JPS599654B2 - 延伸機の起動方法 - Google Patents

延伸機の起動方法

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JPS599654B2
JPS599654B2 JP9093779A JP9093779A JPS599654B2 JP S599654 B2 JPS599654 B2 JP S599654B2 JP 9093779 A JP9093779 A JP 9093779A JP 9093779 A JP9093779 A JP 9093779A JP S599654 B2 JPS599654 B2 JP S599654B2
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JP
Japan
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roller
heat treatment
yarn
take
speed
Prior art date
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Expired
Application number
JP9093779A
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English (en)
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JPS5615431A (en
Inventor
哲由 蟻川
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維の延伸機の起動方法に関するもので、
起動時における糸切れの発生を防止することを目的とす
るものである。
合成繊維糸条、例えばポリエステルにおいてはその寸法
安定性を向上させるために延伸にひきつづいて制限収縮
熱処理を行うことは従来から広く採用されている。
このような延伸機においては巻取ボビンが満巻となると
一般に連続ドツフイングが行なわれるが、この場合延伸
機には糸条がかかったままの状態、すなわち各ローラに
は糸掛けされた状態で停止する。
このため加熱ローラ、特に熱処理ローラに滞留する糸条
は停止中ずつと高温の熱処理温度にさらされる結果とな
り、結晶化、熱固定効果が進行し運転を再開した場合に
糸条は熱処理ローラから引取ローラに至る間の収縮ゾー
ンで所定量の収縮が行えずたるみを生じる。
このようなたるみが生じると熱処理ローラ或は引取ロー
ラに糸条がとられこれに巻付き断糸することが多い。
特に低収縮性糸条を得る場合、180〜240℃の温度
に保持されているため前記傾向が強《、このような断糸
が発生すると連続ドツフイングの成功率が極めて低くな
ると言う問題があった。
本発明はかかる問題に鑑みなされたものであり、合成繊
維糸条を延伸後収縮熱処理を施して巻取るようにした延
伸機を運転するに際し、起動時のみ収縮ゾーンの糸条オ
ーバフイードを減少させることを特徴とするものである
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図は本発明を実施するに適した延伸撚糸機の概略図を示
す。
図において、1は未延伸パッケージ、2は給糸ローラ、
3は予熱ローラ、4は加熱延伸ローラ、5は延伸熱処理
ローラ、6は冷却ローラを兼ねた引取ローラであり、こ
れらローラ群は延伸熱処理ローラ系7を形成し駆動源を
同一にされており、主駆動モータ8の出力軸9から歯車
列10を経て所定の速度で回転する(各ローラ3〜6は
それぞれセパレートローラが通常設けられる)。
11は主駆動モータ8の出力軸9に固着されたプーりで
あり、クラッチ12との間にベルト13を掛け渡し該ク
ラッチ12の入力軸にウオームホイール14を設げ、こ
のウオームホイール14に噛み合うウオーム15を軸1
6を介して低速駆動用モータ17に連結する。
ここで引取ローラ6はその回転数が変えれるように駆動
系にクラッチ6′を介して取付けられており、起動時に
引取ローラ6が所定の回転数に切替えることができる。
この変速手段としてはクラツチに限らず他の変速手段或
は更にモータを設げても、又別駆動系としてもよい。
次にスピンドル(撚糸機)18の駆動モータ19は主駆
動モータ8とは別に設けられた直流モータでありその界
磁電圧を変化させることにより高速から低速、例えば1
0000〜2000r.p.mの変速が行なわれる。
20はスピンドル18の駆動軸21に設げたチンプーリ
、22はスピンドル18の駆動ベルトでスピンドル18
の駆動部に係合しテンションプーり23、チンプーリ2
0により走行せしめられる。
24はスピンドル下部に設げたウエストスプール、25
はトラベラ26を嵌挿したリング27を保持するリング
ホルダ28を取付げたリングレールである。
リングレール25にはトラバースベルト29が係止され
、トラバースベルト29に連結されたトラバースロツド
30を介して矢印B方向に往復する油圧シリンダ31に
より図の矢印A方向にトラバースする。
32はラペットガイドである。
しかして、このような装置においては、未延伸パッケー
ジ1から解舒された糸条Yは給糸ローラ2から予熱ロー
ラ3に至り、ここで予熱され次の延伸ローラ4に巻廻さ
れこの間で第1段延伸が行なわれ、更にとのローラ4と
次の延伸熱処理ローラ5間で第2段延伸が行なわれる。
延伸熱処理ローラ5は温度が高く(通常200℃以上)
、ここに巻廻された糸条は熱セットされ次の引取ローラ
6との間で所定の割合だけ収縮する。
次いで糸条Yはラペツ1・ガイド32、リング27に嵌
着されたトラベラ26を経てスピンドル18に挿着され
ているボビンに巻き取られパー733を形成する。
この延伸巻取中、延伸熱処理ローラ系7は主,駆動モー
タ8で回転され、スピンドル18はモータ19の高速域
で駆動され、リング27すなわちリングレール25は図
示しない主ポンプで駆動される油圧シリンダ31により
トラバースせしめられる。
