JPS5997927A - フイ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として粉体や粒体等を圧力差のある移送管
又は密閉容器内へ供給したり、あるいは排出するための
フィーダに関する。

粉粒体を空気移送する場合、空気圧力の高い移送管内へ
粉粒体を供給する為のフィーダとしてロータリフィーダ
が一般的である。ロータリフィーダは、円筒形状のケー
シング内を複数枚の閉子が回転する。閉子は、ケーシン
グと同志のシャフト上に枢着され、この閉子間に形成さ
れた移送室内へ粉粒体が充填されて圧力の大なる管内へ
移送される。

この構造の資−タリフイーダは、円筒状のケーシング内
面と回転する閉子との微少隙間の間に被移送物がかみ込
みを起こして、粒体が破損したり、回転不能となる欠点
があった。この為、閉子を回転駆動するモータにトリク
リミッタを付けるとか、あるいはモータを逆転してかみ
込みの弊害を防止している。

閉子とケーシングへのかみ込みは、閉子先端縁のケーシ
ング摺動面破損を増大し、閉子の寿命を短かくした。更
に、閉子とケーシングの間隙から空気がある程度は常に
リークがあるので、余り高い圧力差のある場合は使用で
きない欠点がある。

そこでこのような場合に使用するダンパ一式のフィーダ
が開発されて多用おれている。

第１図にダブルダンパ一式のフィーダが示されている。

このフィーダは、上端の供給口１と下端の排出口２との
間に上下２段の密閉室３１、Ａが設けられ各密閉室３．
４内にゲート板５−が配設されている。ゲート板５け片
側を軸として傾動し、供給ホッパ６の下端と、上の密閉
室３の下端とを閉塞又は開口する。

この構造のゲート板５は、これが通路の一部を閉塞でき
るように、固形物の通路の一部を細く絞る必要がある。

この為、絞り部分で被移送物がブリッジ現象を起こして
スムーズに下方に落下し難い欠点がある。又、閉塞状態
に於て、ゲート板５の上に被移送物が載せられる為、ゲ
ート板５０片側が降下して開弁じた直後に空気が下から
上に向かって吹き上げられ、この空気流がゲート板上の
被移送物を吹き上げてスムーズな落下を阻止し、更にま
た、閉塞状態でゲート板５の下面に空気圧が作用する為
、ゲート板５下面の空気圧が高いときには閉止力が強く
なり、ゲート板５を開く為に強力なアクキュエータを必
要とした。

■　目的 本発明は、これ等従来のフィーダの欠点を除去すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、閉
子の先端縁がケーシング内面を摺動しないので閉子の摩
耗が減少して耐久性が向上し、又、圧力差による閉子の
閉止力が少なくできて閉子が軽く開閉でき、更に、閉子
がケーシングの内面に接触して閉塞する為、閉子の取付
部分近傍を細く絞る必要がなく、従ってこの部分のブリ
ッジ現象を解消して固形物をスムーズに移送でき、更に
、閉塞状態に於ける閉子とケーシングとの気密性を向上
して、空気漏れを極減し゛、空気移送に使用して高圧空
気による長距離高揚程移送を実現するフィーダを提供す
るにある。

■　構成 第２図に示すフィーダは、ケーシング７と、ケーシング
７内に上下２段に離されて配設された閉子８とを備えて
いる。

ケーシング７は全体形状が角筒状で、上端に供給口１が
、下端に排出口２が開口されている。

排出口２に空気圧が掛る場合、上の閉子８を開いたとき
に、上下２組の閉子間に形成される溜室９内の空気が供
給口１に向かって吹き上げられる。

第２図に示すように、供給口１０両側に、上端で下向き
に折曲された排気タリト１０を設けるなら、上の閉子８
が開いたときに吹き上けられる空気流を下に方向転換で
きる。この構造は、供給口１への被移送物の流入をスム
ーズにする。

閉子８は中央に軸１１が固定され、この軸１１が、ケー
シング７を横に貫通して回動自在にケーシング７内に配
設される。

閉子８は、第２図に示すように、水平から多少類いた状
態で両端縁がケーシング７内面に接触して閉塞状態とな
るように、閉子８の幅Ｗ１は、ケーシング７の内幅Ｗ２
　よりも広く形成される。

