JPS6010045Y2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
- Publication number
- JPS6010045Y2 JPS6010045Y2 JP14957378U JP14957378U JPS6010045Y2 JP S6010045 Y2 JPS6010045 Y2 JP S6010045Y2 JP 14957378 U JP14957378 U JP 14957378U JP 14957378 U JP14957378 U JP 14957378U JP S6010045 Y2 JPS6010045 Y2 JP S6010045Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure equalizing
- equalizing ring
- vane
- magnetron
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は繰返し熱応力による均圧環破損を防止したマグ
ネトロンに関する。
ネトロンに関する。
周知の如くマグネトロンは、陽極円筒と、陽極円筒内側
から管軸に向けて放射状に配設された多数のベインとよ
りなる多くの共振回路を有し、これら回路の一部をなす
各ベイン上の等電位となるべき部分を短絡接続するよう
に、均圧環が設けられている。
から管軸に向けて放射状に配設された多数のベインとよ
りなる多くの共振回路を有し、これら回路の一部をなす
各ベイン上の等電位となるべき部分を短絡接続するよう
に、均圧環が設けられている。
第1図は従来のマグネトロンの上記共振回路部分の構造
例を示し、aは正面図、bは平面図で、1は陽極円筒、
2はベイン、3は外側均圧環、3は外側均圧環とベイン
との接続部に設けた均圧環の突起、4は内側均圧環、4
aは内側均圧環とベインとの接続部に設けた均圧環の突
起である。
例を示し、aは正面図、bは平面図で、1は陽極円筒、
2はベイン、3は外側均圧環、3は外側均圧環とベイン
との接続部に設けた均圧環の突起、4は内側均圧環、4
aは内側均圧環とベインとの接続部に設けた均圧環の突
起である。
均圧環とベインとの接続部はろう付けされている。
マグネトロンの動作時には管内部の温度が上昇するのは
当然であるが、特に多数の加速電子が衝突するベイン端
部近くでは大量の発熱があり、この熱はベインによって
陽極円筒に伝えられ、その外壁から外部に放散される。
当然であるが、特に多数の加速電子が衝突するベイン端
部近くでは大量の発熱があり、この熱はベインによって
陽極円筒に伝えられ、その外壁から外部に放散される。
ベインの平均的温度は陽極円筒温度よりも高くなる。
陽極円筒は熱膨張によって外径が大きくなるけれども、
ベインが陽極内側から管軸に向って内方に熱膨張で伸び
るので、均圧環とベインとの接続部を連ねる円の半径は
、マグネトロン動作状態の高温時にも、非動作低温時と
ほとんど同じか、小さくなることもある。
ベインが陽極内側から管軸に向って内方に熱膨張で伸び
るので、均圧環とベインとの接続部を連ねる円の半径は
、マグネトロン動作状態の高温時にも、非動作低温時と
ほとんど同じか、小さくなることもある。
これに対し均圧環もベインや陰極からの熱で温度上昇し
、環の長さが熱膨張で伸びるので、均圧環は、ベインと
の接続部では前記の如く半径方向に伸びられないため、
隣接する接続部の中間で半径方向に大きく張り出し、隣
接接続部間の形状は非動作常温時の円弧状とは異なった
ものとなる。
、環の長さが熱膨張で伸びるので、均圧環は、ベインと
の接続部では前記の如く半径方向に伸びられないため、
隣接する接続部の中間で半径方向に大きく張り出し、隣
接接続部間の形状は非動作常温時の円弧状とは異なった
ものとなる。
マグネトロンは使用の都度、均圧環にこの様な熱変形、
熱応力をくり返し受けることになる。
熱応力をくり返し受けることになる。
従来のマグネトロンの均圧環は、陽極円筒軸を含む断面
形状が、ベインとの接続のための突起部以外では一様に
なっていた。
形状が、ベインとの接続のための突起部以外では一様に
なっていた。
均圧環の動作時の温度は、温度上昇の大きいベインとの
接続部近傍では高く、隣接接続部の中間では比較的低く
なる。
接続部近傍では高く、隣接接続部の中間では比較的低く
なる。
また均圧環材料金属は、通常の温度配回では、高温では
歎く弱くなり、低温では硬く強くなる。
歎く弱くなり、低温では硬く強くなる。
したがって上記の様な断面形状一様な従来の均圧環では
、比較的高温なベインとの接続部近傍に熱変形が集中し
て生じる傾向があった。
、比較的高温なベインとの接続部近傍に熱変形が集中し
て生じる傾向があった。
大出力管では、動作時の温度上昇も大きく、均圧環の肉
厚も−41にこ大きいから、塩度上昇に伴う熱応力は非
常に大きくなる。
厚も−41にこ大きいから、塩度上昇に伴う熱応力は非
常に大きくなる。
この様な大きな熱応力が使用の都度くり返えし加わると
、均圧環に永久変形を生じたり、亀裂、破断を生じたり
する。
、均圧環に永久変形を生じたり、亀裂、破断を生じたり
する。
いったん亀裂が生じたりすれば、熱変形は一層大きくな
り、均圧環同士の接触、発振モードの変化、ベインとの
接続部の局部的異常昇温、ろうの溶融、均圧環の破断な
