JPS5981A

JPS5981A - ゴルフクラブヘツドのフエ−スプレ−ト

Info

Publication number: JPS5981A
Application number: JP57106529A
Authority: JP
Inventors: 山田　孫一
Original assignee: Daiwa Golf Co Ltd
Current assignee: Daiwa Golf Co Ltd
Priority date: 1982-06-21
Filing date: 1982-06-21
Publication date: 1984-01-05
Also published as: JPH0329422B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、ゴルフクラブヘッド、特にウッドヘッドの
フェース面一に埋込み構造に固着されるフェースプレー
トに関する。

近年、ゴルフクラブヘッド、特にウッドのクラブヘッド
には、柿、桜などの天然木材に代えてナイロン、ＡＢＳ
樹脂などの合成樹脂材を主体にした合成樹脂製のものが
出すしてきており、これに伴いクラブフェースに埋設さ
れるフェースフｖ　−）も合成樹脂により成形されてい
る。

従来、このような合成樹脂製フェースプレートの成形に
際しては、織布にした炭素繊維、ガラス繊維等に合成樹
脂を含浸した繊維シートあるＧ）は炭素繊維、ガラス繊
維等を引き揃えて合成樹脂を含浸した繊維シートを層状
に重ねて８．６ｒｎｍ程度の厚さにし、これを加熱溶融
するこ♂て一体化する。

このさきのフェースプレート素材を構成する炭素繊維、
ガラス繊維等と合成樹脂相との体積比は６０チ：４０チ
である。

このようにした素材は、第１図に示すようにクラブヘッ
ド１のフェース部２の中央に位置して形成した切欠部３
の形状に合わせて第２図（こ示す如く台形状に加工され
、これをフェースプレート４さして上記切欠部３に嵌込
み、接着剤その他の手段に固着した徒、フェースプレー
ト４を含めた）エース部２の表面を所定の弧面に仕上研
削加工し、これによりフェースブＶ　−ト４の２表面に
第２図に示す如く炭素繊維シート、ガラス繊維シート等
の露出によって生じる等高線状の年輪に類似する紋様５
を生じさせるようにしていた。

このような等高線状の紋様をフェースプレート４の表面
に生じさせると、クラブヘッドの意匠的効果及び商品価
値を向上できるのであるが、この等高線状の紋様５は、
炭素繊維シート、ガラス繊維シート等さ合成樹脂材♂の
層状に重ねるときの状態及びフェースプＶ−ト４の表面
を仕上研削するときの研削量、フェース部２の形状によ
って種々に変化し、一定した紋様が得られないさともに
。

紋様５の中心５ａの位置も一定せず、クラブヘッドのス
ウィートスポット♂定めることができない。

また、フェースプレート内の炭素繊維、ガラス繊維等の
配列方向はフェースプレートの表面さ平行しているため
、ンーエースプレートの圧縮応力が比較的小さく、これ
に伴い剛性、弾発力も十分なものが得られないほか、等
高線状に分布する繊維層５ｂ及び樹脂層５Ｃの層分布密
度も小さいため、フェースプレート表面における弾発力
及び剛性にバラツキが生じ、ボールの飛距離、方向コン
トロールに影響を及ぼすことになる。

この発明は上記のような従来の問題を解決したもので、
炭素繊維、ガラス繊維等に合成樹脂を含浸した所望厚さ
の繊維シートを多数積層したもの。

もしくはうす巻状に巻回したもの、又は多数枚多重同心
状に巻回し、これを加熱にて固化した後、繊維方向き直
交する方向に切断して所定加工したものから成形するこ
とにより、繊維層と合成樹脂層が均一でかつその層密度
を任意に設定でき、さらに表面仕上げ加工を施しても層
密度分布に変化のない、しかも圧縮応力の増大及び弾発
力、剛性の向上を図るようにしたゴルフクラブヘッドの
フェースプレートを提供するこ七を目的さする。

以下、この発明の実施列を図面について説明する。

第３図（ａ）〜（Ｃ）はこの発明にかかるゴルフクラブ
ヘッド用フェースプＶ−トの第１実施例を示すもので、
第３図（ａ）に示す如く６〜８μの炭素繊維。

ガラス繊維等６ａを織布にしたもの、あるいは繊維を引
き揃えて並べたものに合成樹脂材６ｂを含浸させた所望
厚さ＋　０．０２〜Ｑ、２ｒｘｍ）の繊維シート６ヲフ
エースプレートの表面撰に相当する大きさとなるよう多
数積層し、これを加熱固化することで第３図（ｂ）に示
す如きフェースプレート素材７を成形する。このときの
繊維材と合成樹脂材の体積比は１例えば繊維６０％に対
し合成樹脂材４０％である。

