〜9と
し、同時に有機質物への通気量を発酵経過日毎に調整し
て発酵処理温度をSQ〜bocに保つと、上記のような
悪臭の発生がないことを見出した。さらに、有機質物の
含水率なlI!;−A!i%、pHを7〜?、発酵処理
温度をjθ〜6θCとして発酵処理することによつ瓜有
機質物中に生息している高温性好気性放線菌が109個
/gのオーダーに急速に増殖することを見出した。好気
性放線菌は酢酸、イソ酪酸、プロピオン酸、n−酪酸、
イソ吉草酸などの低級脂肪酸、および硫化水素、メチル
メルカプタン、二硫化メチルなどの硫化物を資化(分解
)することが知らiており、この好気性放線菌によって
悪臭の発生がなく約6日の短期間で一次発酵を終了させ
ることができた。
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、有機質
物を好気性発酵処理して堆肥化する方法において、該有
機質物の含水率を41S〜65%、pHを7〜デに調整
し、100〜!θθ鴎の高さに堆積した該有機質物中に
強制通気する通気量を調整して上記発酵処理の温度を3
0〜AOCとすることによって、該有機質物中の高温性
好気性放線菌を増殖させて堆肥化することを特徴とする
、有機質物の堆肥化方法に関する0 以下、図を参照しながら本発明方法を説明する。第1A
図、第1B図、および第7C図は本発明方法を適用した
スクープ方式の発酵槽のそれぞれ側面図、平面図、およ
び縦断面図である。
都市ごみなどの有機質物ノコは発酵槽lの投入端部13
Vc投入コンベアtで投入され、常時底部の多孔板3を
通じて強制的に通気されながら、すき返し式攪拌装置g
が同種の投入端部13附近から攪拌移動を繰返すことに
より、同有機質物は順次排出端部/lIまで搬送され、
次いで前記排出フィーダIQによってコンベアllに排
出される。
ユは発酵槽lの長手方向の槽壁である。発酵槽lの底部
は、両槽壁コに接した部分はコンクリートなどの覆い底
板ダとし、槽壁コより離れた中間部は多孔板3とする。
多孔板3の下部空間は複数個の室に区画した区画室lを
形成している。各区画室3′はバルブSと流量計6を介
して通気管7′でプ・ロワ7に連絡する。
−次発群中の有機質物中の好気性細菌および放線菌には
、中温域で活動する中温性のものと高温域で活動する高
温性のものとが生息17ているが、低級脂肪酸、硫化物
等の悪臭物質は中温性と高温性の両方の好気性放線菌に
よって資化される。しかし通常、微生物で一次発酵処理
される高τ品域では中温性好気性放線菌はほとんど増殖
しないので、増殖の可能な高温性好気性放線菌に着目し
て本発明はなされたものである。
発酵槽ノの投入端部/3VC投入される有機質物ノコは
発酵槽l内で100〜soottrm の高さに堆積さ
れる。堆積高さは低い程有機質物の自重による圧密化が
、J\さぐなるので、通気空気が均一に有機質物に接触
しより好気的な状態となる。
しかし堆積高さが10θ咽 より低いと有機質物の堆積
状態での単位体積当りの表面積が大きくなり、好気性細
菌および放線菌等の微生物の発酵による発熱量よりも堆
積表面からの放熱量の方が大きくなるので発酵処理温度
が約3oC以下となるために、高温性好気性放線菌が増
殖せず強度の悪臭を発生する。件た、堆積高さ力や!r
00rmn乞越えると有機質物が自重によって圧密化す
るので、低部の多孔板3を通じて強制的に行われる通気
が不均一となる。圧密化された有機質物中では部分的に
形成されろ通路に沿って通気さ台るのみで、空気と接ニ
ーない部分が多くできる。空気と接しない部分は嫌気性
発酵をl−て低級脂肪酸、硫化物等の悪臭物質を生成し
、且つ高温性好気性放線菌が増殖しないので、生成され
る悪臭物質1d好気性放線菌によって資化されることな
く、堆積された有機質物の表面から空気中に揮散して強
度の悪臭となる。甘た、完全な好気性発酵がなされない
結果、−次発酵に約7θ〜30日という長期間を要する
ことになる。従って有機質物を好適には/ 00−j 
00■の高さに堆積する。
有機質物ノコの含水率はダ3〜A3チとする。
含水率がaz%よりも高いと、堆積高さをたとえs o
 otran以下に低くして自重による圧密化を防いで
も、有機質物/2の各小片の表面に水分の皮膜を形成し
、有機質物中の好気性細菌および放線菌に必要な酸素が
接触しなくなるために好気性細菌および放線菌の活動が
なされなくなる。含水率が11未満では、好気性細菌お
