JPS60105438A - 湿氣根栽培槽 - Google Patents

湿氣根栽培槽

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JPS60105438A
JPS60105438A JP21304883A JP21304883A JPS60105438A JP S60105438 A JPS60105438 A JP S60105438A JP 21304883 A JP21304883 A JP 21304883A JP 21304883 A JP21304883 A JP 21304883A JP S60105438 A JPS60105438 A JP S60105438A
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JP
Japan
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tank
humidity
nutrient
adjustment tank
nutrient solution
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JP21304883A
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Inventor
野村 和雄
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 農家が従来の土耕栽培をやめて、水耕栽培や砂耕栽培に
走る理由は数多くあるが、連作障害によって土地の連続
的耕作が不可能になった事と、土耕栽培では土中水分や
土中養分の充分な掌握が困難で、植物の生育を正しくコ
ントロール出来ず、生育日数も遅く、生産性も悪く、収
穫量も低いなどの決定的欠陥の為である。
ところが今迄に登場した水耕栽培や砂耕栽培は、1 水
分が多くて病虫害に弱く、水気の多いまずい収穫物しか
得られないものが殆んどである。
2 順調に栽培される間はまだ宜しいが、一度水生病菌
が侵入すると、使用液量が多いので病害の進行が速やか
で、被害が大きい。特に養液が循還式のものは病菌の伝
染が早く全滅的被害を受けることがある。
3 栽培する種類が制限され、どの品種でも経営的に採
算が取れるだけの成果が挙がらない。
4 養液に大量の酸素を含める必要があり、養液を循還
式にしないと、その補給が出来ず、生理障害を起こして
、生育が停止し易い。
5 生長に見合った養液の調整が極めて難しく、特に植
物に微量成分の適量を与えることが容易でない。
6 冬期低温の生育が悪く、低温害を受け易い等々の問
題があり、土耕栽培に替って実際の農家が全面的に広く
採用する処までには至って居ないのが現状である。
従って本発明はこれ等の土耕栽培や水耕、砂耕の欠点を
補い、更に加えて健康な栽培を行うことによって、殆ん
ど農薬を使用しない安全な栽培を確立し、栄養的にも充
実した美しい、うま−3= い、1↑い、野菜を供給することによって、消費者のニ
ーズに応え、あらゆる品種が栽培され、旺盛な生育が行
われ、驚異の生産と継続的に低床な土を使用しない農業
経営の実現を計り、新しい幾つかの栽培原理を組合した
ものである。
その原理とは、先ず第1に種子の発芽試験を行う場合に
、通常はシャーレと云う浅い発芽器を使用するが、種子
を完全に水没して発芽させようとすると、本漬された種
子は、例外的な品種以外は殆んど腐敗するか、不完全な
生育しかすることが出来ない。これは溶存酸素の不足か
ら来るものである。また水中に発生する根は水生根と云
い、土耕時に発生する根とは構造及び性質を異にするも
のである。
この水生根は、直ちには土耕根には成り得ず、土耕根も
直ちには水生根に成り得す、相互に性質を変えるには品
種相応の順化期間を必要とし、若し順化期間を無視する
時は、それぞれ生理障害を招来するものである。
処がシャーレの底に相当な厚さの綿布を置き、=4− 綿布に適当な水分を与−へ、種子を水没させないように
、水位を調節して、生育温度を与えれば、種子は正常に
発芽し、健康に発育を続けるものである。この場合に根
部のみを飽和湿気の状態に置けば、その後の成育も旺勢
であり、別途に酸素を供給しなくても根は順調に生育す
る事を認めたので、この時の根を湿気根と名付け、栽培
する植物の根を湿気根の状態で保持すれば、特に酸素の
補給を行わなくても、充分植物は健全な生育を行うこと
が判明した。しかも酸素以外の栄養の補給は養液を3日
