JPS598718B2 - セミメンプレンシキテイオンタンク - Google Patents
セミメンプレンシキテイオンタンクInfo
- Publication number
- JPS598718B2 JPS598718B2 JP13782075A JP13782075A JPS598718B2 JP S598718 B2 JPS598718 B2 JP S598718B2 JP 13782075 A JP13782075 A JP 13782075A JP 13782075 A JP13782075 A JP 13782075A JP S598718 B2 JPS598718 B2 JP S598718B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- wall
- membrane
- cold insulation
- annular inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
ＬＰＧやＬＮＧその他液化ガスを貯蔵するタンクに二重
殻式低温タンク、メンブレン式低温タンク等があるのは
公知である。
殻式低温タンク、メンブレン式低温タンク等があるのは
公知である。
ところで二重殼式低温タンクは、Ｎｉ鋼等の低温用材料
で形成した内槽を外槽で覆い、その外槽をジャケットと
して内槽のまわりに粒状パーライト等の保冷材を充てん
して、保冷壁を形成した構造となっているものである。
で形成した内槽を外槽で覆い、その外槽をジャケットと
して内槽のまわりに粒状パーライト等の保冷材を充てん
して、保冷壁を形成した構造となっているものである。
すなわち、内槽が直接低温にさらされると同時に液荷重
をその内槽で支える構造となっている。
をその内槽で支える構造となっている。
そのため内槽に高価な耐低温材料を大量に使用しなけれ
ばならず、大容量タンクとなると経済的に不利になると
いう欠点がある。
ばならず、大容量タンクとなると経済的に不利になると
いう欠点がある。
そこで開発されたのが、いわゆるメンブレン式低温タン
クで、外槽を液圧およびガス圧に耐える強度部材で形成
するとともに、その内側に液圧に耐える非圧縮性の断熱
材を張り、さらにその内側に液密用の薄い板からなる内
槽を組込んで内槽材の使用量を軽減させた構造のものが
それである。
クで、外槽を液圧およびガス圧に耐える強度部材で形成
するとともに、その内側に液圧に耐える非圧縮性の断熱
材を張り、さらにその内側に液密用の薄い板からなる内
槽を組込んで内槽材の使用量を軽減させた構造のものが
それである。
ところで、このメンブレン式低温タンクの問題点の１つ
は、液密用内槽を構成する薄板金属の溶接施工もさるこ
とながら、その内槽と外槽との間に設ける非圧縮性の保
冷壁の構造にある。
は、液密用内槽を構成する薄板金属の溶接施工もさるこ
とながら、その内槽と外槽との間に設ける非圧縮性の保
冷壁の構造にある。
すなわちこのメンブレン式低温タンクにおいては、前記
二重殻式低温タンクのように、内槽それ自体が直接貯蔵
液の液荷重を支える構造でないので、高価な耐低温材料
の使用量は少なく経済的という利点があるが、前述した
通り液荷重を外槽に伝達させるために、高価な耐圧縮性
の断熱材を使用した保冷壁構造としなげればならないと
いう欠点がある。
二重殻式低温タンクのように、内槽それ自体が直接貯蔵
液の液荷重を支える構造でないので、高価な耐低温材料
の使用量は少なく経済的という利点があるが、前述した
通り液荷重を外槽に伝達させるために、高価な耐圧縮性
の断熱材を使用した保冷壁構造としなげればならないと
いう欠点がある。
この点をさらに具体的に説明すると、二重殻式低温タン
クの場合は最も安価な粒状断熱材であるパーライトを使
用するのみで充分であるが、メンブレン式の場合は、ポ
リウレタン、フェノール、ポリエチレンなどの有機質樹
脂の硬質フォーム材やパーライトボード、発泡ガラス、
パーライトコンクリート、軽量コンクリートなどの無機
質材料からなる断熱材あるいは木材、コンクリートなど
の強度材と軟質断熱材との複合断熱材を用いて液荷重を
外槽へ伝達できる構造の保冷壁とする必要がある。
クの場合は最も安価な粒状断熱材であるパーライトを使
用するのみで充分であるが、メンブレン式の場合は、ポ
リウレタン、フェノール、ポリエチレンなどの有機質樹
脂の硬質フォーム材やパーライトボード、発泡ガラス、
パーライトコンクリート、軽量コンクリートなどの無機
質材料からなる断熱材あるいは木材、コンクリートなど
の強度材と軟質断熱材との複合断熱材を用いて液荷重を
外槽へ伝達できる構造の保冷壁とする必要がある。
すなわち、前述二重殻弐の場合のパーライト単独を使用
する保冷壁構造に比較して非常に高価な保冷壁構造とす
る必要があり、二重殻式、メンブレン式のいずれも一長
一短がある。
する保冷壁構造に比較して非常に高価な保冷壁構造とす
る必要があり、二重殻式、メンブレン式のいずれも一長
一短がある。
本発明は、メンブレン式低温タンクの問題点を配慮し、
これに前記二重殻式低温タンクの利点を結合させ、新し
いセミメンブレン式低温タンクを開発したものである。
これに前記二重殻式低温タンクの利点を結合させ、新し
いセミメンブレン式低温タンクを開発したものである。
すなわち、貯蔵液荷重を受支する外槽をＰＳコンクリー
トその他の耐圧剛性構造物で構成し、その外槽内側に一
定の間隔をおいて同じくＰＳコンクリートその他の耐圧
剛性構造の環状内壁を設けその環状内壁と外槽との間に
最も安価な粒状断熱材であるパーライトを充てんして保
冷壁とし、次に前記環状内壁の内周面にグラスウールの
ような可撓性物質からなる弾性保冷層を設け、その内側
に液密用の薄膜素材からなる内槽すなわちメンブレンを
組込んだ構造としたものである。
トその他の耐圧剛性構造物で構成し、その外槽内側に一
定の間隔をおいて同じくＰＳコンクリートその他の耐圧
