JPS60103Y2 - 炭化水素ベーパー吸収装置 - Google Patents
炭化水素ベーパー吸収装置Info
- Publication number
- JPS60103Y2 JPS60103Y2 JP1976083420U JP8342076U JPS60103Y2 JP S60103 Y2 JPS60103 Y2 JP S60103Y2 JP 1976083420 U JP1976083420 U JP 1976083420U JP 8342076 U JP8342076 U JP 8342076U JP S60103 Y2 JPS60103 Y2 JP S60103Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorption liquid
- hydrocarbon vapor
- main body
- body case
- guide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガゾリンベーパー等炭化水素ベーパー吸収装置
に関するものである。
に関するものである。
近年、公害問題が社会問題となるにつれて、ガソリンベ
ーパーの大気放出規制が行なわれている。
ーパーの大気放出規制が行なわれている。
ところで、この炭化水素ベーパーの回収方法としては、
冷却方式、燃焼方式、吸着方式あるいは吸収方式が一般
的に行なわれているが、本考案はこの吸収方式に関する
ものである。
冷却方式、燃焼方式、吸着方式あるいは吸収方式が一般
的に行なわれているが、本考案はこの吸収方式に関する
ものである。
この吸収方式としては、吸収液を用い、この液をノズル
によりプレートに噴射してエレメントであるデミスタ−
に供給してデミスタ−に液膜を形成腰該液膜に、たとえ
ばガソリンベーパーを通過させることにより、吸収する
ものが一般に使用されている。
によりプレートに噴射してエレメントであるデミスタ−
に供給してデミスタ−に液膜を形成腰該液膜に、たとえ
ばガソリンベーパーを通過させることにより、吸収する
ものが一般に使用されている。
しかしながら、上記従来のものでは、噴射ノズルから吸
収液を17FL/Sec以上の流速で噴射するため、ノ
ズルあるいはプレートに高電圧の静電気が発生する危険
性がある。
収液を17FL/Sec以上の流速で噴射するため、ノ
ズルあるいはプレートに高電圧の静電気が発生する危険
性がある。
一方、ガソリンベーパーは空気との混合により爆発混合
気体となり易いので、上記のような静電気が発生すると
他の要因等をも加わって爆発する恐れがあり、上記従来
装置は非常に危険性を有する。
気体となり易いので、上記のような静電気が発生すると
他の要因等をも加わって爆発する恐れがあり、上記従来
装置は非常に危険性を有する。
本考案は上記の現状に鑑みてなされたもので、灯油等吸
収液を噴射することなく、すなわち静電気をほとんど発
生させず、しかもデミスタ−に均一な液膜を形成するよ
うにした炭化水素ベーパー吸収装置を提供しようとする
ものである。
収液を噴射することなく、すなわち静電気をほとんど発
生させず、しかもデミスタ−に均一な液膜を形成するよ
うにした炭化水素ベーパー吸収装置を提供しようとする
ものである。
つぎに、本考案を一実施例である添付図面にしたがって
説明する。
説明する。
第1図、第2図は本考案にかかる炭化水素ベーパー吸収
装置の概略図で、中空体ケース1の一方側にはガソリン
ベーパー供給口2を、他方側にはガス出口3を備えてい
る。
装置の概略図で、中空体ケース1の一方側にはガソリン
ベーパー供給口2を、他方側にはガス出口3を備えてい
る。
上記本体ケース1の上面1aには複数枚のケース金山に
わたる仕切板4が垂下して取付けられ、かつ本体ケース
1の側面にはガイド1bが設けられ、このガイド1b間
あるいは中間ガイドとの間にエレメント5が挿入されて
いる。
わたる仕切板4が垂下して取付けられ、かつ本体ケース
1の側面にはガイド1bが設けられ、このガイド1b間
あるいは中間ガイドとの間にエレメント5が挿入されて
いる。
そして、このエレメント5は第3図、第4図に示すよう
に、ステンレススチール製10〜80メツシユの金網、
合成繊維製ネットを数枚重ねてセットしたデミスタ−6
,6をスペーサ7を介して、かつ、デミスタ−枠8によ
り枠取りされたもので、上記ガイド1bに挿入したとき
、上記仕切板4との間隙をシールするシール部材9を有
するものである。
に、ステンレススチール製10〜80メツシユの金網、
合成繊維製ネットを数枚重ねてセットしたデミスタ−6
,6をスペーサ7を介して、かつ、デミスタ−枠8によ
り枠取りされたもので、上記ガイド1bに挿入したとき
、上記仕切板4との間隙をシールするシール部材9を有
するものである。
また、上記スペーサ7の上端部に本体金山にわたった半
円形の液体均一分流案内板10がその雨下縁が各デミス
タ−6,6上に接触するように取付けられている。
円形の液体均一分流案内板10がその雨下縁が各デミス
タ−6,6上に接触するように取付けられている。
上記のことから明らかなように、本体ケース1のガソリ
ンベーパー供給口2からガス出口3に至る通路は上記仕
切板4とエレメント5(及びシール部材)により独立し
て区画されるものである。
ンベーパー供給口2からガス出口3に至る通路は上記仕
