JPS5986687A - 石炭灰を原料とするゼオライト系土壌改良剤の製造法 - Google Patents

石炭灰を原料とするゼオライト系土壌改良剤の製造法

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JPS5986687A
JPS5986687A JP19617882A JP19617882A JPS5986687A JP S5986687 A JPS5986687 A JP S5986687A JP 19617882 A JP19617882 A JP 19617882A JP 19617882 A JP19617882 A JP 19617882A JP S5986687 A JPS5986687 A JP S5986687A
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JP
Japan
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zeolite
ash
soil
coal ash
soil conditioner
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JP19617882A
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Akio Henmi
彰男 逸見
Ikuyo Henmi
逸見 幾代
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は1微粉炭などの石炭を燃焼させている火力発
電所等からの固体廃棄物である灰を原料とし為これにア
ルカリを作用させることで、土壌の陽イオン保持能を改
善し農業生産力を高めるゼオライト系土壌改良剤を製造
する方法に関するものである。
降下火山灰や降下軽石の風化物に由来する土壌(火山灰
土壌など)1熱帯地域に広く分布するラドゾルなどのい
わゆる熱帯土壌、および、粘土含量の少ない砂質ルキ質
土壌などは、作物の養分として重要なNH+、K+、C
a+十、Mg十十などの陽イオンを保持する能力が低い
ためS農業生産力(肥よく度)の劣悪にものが多い。 
すなわち、こシらの土壌は)硫安などの肥料を施用して
陽イオンを加えた場合1いったんは陽イオンを吸着する
が保持力が弱いなめ一雨水やかんがい水などの浸透水に
よる加水解離によって容易に陽イオンを放出1流亡させ
る。 あるいは、保持容量が著しく小さいため)陽イオ
ンをほとんど吸着保持できず)いわゆる“肥持ちの悪い
十″ゝとカシ1施肥された肥料は大部分流失してしまう
。 このような農業生産上不利な性質を改善するために
、ゼオライト系土壌改良剤が使用される。 この種の土
壌改良剤は)含まれてらるゼオライトが有効成分となっ
ているもので1都陽イオン交換容量(+JC)が730
ないし/ !; Omeq/ /θθgと保持容量が大
きい上1グ配位のアルミニウムにもとづく負荷電点に陽
イオンを吸着するため強吸着とカリ保持力は強く10E
CはpHにほとんど依存しない。 壕だ)ゼオライト系
土壌改良剤は、ベントナイト系土壌改良剤が示すような
膨潤性を有していないので1排水不良な水田土壌に施用
しても1透水性を低くすることなく、土壌のcgcを増
加させ陽イオン交換能を改善し、肥持ちを良好な状態に
することができるすぐれた土壌改良剤である。
さらに、最近1とくにハウス土壌でしばしば問題になっ
ている1肥料の過剰施用による塩類の集積に伴なう作物
の生育障害や病害の発生に対しても1ゼオライト系土壌
改良剤は九余分の陽イオンを吸収して、これらの害を抑
制する効果がある。
現在、市販されているゼオライト系の土壌改良資材は、
すべて天然産のものであり1ゼオライトを含有するぎょ
う法治の粉末である。 原料となるぎょう法治を採掘し
て1粉末に加工するには1幾多の製造工程が必要であシ
)このだめ製品の価格も安くはない。 また八ぎょう法
治はAそのまま石材として\建築材料やへいの材料にも
用いられるほど重要なものであり1用途も広い有用なも
のである。
本発明の方法では)固体廃棄物として埋め立て地で廃棄
処分する以外にはほとんど用途のない石炭灰を原料とし
て1製法もごく簡単であるので安価に、すぐれた改良効
果を現わすことのわかっているゼオライト系土壌改良剤
を製造できる。
そのうえ1本法で製造される土壌改良剤は、CECが1
従来使われているゼオライト系土壌改良剤のそれよりも
かなり大きいので、より大きな改良効果を発揮する。 
さらに1この方法は、資源として、あるいは1エネルギ
ーの供給源として石炭を利用する場合、必然的に生じて
くる廃物である石炭灰を1土壌改良剤の原料として、う
まく処理処分するための道を開発するものであシ)廃棄
物処理という点で環境保全に貢献するとともに)環境改
善のだめの技術とも密接に関連している。
本発明の実施例を以下に示す。
実施例 /。
(3) 原料とした石炭灰はλ火力発電所において微粉炭を燃焼
した際に副生じた灰であシ)煙道の気流中から採取され
たもの1すなわち1微粉炭燃焼灰である。 反応性に富
む、粒径の細かい灰を用いるため、タタミクロンの網ふ
るいを7g%以上が通過する部分(フライアッシュ)を
選んで供試した。 フライアッシュは)主成分として、
5102をS3〜l?tXzA1o  を20〜ノgs
