JPS598248Y2 - 照明用グロ−ブの水抜装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）考案の目的 本考案は照明用グローブの水抜き用器具に関するもので
ある。

従来から、特に防水を必要とする例えば街路灯、庭園灯
又は浴室灯などにあって、これら照明具はその使用目的
から雨又は水分などにふれる機会が多く、その防水なり
、水抜きにはいろいろと工夫が行われてきた所であるが
、本考案は、これら照明具の最も低い部分、例えば下端
面に必要な孔をあけ、これに単純な形の合或樹脂などの
弾性ある器具を装着するだけの簡単な操作によって、容
易にグローブ内の水抜きを可能としたものである。

（ロ）考案の構或 以下本考案の実施態様を図面に基いて詳細に説明する。

第１図は本考案の水抜き用器具の全体の正面図、第２図
は同側面図、第３図は同平面図を示しており、これら各
図に示すように本考案の水抜き用器具は、全体は円環状
としてその中央に透孔を設けて、透孔の両側に係止部を
それぞれ形威させているものである。

先づグローブにこれを取り付けるには、グローブの最も
低い部分、例えば底面などに円形の孔を設け、これに本
考案の水抜き用器具の両係止部を下方からくぐらせその
まま嵌着すればそれでよく、この場合、水抜き用器具は
弾性ある可撓性の合或樹脂などであるから、グローブの
孔より両係止部の頂部の外側を結ぶ巾は広くともよく、
そして係止部の下半部の凹面１にグローブは密着して当
接されるわけである。

このようにグローブに本考案の水抜き用器具を嵌着する
と、グローブ内に水がたまったとしても、水は当然のよ
うに水抜き用器具の周囲に集まり、その水は係止部の上
半部の凸面２にぶつかり、この凸面２は第３図にも明ら
かなように湾曲しているためこれも当然の如く凸面２０
両端に流れ、そこで係止部の垂直な両方の端面３を伝っ
て、そのままグローブの下方に落下し、このように少く
とも係止部に当った水は湾曲する凸面２と垂直な端面３
によって、透孔４を通り下方に落下するものである。

（ハ）考案の効果 以上の構或からなる本考案は、全体を合或樹脂等の環状
体からなり、そこに係止部を設けるのみでよく、グロー
ブにはこれに対応する孔をあけて両者を嵌着するだけの
簡単・な作業によって、相当の水抜きの効果が得られ、
しかも材料、形などを考慮するとき安価にして量産にも
適し、しかも水抜きの効果もよい上に、取り付けの操作
も簡単な実用性のある照明用グローブの水抜き用の器具
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の水抜き用器具の正面図、第２図は同側
面図、第３図は同平面図、第４図はグローブに取り付け
た断面図を示す。 １・・・・・・凹部、２・・・・・・凸面、３・・・・
・・端面、４・・・・・・透孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中央に透孔を有する全体を円環状として、中央の透孔の
   両端にそれぞれ対向して係止部を並設し、該係止部は、
   グローブ嵌合川の凹部と、湾曲する凸面及び垂直な端面
   を有することを特徴とする照明用グローブの水抜き用器
   具。