JPS6011167Y2 - 地下構造物 - Google Patents
地下構造物Info
- Publication number
- JPS6011167Y2 JPS6011167Y2 JP17709581U JP17709581U JPS6011167Y2 JP S6011167 Y2 JPS6011167 Y2 JP S6011167Y2 JP 17709581 U JP17709581 U JP 17709581U JP 17709581 U JP17709581 U JP 17709581U JP S6011167 Y2 JPS6011167 Y2 JP S6011167Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- floor
- underground structure
- floor surface
- constituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sewage (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はＦＲＰ等の合成樹脂または金属板等の底形、加
工性の良い材料を素材として、予め目的に応じて標準化
した形状、寸法、性能、接合法に従って生産または組立
てし、その一部または全部を地下に埋設するようにした
地下構造物に関するものであり、その目的とするところ
は、比較的小さな構成材で大きな地下構造物が構成でき
るようにすると共に、地下室における結露水を合理的に
集水することができるようにしたものである。
工性の良い材料を素材として、予め目的に応じて標準化
した形状、寸法、性能、接合法に従って生産または組立
てし、その一部または全部を地下に埋設するようにした
地下構造物に関するものであり、その目的とするところ
は、比較的小さな構成材で大きな地下構造物が構成でき
るようにすると共に、地下室における結露水を合理的に
集水することができるようにしたものである。
従来地下室は北海道地方で典型的に見られるように凍結
深度への対策から建物の基礎と一体的に構成される場合
が多く、従ってその素材は現場打ちの鉄筋または鉄骨鉄
筋コンクリートが殆んどであり、極く一部でプレハブ的
手法が実験的に試みられるようになってきた。
深度への対策から建物の基礎と一体的に構成される場合
が多く、従ってその素材は現場打ちの鉄筋または鉄骨鉄
筋コンクリートが殆んどであり、極く一部でプレハブ的
手法が実験的に試みられるようになってきた。
しかしながらいずれの方法においても、地中温度の安定
性に対して地上の気温は日間、年間を通じ変動幅が大き
いために地下室においては結露を生じ易く、特にコンク
リート造地下室の防水不完全性と相俟って、じめじめし
た不衛生な環境となり易い。
性に対して地上の気温は日間、年間を通じ変動幅が大き
いために地下室においては結露を生じ易く、特にコンク
リート造地下室の防水不完全性と相俟って、じめじめし
た不衛生な環境となり易い。
従って、従来からもコンクリート造地下室においては第
５図に示すように、外壁１０に近い床部１１に排水ピッ
ト１２を形成すると共に床面に排水勾配を設けて、上記
排水ピット１２によって結露水と共に漏水を処理するよ
うにしたり、またプレハブ的手法においては第６図に示
すように、床パネル１３と凹設した排水ピット１４と排
水管１５とを一体化することにより施工の簡略化を図っ
た工場生産化した床パネル方式のもの等があるが、第５
図の場合には不確実な現場施工に頼らなければならない
と共に、屈曲したスラブはコストアップの原因となり、
また第６図の場合においては、一枚の大きな床パネル１
３の周囲に別体の外壁１０を建込む工法であるので、大
きい地下室の場合には輸送、施工に不利な大きな床パネ
ルを用意する必要があり、従って多様なバリエーション
には標準化できないルームサイズの大型床パネルを工場
生産、輸送、施工しなければならない不都合があるので
ある。
５図に示すように、外壁１０に近い床部１１に排水ピッ
ト１２を形成すると共に床面に排水勾配を設けて、上記
排水ピット１２によって結露水と共に漏水を処理するよ
うにしたり、またプレハブ的手法においては第６図に示
すように、床パネル１３と凹設した排水ピット１４と排
水管１５とを一体化することにより施工の簡略化を図っ
た工場生産化した床パネル方式のもの等があるが、第５
図の場合には不確実な現場施工に頼らなければならない
と共に、屈曲したスラブはコストアップの原因となり、
また第６図の場合においては、一枚の大きな床パネル１
３の周囲に別体の外壁１０を建込む工法であるので、大
きい地下室の場合には輸送、施工に不利な大きな床パネ
ルを用意する必要があり、従って多様なバリエーション
には標準化できないルームサイズの大型床パネルを工場
生産、輸送、施工しなければならない不都合があるので
ある。
本考案は上記の不都合に鑑みてなされたものであり、以
下に本考案の実施例を第１図〜第４図により説明すると
、第１図は本考案による地下構造物の一実施例を示す縦
断面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。
下に本考案の実施例を第１図〜第４図により説明すると
、第１図は本考案による地下構造物の一実施例を示す縦
断面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。
