JPS598593B2 - ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船 - Google Patents

ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船

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Publication number
JPS598593B2
JPS598593B2 JP12449879A JP12449879A JPS598593B2 JP S598593 B2 JPS598593 B2 JP S598593B2 JP 12449879 A JP12449879 A JP 12449879A JP 12449879 A JP12449879 A JP 12449879A JP S598593 B2 JPS598593 B2 JP S598593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hull
double link
parts
hinge
ship
Prior art date
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Expired
Application number
JP12449879A
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English (en)
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JPS5647389A (en
Inventor
克己 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP12449879A priority Critical patent/JPS598593B2/ja
Publication of JPS5647389A publication Critical patent/JPS5647389A/ja
Publication of JPS598593B2 publication Critical patent/JPS598593B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、左右に分割された船体部分を開閉自在に枢着
して、土砂の海底投棄などに用いられるスプリットホツ
パー船に関する。
従来のスプリットホツパー船としては第1図に示すよう
なものがあり、ヒンジaで枢着された左右の船体部分b
,bの開閉装置として、前後に2つの巨大な油圧シリン
ダCが設けられている。
この油圧シリンダCの力量としては、左右の船体部分b
,bの閉状態で、これらが浮力のアンバランスによって
開くことがないように拘束され、且つ、両船体部分b,
b間のシール部が十分に押圧保持されるだけの力が必要
であり、また左右の船体部分b,bの開状態では、これ
らが浮力のアンバランスによりそれ以上開いたり閉じた
りすることがないように保持されるだけの力が必要であ
って、これらの力のうちのいずれが大きい方に決定され
るが、浮力のアンバランス分に抗するためのシリンダカ
が著しく大きくなるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、上記の浮力のアンバランス分で左右の船体部分を開い
たり閉じたりしようとする力を、ダブルリンクヒンジの
採用により大幅に軽減できるようにしたスプリットホツ
パー船を提供することを目的とする。
このため本発明のダブルリンクヒンジ付きスプリットホ
ツパー船は、左右に分割された船体部分が、船体前後方
向の複数位置で、左右の各船体部分上に立設されたベー
スサポートと、これらのベースサポートに左右両端を枢
着された水平サポートとから成るダブルリンクヒンジに
より連結されるとともに、上記ベースサポートよりも内
方のストッパーヒンジにより連結され、上記ダブルリン
クヒンジにおける左右のベースサポートと水平サポート
との枢着点が、それぞれ左右の各船体部分における浮力
の合力に沿う鉛直線上にあるように配設されたことを特
徴としている。
以下、図面により本発明の一実施例としてのダブルリン
クヒンジ付きスプリットホツパー船について説明すると
、第2図はその閉状態を示す船体横断面図、第3図はそ
の開状態を示す船体横断面図である。
第2,3図に示すように、左右に分割された船体部分1
,1が、船体前後方向の複数の位置で、左右の各船体部
分1,1上に立設されたベースサポート2,2と、これ
らに両端をピン4で枢着された水平サポート3とから成
るダブルリンクヒンジDにより連結されるとともに、各
ベースサポート2,2よりも内方のストッパーヒンジS
により連結されている。
ダブルリンクヒンジDにおける左右のベースサポート2
と水平サポート3との枢着点としてのピン4,4は、左
右の各船体部分1,1が、第2図に示す閉状態にあって
も、また第3図に示す開状態にあっても、各船体部分1
における浮力の合力5に沿う鉛直線上にあるように配設
されている。
ストッパーヒンジSは、一方の船体部分1の七部内側寄
りに増付けられた弧状長穴付きアイプレート7と、他方
の船体部分1の上部内側寄りに取付けられた通常のアイ
プレート?’とに、ボルト8を挿通して図示しないナッ
トで締付けうるようにしたものであって、アイプレート
γに形成された長穴7aの長さにより、このストッパー
ヒンジSの所要行程が設定されている。
そして、第2図に示す閉状態では、ストッパーヒンジS
がボルト8およびそのナットで各アイプレート7 .
7’を締付け固定された状態にあり、この状態で船内に
土砂を積載してから、第3図に示す開状態へ移行させて
船内土砂の海底投棄を行なう場合は、ボルト8のナット
を緩めてから、両船体部分1,1間に装架された油圧シ
リンダ6の伸長作動を行なえばよい。
その際、ボルト8はアイプレート7の弧状長穴7aに沿
い所要行程だけ摺動してゆき、この長穴7aの終端で停
止する。
このようにして、第3図に示すごとく左右の船体部分1
,1が全開した状態でも、ダブルリンクヒンジDの枢着
点としてのピン4は、左右の各船体部分1,1における
船体浮力の合力5に沿う鉛直線上に存在するようになっ
ている。
なおダブルリンクヒンジDとストツノ々−ヒンジSとは
、いずれも船体前後方向に複数個設けられるが、両者は
必ずしも同一船体横断面上に存在しなくてもよい。
第1図に示す従来のスプリットホツパー船では、ヒンジ
