JPS5994660A - 不織布の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不織布の製造方法に関し、さらに詳しくはフィ
ラメント群の密度分布を調整することにより、目付取計
の均一なウェブを形成させる不織布の製造方法に関する
ものである。

近年、連続フィラメントからなる不織布ウェブを製造す
る方法として、ポリマーを紡口から紡出してフィラメン
ト群とし、これを高速で引取った後、移動する捕集面上
に堆積させて直接ウェブとする、いわゆるスパンボンド
法と称する方法が注目されている。このスパンボンド法
においては、紡出されたフィラメント群を高速で引取る
だめの手段として高速気流牽引装置、すなわちエアサッ
カーが用いられているが、このエアサッカーは、フィラ
メント群を単に牽引するだけでなく、フィラメント群を
捕集面上に均一に分散させる重要な役割を担っている。

従来、この種のエアサッカーとしては、フィラメント群
の牽引路の断面が狭小な矩形のもの（以下、弾形サッカ
ーと称する）とノし型のもの（以Ｆ１丸型サッカーと称
する）とが用いられている。これらのエアサッカーを出
たフィラメント群は、捕集面上で開繊してウェブを形成
するものであるが、そのま壕単に捕集面上に送り出し、
堆積させても単糸開繊性が悪く、筋っぽいウェブしか得
られない。このために種々の開繊方法が検討され、例え
ばエアサッカーの前後で行なわれるコロナ枚重による強
制帯′心法や金属面への衝突による摩擦重心法などが開
発されている。しかし、フィラメントの開繊性が改善さ
れても、ウェブの目付むら、すなわちウェブ単位面積当
りの重］けの不均一については依然として未解決のまま
であ−っだ。

本発明の目的は、」二記従来技術の欠点に鑑み、フィラ
メント群が充分に開繊されると共に、ウェブの１４付む
らを小さくした不織布の製造方法を提供することにある
。

木艶明者らは、エアサッカーに続いて狭小なダ疹形状の
フィラメント通路（以下、フィラメント整流ボックスと
称する）を有する連続フィラメントの送り出し装置を用
いて、ウェブを形成する方法を検討した結果、前述のコ
ロナ放心や摩擦帯α法停により、開繊性の浸れたウェブ
が得られることを見出したが、ウェブ全体の目付取計の
均−訃からみるとフィラメントの開繊性を向上させるだ
けでは解決しえない種々の問題があることが分った。

すなわち、フィラメント整流ボックス内にフィラメント
群を節状に通過させた場合、この扉状のフィラメントの
分布が均一にならなければ、フィラメントをいかに帯電
させ、充分開繊させても、目付むら（単位面、蹟当りの
Ｍ量産〉、が大きく、製品としそ不充分なことが分った
。しかし、実際にはこの節状フィラメント群をフィラメ
ント整流ボックス内で均一に分布させることは種々の点
で困難である。その一つは、朱巨形状の通路を精度よく
作ることが難しいことである。二つには、エアサッカー
に引続く整流ボックス内のエア流速、流量を均一にする
ことが難しいことである。り巨形状の通路の精度、すな
わち狭小の部分の壁の間隙の精度は、エア流量に影響を
与え、間隙が広いとその部分にフィラメントが集まり、
間隙が狭いとフィラメントも少なくなる。この間隙の精
度は、巾広い製品を作ろうとするとすればするほど困難
となる。

エアサッカーのエア流量、流速は、エアサッカーからの
加圧気体の吹出ｌ−の仕方に関係し、例えば加圧気体の
吹出し部は、り臣形サッカーを用いる局舎は、ウェブ巾
全体に暇って均一に吹出させる必要があるが、吹出し部
の精度をウェブ巾全体に均一に保つことは困難であり、
従って、エア流量、流速も均一にすることは極めて難し
い。一方、元型サッカーを開用する場合は、このフィラ
メント整流ボックスにフィラメントを導入する前に、サ
ッカーから送シ出されたフィラメント束を拡巾しておく
必要があり、そのためコロナ放心や衝突板などによりほ
ぼ扉状にした後、整流ボックスに導入するが、この場合
もエア流量、流速を均一にすることは乍巨形サッカーよ
りも一層困錐である。このように、フィラメント整流ボ
ックス内のフィラメント分布を均一にすることは至難で
あることが判明した。

本発明者らは、上記欠点を克服するだめには、目付を均
一に調整する１じ正装置が必要であるとの見解のもとに
種々検討の活眼、本発明に到達したものである。

本発明は、フィラメント群を表面曲率を調整しうる術突
板に衝突、反射させた後、捕集面上に堆債させてウェブ
を形成することを特徴とする。

本発明の原理を第１図に基いて説明する。第１図（４）
は、フィラメント群を内側に曲げだ平板面に反射させた
場合の斜視図、第１図ω）は、平板を外側に曲げだ而に
反射させた場合の斜視図である。