この実施例に示す地下構造物１はＦＲＰ等の合成樹脂ま
たは金属板の底形による左右２本の構成材２，３をこの
構成材２．３にそれぞれ設けられた外側に突出する接続
フランジ２ａと３ａ同志を鉛直な接合面Ｐにおいて接合
することにより構成されており、構成材２と構成材３と
の床面２ｂ、３ｂにおける接合部分には予め段部２ｅ、
３ｅが形成されており、この段部２ｅ、３ｅとが構成材
２と構成材３とを接合することにより接合部分に一体の
凹部４として形成され、構成材２と３の床面２ｂ、ｌｂ
とは構成材２，３同志の接合によって形成される凹部４
に向って下り勾配となるように形成している。
たは金属板の底形による左右２本の構成材２，３をこの
構成材２．３にそれぞれ設けられた外側に突出する接続
フランジ２ａと３ａ同志を鉛直な接合面Ｐにおいて接合
することにより構成されており、構成材２と構成材３と
の床面２ｂ、３ｂにおける接合部分には予め段部２ｅ、
３ｅが形成されており、この段部２ｅ、３ｅとが構成材
２と構成材３とを接合することにより接合部分に一体の
凹部４として形成され、構成材２と３の床面２ｂ、ｌｂ
とは構成材２，３同志の接合によって形成される凹部４
に向って下り勾配となるように形成している。
尚上記凹部４の平面形状は第２図の形状のものに限らず
、第３図のイ９ロ、へに示すような形状にするようにし
てもよく、またその断面形状は第４図のイ９９ロ、ハ二
に示すようなものでもよい。
、第３図のイ９ロ、へに示すような形状にするようにし
てもよく、またその断面形状は第４図のイ９９ロ、ハ二
に示すようなものでもよい。
更に第４図の口に示すように必要に応じて凹部４に目皿
５等を設けることにしてもよい。
５等を設けることにしてもよい。
尚第３図のハ、二に示すように、凹部４における床面開
口部４ａをこの凹部４の下方断面よりも小さくすなわち
下床がりとなるように形成すれば、凹部４内に集水され
る結露水の再蒸発が防止できるようになる。
口部４ａをこの凹部４の下方断面よりも小さくすなわち
下床がりとなるように形成すれば、凹部４内に集水され
る結露水の再蒸発が防止できるようになる。
更に第２図に示すように、構成材２，３の床面２ｂ、３
ｂまたは壁面２Ｃ９３Ｃから床面２ｂ、３ｂに連続して
前記凹部４に向う溝２ｆ、３ｆを形成するようにすれば
地下構造物における結露水を敏速に地下構造物１の床面
の凹部４内に導くことができるようりなる。
ｂまたは壁面２Ｃ９３Ｃから床面２ｂ、３ｂに連続して
前記凹部４に向う溝２ｆ、３ｆを形成するようにすれば
地下構造物における結露水を敏速に地下構造物１の床面
の凹部４内に導くことができるようりなる。
尚本考案による地下構造物においては上記の構成の他に
、出入口、窓、階段、換気口等は自由に形成または取付
けるようにしてよく、また鉛直面以外の分割、接合面に
よる部品分割を併用するようしてもよく、更に、接合に
用いるボルト、ナツト、目地材、接着材、バッキング等
の材料の選択は任意である。
、出入口、窓、階段、換気口等は自由に形成または取付
けるようにしてよく、また鉛直面以外の分割、接合面に
よる部品分割を併用するようしてもよく、更に、接合に
用いるボルト、ナツト、目地材、接着材、バッキング等
の材料の選択は任意である。
本考案は上記の如く、合成樹脂または金属からなる２以
上の構成材をこの構成材に設けられた外側に突出する接
続フランジにより鉛直接合面で接合するようにした地下
構造物において、構成材の床面に、構成材同志の接合に
より凹部が形成されるようになされ、この凹部に向って
各構成材の床面を下り勾配に形成してなる地下構造物で
あり、分割接合面を床部を縦断する鉛直面としたことに
よって、比較的小さな構成材で大きな地下構造物を構成
することができるようになる、また標準化された構成材
により多様な地下構造物に対応可能となる等の効果と共
に、各構成材を接合することにより床面に形成される凹
部に、地下室特有の壁及び床等における結露水を合理的
に集水することができるようになるのである。
上の構成材をこの構成材に設けられた外側に突出する接
続フランジにより鉛直接合面で接合するようにした地下
構造物において、構成材の床面に、構成材同志の接合に
より凹部が形成されるようになされ、この凹部に向って
各構成材の床面を下り勾配に形成してなる地下構造物で
あり、分割接合面を床部を縦断する鉛直面としたことに
よって、比較的小さな構成材で大きな地下構造物を構成
することができるようになる、また標準化された構成材
により多様な地下構造物に対応可能となる等の効果と共
に、各構成材を接合することにより床面に形成される凹
部に、地下室特有の壁及び床等における結露水を合理的
に集水することができるようになるのである。
また結露水を集水するための凹部が各構成材を接合する
ことによって床面に形成されるようにしているので、壁
と床及びこの床に凹部を一体に形成するようにした構成
材の場合のように凹部部分の脱型のために割型とするこ
となく、壁と床とを一体に成形するようにした構成材に
おいても、比較的容易に床面に凹部４を形成することが
できるようになり、また壁面に略水平な棚、階段等を一
体に形成することができるようになる副次的効果がある
のである。
ことによって床面に形成されるようにしているので、壁
と床及びこの床に凹部を一体に形成するようにした構成
材の場合のように凹部部分の脱型のために割型とするこ
となく、壁と床とを一体に成形するようにした構成材に
おいても、比較的容易に床面に凹部４を形成することが