フィーダが固形物の空気移送に使用される場合、第３Ａ
図と第７図とに示されるように、排出口２が移送室１２
を介して移送管１３に連結される。

移送室１２に連結される移送管１３は、細長い固形物、
例えは細長い魚等がスムーズに移送管１３内に送り込ま
れるように、移送室１２への連結個所が角パイプで、移
送方向に向かって丸形にゆるく変形されており、角パイ
プ部分は、第３Ａ図と第３Ｂ図とに示すように、移送室
１２の片側の側面と底面とに同一平面状に連結される。

この形状の移送管１３は、第７図に示すように、垂直に
送り込まれた細長固形物が、移送管１２との連結個所で
移送方向に向けられて移送管１３内にスムーズに詰まら
ず案内される。

第３Ａ図に示されるケーシング７は、閉子８先端縁の接
触個所に位置して閉塞部材１４を有する。

閉子部材１４は、閉塞状態の漏れを減少して閉子８とケ
ーシング７との加工精度を低下させることができる。

閉塞部材１４の具体例が、第４図ないし第６図、第８図
ないし第１０図とに示されている。

第４図に示される閉塞部材１４Ｆｉ、閉子８の先端で挾
着される固形物を切断する先細状の刃凸条１５を有し、
この刃凸条１５の下方で、閉子８先端縁が接触する個所
にゴム状弾性体１６が嵌着されている。

このように、刃凸条１５を有する閉塞部材１４け、万一
固形物を挾着してもこれを切断して閉弁される為、固形
物を挾んだ状態で閉弁されることがなく、閉弁時の空気
漏れを極減できる。

第５図に示す閉塞部材１４は、ゴム状弾性体１６が溝形
ｍＫＷ着されたもの、第６図の１λ］塞部材１４は、ゴ
ム状弾性体１６で一体成形されたもの、第８図の閉塞部
材１４は、スポンジ等のゴム状弾性体１６を耐摩耗性の
ゴムシート１７で覆うもの、更に、第９図ないし第１０
図の閉塞部材１４は、枕材１Ｂに耐摩耗性のゴムシート
１７を固定したもので、これ等の構造のものは、魚等の
固形物・を挾んだ状態での空気漏れを少なくできる。

ケーシングγが内面に閉塞部材を備えず、第１１図に示
すように、閉子８の表面をゴム状弾性体１６で被覆する
のもよい。この場合、図示しないが、閉子の上下先端部
分のみをゴム状弾性体で被覆し、あるいは、上端縁又は
下端縁だけをゴム状弾性体で被覆することも可能である
。

第７図に示される閉子８は、エアーシリンダ１９で回動
される。エアーシリンダ１９は、ロンドの先端が、閉子
の軸１１に半径方向に延長して固定されたアームの先端
２０に連結され、これが伸縮して閉子８を右に、又は左
に６０〜１５０度回動させて開開させる。

第１２図に示すフィーダは、上段の閉子８の軸１１Ｕと
、下段の閉子〇軸１１Ｄとが互いに直交する方向に向け
られてケーシング７に固定されている。

又、第１３図の閉子８は、その中央に軸１１が固定され
ず、軸１１の上方に位置する上ブレード２１０面積が、
軸１１の下方に位置する下ブレード２２の面積よりも小
さい。

この形状によると、閉子８を回動するシリンダの駆動ト
ルクは大きくなるが、閉子８下方の圧力が高い場合、閉
止力を強くできる。空気圧による閉止力は、上ブレード
２１と下ブレード２２の面積比を大きくすれば大きくな
り、両者を等しくすれば小さくなる。

更に、フィーダのケーシングは、図示しないが円筒状に
形成することも可能であり、この場合、閉子は楕円形に
形成される。

この形状によると、簡単にケーシングの耐圧を強くでき
る為、高圧空気による長距離、高揚程が実現できる。

第１４図に示すフィーダは、ケーシング７の内面にスペ
ーサ２３が固定！されている。スペーサ２３は、ケーシ
ング７の内面に突出する閉塞部材１４の間に配設され、
ケーシング７内面の凹凸をなくして固形物のブリッジ現
象による詰まりを防止する。従って、スペーサ２３は、
表面が閉塞部材１４の表面と同一平面になる高さを有し
、上下の閉塞部材１４の間にほとんど隙間なく配設され
ている。