連続フィラメント束を一定角度に置かれた平板に衝突さ
せる際の連続フィラメントの走行状態は、平板上の衝突
する面の曲率によって、平板から反（− 側に曲げた場合は、フィラメント群は拡巾される形にな
り、その密度は低くなる。従′りて、平板に衝突する面
の曲率を変化させることにより、フィラメント群の分布
を変えることかり能となる。すなわち、フィラメント分
布ｍ度の小さい部分は、第１図囚のように内側に曲げだ
面で反射させ、密度の高い部分では、第１図の）のよう
に外１１１１Ｊに曲げた面で反射させると、フィラメン
ト群の分布密度を全体として均一にすることができる。

従って列エバエアサッカーから送り出されたフィラメン
ト群を巾方向に微小な間隔で表面曲率を変化し得る平板
に衝突させ、フィラメントの分布密度が均一になるよう
に調整すれば、目付取計の均一な不織布を製造すること
ができる。

以下、本発明方法を具体的装置の実施例によりさらに詳
！用にｔ説明する。

第２図は、本発明方法による不織布（ウェブ〉！Ｉ’！
造装首の一実施例を示す斜視図、第３図はそのエアサッ
カー以下の断面図である。この装置は、ケ巨形紡Ｉｌｌ
　１７５＞ら紡出さルた連続フィラメント群２を承引、
移送するダミ形エアサッカー３と、該エアサッカ−３か
ら送出されたフィラメント群を整流する鷺形ＦＦｒ面の
整流ボックス４と、該整流ボックス４で整流され、扉状
となったフィラメント群を漬突させる角度θの傾斜面を
有する反射板５と、該反射板５の傾斜面の延長線上に対
向して設けられた、衝突板およびその調整装置６とから
主として構成される。

上記フィラメント群が通過する整流ボックス４の間隙は
６糖以下、好ましくは２〜５絹である。

反射板５の材質は、フィラメントを構成するポリマーの
種類によって選択することが好ましい。例えば、ナイロ
ンの場合はクロムやセラミックなどが良好であり、ポリ
エステルの場合は銅やセラミックなどが良好である。ま
た反射板５の角度θはポリマーや反射板材質等によって
適時選択されるが、通常は２５〜５０度でよい。

上記衝突板およびその調整装置６（以下、衝突装置と称
することがある）′は、ｆＪ４図に示すようにその一辺
に衝突板６Ａを有するケ色形状の枠体からなシ、衝突板
６Ａの背面にはその巾方向に間隔をおいてボルト８が設
けられ、該ボルト８は衝突板６Ａの対向する辺の枠体に
螺合されており、該ボルトを前進または後退させること
により、該ボルト先端の当て金を介して衝突板６Ａの当
該曲面部分を前後に移動させ、第１図に示すように衝突
板６Ａの任意の曲面を変化し得るようになっている。す
なわち、上記鷲突面の調整は、フィラメントの分布密度
の高い部分は反射面の曲率を外側に大きクシ、また分布
密度の小さい部分は、その反射面の曲率を内側に大きく
することによって行なわれる。

上記調整ボルト８の設置間隔は、通常３０〜７゜’ｒＢ
が適当である。この間隔が大きすぎると調整できない部
分を生じ、また余シに接近しすぎる七却つて調整しにく
くなる。反射面の材料は可撓性のある板状材料であれば
よいが、材質があまり柔軟であると曲面を形Ｉ戊したと
きに曲りぐせがつき易く）調整が内錐になるので平面度
を保持できるような・“ＩみとすることがＷましい。

ヒ記借成において、連続フィラメント群２は１埠形ザツ
カ−３により牽引、移送され、引続き矩形法の＋ｌ、ｆ
ｉ面を有するフィラメント整流ボックス４内で扉状とな
り、さらにその下に設けられた反射板５で摩擦１テ屯し
だ袋、漬突装置６の衝突板面６Ａに篤実Ｌ、はぼ直角に
捕、東面７上に送り込まれてウェブが形成される。運転
中に衝突装置６の表面６Ａをボルト８の調整によりフィ
ラメント群の巾方向に微小な間隔で前後に変化させ、捕
集面７上に堆積するウェブの密度（目付重量）を均一に
することができる。

１８５図は、本発明の他の実施例を示すもので、す（￥
２図の実／７Ｏｉ例と異なる点は、恨区形の紡口１およ
びエアサッカー３の代りに元型紡口９、元型のエアサッ
カ１０および拡巾板１１を用いたことである。拡巾板１
１は、エアサッカー１０により移送されるフィラメント
群を衝突、帯電させて拡ｒＪＪするだめのものである。