できるようになり、また壁面に略水平な棚、階段等を一
体に形成することができるようになる副次的効果がある
のである。
第１図は本考案による地下構造物の一実施例を示す縦断
面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 第３図のイ９９ロ、ハ凹部の平面形状の実施例を示す平
面図であり、第４図のイ。 口、ハ、二は凹部の断面形状の実施例を示す断面図であ
る。 第５図及び第６図は従来の地下室を示す一部縦断面図で
ある。 符号の説明、１・・・・・・地下構造物、２・・・・・
・構成材、２ａ・・・・・・接続フランジ、２ｂ・・・
・・・床面、２ｃ・・・・・・壁面、２ｄ・・・・・・
天井面、２ｅ・・・・・・段部、２ｆ・・・・・・溝、
３・・・・・・構成材、３ａ・・・・・・接続フランジ
、３ｂ・・・・・・床面、３ｃ・・・・・・壁面、３ｄ
・・・・・・天井面、３ｅ・・・・・・段部、３ｆ・・
・・・・溝、４・・・・・・凹部、４ａ・・・・・・床
面開口部、５・・・・・・目皿、１０・・・・・・外壁
、１１・・・・・・床部、１２・・・・・・排水ピット
、１３・・・・・・床パネル、１４・・・・・・排水ピ
ット、１５・・・・・・排水管。
面図であり、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図である。 第３図のイ９９ロ、ハ凹部の平面形状の実施例を示す平
面図であり、第４図のイ。 口、ハ、二は凹部の断面形状の実施例を示す断面図であ
る。 第５図及び第６図は従来の地下室を示す一部縦断面図で
ある。 符号の説明、１・・・・・・地下構造物、２・・・・・
・構成材、２ａ・・・・・・接続フランジ、２ｂ・・・
・・・床面、２ｃ・・・・・・壁面、２ｄ・・・・・・
天井面、２ｅ・・・・・・段部、２ｆ・・・・・・溝、
３・・・・・・構成材、３ａ・・・・・・接続フランジ
、３ｂ・・・・・・床面、３ｃ・・・・・・壁面、３ｄ
・・・・・・天井面、３ｅ・・・・・・段部、３ｆ・・
・・・・溝、４・・・・・・凹部、４ａ・・・・・・床
面開口部、５・・・・・・目皿、１０・・・・・・外壁
、１１・・・・・・床部、１２・・・・・・排水ピット
、１３・・・・・・床パネル、１４・・・・・・排水ピ
ット、１５・・・・・・排水管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 合成樹脂または金属からなる２以上の構成材を該構
成材に設けられた外側に突出する接続フランジにより鉛
直接合面で接合してなる地下構造物において、構成材の
床面に該構成材同志の接合により凹部が形成されるよう
になされ、該凹部に向って各構成材の床面を下り勾配に
形成させてなることを特徴とする地下構造物。 ２ 凹部や該凹部の床面開口部を下方断面よりも小さく
形成させてなるものであることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第１項記載の地下構造物。 ３ 構成材が該構成材の床面または壁面から床面に連続
して凹部に向って放射状または平行状に溝を形成してな
るものであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第１項または第２項記載の地下構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17709581U JPS6011167Y2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 地下構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17709581U JPS6011167Y2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 地下構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5880457U JPS5880457U (ja) | 1983-05-31 |
| JPS6011167Y2 true JPS6011167Y2 (ja) | 1985-04-13 |
Family
ID=29970664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17709581U Expired JPS6011167Y2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 地下構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6011167Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58149393U (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-06 | 日立化成工業株式会社 | 地下構造物 |
-
1981
- 1981-11-27 JP JP17709581U patent/JPS6011167Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5880457U (ja) | 1983-05-31 |
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