含み、副3 成分として1アルカリ金属1アルカリ土類金属1ホウ素
1マンガン)イオウ等を含有する非晶質のケイ酸アルミ
ニウムである。 このフライアッシュの3gに3.SN
の水酸化ナトリウム水溶液を!;Om1 加えて1ホツ
トプレートの上でgoないしtysocで71時間処理
した後入過剰の水酸化ナトリウムを遠心法によって水で
洗浄除去して)風乾し反応産物の粉末を得た。 この粉
末について)X線分析により粉末回折図をXまた1赤外
線吸収法によシ赤外吸収スペクトルを得た。 得られた
回折図およびスペクトルは1ゼオライト類縁鉱物である
ソーダライト為あるいは)水和ソーダラ(4’) イトのそれらに酷似していた。 またAカルシウムイオ
ンをインデックスイオンとしてXgo%エタノールを用
いる洗浄法でCECを測定したところ、2ダg meq
/ /θθgの値であった。 この値は、現在一般に使
われているゼオライト系土壌改良剤のCECに比べ約2
倍はど大きい。 なお、同様にして測定したλ原料であ
るフライアッシュのCECは、7 / meq/ /θ
θgであったので為反応産物は70g倍も高いCEC値
を有していることがわかった。
ソーダライトは1ウルトラマリン系の結晶構造を持って
いるしゅん長石の一種であシ)そのCECはワコθme
q/ 700gと非常に大きい。 そして1陽イオン交
換点の負荷電は八はぼすべてがダ配位のアルミニウムに
もとづくものであるためpHに依存しない強吸着点とし
て機能し1肥料保持の土で好都合な特性をそなえている
。 本実施例で得られた産物のCECが1ソーダライト
のその値はど大きくないのは為未反応原料がなお産物中
に残っているためである。 アルカリの濃度)反応の時
間や温度などの反応条件を変えることで1反応産物の収
量を上げることは可能である。
実施例 コ。
実施例 /、で用いたのと同じフライアッシュの5gに
シリカゲル粉末7gを混合して1これに3.3Nの水酸
化す) IJウム水溶液をSθml加えてλホットプレ
ート上でgO〜qs0cに3時間から、29時間まで加
熱時間を変化させて反応生成物を得た。 生成物を水洗
後X風乾して、粉末法によシX線回折測定を行なった。
 S時間以下の加熱では回折図は非晶質パターンを示し
だが1/l〜77時間の加熱を行なうと回折図上に幾本
ものピークが出現して1結晶性物質が生成したことを示
した。 回折ピークのd−spacingおよび強度比
は、ゼオライトの一種であるphillipsiteの
回折図に現われるこれらの値にほぼ一致した。
さらに1加熱時間を長くしたλグ時間加熱では、回折ピ
ークii % d−spacingの値を変えることな
く、そのピークの強度が増大したことから1反応生成物
中のゼオライト含量が増加したことがわかっ(7) 実施例 /、およびコ、のようにして製造されるゼオラ
イトないしはゼオライト類縁鉱物から成る土壌改良剤は
1アンモニウム塩で飽和させて十 NH4型とすることで、土壌に施用した時にチッ素の肥
効も期待できる。 また)従来使用されている土壌改良
剤に混入して高性能な土壌改良資材を作ったシ、肥料や
農薬と混合するなどして施用することも可能である。
本発明の方法で製造される土壌改良剤は、ゼオライトお
よびCECの大きいゼオライト類縁鉱物を含有している
ので1陽イオン無機交換体や吸着剤として\水処理など
にも転用し利用できる利点がある。
(ざ) 677−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 微粉炭燃焼灰などの石炭灰のみ)あるいは、これに副原
    料としてシリカゲル1ケイ酸ソーダ等のケイ酸富化材を
    加えた混合物と)水酸化ナトリウム水溶液などのアルカ
    リ水性媒質とを加熱などして反応させて1反応体中にゼ
    オライトもしくはゼオライト類縁物質を生じさせること
    を特徴とする土壌改良剤の製造方法
JP19617882A 1982-11-08 1982-11-08 石炭灰を原料とするゼオライト系土壌改良剤の製造法 Pending JPS5986687A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6190745A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 Agency Of Ind Science & Technol イオン交換体の製造方法
JPS61178416A (ja) * 1985-01-30 1986-08-11 Kikukiyuushiyuu Kogai Gijutsu Center:Kk P型ゼオライトの製造方法
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KR100541777B1 (ko) * 2002-06-17 2006-01-20 서희동 석탄회나 소각회로부터의 인공앨로페인질점토광물의 펠렛트를 제조방법
WO2021116981A1 (en) * 2019-12-11 2021-06-17 Hung Van Pham Synthetic soil and methods for producing same from waste

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