このように成形したフェースプレート素材７からフェー
スプレートを成形する場合は、第３図（ｃ）に示すよう
に外周４面をフェースプレート形状に合せて台形状にカ
ットした後、この素材７′を繊維方向と直交する方向に
所望の厚さ＋８．６ｍｙｎ）に切断して第３図（ｄ）に
示すようなフェースプレート８を形成する。

このように素材７′−から切出されたフェースプＶ−ト
８は、第４図に示すようにクラブヘッド９のフェース部
９ａの中央部に形成した切欠部９ｂ内に嵌め込まれ、接
着剤等により固着された後、フェース部９ａ（７）面加
工き同時に仕上げ加工される。

しかして、仕上げ加工されたフェースプレート８の表面
には炭素繊維、ガラス繊維等の繊維層Ａと合成樹脂層Ｂ
が木の正目紋様として出釈され、かつ、その繊維方向は
、これが織布であれば、その一方の繊維の方向がフェー
スプレート８の表面と直角になり、また、繊維を引き揃
えて一方向に並べたものであれば、その全てフェースプ
Ｖ−）８の表面と直角になるため、従来のようにフェー
スプレート面に繊維を平行に配列したものに比し、フェ
ースプレート表面に垂直な圧縮応力が増大し。

このことは圧縮荷重を主体さするフェースプＶ−ト８の
剛性及び弾発力を高め、かつボールの飛距離及び飛行方
向のコントロールが向上できることになる。

マタ、フェースプＶ　−）　８の表面に出現する繊維層
Ａと合成樹脂層Ｂ、？の正目紋様はフェースプｖ−）８
の表面と直角な繊維で形成されるものであるため、一定
し、均一なものとなる。

第５図（ａ）、　（ｂ）はこの発明Ｏこかかるゴルフク
ラブヘッド用フェースプｖ−トの素材を成形するときの
工程順を示す第２の実施例であって、６〜８μの炭素繊
維、ガラス繊維等を織布状に織ったものに合成樹脂を含
浸した所望厚さく０．０２〜０．２ｍｍ）の繊維シート
をロール状に巻いたものあるいは炭素繊維、ガラス繊維
等を引き揃えて束ねたものに合成樹脂を含浸したものを
芯材１０Ｌして、これに第５図（ｃ）に示すように炭素
、ガラス等の繊維束又は織布１１ａに合成樹脂材１１ｂ
を含浸して所望厚さく　０．０２〜０．２　ｍｍ　）に
した繊維シーｔ−１２ａを巻回し。

さらにこの繊維シー）　１２ａの外周には別の繊維シー
　ト１２ｂと云うように多数の合成樹脂含浸繊維シート
を順々巻回して、フェースブＶ−）の製品取りが可能な
径に形成し、これを加熱することで合成樹脂材を熱硬化
し、一体化する。これにより第６図に示す如くフェース
プレート素材１３の外周４面にフェースブＬ／−）形状
に合わせて台形状にカットした後、この素材１３′を所
望の厚さ＋３．５ｍｍ）に切断して、第７図に示すよう
なフェースプレート１４を形成する。

このように素材１３′から切出されたフェースプレート
１４は、第８図に示すようにクラブヘッド１５のフェー
ス部１６の中央部に形成された切欠部１７内に嵌込まれ
、接着剤等により固着された後、フェース部１６の面加
工さ同時に仕上げ加工される。

しかして、仕上げ加工されたフェースプｖ−）１４の表
面には炭素繊維、ガラス繊維等の繊維層１３ａ　１合成
樹脂層１３ｂが多重の同心円紋様として出現することに
なる。また、この多重の同心円紋様を出現させる繊維層
１３ａの炭素繊維、ガラス繊維等は、これが織布をロー
ル状に巻回したものであれば、その一方の繊維の方向が
フェースプレート１４の表面と直角に配列されたものと
なり、また、炭素繊維、ガラス繊維等を引き揃えたもの
であれば、その繊維方向は全てフェースプＶ−）１４の
表面と直角に配列されたちのきなるため、上記第１実施
列の場合同様、フェースプレート面に繊維を平行に配列
したものに比し、フェースプレート表面に垂直な圧縮応
力が増大し、このことは圧縮荷重を主体とするフェース
ブＶ−ト１４の剛性及び弾発力を高め、かつボールの飛
距離及び飛行方向のコントロールが向上できるこきにな
る。

また、繊維層１．３ａを多重同心状に配列するこ♂は、
フェースプレート素材１３をいかなる位置で切断し、あ
るいは仕上げ加工を施してもその切断面及びフェース面
に出現する多重同心円紋様は一定し、したがって、同心
円紋様の中心１３ｃをクラブヘッドのスウィートスポッ
トとして定めるこおができる。

なお、上記実施例では、フェースプレート１４の表面に
出現する繊維層１３ａ　１合成樹脂層１３ｂによる紋様
が多重同心円である場合について述べたが、これは楕円
あるいは多角形状にすることも可能である。

