JPS598695B2 - ばね装置 - Google Patents

ばね装置

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JPS598695B2
JPS598695B2 JP51005304A JP530476A JPS598695B2 JP S598695 B2 JPS598695 B2 JP S598695B2 JP 51005304 A JP51005304 A JP 51005304A JP 530476 A JP530476 A JP 530476A JP S598695 B2 JPS598695 B2 JP S598695B2
Authority
JP
Japan
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spring
spring element
round bar
shaped
central portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP51005304A
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English (en)
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JPS5289748A (en
Inventor
恭宏 小川
隆幸 田部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
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Publication of JPS5289748A publication Critical patent/JPS5289748A/ja
Publication of JPS598695B2 publication Critical patent/JPS598695B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は丸棒状ばね鋼材から形成されたばね要素を有す
るばね装置に関する。
車両用懸架装置等においては、一般にばね用平鋼材から
形成された複数枚のばね板を重合してなる重ね板ばねが
設けられている。
しかし、ばね用平鋼はその材料寸法が標準化されており
、かつその種類が比較的少ないため、所望の厚さを有す
る?のを得られぬ場合には重量を犠牲にして厚さの異な
るものを組合わせたり、あるいは重量軽減のためのテー
パロール加工を施したりしており、設計上の自由度が制
約される実情にある。
また重量軽減のために、超々ヂュラルミン、チタン、繊
維強化合成樹脂などから形成されたばね板も実用化され
ている。
しかしこれらは材料の入手難、新規加工設備の導入、原
価高などの難点があるので、現状においては特殊な用途
に限られている。
本発明は上述のような実情に基づいてなされたもので、
基準寸法の種類が比較的多い丸棒状ばね鋼材を用いるこ
とにより、設計上の制約を受けることが少なく、在来設
備を容易に転用して加工することができ、ばね定数およ
び応力が同等な従来の板ばねに比し重量および所要スペ
ースの少ないばね装置を提供しようとするものである。
つぎに本発明を図示の実施例について説明する。
第1図においてばね装置αは弓形に彎曲形成された単一
のばね要素1を備え、通常の重ね板ばね装置におけると
ほぼ同様に、中央部および両端部が適宜の支持手段(図
示略)によって支持され、長手力向と直角をなす方向に
おける荷重成分に対応して弾性変形し得るように構成さ
れている。
上記ばね要素1は丸棒状ばね鋼材から一体に形成される
ばね要素1を形成する場合には、上記丸棒状ばね鋼材を
一次加工して第2図に例示するようなばね素材2を形成
する。
ばね素材2は、その中央部3が所定の長さ範囲にわたり
上記丸棒状ばね鋼材とほぼ相等しい直径の丸棒状をなす
とともに、両端部4,4はほぼ平板状をなしている。
(第3図AおよびC参照) また中央部3と両端部4,4との間には、中央部3から
遠ざかるほど断面二次モーメントが減少するように、た
とえば厚さが薄くなるとともに幅が広くなるような断面
ほぼ矩形状のテーパ部5,5が形成されている。
これらテーパ部5,5は、厚さ方向の中心面X一Xに関
し両面がほぼ対称をなすように形成されている。
(第3図B参照)また、上記両端部4,4およびテーパ
部5,5は、従来のばね板におけると実質的に同等な平
打ち鍛造やテーパロール加工などによって形成され、従
来と同等な装置を用いて行なうことができる。
また型鍛造によれば、中央部3から遠ざかるほど厚さが
薄《なるとともに幅が実質的に一定で、断面ほぼ矩形状
のテーパ部を形成することもできる。
上記ばね素材2は、二次加工工程において両端部4,4
を彎曲して目玉部6,6を形成するとともに全体を弓形
に彎曲し、ばね要素1が得られる。
上記二次加工工程も従来のばね板におけると同等な装置
を用いて行なわれ、たとえば彎曲形成に際して熱処理が
施される。
なおばね要素1を支持するために必要であれば、中央部
3に位置してボルト等(図示略)を挿通するための貫通
孔7を設けるようにしてもよく、また両端部4,40両
方またはいずれか一方の目玉部6を省略したり、あるい
は他の形状の取付部を形成したりしてもよい。
さらにばね要素1は弓形に彎曲形成する代りに、直線状
に形成するようにしてもよい。
第4図AおよびBに示す本発明の他の実施例においては
、ばね装置βは一対のばね要素15,15を備えている
ばね要素15は、中央部16が丸棒状をなすとともに両
端部17,170一方に目玉部18が、他方に鈎部19
が形成され、中央部16と両端部17,17との間には
テーパ部20,20が形成されており、一端に鈎部19
を有する点を除き第1図に示すばね要素1と実質的に同
等に構成されている。
ばね要素15,15は互いに平行位置して各中央部16
,16に取付具21が取付けられている。
取付具21は、たとえば台座22と蓋部23とを備え、
ボルト24,24およびナット25,25により相互に
締付けられている。
台座22には中央部16.16が嵌装される平行溝26
,26が形成されている。
蓋部23はその横断面形状が例えばほぼコ字状に形成さ
れ、両側折曲部27,27には同心の貫通孔28,28
が形成されている。
またばね要素15,15は各中央部16,16と各端部
17,17との中間部に設けられた連結部材29 .2
9を介して相互に連結されている。
上述したように本発明は平鋼材に比し基準寸法の種類の
多い丸棒状ばね鋼材を用いたので、従来装置に比し設計
上の自由度が著しく犬であり、設計に要する手数を大幅
に節減し得る。
またテーパ部等の加工には在来装置をそのまま転用し得