切板4とエレメント5(及びシール部材)により独立し
て区画されるものである。
上記各案内板10の上方には吸収液供給管11が配管さ
れ、この管11の下面には小孔12が適宜間隔で穿設さ
れ、供給管11は低圧ポンプ13に連通している。
れ、この管11の下面には小孔12が適宜間隔で穿設さ
れ、供給管11は低圧ポンプ13に連通している。
なお、llaはエアー抜き兼用孔、14はアースである
。
。
また、本体ケース1の底部はタンクを兼用する。
つぎに、上記構成からなる炭化水素ベーパー吸収装置の
使用法を説明する。
使用法を説明する。
まず、本体ケース1の底部に所定量の吸収液、たとえば
灯油Oを貯留してエレメント5の下部を浸漬状態とした
のち、ポンプ13にて、上記灯油0を、たとえば85閣
の低水頭で各供給管11に循環供給する。
灯油Oを貯留してエレメント5の下部を浸漬状態とした
のち、ポンプ13にて、上記灯油0を、たとえば85閣
の低水頭で各供給管11に循環供給する。
この供給された灯油Oは供給管11の小孔12から案内
板10上に滴下する。
板10上に滴下する。
この場合、滴下した灯油Oは第5図に示すように、表面
張力により案内板10の上面に拡散し、多数の個所でデ
ミスタ−6上に滴下し、デミスタ−6の金山にわたって
灯油膜を形成しっつ貯留部に落下することになる。
張力により案内板10の上面に拡散し、多数の個所でデ
ミスタ−6上に滴下し、デミスタ−6の金山にわたって
灯油膜を形成しっつ貯留部に落下することになる。
すなわち、仕切板4、シール部材9、灯油膜、貯留灯油
Oにより、各室Rは完全に遮断されることになる。
Oにより、各室Rは完全に遮断されることになる。
したがって、供給口2から供給されたベーパーは、各灯
油膜を通過して、その過程において、その炭化水素を吸
収除去されて、出口3から大気に放出されることになる
。
油膜を通過して、その過程において、その炭化水素を吸
収除去されて、出口3から大気に放出されることになる
。
以上の説明て明らかなように、本考案においては、炭化
水素ベーパーの吸収液は自然流下に近い状態で案内板に
滴下し、吸収液の拡散効果により多数個所(供給管の小
孔より多くの個所)でデミスタ−に吸収液を供給して吸
収液膜を形成するようにしたため、吸収液のデミスタ−
への供給過程で大きな静電気が生じることはない。
水素ベーパーの吸収液は自然流下に近い状態で案内板に
滴下し、吸収液の拡散効果により多数個所(供給管の小
孔より多くの個所)でデミスタ−に吸収液を供給して吸
収液膜を形成するようにしたため、吸収液のデミスタ−
への供給過程で大きな静電気が生じることはない。
実験によれば、発生静電気の電圧は0.001KVであ
った。
った。
したがって本考案によれば爆発の危険の全くない安全性
の大なる炭化水素ベーパー吸収装置とすることができる
。
の大なる炭化水素ベーパー吸収装置とすることができる
。
なお、滴下吸収液を案内板で分流し、小さな距離で二組
のデミスタ−に吸収液膜を形成するようにしたため、全
体としてコンパクトに構成できる利点もある。
のデミスタ−に吸収液膜を形成するようにしたため、全
体としてコンパクトに構成できる利点もある。
図面は本考案にかかる炭化水素ベーパー吸収装置を示し
、第1図は装置全体の概略一部断面図、第2図は第1図
の■−■線断面図、第3図は要部に関する拡大断面図、
第4図は第3図の拡大詳細図で、第5図は滴下灯油の状
態を示し、口はイ図のローロ線断面図である。 1・・・・・・本体ケース、2・・・・・・供給口、3
・・・・・・出口、4・・・・・・仕切板、5・・・・
・・エレメント、6・・・・・・デミスタ−17・・・
・・・スペーサ、10・・・・・・分流案内板、11・
・・・・・供給管、12・・・・・・小孔、O・・・・
・・吸収液。
、第1図は装置全体の概略一部断面図、第2図は第1図
の■−■線断面図、第3図は要部に関する拡大断面図、
第4図は第3図の拡大詳細図で、第5図は滴下灯油の状
態を示し、口はイ図のローロ線断面図である。 1・・・・・・本体ケース、2・・・・・・供給口、3
・・・・・・出口、4・・・・・・仕切板、5・・・・
・・エレメント、6・・・・・・デミスタ−17・・・
・・・スペーサ、10・・・・・・分流案内板、11・
・・・・・供給管、12・・・・・・小孔、O・・・・
・・吸収液。
Claims (1)
- 炭化水素ベーパーを、数個所の吸収液膜を通過させて吸
収除去する炭化水素ベーパー吸収装置において、本体ケ
ースの上面から複数枚の仕切板を、本体ケースを上部て
区画するように所定間隔毎に垂下して取付けるとともに
、各仕切板下部に、本体ケース底部に貯留する循環吸収
液中に下端が浸漬する2セツトのデミスタ−を設け、該
デミスタ−の上方に外面はぼ半円形の分流案内板を設け
る一方、該分流案内板の上方に分流案内板の半円形部に
吸収液を自然流下に近い状態で滴下させる多数の孔を有
する循環吸収液供給管を配設したことを特徴とする炭化
