JPS598430Y2 - キヤンドモ−タ - Google Patents
キヤンドモ−タInfo
- Publication number
- JPS598430Y2 JPS598430Y2 JP1978152364U JP15236478U JPS598430Y2 JP S598430 Y2 JPS598430 Y2 JP S598430Y2 JP 1978152364 U JP1978152364 U JP 1978152364U JP 15236478 U JP15236478 U JP 15236478U JP S598430 Y2 JPS598430 Y2 JP S598430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- main shaft
- stator
- canned motor
- thrust collar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、キャンドモータ、もつと詳しく言えばロータ
側も密封されている型式のキャンドモータに関する。
側も密封されている型式のキャンドモータに関する。
従来からプロセス用キャンドモータ等においては、ロー
タ部分を、取扱う液体による腐食から守るため、ロータ
部に薄い耐蝕性材料を被せたロータキャン構造のキャン
ドモータが知られているが、従来のこの型式のキャンド
モータは、ロータの外周部分の強度は問題がないがロー
タの側部を被う側板の強度が低く、又は熱の影響により
、周囲のキャン部分が膨らみ水蜜性が十分保持できない
という欠点があった。
タ部分を、取扱う液体による腐食から守るため、ロータ
部に薄い耐蝕性材料を被せたロータキャン構造のキャン
ドモータが知られているが、従来のこの型式のキャンド
モータは、ロータの外周部分の強度は問題がないがロー
タの側部を被う側板の強度が低く、又は熱の影響により
、周囲のキャン部分が膨らみ水蜜性が十分保持できない
という欠点があった。
この対策として、側板の強度を上げることも考えられる
が、側板を厚くすると、加工費がそれだけ高く、また取
付け時にはモータ全体が主軸方向に長くなるなどの新ら
たな欠点が生じ、側板を厚くして強度を上げることは、
従来のキャンドモー夕の欠点の解決にはならず、現在ま
で上記従来のキャンドモータの欠点は解決されなかった
。
が、側板を厚くすると、加工費がそれだけ高く、また取
付け時にはモータ全体が主軸方向に長くなるなどの新ら
たな欠点が生じ、側板を厚くして強度を上げることは、
従来のキャンドモー夕の欠点の解決にはならず、現在ま
で上記従来のキャンドモータの欠点は解決されなかった
。
従って本考案の目的は、ロータの側部を被う側板の強度
が高くかつ主軸方向の長さが長くならないキャンドモー
夕を提供するにある。
が高くかつ主軸方向の長さが長くならないキャンドモー
夕を提供するにある。
本考案によれば、ロータ室内の液体がステータ内に侵入
するのを防ぐためのステータキャンと、ロータのコア部
分に侵入するのを防ぐためロータコアの外周囲に取付け
られているロータキャンとを持つダブルキャン方式のキ
ャンドモータにおいて、前記ロータキャンは、ロータ部
分を越えて主軸方向に延在し、該延在したロータキャン
の部分が前記主軸に取付けられているスラストカラーの
外周部に密着固定されている。
するのを防ぐためのステータキャンと、ロータのコア部
分に侵入するのを防ぐためロータコアの外周囲に取付け
られているロータキャンとを持つダブルキャン方式のキ
ャンドモータにおいて、前記ロータキャンは、ロータ部
分を越えて主軸方向に延在し、該延在したロータキャン
の部分が前記主軸に取付けられているスラストカラーの
外周部に密着固定されている。
したがってロータキャンは主軸に取付けられたスラスト
カラーの外周部に密着固定されているので、強度上の問
題が解決されるのと同時に、スラストカラーを側板に併
用するので、コストの低減になると共にキャンドモータ
全体がコンパクトに構成することができる。
カラーの外周部に密着固定されているので、強度上の問
題が解決されるのと同時に、スラストカラーを側板に併
用するので、コストの低減になると共にキャンドモータ
全体がコンパクトに構成することができる。
以下添付図面に従って更に詳しく説明する。
第1図はキャンドモータ一般を示す断面図であるが、同
図に示すように、円筒形のモータフレーム13と上下部
ブラケツ}6.19との間には主軸12が設けられ、該
主軸はラジアルメタル7,17で軸受されると共にスラ
スト方向はスラストメタル8,16で支持されている。
図に示すように、円筒形のモータフレーム13と上下部
ブラケツ}6.19との間には主軸12が設けられ、該
主軸はラジアルメタル7,17で軸受されると共にスラ
スト方向はスラストメタル8,16で支持されている。
そして主軸12にはスラストメタルを支えるスラストカ
ラ−9,15が取付けられている。
ラ−9,15が取付けられている。
モータフレーム13の内部には、ステータ10が固着さ
れ、該ステータは第1図においては詳細には示されてい
ないが、ステータキャン14で密封されている。
れ、該ステータは第1図においては詳細には示されてい
ないが、ステータキャン14で密封されている。
なお、上記説明以外の符号1はプラグを、3は二次導体
を、4はサンドカラーを、20は膨張調整装置を、そし
て21は底部カバーをそれぞれ示す。
を、4はサンドカラーを、20は膨張調整装置を、そし
て21は底部カバーをそれぞれ示す。
従来のキャンドモータは、上述のように構威され、ケー
ブル18により通電されると、主軸12が回転し主軸の