尚、このときはクラッチ12は切っておき駆動軸90回
転が低速モータ17に伝わらないようにされている。
又、クラッチ6′は正常運転側に切替えられており、引
取ローラ6と熱処理ローラ5間で形成される収縮ゾーン
で所定の収縮が行われるに適した回転数となるように引
取ローラ6の速度は熱処理ローラ5の速度より低くされ
、従って糸条は一定の割合で引取ローラ6にオーバフイ
ードされている。
このようにしてボビン上に満巻ハーン33が形成される
と所定の操作が行なわれ運転が停止される。
このとき糸条Yは各ローラ2〜6に巻回された状態でラ
ペットガイド32からトラベラ26を経てスピンドル1
8の下部に設けたウエストスプール24に巻回されてお
り、従ってボビンとウエストスプール24間に連なる渡
り糸の切断のみで満巻パー733が取出され、いわゆる
連続ドツフイングが行なわれる。
次にスピンドル18に空のボビンが挿着された状態で再
起動が行なわれるのであるが、この起動に先立って又は
同時にクラッチ6′をオーバーフイード零に切替え引取
ローラ6の速度を熱処理ローラ5の速度と等しくなるよ
うにする。
このように引取ローラ6へのオーバフイードを零にする
のが好ましいが、これは必ずしも零にする必要はなく起
動時にたるみが生じない程度にオーバフイードを減ずれ
ばよく場合によっては引取ローラ6の速度を熱処理ロー
ラ5より大にしてもよい。
延伸機の運転はモータ19、次いでモータ17の順によ
り起動されるが、上述の如く熱処理ローラ5と引取ロー
ラ6はほぼ同速度にされているので、これらローラ5〜
6間で糸条Yがたるむことはなく、従ってローラ5,6
への巻付はな《起動時に従来のような断糸が発生するこ
とがな《なる。
次に所定の時間、少くとも熱処理ローラ5上に滞留して
いた糸条が引取ローラ6に至る間が経過するとクラッチ
6′を切替え引取ローラ6の速度を所定のオーバーフイ
ード率になるように下げ次の決められた操作に移る。
以上の説明では加熱ローラに糸条を巻回させ、熱セット
を行った後に収縮ゾーンを通過させて糸条を収縮させる
例について述べたが、ローラ間に加熱装置を設けて加熱
するとともに該ローラ間で収縮させるようにしてもよい
更に本例に示す如《ローラ系7の駆動を起動時低速モー
タ17に切替える低速起動方式にするのが好ましいが、
かかる方式に限定されるものではなく高速起動による場
谷も非常に有効である。
又、加熱ローラを用いて収縮熱処理を施す方法は糸条と
加熱体との間に摩擦が生じないため高速処理が可能とな
るが、加熱ローラは回転中の表面温度と停止中の表面温
度には大きな差が生じ、結晶化および熱セットがより促
進されるので、本発明方法の採用によって極めて効果的
である。
又、停止中に作業性等に支障のない範囲内で加熱ローラ
或は加熱装置の温度を下げるようにしてもよく、かかる
方法と組合せれば更に効果的である。
実施例 図に示すものと同様な装置でポリエチレンテレフタレー
ト未延伸糸を延伸収縮熱処理を行う際に,運転再開時の
収縮ゾーンにおげるオーバフイード率を正常運転状態時
の0.90のまま(従来例)、および起動時のみほぼ零
近い0.99に減少して起動した時(本発明)の連続ド
ツフイング成功率を第1表に示す。
尚、延伸倍率は40、加熱ローラ(熱処理ローラ)の温
度は210℃、再開時低速起動10077L/IIu!
Lである。
以上に説明の如く、本発明によれば起動時に収縮ゾーン
のオーバフイードを正常運転時より減じるものであるか
ら、収縮ゾーンでのたるみがなく始動時におげる断糸発
生を防止でき、従って連続ドツフイングの成功率を高く
することが可能となり運転再開を極めて円滑に行えると
言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明を実施するに適した延伸撚糸機の説明図であ
る。 5・・・・・・延伸熱処理ローラ、6・・・・一引取ロ
ーラ、6′・・・・・・クラッチ、1γ・・・・・・低
速駆動用モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成繊維糸条な延伸後収縮熱処理を施して巻取るよ
    うにした延伸機を運転するに際し、起動時のみ収縮ゾー
    ンの糸条オーバフイードを減少させることを特徴とする
    延伸機の起動方法。 2 収縮処理が熱処理ローラと引取ローラの間で行なわ
    れかつ引取ローラの速度が変速可能に設げられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の延伸機の起
    動方法。 3 少くとも熱処理ローラに巻廻された糸条が引取ロー
    ラに移行する間オーバフイードを減少させることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の延伸機の起動方法。
JP9093779A 1979-07-19 1979-07-19 延伸機の起動方法 Expired JPS599654B2 (ja)

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JP9093779A JPS599654B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 延伸機の起動方法

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JPS5615431A JPS5615431A (en) 1981-02-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593782B2 (ja) * 1998-06-29 2010-12-08 田辺三菱製薬株式会社 光学活性なトランス−シクロヘキシルアミン化合物の製造法

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JPS5615431A (en) 1981-02-14

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