どが加速度的に生じ、ついには陰極短絡事故などにまで
発展する危険があった。
り、均圧環同士の接触、発振モードの変化、ベインとの
接続部の局部的異常昇温、ろうの溶融、均圧環の破断な
どが加速度的に生じ、ついには陰極短絡事故などにまで
発展する危険があった。
本考案は大出力にしても前記のような事故の生ずる恐れ
のないマグネトロンを提供することを目的とする。
のないマグネトロンを提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するために本考案においては、陽極円筒
軸を含む面による均圧環の断面形状を、この均圧環の厚
みが、均圧環とベインの接続部において最大、隣接接続
部同士の中間において最小、となるように漸次変化させ
、マグネトロン動作中の均圧環の部分的高低のある昇温
状態において、熱応力の影響が局部に集中しないように
した。
軸を含む面による均圧環の断面形状を、この均圧環の厚
みが、均圧環とベインの接続部において最大、隣接接続
部同士の中間において最小、となるように漸次変化させ
、マグネトロン動作中の均圧環の部分的高低のある昇温
状態において、熱応力の影響が局部に集中しないように
した。
第2図は本考案に係る均圧環を示し、aは平面図、bは
正面図である。
正面図である。
図中、3′は外側均圧環、3a’は外側均圧環とベイン
との接続用突起、4′は内側均圧環、4a′は内側均圧
環とベインとの接続用突起である。
との接続用突起、4′は内側均圧環、4a′は内側均圧
環とベインとの接続用突起である。
これらの均圧環3’、4’、接続用突起3 a’t 4
a’のっけ根部分では陽極円筒軸方向の肉厚が最も厚
く、この部分の温度が比較的高くても熱膨張による撓み
は生じ難く、逆に突起3a′同士の中間4a同士の中間
部分では陽極円筒軸方向の肉厚が最も薄く、この部分の
温度は比較的低いけれどもある程度は撓み、均圧環3′
。
a’のっけ根部分では陽極円筒軸方向の肉厚が最も厚
く、この部分の温度が比較的高くても熱膨張による撓み
は生じ難く、逆に突起3a′同士の中間4a同士の中間
部分では陽極円筒軸方向の肉厚が最も薄く、この部分の
温度は比較的低いけれどもある程度は撓み、均圧環3′
。
4′全体として見た時、熱応力が適当に分散されて亀裂
など生じない。
など生じない。
なお断面の急変は周知の如く応力の集中を生じるから勿
論さけなければならない。
論さけなければならない。
以上説明したように本考案によれば、大出力マグネトロ
ンにおいても均圧環の熱膨張による破損や、それに伴う
陰極、陽極短絡などの重大事故を防止できる効果がある
。
ンにおいても均圧環の熱膨張による破損や、それに伴う
陰極、陽極短絡などの重大事故を防止できる効果がある
。
第1図は従来のマグネトロンの陽極円筒部分の構造例を
示し、aは正面図、bは平面図、第2図は本考案に係る
均圧環を示し、aは平面図、bは正面図である。 1・・・・・・陽極円筒、2・曲・ベイン、3,3′・
・・・・・外側均圧環、3 a、 aa/・・・・・・
突起、4,4′・・・・・・内側均圧環、4a、4a’
・・・・・・突起。
示し、aは正面図、bは平面図、第2図は本考案に係る
均圧環を示し、aは平面図、bは正面図である。 1・・・・・・陽極円筒、2・曲・ベイン、3,3′・
・・・・・外側均圧環、3 a、 aa/・・・・・・
突起、4,4′・・・・・・内側均圧環、4a、4a’
・・・・・・突起。
Claims (1)
- 陽極円筒内側に管軸に向けて放射状に配設した多数のベ
インを、1枚おきに短絡接続する均圧環を有するマグネ
トロンにおいて、陽極円筒軸を含む面による均圧環断面
形状を、この均圧環の厚みが、均圧環とベインとの接続
部において最大、隣接接続部同士の中間において最小、
となるように漸次変化せしめたことを特徴とするマグネ
トロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14957378U JPS6010045Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14957378U JPS6010045Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5566371U JPS5566371U (ja) | 1980-05-07 |
JPS6010045Y2 true JPS6010045Y2 (ja) | 1985-04-06 |
Family
ID=29133035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14957378U Expired JPS6010045Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010045Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-01 JP JP14957378U patent/JPS6010045Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5566371U (ja) | 1980-05-07 |
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