aのピンが船体の中央に固定されているため、油圧シリ
ンダCの力量として、船体の浮力のアンバランス分に見
合う余分な力を必要としだのに対し、本発明のスプリッ
トホツパー船では、左右の船体部分1,1における浮力
の合力5に沿う鉛直線上にダブルリンクヒンジDの枢着
ピン4が存在する。
すなわち、水平サポート3によって枢着点4,4間を固
定連結したことにより、船体開閉の際、左右の船体部分
1,1がそれぞれの枢着点4,4を中心として開閉動作
を行なう。
そして、この枢着点4,4が、船体閉状態および開状態
において、左右船体部分1,1それぞれの浮力の合力5
,5に沿う鉛直線上に位置するようになっている。
これにより、船体を閉じ泥倉内に土砂を積んだ状態のも
とで、各船体部分1,1の浮力合力5,5の鉛直線上に
枢着点4,4すなわち船体部分の回転中心が置かれるこ
とになり、浮力による船体を開こうとする方向のモーメ
ントは発生しなくなる。
このとき船体の揺れによって生じる浮力合力5,5と枢
着点4,4との水平方向の相対動は僅かなものであるか
ら船体を開く程の力にはならない。
同様に船体を開いた状態のもとでも各船体部分1,1の
浮力合力5,5の鉛直線上に枢着点4,4が位置するこ
とによって、それ以上に船体を開こうとする浮力モーメ
ントは発生しない。
したがって、油圧シリンダ6の力量として浮力に見合う
力は殆んど必要とせず、主に開閉力だけについて配慮す
ればよいので、油圧シリンダ6を著しく小型化しうる利
点がある。
またストッパーヒンジSは、その締付け固定によって、
油圧シリンダ6の両端およびダブルリンクヒンジDの左
右の枢着ピン4,4を含む四辺形リンクの支えのために
役立ち、これにより船体をいつでも安定化できる利点が
ある。
すなわち、ストッパーヒンジSは、船体の開閉を構造的
に制限して四辺形リンクを支える。
また、その行程間の任意位置でストッパーヒンジSを固
定することにより、左右船体部分1,1を相対的に固定
して、例えばシリンダ6の負荷を抜き点検保守を行なう
ような作業を容易になし得るのである。
さらに本発明のスプリットホツパー船では、左右の船体
部分1,1が、ベースサポート2,2および水平サポー
ト3で連結されるとともに、ベースサポート2,2間で
所要行程を有するストツノくーヒンジSにより連結され
ているので、従来の固定ヒンジ方式に比べストッパーヒ
ンジSにおける所要行程分だけ船底部が余分に開くよう
になり、船内土砂等の投下を能率よく行なえる利点があ
る。
以上詳述したように、本発明のダブルリンクヒンジ付き
スプリットホツパー船によれば、ダブルリンクヒンジと
ストッパーヒンジとを組合せるとともに、上記ダブルリ
ンクヒンジの枢着点を左右の船体部分における各合成浮
力に沿う鉛直線上に配設するという簡素な構成で、その
開閉駆動に要する力量を大幅に軽減しうる効果が得られ
るほか、投下荷役の能率向上にも寄与しうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスプリットホツパー船を示す船休横断面
図、第2,3図は本発明の一実施例としてのダブルリン
クヒンジ付きスプリットホツパー船を示すもので、第2
図はその閉状態を示す船体横断面図、第3図はその開状
態を示す船体横断面図である。 1・・・・・・左右に分割された船体部分、2・・・・
・・ペースサポート、3・・・・・・水平サポート、4
・・・・・・ピン、5・・・・・・船体部分における浮
力の合力、6・・・・・・油圧シリンダ、7,7′・・
・・・・アイプレート、7a・・・・・・弧状長穴、8
・・・・・・ボルト、D・・・・・・ダブルリンクヒン
ジ、S・・・・・・ストッパーヒンジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スプリットホツパー船において、左右に分割された
    船体部分が、船体前後方向の複数位置で、左右の各船体
    部分上に立設されたベースサポートと、これらのベース
    サポートに左右両端を枢着された水平サポートとから成
    るダブルリンクヒンジにより連結されるとともに、上記
    ベースサポートよりも内方で所要行程を有するストッパ
    ーヒンジにより連結され、上記ダブルリンクヒンジにお
    ける左右のベースサポートと水平サポートとの枢着点が
    、それぞれ左右の各船体部分における浮力の合力に沿う
    鉛直線上にあるように配設されたことを特徴とする、ダ
    ブルリンクヒンジ付きスプリットホツパー船。
JP12449879A 1979-09-27 1979-09-27 ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船 Expired JPS598593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12449879A JPS598593B2 (ja) 1979-09-27 1979-09-27 ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船

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JP12449879A JPS598593B2 (ja) 1979-09-27 1979-09-27 ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5647389A JPS5647389A (en) 1981-04-30
JPS598593B2 true JPS598593B2 (ja) 1984-02-25

Family

ID=14886971

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12449879A Expired JPS598593B2 (ja) 1979-09-27 1979-09-27 ダブルリンクヒンジ付きスプリツトホツパ−船

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR870004874A (ko) * 1985-11-08 1987-06-02 도시후미 모리 적재물 해상 투기용(投棄用) 선체구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5647389A (en) 1981-04-30

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