上記構成において、元型紡口９を出たフィラメント群は
元型エアサッカー１０により下方に移送、延伸され、拡
巾板１１上で拡巾した後、フィラメント整流ボックス４
に導入される。このフィラメント整流ボックス４は、榮
乱形の断面を有し、間隙はフィラメントの通過に支障の
ない程度に狭く設定されている。この整流ボックス４を
通過することによりフィラメント群の乱れが防止され、
整流される。この整流されたフィラメント群は、角度θ
を有する反射板５に激突し、摩擦帯電して開繊するとと
もに、衝突板に衝突させる位置と方向が調整され、次い
で衝突装置６によりフィラメントの分布がコントロール
され、第２図の場合と同様に移動する捕集面７上に堆積
し、本発明の不戦布（ウェブ〉が形成される。

上記実施例において、反射板５はフィラメント群を摩擦
帯電によって開繊させるものである力（、フィシメンｌ
一群を帯１にさせる曲の方法としては、上記の１１１４
にコロナ放「■により強制帯１程させることも１汀［Ｉ
ｈてあり、例えば、第５図の元型サッカーの人１」また
は出１−１部にコロナ放＋’［用の市極針とアース板を
セットすることにより、フィラメントの開織性を向上さ
せることができる。なお、この場合、反射板５は、単に
フィラメントの走行方向を変えるだけに１吏１７−］き
れることになる。

以上、木）Ｉｊ明によれば、フィラメント群を衝突仮に
衝突させる際に９１打突曲面を前後に微小に変化させ、
フィラメント群の分布状態を調゛浩すること（てより、
その・ｍ度を均一にして目付型［辻のそろつ）こ不イ哉
布を・、幡。青することができる。

１ソ、Ｆ１本発明力味の具体的実施例を述べる。

実施例 ・套２１’ＫＩ粋よび２ｒ’　３図に示す装［４を用い
、ポリ−ε−カプロラクタムを２８０℃で、１ｍ巾の％
葭形彷ＩＪ　１から押出し、８００フイジメントよりな
るイス大のフィラメント右ｔとなし、’％ｌＫ）杉サッ
カー３にて取引し、フィラメント整流ボックス４にて整
流後、クロムメッキを施こした反射１反５にて摩］つ帯
直させ、次いで、５０關ピツチの。１．］整ボルト８を
有し、表面をクロムメッキした衝突板６Ａに衝突させた
後、捕集面７上にほぼ直１”／］　Ｋなるように多送し
、ウェブ化した。

衝突板６Ａの曲率を変えないときに得られたウェブを巾
５０羽、長さ１０００　ｍｍの短冊状にカットし目付市
−清を測定したところ、ト１′ｆＪ１表のようになった
。

第　　１　　表 そこで、重量の高い個所のボルトを’Ｊ”ｌ・１芝し、
該個所の衝突板の曲率を外側に太きくシ、また重置の低
い１個所の衝突仮の曲率茫内１ｉ１１　Ｋ大きくするこ
とにより、フィラメント群の公布を調整した結果、第２
表に示す重肴分布に合せることができだ。

−Ｒ／王（Ｒ：ｘｍ、Ｌｘ−ｘｍＬｒＬ２丁：ｘの平均
直）として計σすると第３８のようになった。

１１芝？＆とでウェブの目付変動率を大巾に低減するこ
とができた。

【図面の簡単な説明】

ＳＩＧ　１　：＊ｌ　（Ａ）、（Ｂ）　ハ、本発明方法
ノ原ｆＨ’を解ｍするだめの衝突板の斜視図、第２図は
、本発明の一実施例を示すウェブの製造装置の斜視図、
第３図は、第２図の装置におけるエアサッカー以降の部
分の断面図、第４図は、上記第２図における衝突板およ
びその調整装置の断面（図、第５商は、本発明の池の実
施例を示すウェブ製造装置の斜視図である。図中の符号
１は／Ｊｌ、形紡口、２はフィラメント群、３は矩形サ
ック−１４はフィラメント整流ボックス、５は反射板、
６Ａは衝突板、７は浦果面である。 代理人　弁理士　　川　北　武　長 ＄　１　日（Ａ）　　　　　　ｉｆｌ　　Ｉ　　口（Ｂ
）第２図 第３図　　　　第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フィラメント群を、表面曲率を調整しうる衝突板
   に衝突、反射させた後、捕集面上に堆積させてウェブを
   形成することを特徴とする不織布の製造方法。