回転により、例えば水中ポンプが駆動されるようになっ
ている。
ブル18により通電されると、主軸12が回転し主軸の
回転により、例えば水中ポンプが駆動されるようになっ
ている。
第2図は、従来のダブルキャン方式のモータの、第1図
におけるA部分に相当する拡大断面図であり、第1図に
おける構或部材と同一機能を果す部材には下1桁或るい
は下2桁を同一にし、全体を3桁にして示すが、同図に
示すように従来のダブルキャン方式のモータは、ステー
タ210がステータキャン214で密封されると共にロ
ータ211と二次導体203とがロータキャン231と
側板232とで密封されている。
におけるA部分に相当する拡大断面図であり、第1図に
おける構或部材と同一機能を果す部材には下1桁或るい
は下2桁を同一にし、全体を3桁にして示すが、同図に
示すように従来のダブルキャン方式のモータは、ステー
タ210がステータキャン214で密封されると共にロ
ータ211と二次導体203とがロータキャン231と
側板232とで密封されている。
ところで、このような構戊では前述したように側板23
2の強度が低く、変形を起こしやすく水蜜保持が困難で
あると同時に、側板は軸方向に折り曲げられたフランジ
を有するので加工が面倒で、かつ軸方向に長くなるとい
う欠点を有する。
2の強度が低く、変形を起こしやすく水蜜保持が困難で
あると同時に、側板は軸方向に折り曲げられたフランジ
を有するので加工が面倒で、かつ軸方向に長くなるとい
う欠点を有する。
本考案は、上述したような欠点を解消したキャンドモー
夕を提供しようとするもので、その実施例が第3図に示
されている。
夕を提供しようとするもので、その実施例が第3図に示
されている。
第3図は、第2図に示すものと同様な第1図におけるA
部分の拡大断面図であるが、同図に示すように、ロータ
311を被うロータキャン331は円筒状を呈し、その
内部にロータを収納すると共に、該ロータキャン331
は主軸312の方向に二次導体303を越えて延在し、
この延在した部分331でスラストカラー309の円周
部に溶接、接着剤などの手段によって密着されている。
部分の拡大断面図であるが、同図に示すように、ロータ
311を被うロータキャン331は円筒状を呈し、その
内部にロータを収納すると共に、該ロータキャン331
は主軸312の方向に二次導体303を越えて延在し、
この延在した部分331でスラストカラー309の円周
部に溶接、接着剤などの手段によって密着されている。
スラストカラ−309は、第2図に示す従来のスラスト
カラ−209より、拡径され、その円周部分で前述のロ
ータキャン331に密着されているが、その中心部分は
主軸312に焼バメなどにより固着されている。
カラ−209より、拡径され、その円周部分で前述のロ
ータキャン331に密着されているが、その中心部分は
主軸312に焼バメなどにより固着されている。
ロータ内部の気密、水密性が高度のものが要求されると
きは、スラストカラー309と主軸312の嵌着部に液
体性のパッキンが塗布され或るいはこの嵌着部が溶接さ
れる。
きは、スラストカラー309と主軸312の嵌着部に液
体性のパッキンが塗布され或るいはこの嵌着部が溶接さ
れる。
またロータ内部が高度の気密が要求されないときは、ロ
ータ内部空間333にエポキシ樹脂等が充填され、ロー
タに直接液が接触するのが防がれる。
ータ内部空間333にエポキシ樹脂等が充填され、ロー
タに直接液が接触するのが防がれる。
なお第3図における上記説明以外の符号314はステー
タ310を保護しているステータキャンであり、308
はスラストメタル、307はラジアルメタル、そして3
06は上部ブラケットである。
タ310を保護しているステータキャンであり、308
はスラストメタル、307はラジアルメタル、そして3
06は上部ブラケットである。
本考案に係わるキャンドモー夕は、上述したように、ス
ラストカラー309を側板としても作用する構戊とした
ので、ロータキャン331を主軸の方へ延在させこの部
分をスラストカラーの外周部に密着するだけでロータ部
の水蜜或るいは気密性が保たれ、構或が簡単で全体がコ
ンパクトに組立てられるもので゛ある。
ラストカラー309を側板としても作用する構戊とした
ので、ロータキャン331を主軸の方へ延在させこの部
分をスラストカラーの外周部に密着するだけでロータ部
の水蜜或るいは気密性が保たれ、構或が簡単で全体がコ
ンパクトに組立てられるもので゛ある。
そして、スラストカラー309は厚みも十分であり、強
度は、従来の側板に比べて数段大きいので、強度的な信
頼性は高まり或るいは従来のようなロータキャンの膨ら
みその他の欠点が取り除かれるものである。
度は、従来の側板に比べて数段大きいので、強度的な信
頼性は高まり或るいは従来のようなロータキャンの膨ら
みその他の欠点が取り除かれるものである。
更にはスラストカラ−309にロータキャン331の延
在部を密着するだけでロータキャンが構威されるので、
従来のものより大幅にコストダウンできるものである。
在部を密着するだけでロータキャンが構威されるので、
従来のものより大幅にコストダウンできるものである。
また本考案に係わるキャンドモータは、上述したように
安価に製造できるので、簡単にロータキャン方式にする
ことができるものである。
安価に製造できるので、簡単にロータキャン方式にする
ことができるものである。
従って、二次導体にアルミニュームを使用したものでは
、水と化合して水素ガスを発生し事故に致ることかある
が、本考案によると簡単にロータ部が密封されるので、
このような事故も未然に防げるものである。