に1回程度も供給すれば充分であり、水分や湿度も上手
に管理すれば、蒸散最盛の時期にあっても1日1回以下
の給液で充分量であることを知った。
第2に、土耕栽培時に云われていた肥料成分の投与−は
適当でなく、むしろ植物は養液中に充分な必要栄養分が
含まれるならば、自主採択的に適切な割合で栄養分の摂
取を行うものであることが判った。
第3は、健康体の人が、殆んど医者を必要としないのは
抵抗力と体力にもとすくものであるが、植物も健康な根
を作り、適正な地」二管理や温度管理を行うならば、殆
んど土壌消毒や農薬散布と云った消毒や防除を必要とせ
ず、安全で栄養価の高い、美しい、美味な収穫物を作り
出すことが判った。
従って、本発明はこの3つの原理を実際栽培の中に応用
して生産栽培を行い、消費者のニーズに応え、健康な植
物を栽培することによって、農薬漬けされない、クリー
ンで安全な食品を廉価に提供することを目的とした発明
である。
即ち、本発明は、下層に両端(1)を開孔した、二重底
(A)の調節室(B)を備えた、長方形の栄養調整槽(
C)の上縁(2)に、適当な深さの耳部(D)を設置し
、両側面の耳部(D)に排液窓(3)を設けた、単数又
は多数の栄養調整槽(C)を、縦列に水平に配置し、こ
の栄養調整槽(C)の上面に、箱型長状の湿気槽(E)
を耳部(D)で保定する様に組込んだものである。この
場合に栄養調整槽(C)−個に対して湿気槽(E)−個
の場合は不用であるが、湿気槽(E)−個に対して、栄
養調整槽(C)を多数配列する場合は、湿気槽(E)の
下縁(4)で、耳部(D)と交叉する部分に、切込み用
の挿入溝(5)を設ける必要がある。
湿気槽(E)はクン炭や砂や発泡煉瓦及びイゲタゲル並
びにシリカゲル等と云った吸湿性や保水性のある物質を
適当な割合に混合した内容物(F)の」二層に養液タン
ク(6)より導入した給液パイプ(7)を配管して、湿
気槽(E)の内部を養液(8)適湿によって湿気根(I
)となって活動し、根(H)、は更に伸長して、湿気槽
(E)の底板(11)に穿設した連絡孔(12)から、
養液(8)と共に下降して、栄養調整槽(C)に入る。
栄養調整槽(C)には、植物(G)が生長に必要な微量
成分を中心とした、ミネラル鉱石(13)やカキ穀石灰
(14)や有機質物(15)等を適当に混合した栄養物
(J)を入れ、伸長した根(H)が生長に見合った栄養
の自主的な採択摂取を可能とした。
7− この場合、内容物(F)として籾殻やベントナイトのよ
うな軽量で容積のあるものを増量材として混入したり、
肥料法や固形油粕などの肥効の持続する肥料を混入する
ことは任意である。
また内容物(F)を目の細かいネット状物で包んで、栽
培終了時の清掃手間を省き、内容物(F)の散逸を防止
することも出来る。
尚、調節室(B)の長さを栽培畦の長さに近い長尺のも
のとし、栄養調整槽(C)の多数個と組合せ式として、
調節室(B)の上面に、栄養調整槽(C)の多数個を縦
列に配列して組入れることも任意である。
また調節室(B)を搬送や移動の事を考慮して、4〜5
m長さの分解組立方式とすることも任意である。
また栄養調整槽(C)に排水栓(27)を装着して、自
由排水を可能にすることも任意である。
8− また根(H)と共に下降した養液(8)は栄養調整槽(
C)に貯留され、余分な養液(8)は、耳部(D)の排
液窓(3)より外部に浴出排除されるものである。
この場合に排液窓(3)の位置は、底板(11)の高さ
より高い位置に設定する。
また湿気槽(E)は分解、組立式に構成することも可能
である。
また栄養調整槽(C)の外側には液面(16)が判るよ
うにした水位計(17)を取付け、湿気槽(E)には外
部より識別出来るようにした湿度計(18)を取付け、
更に調節室(B)に植物(G)の生育適温適湿を保つた
めの加温用の温水パイプ(19)又は乾湿及び冷却用の
通風ダク) (20)を二重底(A)の空間部に配置し
、乾湿温度調節窓(21)より温熱又は乾燥風及び湿気
並びに冷却風を排出して周年を通して栽培適温並びに空
中適湿を確保するところの湿気根栽培槽の構造である。
実際には湿気槽(E)の長さは10〜50 mと云う長
さに成ることが多いので、4〜5mの長さに分解して組
立てられるようにすると搬送にも、設置にも便利である
また栄養調整槽(C)の長さは1〜4m位が適当であっ
て、栄養調整槽(C)の3〜4個に対して、湿気槽(E
)の分解した1区間が相当する程度が、適当な規格と考
えられる。
以上述べた通りであるので、本発明は、従来の栽培の最
大の欠点である。根(H)の管理は常時水位計(17)