ケーシングＴ下端の排出口２が移送室１２を化して移送
管１３に連結される池の実施例が第１５図と第１６図と
に示されている。

第１５図は移送室１２の水平断面図で、第１６図は移送
室１２の垂直断面図である。−この移送室１２Ｆｉ、下
部の片側に移送管１３の太さにほぼ等しい溝２４が設け
られ、この溝２４に向かって底２５が多少下り勾配に傾
斜され、溝２４の端部に位置して移送管１３が連結され
ている。移送管１３は、移送室１２に連結された個所が
溝２４の幅と深さに等しい角パイプ状に形成され、この
部分から遠ざかるに従ってしだいに円形に形成されてい
る。

■　動作 上下２組の閉子８は、空気流を遮断して固形物だけを移
送するものであるから、両方の閉子８が同時に開くこと
はなく、常に、いずれか一方の閉子は閉塞される。

第１７図に、上下の閉子８の開閉状態が示されている。

第１７図に於て、右閉止とは、閉子上端がケーシングの
右側に移動して閉塞した状態をいい、左閉止とはその反
対をいう。

この図に於いて、 ［Ｉ］ｔず、下の閉子８が閉塞した状態で、上の閉子８
が右閉止から一時開いた左閉止状態となる。

この状態で、上の閉子８の上に溜っていた固形物が溜室
９に落下する。

（２）その後、上の閉子８を閉じた状態で下の閉子８が
右閉止状態から開いて左閉止状態となり、この状態で、
溜室９内の固形物が排出口２に送り出される。

ｌ　その後、上の閉子８と下の閉子８とが交互に開いて
固形物を下方に向けて移送する。

第１７図に於て、閉子８が途中で開く切換時間ＳＩＵ、
短かすぎると閉子８の上方にある固形物が完全に落下せ
ず、又、長ずざると、移送能力が低下する。この時間Ｓ
１は、通常０．２〜２秒程度に決定される。

上下閉子８０両方が閉塞状態にある時間Ｓ２は、短かい
程移送能率が良い。ただ、これを短かくしすぎて一時的
にでも両方の閉子８が開状態となると、空気は閉鎖状態
にならなくなって吹き上げられる。

上の閉子８の上方が固形物で満たされている場合、上の
閉子８が開いている時間Ｓ１を調整することによって、
上の閉子８が開いて固形物を一度に落下させる量が調整
できる。この為、この時間を一定値に制御する仁とによ
って定量フィーダとして使用できる。

上の閉子８の開時間Ｓ１を相当に短かくして、第２図に
示すように、閉子８の片側にのみ固形物が溜った状態で
下の閉子８が開かれるなら、第２図の実線位置に於て、
閉子８の左側から固形物が落下し、閉子８の右から空気
が吹き上げられる。

従って、固形物は極めてスムーズに下の閉子８を通過す
る。

供給口１に、例えば、スクリューコンベアやベルトコン
ベア等で固形物を送り込む場合、上の閉子８が閉塞して
いる時間Ｓ８を短かくすることによって、上の閉子８も
、第２図に示すように、片側にだけ固形物を貯えて開く
ことができ、固形物の落下をスムーズにできる。

■　効果 前記の如く構成されたフィーダは、従来のロータリフイ
ータの如く、閉子の先端縁がケーシングの内面を摺動す
るものでなく、閉塞状態に於てケーシングの内面に当接
するにすぎない。この為、閉子並びにケーシングの摩耗
が極減でき、また、閉子とケーシングの摩耗によっても
空気漏れが起こらず、耐久性があって取り扱いと保守が
極めて簡素化できる。ちなみに、従来のロータリフィー
ダは、誤って固形物に釦等の金属片が混入されると、閉
子に損傷を与え、あるいは閉子駆動用のモータが過負荷
となって損傷したが、本発明のフィーダは、釘等の異物
を挾んでもほとんど害がなく、取り扱いが著しく簡素化
できる。