水素ベーパー吸収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976083420U JPS60103Y2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | 炭化水素ベーパー吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976083420U JPS60103Y2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | 炭化水素ベーパー吸収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53150U JPS53150U (ja) | 1978-01-05 |
JPS60103Y2 true JPS60103Y2 (ja) | 1985-01-05 |
Family
ID=28564748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976083420U Expired JPS60103Y2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | 炭化水素ベーパー吸収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60103Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS587330B2 (ja) * | 1978-10-20 | 1983-02-09 | 荻野 芳夫 | 排ガスの脱臭方法及び脱臭装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5439476Y2 (ja) * | 1972-06-05 | 1979-11-21 |
-
1976
- 1976-06-22 JP JP1976083420U patent/JPS60103Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53150U (ja) | 1978-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6893484B2 (en) | Low operating pressure gas scrubber | |
DE2760187C2 (ja) | ||
KR20120129309A (ko) | 선박 엔진의 배기가스 정화장치 | |
KR950031184A (ko) | 연소 가스로부터 유해물을 분리하기 위한 여과기 | |
US3322411A (en) | Gas and liquid contact apparatus | |
JPS60103Y2 (ja) | 炭化水素ベーパー吸収装置 | |
US2193209A (en) | Steam and gas separator | |
RU2446000C1 (ru) | Универсальная массообменная абсорбционно-десорбционная установка | |
DE3049095C2 (de) | Heizvorrichtung zum Vorwärmen der Verbrennungsluft einer Brennkraftmaschine | |
US20070062860A1 (en) | Fluid control device | |
DE19609322A1 (de) | Vermeidung von flüssigen Emissionen aus Fahrzeugen | |
US2195563A (en) | Device for protection against poison gases | |
DE852538C (de) | Adsorber | |
JPS56163727A (en) | Gas absorption tower | |
US1608365A (en) | Preventing loss of volatile liquids | |
JP3570186B2 (ja) | 帯電し易い溶剤による有機物蒸気の吸収方法 | |
Suppiah et al. | Dissolved oxygen removal by combination with hydrogen using wetproofed catalysts | |
JPS6039063Y2 (ja) | 有害ガス除去装置 | |
CN214020084U (zh) | 一种硫化氢废气处理装置 | |
SU596516A1 (ru) | Резервуар | |
DE1576453C3 (de) | Vergaser für Brennkraftmaschinen mit Schwimmerkammer und einer Vorrichtung zum Wiedergewinnen von Brennstoffdämpfen | |
DE2343081A1 (de) | Verfahren und vorrichtung zur minderung von emissionen organischer daempfegemische aus lagertanken | |
CN209722065U (zh) | 煤气湿式氧化脱硫复合塔及其液封装置 | |
GB972015A (en) | Method and apparatus of distillation | |
JPS56118713A (en) | Horizontal type gas absorber |