よび放線菌の細胞内の水分濃度の下限が約30%である
ので、好気性細菌および放線菌の活性がなくなり休眠状
態となり、十分な好気性発酵がなされなく且つ生成する
悪臭物質が資化されなくなる。有機質物/:2の含水率
がystlrよシも低い場合には散水すればよい。き水
率がA5%よりも高い場合にはモミ殻、ノコクズ、稲ワ
ラあるいは発酵処理して生成される低水分の堆肥を返送
材として、有機質物/:l中に混合して水分調整を行っ
た後に、発酵槽内に投入して含水率を調整する。
有機質物のPHは7〜9とするOPHが?よりも高いと
好気性細菌および放線菌の活性が低下して有機質物12
の分解および悪臭物質の資化が小さくなる。PHが7よ
りも低いと好気性細菌および放線菌の活性がやはり低下
する。その結果、好気性細菌は少しずつしか有機質物/
、2を分解せず、分解に伴って発生するアンモニアの量
が少なくなるので、発酵の進行に伴うpHの上昇には数
日間を必要とする。このようになるとpI(の上昇に要
する数日間は高温性好気性放線菌がほとんど増殖しない
ので、生成される低級脂肪酸、硫化物等の悪臭物質は放
線菌に資化されずに空気中に揮散して悪臭となる。
有機質物のpHが9よりも高い場合あるいはりよりも低
い場合には、発酵槽lに投入される前の有機質物中に石
灰などのPH調整剤を混ぜることによってpT−1を調
整する。また、返送材等の水分調整でpH調整を兼ねる
ことができる場合もある。
このように含水率がl/、3〜43%、PHが7〜デに
調整され、投入端部13から投入され発酵槽l内で10
0〜左00掴の高さに堆積された有機質物ノコは、底部
の多孔板3を通じて強制的に通気される。通気量は有機
質物ノコの組成成分によって差異があるが、厨芥主体の
都市ごみの場合には都市とみlトン当り、発酵槽)への
投入から7日経過までの間には約300〜グθθL/分
、1日経過から2日経過までは約aOO〜jOθt/分
、−日経過から3日経過までは約300〜lIo o 
ty分、3日経過から4日経過までは約−〇θ〜j 0
017分、ダ日経過から6日経過までは約100−20
011分が適当である。
通気量は有機質物/、3の発酵槽lへの投入からの経過
日数に伴う高温性好気性細菌および放線菌の増殖状況と
、発酵過程における発酵処理温度および有機質物の分解
による組成成分の変化に対応して増減させる。
発酵槽lに投入されるときの都市ごみ中の高温性好気性
放線菌および細菌の菌数は少なく、高温性好気性放線菌
数は通常10”〜lθ6個/gのオーダーであり、高温
性好気性細菌数は通常l011〜1011個/#のオー
ダーである0中温性好気性放線菌数は通常/ 0” −
/ 06個/#のオーダーであり、中温性好気性細菌数
は通常168〜/、710個/l のオーダーである。
中温性好気性放線菌数および中温性好気性細菌数は、投
入から6日を経過して一次発酵を終了するまで通常はと
んど増減しない。
投入から7日経過までの間に都市ごみlトン当り約J 
00−’l 0017分の通気を行うと、高温性好気性
細菌は急速に増殖して7日経過時には709〜10”個
/lのオーダーとなり、発酵処理温度は投入したときの
常温から!日経適時には30〜60Cに昇温する。この
時高温性好気性放線菌も増殖して、1日経過時には70
11個/lない。
7日経過から2日経過までの間の通気量は、都市とみl
トン当り約aOθ〜!θ01/分に増やす。通気量が4
1oo−、toθt/分よりも少量だと、増殖した高温
性好気性細菌および放線菌による盛んな有機質物の分解
に伴う発熱量の増加のために発酵処理温度がt、oC以
上に昇温してしまう。7日経過から一日経過までの間の
通気は、好気性細菌および放線菌等の微生物への酸素の
供給のみでけ々くて、有機質物を冷却して発酵処理温度
を調節する効果がある。7日経過から2日経過までの間
には高温性好気性細菌数は約/×lOv個/fであるが
、易分解性成分である糖分、澱粉を盛んに分解する。高
温性好気性放線菌はioQ個/lのオーダーに増殖し、
悪臭物質を資化する。
一日経過から3日経過までの間の通気量は、都市ごみl
トン当シ約3oo〜II o o t7分に減少させる
。通気量を減少させるのは易分解性の糖分、澱粉がすで
にかなり分解して減量していること、および高温性好気
性細菌および放線菌の □増殖がすでに2日経過時にピ
ークに達しているので、菌の有機質物の分解に伴なう発
熱量が1日経過から一日経過までの間よりも小さいため