又、閉子の中間が軸を介してケーシングに装着されてい
る為、閉塞状態にある閉子は、軸の両側でバランスして
空気圧を受ける。この為、従来の閉子下面全体で空気圧
を受けるものに比べて閉止圧が弱く、閉子が軽く回動で
きる。このことは、閉子が大きく、シかも空気圧が高い
場合に極めて重要な特性である。更に、軸を閉子の中央
に配設するなら、軸面側の空気圧が完全にバランスされ
、閉子が特に軽く回動できる。

更に又、従来のダブルダンパーのように、筒体の下端を
閉子で閉塞するものでなく、ケーシング内で閉子を回動
する構造の為、閉子部分を細く絞る必要がなく、閉子部
分を固形物が極めてスムーズに移送できる。

又、開状態に於ては閉子先端縁がケーシングから離れる
が、閉塞状態に於ては間紙にケーシング内面に密着でき
、閉塞状態に於ける空気漏れが極減できる。

このことは、前述の、高圧空気によっても閉子の回動ト
ルクが軽いことと相乗して、簡単な機構と、弱い馬力で
、固形物を高圧空気中に供給でき、長距離冒揚程移送に
便利に使用できる等数々の卓効を実現する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフィーダの概略断面図、第２図と第３Ａ
図は本発明の実施例を示すフィーダの垂直断面図、第３
Ｂ図は第３Ａ図のｍｅ−ｍｅ線断面図、第４図ないし第
６図は閉塞部材の断面図、第７図は本発明の一実施例を
示すフィーダの垂直断面図、第８図ないし第１０図は閉
塞部材の断面図、第１１図は閉子の一例を示す断面図、
第１２図および第１３図はケーシング内に閉子が固定さ
れた状態を示す垂直断面図、第１４図はケーシング内面
を示す垂直断面図、第１５図および第１６図は移送室の
水平断面図および垂直断面図、第１Ｔ図は閉子の動作を
示すグラフである。 １・・供給口、２・・排出口、３．４・・密閉室、５・
・ゲート板、６・・供給ホッパ、７・・ケーシング、８
・°・閉子、９・・溜室、１０・・排気ダクト、１１Ｄ
、ｉｉｕ・・軸、１２・・移送室、１３・・移送管、１
４・・閉塞部材、１５・・刃凸条、１６・・ゴム状弾性
体、１７・・ゴムシート、１８・ｅ枕材、１９・・エア
ーシリンダ、２０・・アーム、２１・・上ブレード、２
２・・下ブレード、２３・・スペーサ、２４・・溝、２
５・・底、 第　　１　　図 第　　７　　図 第　　９　　図 第　　１０　　図　　　　　　　　　第　　１１　　図
范１４図 第　　１５　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１上部に供給口が下部に排出口が開口されたケーシ
   ングに、上下に所定の間隔だけ離されて複数組の開閉部
   材が配設されており、それぞれの開閉部材が開閉される
   ことによって供給口から排出口に向かって固形物が移送
   され、かつ、複数組の開閉部材は常にいずれかが閉塞さ
   れておって排出口から供給口への空気の逆流が阻止され
   るように構成されたフィーダに於て、開閉部材が閉子を
   有し、この閉子は、その中間に位置する軸がケーシング
   を横に貫通してケーシングの内側で回動自在に配設され
   ており、更に、この閉子は、画先端縁が互いにケーシン
   グの両面に直接又は間接に密着してケーシング内通路が
   閉塞できる大きさを有し、との閉子が回動されることに
   よって、ケーシング内の通路を開又は閉塞するように構
   成されたことを特徴とするフィーダ。 （２）閉子先端縁の少なくとも一方が当接する個所に位
   置して、ケーシングが内面に閉塞部材を有し、この閉塞
   部材は閉子先端縁の接触部分がゴム状弾性体である特許
   請求の範囲第（１）項記載のフィーダ。 （３）閉子の少なくとも一方の先端縁がゴム状弾性体で
   被覆されている特許請求の範囲第（１１項記載のフィー
   ダ。 （４）　　ケーシングの水平断面が方形状、円形のいず
   れかである特許請求の範囲第（１１項記載のフィーダ。 （５）　　閉子の先端縁の通路に近接して、ケーシング
   は内側に刃凸条を有し、との刃凸条と閉子とで被移送物
   を切断して閉子が閉塞される特許請求の範囲第（１）項
   記載のフィーダ。