JPS5998027A - P、p′−ビフエノ−ルの精製法 - Google Patents

P、p′−ビフエノ−ルの精製法

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JPS5998027A
JPS5998027A JP20771582A JP20771582A JPS5998027A JP S5998027 A JPS5998027 A JP S5998027A JP 20771582 A JP20771582 A JP 20771582A JP 20771582 A JP20771582 A JP 20771582A JP S5998027 A JPS5998027 A JP S5998027A
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JP
Japan
Prior art keywords
biphenol
purity
toluene
solvent
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP20771582A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Uchida
博 内田
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はP 、 P’−ビフェノール(4、(’−ジヒ
トロギシヒフェニル)の精製法に関する。
P 、 P’−ビフェノールは耐熱性を有する合成樹脂
原料として、近年注目を集めている物質であり、該合成
樹脂の物性を十分に生かすために特に高純度のものが求
められている。
しかし、P 、 P’−ビフェノールは常温で固体であ
り、その融解物の沸点が高いため蒸留操作によって精製
することは殆んど不可能であり、1だ、適当な溶媒が見
当らないため再結晶法による精製も困難であり、前記合
成樹脂原料((適した高純度のP、P′−ビフェノール
を得ることは実用上程々の障害があった。
P、v−ビフェノールの装造法としては、一般tca)
  ビフェニルをスルボン化してアルカリ溶融する方法
、b)ビフェニルを臭素化して加水分解する方法、c)
2.6−ジーt−ブチルフェノールを酸化カップリング
して、3.3’、5.5’−テトラ−t−ブチルジフェ
ノキノンとし、これを還元して3.3’、5.5’−テ
)・シーt−ブチルビフェノールを得、次いで脱ブチル
する方法、d)P−クロロフェノールを脱ハロゲン二量
化する方法等が知られており、製造法によって副生物の
種類も異なる。通常a)又はb)の方法ではモノヒドロ
キシビフェニルの除去が難しく、その共存は高分子量の
ポリマーを得るのに障害となる。また、反応によっても
副生ずるが、それ以外にもP、P”ビフェノールは長期
間空気中に放置すると一部酸化されてジフェノキノンと
なり、このものは少量でも着色が著しく、しかも分離除
去が極めて難しいため、純白色の高純度のP、P’−ビ
フェノールを得ることは容易ではない。
本発明者らはかかる現状に@み、P 、 P′−ビワエ
ノールの精製法について種々検討を重ねた結果本発明の
方法を完成するに至った。
即ち、本発明は不純物を含むP 、P’−ビフェノール
を脂肪族低級アルコール若しくはケトン類又は環状エー
テル類に溶解し、必要に応じて不溶解物を涙去した後、
該溶液にトルエン、キシレン、エチルベンゼン又はt−
ブチルトルエンを加え、得られた溶液を蒸留して上記ア
ルコール若しくはケトン類又Iri環状エーテルの大部
分を留去して、P 、P’−ビフェノールを析出せしめ
これを分離することを特徴とするP 、 P’−ビフェ
ノールの精製法を提供せんとするものである。
以下、本発明の方法について更に詳しく説明する。
不純物を含むP 、 P’−ビフェノールを溶解すべき
脂肪族低級アルコール若しくはケトン類又は環状エーテ
ル類としては具体的には、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、フタノール、アセトン、メチルエ
チルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルをトン
、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が挙げられ、これ
らの溶媒は単−或いは2種以上の混合物で用いられる。
使用量については溶媒の種類や、溶解温度(圧力)によ
ってP 、P’−ビフェノールの溶解度が異なるため一
律には規定し得ないが、一般に常圧にて溶媒の沸点近く
での溶解を考えた場合、目安量としてP 、 P’−ビ
フェノール1重量部に対し溶解能の低いものでは略30
重量部以上、溶解能の高いものでは略、5重量部以上が
適当であ゛る。勿論、加圧系にしてより高い温度にて溶
解する場合にはこれより少量にても溶解可能である。
P 、 P’−ビフェノールを溶解した液中に不溶解物
が混在するときはこれを沢去し1、また、着色が著しい
ときは、必要にj心して活性炭やその他の吸着剤等にて
処理することが好ましい。
本発明の方法に於いては、上記の如くして得られた溶n
l l、τトルエン、キシレン、エチルベンゼンてp、
p’−ビフェノールが析出せしめられるが、この場合、
P、P′−ビフェノールの溶液にトルエン等を加えず、
ただ単に溶媒を留去、濃縮してP、P′−ビフェノール
を晶出する方法では、微量の不純物が除去されず、充分
なる精製効果は得られない。
トルエン等の添加量については必ずしも厳密な制限はな
いが、少くとも溶解したp、p’−ビフェノールの5重
量倍以上は必要であり、また、添加したトルエン等と前
記メタノール等の溶媒が共沸する場合には、それによる
減少分を考慮する必要がある。蒸留による溶媒の留去は
完全である必要はないが、液中に溶解しているP、y−
ビフェノールの大部分を析出させるべく操作することが
望ましい。
カくて得うしたp、p’−ビフェノールはモノヒドロキ