 、湿度計(18)の表示を参考として観察が出来るの
で、充分なコントロールが可能であり、水切りも容易で
あるので、適切な栽培管理が行われ、美味な、美しい収
穫物を得ることが出来るし、病虫害にも強い充実した樹
勢を保ち、農薬を使わないキレイな栽培や安全な収穫物
をめることが出来る。
れる部分がそれぞれ独立しており、しかも余剰液は排液
窓(3)から外部に排出されて、養液(8)の循還使用
が行われないので、万一水生病菌が侵入しても最小限の
被害で防止出来る利点がある。
また排液窓(3)の位置が湿気槽(E)の底板(11)
の高さより高い理由は、植物(G)の幼若時に養液(8
)の水位を高く保って、根(H)を速やかに栄養調整槽
(C)に伸長させる必要からである。
また植物(G)が成長した後は、根(H)も充分出来る
ので、蒸散水分と成育の状態に合せて、養液(8)の供
給を制限して、充実した成長を計ることも出来る。
また栄養調整槽(C)では、根(H)は自由に必要養分
を摂取出来るので、健康で、うまい収穫物が得られるだ
けでなく、養液(8)の組成を簡単な、調製し易い成分
とすることが出来る。
このような肥培管理の結果から本発明は従来の土耕栽培
や水耕栽培や砂耕栽培で得ることの出来なかった、管理
の容易さ、コントロールの徹底及び安全対策の確立によ
って、高温低温の時期を問うことなく温風パイプや通風
ダクトによって適当に加温又は、冷却並びに空中湿度の
調11− 節を行うことによって周年を通して、栄養価の高い野菜
や新鮮な果実を供給するだけでなく、連作栽培を可能と
し、増収を計り、安い経費で高い収入を挙げ、労働生産
性を高めた、実用的な成果をめることが出来るなど、生
産者の立場からも、市場や青果業者の面からも、消費者
の側からも要望される高い成果をもつ発明であると云う
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の断面説明図である。 第2図は本発明の詳細な説明図である。 第3図は本発明の分解組立方式の説明図である。 A・二重底 H・根 B・・調節室 I 湿気根 C・栄養調整槽 J 栄養物 D・耳部 1 両端 E・湿気槽 2゛°上縁 F、内容物 3・排液窓 G 植物 4 下縁 12− 5・挿入溝 15・有機質物 6・養液タンク 16・液面 7・給液パイプ 17・・水位計 8・・・養液 18・・湿度計 9、」1蓋 19・・温水パイプ 10・植付穴 20・・通風ダクト 11・・底板 21・・・乾湿温度調節窓12・・・連
絡孔 22・・・継ぎ目 13・・ミネラル鉱石 23・・接金具14・カキ穀石
灰 24・・モーター 25・ネット 26・調節室継ぎ目 27・・、排水栓 膏 31乏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  下層に両端(1)を開孔し た二重底(A)の調節室(B)を備えた、長方形の栄養
    調整槽(C)の上縁(2)に、適当な深さの耳部(D)
    を設置し、両側面の耳部(D)に排液窓(3)を設けた
    単数又は多数の栄養調整槽(C)を、縦列に水平に配置
    し、この栄養調整槽(C)の上面に、箱型長状の湿気槽
    (E)を組込み、湿気槽(E)の内側に保湿性に富んだ
    内容物(F)を詰込み、内容物(F)の」二層に、給液
    パイプ(7)を配管して、植物を育成する養液(8)を
    放出せしめ、内容物(F)を充分湿潤ならしめた養液(
    8)は、湿気槽(E)の底板(11)に穿設した連絡孔
    (12)を介して、栄養調整槽(C)に貯液され、余剰
    の養液(8)は排液窓(3)より外部に浴出排除するよ
    うにし、栄養調整槽(C)には、栽培する植物(G)が
    自主的に採択摂取するようにした、各種の栄養物0)を
    内蔵せしめ、外側には液面(16)を知るようにした、
    水位計(17)を取付け、湿気槽(E)には外部より識
    別出来るようにした湿度計(18)を取付け、更に調節
    室(B)に植物(G)の生育適温や空中湿度を保つため
    の加温用の温水パイプ(19)又は通風ダク) (20
    )を配置し、調節室(B)の両側面に乾湿温度調節窓(
    21)を穿設した湿気根栽培槽の構造。
JP21304883A 1983-11-12 1983-11-12 湿氣根栽培槽 Pending JPS60105438A (ja)

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