また、多重同心の紋様を形成する繊維層１３ａ及び合成
樹脂層１３ｂの層密度間隔も任意に設定できる。さらに
また、この発明によるフェースプレート８又は１４は木
製、合成樹脂製あるいは金属製のクラブヘッドを問わず
、いずれのものにも適用できることは勿論である。

また、第９図はこの発明の第３の実施例を示すもので、
第９図（ａ）に示す如く６〜８μの炭素繊維。

ガラス繊維等２０ａを織布にしたもの、あるいは繊維を
引き揃えて並べたものに合成樹脂１’　２０ｂを含浸さ
せた所望の厚さく　０．０２〜０．２ｍｍ）の長尺の繊
維シート２０をうす巻状に巻回し、これを加熱固化する
こ♂で第９図（ｂ）に示す如きフェースプレート素材２
１を成形する。Ｃれを第１．第２実施例と同様に外形加
工した後、繊維方向さ直交する方向で所望厚さく８．６
　ｍ＊　ｌに切断すれば、フェースプレートを成形でき
る。この実施例においても上記各実施例と同様な効果が
得られるこＬは勿論である。

以上のようにこの発明のゴルフクラブ用フェースプレー
トによれば、炭素繊維、ガラス繊維等に合成樹脂材を含
浸させた繊維シートを多数積層し、もしくは多重同心状
に巻回し、あるいはうす巻状にし、これを加熱して固化
した後、繊維方向さ直交する方向に切断して所定加工し
たものであるから、フェースプレート表面を仕上げ加工
してもその表面に出現する繊維層さ合成樹脂層による紋
様のパターンは変らず、その層密度分布も一定したもの
となり、フェースプレート内の炭素繊維、ガラス繊維等
の方向はフェースプレートの表面に対し垂直な配列きな
っているため、フェースプレートの圧縮応力が増大し、
かつその剛性、弾発力も従来のものに比し向上できると
さもに、ポールの飛距離及びその方向コントロールも向
上できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフェースプレートを使用したクラブヘッ
ドの正面図、第２図は従来におけるフェースプｖ−）の
外観図、第３図（ａ）〜（ｄ）はこの発明の第１実施例
を示すフェースプレートの成形工程の説明図、第４図は
第１実施列にかかるフェースプレートをクラブ、−＞ラ
ドに装着した状態を示すクラブヘッドの正面図、第５図
（ｄ）、（ｂ）はこの発明の第２実施例を示すフェース
プレートの成形工程の説明図、第６図はこの発明におけ
るフェースプレートの切出し可能な状態に前加工したフ
ェー“スプＶ−ト素材の外観図、第７図は第２実施例に
かかるフェースプレート素材から切出されたフェースプ
レートの拡大側視図、第８図は第７図示のフェースプレ
ートをクラブヘッドに装着した状態を示すクラブヘッド
の正面図、第９図（ａ）、　（ｂ）はこの発明の第３の
実施例を示すフェースプレートの成形工程を示す説明図
である。図面において、　６ａ、　　ｌｌａ、　　２０ａは繊維
、６ｂ。１１ｂ、　　２０ｂは合成樹脂材ｈ　６ｔ　　１２ｔ、
　　１２２．　２０は繊維シート、７，１３．２１はフ
ェースプレート素材、８．１４はフェースプレー１−．
９．１５はクラブヘッド、９ａ、　　１６はフェース部
、　９ｂ、　　１７は切欠部である。特許出願人　　ダイワゴルフ株式会社第３図に）手続補正書彷■ １．事件の表示昭和５７年特許願第１０６５２９号２、発明の名称ゴルフクラブヘッドのフェースプレート３、補正をする
者事件との関係　　　　　出願人住　　所　　東京都東久留米市前沢３丁目１４番１６号
名　　称　　ダイワゴルフ株式会社４、代理人住所東京都渋谷区代々木２丁目１１番２号由井ビル６階
別−紙７、　　補正の内容。第１１頁第１例テ目乃至第１２頁第１行目「第５図（ａ
）、　　（ｂ）はこの発明の第２実施例を示すフェース
プレートの成形工程の説明図１とあるのを「第５図（ａ
）乃至（Ｃ）はこの発明の第２実施例を示すフェースプ
レートの成形工程の説明図」と訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）炭素繊維、ガラス繊維等に合成樹脂材を含浸させ
た所望厚さの繊維シートを多数積層し、これを加熱して
固化した後、繊維方向と直交する方向に切断して所定形
状に加工したことを特徴とするゴルフクラブヘッドのフ
ェースプレート。
（２）炭素繊維、ガラス繊維等に合成樹脂材を含浸させ
た所望厚さの繊維シートをうず巻状に巻回し、もしくは
多数枚同心に巻回し、これを加熱して固化した後、繊維
方向と直交する方向に切断して所定形状に加工したこと
を特徴きするゴルフクラブヘッドのフェースプレート。