、通気量を減少しないと有機質物を冷却し過ぎて発酵処
理温度が30C以下に下がってしまうためである。
3日経過からり日経適寸での間の通気量は、都市とみl
トン当り約:1oo〜、? o o t7分、ダ日経過
から3日経過までの間の通気量は、約100〜5oot
/分とし、有機質物の組成成分の分解による減量に応じ
て次第に減少させることによって、発酵処理温度を!0
−AOCに保つ。このようにすると、高温性好気性細菌
数は一日経過時から6日を経過して一次発酵を終了する
までほとんど増減がな(7010個/fのオーダーであ
る。また、高温性好気性放線菌数は一日経過時から6日
を経過して一次発酵を終了するまでほとんど増減がなく
てIO9個/lのオーダーである。
有機質物の堆積高さと通気量を以上のようにすることに
よって、投入した有機質物の発酵処理温度を!;0−A
OC,含水率をグ3〜A、ltチ、pHを7〜デに保つ
ことができるので、高温性好気性放線菌は活性状態とな
り生成する悪臭物質を盛んに資化するので、悪臭物質の
空気中への揮散がなく悪臭が発生しない。また、発酵処
理温度がAk〜70C以上の高温とならないので、高熱
分解物の熱分解による悪臭物質の生成がないこと、さら
に窒素成分がアンモニアガスとなって揮散する量が極〈
少量となるので、悪臭を発生することなく約6日間で一
次発酵を終了させることができる。ここに−次発酵の終
了時期は炭素率(C/N比 )の低下、臭気、色状、手
ざわり等通常に用いられている指標によって決めた。
次に実施例および比較例VC基づき、都市ごみを一次発
酵するときの発酵処理温度、含水率、p)I と高温性
好気性細菌数および放線菌数、低級脂肪酸量との関係を
明らかにして本発明の効果を示す。
比較例1 厨芥を主体とする都市ごみ(以下、供試材という)をス
クープ式発酵槽に投入し、300IIIIの高さに堆積
して所定の通気を行いながら、すき返し式攪拌装置で毎
日1回ずつ攪拌することによって一次発酵処理した。
含水率72%、pH4,!rの高水分含有厨芥主体の都
市ごみを供試材として、通気量を投入から1日経過まで
の間には供試材lトン当り20047分、 7日経過か
ら3日経過までは:130t/分、 5日経過から/e
日経過までは30O2Z分、約6日経過1−て温度上昇
の停滞期から昇温か始まるとtOC以上の高温とした。
このときの供試材の発酵処理温度、含水率、PHのそれ
ぞれ経時変化を第一図に、高温性好気性放線菌数の経時
変化をgt図(図中的線区・慟・×)に、高温性好気性
細菌数の経時変化を第1図(図中曲線×・・・×)に、
供試材中の低級脂肪酸濃度の経時変化を第7図に各々示
す。
この試験においては、供試材が高水分を含有し且つ低p
Hであったために、供試材が嫌気性状態となり高温性好
気性細菌の増殖速度が極く遅くて約5日を経過するまで
の発酵処理温度はダ5Cと低かった。そのために高温性
好気性放線菌の増殖速度も極く遅<、ノコ日を経過して
もノ、コ×IO8個/fに増殖しただけであって、/j
日を経過するまで低級脂肪酸が多量に検出されて強度の
悪臭を発生した。
比較例コ 含水率11%、pHA。3 の通常水分含有の厨芥主体
の都市ごみな供試材として、比較例1と同様に一次発酵
処理した。通気量は供試材投入から1日経過までの間は
供試材lトン当倹200t/分、1日経過からio日経
過までは30017分として、7日経過して常温から昇
温すると発酵処理温度をAO’Q以上の高温とした。こ
のときの供試材の発酵処理温度、含水率、pHのそれぞ
れ経時変化を第3図に、高温性好気性放線菌数の経時変
化を第左図(図中曲線△・・・△)に、病理性好気性細
菌数の経時変化を第6図(図中曲線△・・・△)に、供
試材中の低級脂肪酸濃度の経時変化を第g図に各々示す
この試験においては供試材の含水率が好気性発酵にとっ
て適当であったので、2日を経過すると高温性好気性細
菌が10gX10’個/fに増殖したが、通気量を3o
ot1分と少なくして7日経過時以後の発酵処理温度を
toc以上の高温としたために高温性好気性放線菌の増
殖が10′7〜ノ08個/l で止まってしまった。そ
のために7日を経過するまでかなりの量の低級脂肪酸が
検出された。また、発酵処理温度をto′c以上の高温
としたために窒素成分がアンモニアとなり、揮散して刺
激臭を伴った強度の悪臭を発生した。
実施例 含水率!rt%、pH7゜Oの通常水分含有の厨芥主体