るので、特殊材料を用いる場合のように新規に製造設備
を設ける必要がなく、後述するように重量を軽減し得る
ことと相まって製造原価の低減にも大いに寄与すること
ができる。
つぎに、本発明ばね装置と従来の板ばね装置との重量比
較について説明する。
計算の便宜上本発明装置においては直径dの丸棒をその
まま用いるものとし、従来装置においては厚さt1幅b
のばね板を用いるものとする。
また両者のヤング率E、比重ρおよび有効長lはそれぞ
れ同一であるとし、同一荷重Pを加えるものとする。
本発明装置におげるばね要素の数をN、ばね定数をk、
応力をσ、重量をWとし、従来装置においてはそれぞれ
に′(ダッシュ)を付して表わすこととする。
であるから、k = k’の場合には の関係が成立する。
一方であるから、上記式(1)を用いて が得られる。
すなわちN’/N=1の場合にはb/t>π/3であれ
ばWうWとなり、またN/N=十の場合にはb/t>2
π/3であればW〉Wとなる。
通常の板ばねにおいてはb/t=5程度であるから、ば
ね定数が相等しい場合、本発明装置の方が従来装置より
充分軽量であることが知られる。
たとえばb = 5 0mm,t =8mmのばね板1
枚からなる板ばね装置と同一のばね定数を有するばね装
置を2本の丸棒で構成した場合には、上記式(1)から
得られる丸棒直径がd=12.14mmであるからWZ
W中1.72となり、本発明装置が著しく軽量である。
また応力が相等しい場合には、 であるから πa3N/ 1 6 = bt 2N’/ 3 ・・
・・・・・・・・・・(3)が成立し、重量比は と表わされる。
すなわちN’/N=1の場合にはb/t>4π/9であ
ればW’/w> :.となり、N’/N=十の場合には
b/t>sπ/9であればW′/W〉1となるから、応
力が等しい場合にも本発明装置の方が従来装置より軽量
となることが知られる。
たとえば上述同様にb−50mm、t=8mrrtのば
ね板1枚からなる板ばね装置と同一の応力を生ずるばね
装置を2本の九棒で構成する場合には、上記曳3)から
得られる丸棒直径はd = 13.9 5mmとなり、
重量比はW/W=1.3 1となる。
以上においては計算を簡便にするため、ばね装置を構成
する丸棒にテーパ部を形成しない場合について説明した
が、前述のようにテパ部を設けた場合においても、ほぼ
同様な重量軽減効果を得ることができる。
したがって本発明装置は軽量であることが重視される場
合や、スペースの制約を受ける場合などに好適であるば
かりでなく、資源節約の点からもきわめて効果的である
本発明は上述したように、中央部および両端部が支持さ
れ長手方向と直角をなす荷重成分に対応して弾性変形可
能な単数または複数のばね要素を有するものにおいて、
上記ばね要素は丸棒状をなす中央部と平板状をなす両端
部との間に位置して中央部から遠ざかるほど厚さが減少
するとともに厚さ方向の中心面に関し両面がほぼ対称を
なすテーパ部を有し、かつ上記中央部とほぼ相等しい直
径の丸棒状ばね鋼材から一体に圧延成形されたことを特
徴とするものである。
したがって設計上の制約を受けることが少なく、在来設
備を容易に転用して加工することができ、ばね定数およ
び応力が同等な従来の板ばねに比較して重量および所要
スペースが少なくてすむばね装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBは本発明の一実施例を示す側面図およ
び下面図、第2図AおよびBは第1図における実施例の
ばね素材を示す側面図および下面図、第3図A,Bおよ
びCはそれぞれ第2図AのI−I線、■一■線および■
一■線に沿う断面図、第4図AおよびBは本発明の他の
一実施例を示す側面図および下面図である。 1,15・・・・・・ばね要素、3,16・・・・・・
中央部、4,17・・・・・・両端部、5,20・・・
・・・テーパ部、6,18・・・・・・目玉部、α,β
・・・・・・ばね装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央部および両端部が支持され長手方向と直角をな
    す荷重成分に対応して弾性変形可能な単数または複数の
    ばね要素を有するものにおいて、上記ばね要素は丸棒状
    をなす中央部と平板状をなす両端部との間に位置して中
    央部から遠ざかるほど厚さが減少するとともに厚さ方向
    の中心面に関し両面がほぼ対称をなすテーパ部を有し、
    かつ上記中央部とほぼ相等しい直径の丸棒状ばね鋼材か
    ら一体に圧延成形されたことを特徴とするばね装置。
JP51005304A 1976-01-20 1976-01-20 ばね装置 Expired JPS598695B2 (ja)

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JP51005304A JPS598695B2 (ja) 1976-01-20 1976-01-20 ばね装置

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JP51005304A JPS598695B2 (ja) 1976-01-20 1976-01-20 ばね装置

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Publication Number Publication Date
JPS5289748A JPS5289748A (en) 1977-07-27
JPS598695B2 true JPS598695B2 (ja) 1984-02-27

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ID=11607514

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JP51005304A Expired JPS598695B2 (ja) 1976-01-20 1976-01-20 ばね装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4867652A (ja) * 1971-12-20 1973-09-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4867652A (ja) * 1971-12-20 1973-09-14

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JPS5289748A (en) 1977-07-27

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