剛性構造の環状内壁を設けその環状内壁と外槽との間に
最も安価な粒状断熱材であるパーライトを充てんして保
冷壁とし、次に前記環状内壁の内周面にグラスウールの
ような可撓性物質からなる弾性保冷層を設け、その内側
に液密用の薄膜素材からなる内槽すなわちメンブレンを
組込んだ構造としたものである。
すなわち、液荷重、ガス圧は弾性保冷層を介して環状内
壁で受支し、特に粒状パーライトよりなる保冷壁に対し
この液荷重、ガス圧はもちろん、さらに内槽メンブレン
の温度変化（液の出入れ）に基づく膨張収縮等による側
圧も、すべて前記環状内壁で受支できる構造としたもの
である。
壁で受支し、特に粒状パーライトよりなる保冷壁に対し
この液荷重、ガス圧はもちろん、さらに内槽メンブレン
の温度変化（液の出入れ）に基づく膨張収縮等による側
圧も、すべて前記環状内壁で受支できる構造としたもの
である。
本案は、このように内槽メンブレンの膨張収縮による側
圧を、環状内壁で受支し、粒状パーライトよりなる保冷
壁に作用する側圧を遮断するようにしたものである。
圧を、環状内壁で受支し、粒状パーライトよりなる保冷
壁に作用する側圧を遮断するようにしたものである。
これを実施例に基づいて説明すると本案タンクは、外壁
１をＰＳコンクリートで構成し、その内側に一定間隔を
おいて同じ《ＰＳコンクリートの環状内壁２を設け、そ
の環状内壁２と外壁１との間に粒状パーライトを充てん
して保冷壁３を形成する。
１をＰＳコンクリートで構成し、その内側に一定間隔を
おいて同じ《ＰＳコンクリートの環状内壁２を設け、そ
の環状内壁２と外壁１との間に粒状パーライトを充てん
して保冷壁３を形成する。
さらに環状内壁２の内周面にグラスウールからなる弾性
保冷層４を設け、その内側に液密月の内槽メンブレン５
を組込んだ構造である。
保冷層４を設け、その内側に液密月の内槽メンブレン５
を組込んだ構造である。
すなわち、環状内壁２は弾性保冷層４を介して内槽メン
ブレン５の膨張収縮による側圧を受支し粒状パーライト
からなる保冷壁３に側圧が作用するのを遮断するように
構成したものである。
ブレン５の膨張収縮による側圧を受支し粒状パーライト
からなる保冷壁３に側圧が作用するのを遮断するように
構成したものである。
本考案は以上説明したように、内槽メンブレン５の膨張
収縮による側圧を環状内壁２によって受支したため、冒
頭説明した従来のメンブレン式低温タンクのように高価
な耐圧縮性の断熱材を使用する必要がなく、さらにメン
ブレン式内槽ということから、従来の二重殻式・メンブ
レン式に比べて、きわめて経済的なタンク構造を提供す
るものである。
収縮による側圧を環状内壁２によって受支したため、冒
頭説明した従来のメンブレン式低温タンクのように高価
な耐圧縮性の断熱材を使用する必要がなく、さらにメン
ブレン式内槽ということから、従来の二重殻式・メンブ
レン式に比べて、きわめて経済的なタンク構造を提供す
るものである。
図は、本考案によるセミメンブレン式低温タンクの左半
分を縦断して示す正面図である。 １・・・・・・外壁、２・・・・・・環状内壁、３・−
・・・・保冷壁、４・・・・・・弾性保冷層、５−・・
・・・内槽メンブレン。
分を縦断して示す正面図である。 １・・・・・・外壁、２・・・・・・環状内壁、３・−
・・・・保冷壁、４・・・・・・弾性保冷層、５−・・
・・・内槽メンブレン。
Claims (1)
- １ 外槽をＰＳコンクリートその他の耐圧剛性構造とし
て形成し、さらにその内側に、一定の間隔をおいて同じ
くＰＳコンクリートその他の耐圧剛性構造の環状内壁を
設け、その環状内壁と外槽との間に、粒状パーライトを
充てんして保冷壁を形成するとともに、環状内壁の内周
面にグラスウールのような可撓性物質からなる弾性保冷
層を設け、その内側に薄膜構造の内槽を組込んだことを
特徴とするセミメンブレン式低温タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13782075A JPS598718B2 (ja) | 1975-11-18 | 1975-11-18 | セミメンプレンシキテイオンタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13782075A JPS598718B2 (ja) | 1975-11-18 | 1975-11-18 | セミメンプレンシキテイオンタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5261820A JPS5261820A (en) | 1977-05-21 |
| JPS598718B2 true JPS598718B2 (ja) | 1984-02-27 |
Family
ID=15207602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13782075A Expired JPS598718B2 (ja) | 1975-11-18 | 1975-11-18 | セミメンプレンシキテイオンタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598718B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5951299U (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-04 | ト−ヨ−カネツ株式会社 | 二重殻低温貯槽 |
-
1975
- 1975-11-18 JP JP13782075A patent/JPS598718B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5261820A (en) | 1977-05-21 |
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