の都市ごみな供試材として、比較例1と同様に一次発酵
処理I−た。通気量は供試材投入から7日経過までの間
は供試材1トン当り、73027分、1日経過から2日
経過まではグ!; O17分、コ日経過から3日経過ま
では3 !r O11分、3日経過から1日経過までは
23047分、グ日経過から10日経過1では7301
7分とすることによって、高温性好気性放線菌の増殖に
最適な発酵処理温度!θ〜toC,最適な含水率4tよ
〜63係、最適なpH7〜デと1−て−次発酸処理した
このときの供試材の発酵処理温度、含水率、PHのそれ
ぞれ経時変化を第9図に、高温性好気性放線菌数の経時
変化を第3図(図中曲線o□0)に、高温性好気性細菌
数の経時変化を第6図(図中曲線0−0)に、供試材中
の低級脂肪酸濃度の経時変化をfJrY図に各々示す。
この試験においては供試材の含水率およびpHが好気性
発酵にとって適当であったので、高温性好気性細菌は1
日経過するとユ。3×IO9個/fに、2日経過すると
7゜9×1010個/?に急速に増殖し、またO、5日
経過すると発酵処理温度が30Cに達した。以後の発酵
処理温度を通気量の調節によって左0−AO″cVc保
った。これによって高温性好気性放線菌は7日経過時に
は1.gX / 08個/れコロ経過時には!;、OX
10g個/gと急速に増殖した。発酵処理温度が!θ〜
60CであってAOC以上の高温にガらず、且つ含水率
がaS−40%、PHがり〜?であったので、多数の高
温性好気性放線菌が活性状態となり、盛んに低級脂肪酸
を資化した。そのために供試材中に低級脂肪酸はほとん
ど検出されなかった。
また発酵処理温度が60C以上に昇温しなかったので、
アンモニアの揮散も少量であって悪臭は発生しなかった
。実施例の場合、試験開始時に、2!であった供試材の
炭素率(C/N比)が6日経過するとコlと低下したこ
と、および臭気、色状、手ざわりの経時変化からも一次
発酵を6日間で終了したことを確認した。
このように本発明方法によれば、有機質物中の高温性好
気性放線菌を増殖させることによって、悪臭の発生がな
く約6日の短期間で一次発酵を終了することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1]3図、および第1C図は本発明方法を
適用したスクープ式発酵槽のそれぞれ側面図、平面図、
および縦断面図、第2図は比較例1における温度、含水
率、PHのそれぞれ経時変化を示す図、第3図に比較例
コにおける温度、含水率、PHのそれぞれ経時変化を示
す図、第り図は実施例における温度、含水率、PHのそ
れぞれ経時変化を示す図、tf、s図は比較例ノ、比較
例コ、および実施例における高温性好気性放線菌数の経
時変化を示す図、第6図は比較例11比較例コ、および
実施例における高温性好気性細菌数の経時変化を示す図
、第7図は比較例1における低級脂肪酸濃度の経時変化
を示す図、第g図は比較例−における低級脂肪酸濃度の
経時変化を示す図、第9図は実施例におけろ低級脂肪酸
濃度の経時変化を示す図である。 図中、 7・・・発酵槽、コ・・・槽壁、3・・・多孔板、3′
・・・区画室、り・・・覆い底板、!・・・パルプ、6
・・・流量計、り・・・ブロワ、7′・・・通気管、g
・・・すき返し式攪拌装置、9・・・投入コンベア、I
O・・・排出フィーダ、 □//・・・コンベア、/2
・・・有機質物、13・・・投入端部、ツタ・・・排出
端部。 第2図 経過日数0日) 帛3図 経過 a数 (日) 阜4図 第5図 心 経過日数(日) 第6図 罵7図 経過日数(日) 第8区 范9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機質物を好気性発酵処理して堆肥化する方法において
    、該有機質物の含水率なダS〜65%、pHを7〜tに
    調整し、100〜soomの高さに堆積した該有機質物
    中に強制通気する通気量を調整して上記発酵処理の温度
    を3O−10cとすることによって、該有機質物中の高
    温性好気性放線菌を増殖させて堆肥化することを特徴と
    する、有機質物の堆肥化方法。
JP58115139A 1983-06-28 1983-06-28 有機質物の堆肥化方法 Pending JPS6011290A (ja)

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