、水と化合して水素ガスを発生し事故に致ることかある
が、本考案によると簡単にロータ部が密封されるので、
このような事故も未然に防げるものである。
またロータの寿命も長くなり、二次導体の空気溜りの問
題も解決できるものである。
題も解決できるものである。
なお第3図に示す本考案の実施例では、スラストカラー
はロータの外径と略等しい大きさで示されているが、ロ
ータ径より多少小径であっても、ロータキャンの延在部
を絞るように縮径して、スラストカラーの外周部に密着
してもよいことは明らかである。
はロータの外径と略等しい大きさで示されているが、ロ
ータ径より多少小径であっても、ロータキャンの延在部
を絞るように縮径して、スラストカラーの外周部に密着
してもよいことは明らかである。
第1図は従来一般のキャンドモータの断面図、第2図は
、従来のダブルキャン方式モータの、第1図におけるA
部分に相当する拡大断面図、第3図は本考案に係わるキ
ャンドモータの、第1図におけるA部分に相当する拡大
断面図である。 図面中の主な符号の説明、303・・・二次導体、30
9・・・スラストカラー、310・・・ステータ、31
1・・・ロータ、312・・・主軸、331・・・ロー
タキャン、331′・・・延在部、333・・・空間。
、従来のダブルキャン方式モータの、第1図におけるA
部分に相当する拡大断面図、第3図は本考案に係わるキ
ャンドモータの、第1図におけるA部分に相当する拡大
断面図である。 図面中の主な符号の説明、303・・・二次導体、30
9・・・スラストカラー、310・・・ステータ、31
1・・・ロータ、312・・・主軸、331・・・ロー
タキャン、331′・・・延在部、333・・・空間。
Claims (1)
- ロータ室内の液体がステータ内に侵入するのを防ぐため
のステータキャンと、ロータのコア部分に侵入するのを
防ぐためロータコアの外周囲に取付けられているロータ
キャンとを持つダブルキャン方式のキャンドモータにお
いて、前記ロータキャンは、ロータ部分を越えて主軸方
向に延在し、該延在したロータキャンの部分が前記主軸
に取付けられているスラストカラーの外周部に密着固定
されていることを特徴とするキャンドモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978152364U JPS598430Y2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | キヤンドモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978152364U JPS598430Y2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | キヤンドモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5569855U JPS5569855U (ja) | 1980-05-14 |
JPS598430Y2 true JPS598430Y2 (ja) | 1984-03-15 |
Family
ID=29138526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978152364U Expired JPS598430Y2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | キヤンドモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598430Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085216A1 (ja) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | 株式会社荏原製作所 | 液化ガス用のポンプ装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58154362A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-13 | Mitsubishi Electric Corp | 潜水形電動機 |
JP5917823B2 (ja) * | 2011-04-20 | 2016-05-18 | 宏和商事株式会社 | 密封ロータ |
JP7221008B2 (ja) | 2018-08-09 | 2023-02-13 | 日機装株式会社 | キャンドモータ、および、キャンドモータの製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52126208U (ja) * | 1976-03-22 | 1977-09-26 |
-
1978
- 1978-11-07 JP JP1978152364U patent/JPS598430Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085216A1 (ja) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | 株式会社荏原製作所 | 液化ガス用のポンプ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5569855U (ja) | 1980-05-14 |
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