シビフェニル、P、P′−ジフェノキノンを実質的に含
まず極めて高純度のものであるため、前述の耐熱性合成
樹脂原料等として最適である。
次に実施例をあげて本発明を説明するがこれに限定され
るものでない。
実施例、1 ピンク色のP、P′−ビフェノール粗製品563゜4g
(純度86.7wt%)を窒素気流下メタノール240
09に加熱溶解し沢過により不溶不純物を除いた。この
溶液にトルエン4500gを30分間かけて滴下し、次
にメタノール−トルエン共沸物3500gを留去した。
析出した結晶をr過により回収し乾燥することにより、
白色のP、I)/−ビフェノールの精製品484.4.
9(純度999wt%以上回収率は最初のP、P′−ビ
フェノールを基準にして992%)を得た。
実施例 2 黄色のp、p’−ビフェノール粗製品348g(純度8
7.2wt%)を窒素気流下実施例1で留去したメタノ
ール−トルエン共沸物に加圧加熱溶解し沢過により不溶
不純物を除いたのちトルエン30009を20分間がけ
て滴下した。
次にメタノール−トルエン共沸物を35oo、!li′
留去した。析出した結晶を沢過により回収し、乾燥する
ことにより白色のp、p’−ビフェノールz9s9g(
純度99.9wt%以」二面収率il−を最初)p、p
’−ヒフエノールを基準にして985%)を得た。
実施例 3 上包のP 、 P’−ビフェノール550.71C純度
82.3wt%)と活性炭100.9にメタノール24
00gを加えて、窒素気流下で30分間カ0熱還流して
p、p’−ビフェノールを完全に溶解した。f過により
活性炭と不溶不純物を除いたのち、トルエン4500 
g ヲ加えた。次にメタノール−トルエン共沸物を35
039留去し析出した結晶を沢過により回収し、乾燥す
ることにより、白色のP、I)/−ビフェノール 42
9.o、9(純度99.5wt饅 回収率は最初のp、
p’−ビフェノールを基準にして942係)を得た。
実施例 4 黄色のp、P/−ビフェノール粗製品203g(純度8
3.2wt%)を窒素気流下、L−ブタノール1300
5に加熱溶解し、沢過により不溶不純物を除いた。この
溶液にトルエン20017を加えた。精留塔をつけて、
t−ブタノールだけを完全1で留去して、析出した結晶
を沢過により回収し、乾燥することにより、白色のP 
、P’−ビフェノール165.9(純度99.9wt%
以上、回収率は前と同様の定着で97.7%)を得た。
実施例 5 黄色のP、])]/−ビフェノール粗製品216g純度
83.2wt%)を窒素気流下、アセトン]−500g
に加熱溶解し沢過により不溶不純物を除いた。
この溶液にO−キシレン200J9を加えアセトンを完
全に留去して析出した結晶を沢過により回収し、乾燥す
ることにより、白色のp、p’フェノール172g(純
度99.9wt似」−1回収率は同様に957係)を得
た。
実施例 6 黄色のp、p’−ビフェノール粗製品100g(純度8
3.2wt%)を窒素気流下テトラヒドロフラン100
0gに加熱溶解し、トルエン200(N7を加えた。
次に蒸留操作により15009留出させ、析出した結晶
を1過により回収し、乾燥することにより、白色のp、
p’−ビフェノール80.6.9(純度99.8wt%
、回収率は同様に969%)を得た。
実施例 7 上と全く同様にして、P、′P′−ビフェノール精製品
1oo、9(純度832係)ジオキサン1000 g、
0−キシレン2000.19から、白色のP。
V−ヒフエノール797g(純度99.9wt%以上、
回収率は同様に95.8%)を得た。
比較例 1 黄色のP、F)/−ビフェノール粗製品100g(純度
83.2wt%)を窒素気流下、メタノール60o 、
Hに加熱溶解した後、徐々に冷却し、0℃にて結晶を析
出させた。析出した結晶をO’C)、にて沢過し、淡黄
色のP、P′−ビフェノール61.6.9(純度95.
8wt% 回収率70,9係)を得た。純度は多少改善
されたが着色は再結晶後もみられた。
比較例 2 黄色のP、P/−ビフェノール粗製品100.9(純度
83.2%)を窒素気流下メタノール600Iに加熱溶
解し、水300gを加え、メタノール3oogを留去し
た。析出した結晶を沢過により回収したカー結晶は非常
に微細になり、沢過速度は著しく遅くなった。このもの
を乾燥したが、黄色のP 、 P’−ビフェノール9o
6.!7(純度89,7%)が得られたにすぎない。
特許出願人 昭和電工株式会社 代理人 弁理士菊地精−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不純物を含’bP、P’−ビフ、エノールを脂肪族低級
    アルコール若しくはケトン類又は環状エーテル類に溶解
    し、必要に応じて不溶解物をf去した後B溶液1c )
    ルエン、キシレン、エチルベンゼン又ヲ留去してP 、
     P’−ビフェノールを析出せしめ、これを分離するこ
    とを特徴とするP 、 P’−ビフェノールの精製法、
JP20771582A 1982-11-29 1982-11-29 P、p′−ビフエノ−ルの精製法 Pending JPS5998027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050789A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 Dic株式会社 エポキシ化合物、その製造方法、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物
US10047256B2 (en) 2013-03-06 2018-08-14 Dic Corporation Epoxy resin composition, cured product, heat radiating material, and electronic member

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