JPS598039B2 - 薄膜elパネル - Google Patents
薄膜elパネルInfo
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- JPS598039B2 JPS598039B2 JP54170851A JP17085179A JPS598039B2 JP S598039 B2 JPS598039 B2 JP S598039B2 JP 54170851 A JP54170851 A JP 54170851A JP 17085179 A JP17085179 A JP 17085179A JP S598039 B2 JPS598039 B2 JP S598039B2
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- film
- thin
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は交流電界の印加に依つてEL(Elec一tr
oLuminescence)発光を呈する薄膜EL素
子を使用したEL表示パネルに対して有効な技術となる
薄膜ELパネルの劣化防止構造に関するものである。
oLuminescence)発光を呈する薄膜EL素
子を使用したEL表示パネルに対して有効な技術となる
薄膜ELパネルの劣化防止構造に関するものである。
従来、交流動作の薄膜EL素子に関して、発光層に規則
的に高い電界(106V/cTn程度)を印加し、絶縁
耐圧、発光効率及び動作の安定性等を高めるために、0
.1〜2.0wを%のMn(あるいはCu、At、Br
等)をドープしたZnS、ZnSc等の半導体発光層を
Y203、TiO2等の誘電体薄膜でサンドイッチした
三層構造ZnS:Mn(又はZnSe:Mn)EL素子
が開発され、発光諸特性の向上が確められている。
的に高い電界(106V/cTn程度)を印加し、絶縁
耐圧、発光効率及び動作の安定性等を高めるために、0
.1〜2.0wを%のMn(あるいはCu、At、Br
等)をドープしたZnS、ZnSc等の半導体発光層を
Y203、TiO2等の誘電体薄膜でサンドイッチした
三層構造ZnS:Mn(又はZnSe:Mn)EL素子
が開発され、発光諸特性の向上が確められている。
この薄膜EL素子は数KH2の交流電界印加によつて高
輝度発光し、しかも長寿命であるという特徴を有してい
る。またこの薄膜EL素子の発光に関しては印加電圧を
昇圧していく過程と高電圧側より降圧していく過程で、
同じ印加電圧に対して発光輝度が異なるといつたヒステ
リシス特性を有していることが発見され、そしてこのヒ
ステリシス特性を有する薄膜EL素子に印加電圧を昇圧
する過程に於いて、光、電界、熱等が付与されると薄膜
EL素子はその強度に対応した発光輝度の状態に励起さ
れ、光、電界、熱等を除去して元の状態に戻しても発光
輝度は高〈なつた状態で維持される、いわゆるメモリー
現象が表示技術の新たな利用分野を開拓するに至つた。
薄膜EL素子の1例としてZnS:M蘭顛 EL素子の
基本的構造を第1図に示す。
輝度発光し、しかも長寿命であるという特徴を有してい
る。またこの薄膜EL素子の発光に関しては印加電圧を
昇圧していく過程と高電圧側より降圧していく過程で、
同じ印加電圧に対して発光輝度が異なるといつたヒステ
リシス特性を有していることが発見され、そしてこのヒ
ステリシス特性を有する薄膜EL素子に印加電圧を昇圧
する過程に於いて、光、電界、熱等が付与されると薄膜
EL素子はその強度に対応した発光輝度の状態に励起さ
れ、光、電界、熱等を除去して元の状態に戻しても発光
輝度は高〈なつた状態で維持される、いわゆるメモリー
現象が表示技術の新たな利用分野を開拓するに至つた。
薄膜EL素子の1例としてZnS:M蘭顛 EL素子の
基本的構造を第1図に示す。
第1図に基いて薄膜EL素子の構造を具体的に説明する
と、ガラス基板1上にIn2o3、sno2等の透明電
極2、さらにその上に積層してY203TiO2、Al
2O3、Si3N4、SiO2等からなる第1の誘電体
層3がスパッタあるいは電子ビーム蒸着法等により重畳
形成されている。
と、ガラス基板1上にIn2o3、sno2等の透明電
極2、さらにその上に積層してY203TiO2、Al
2O3、Si3N4、SiO2等からなる第1の誘電体
層3がスパッタあるいは電子ビーム蒸着法等により重畳
形成されている。
第1の誘電体層3上にはZnS:Mn焼結ペレットを電
子ビーム蒸着することによレ得られるZnS発光層4が
形成されている。この時蒸着用のZnS:Mn焼結ペレ
ツトには活性物質となるMnが目的に応じた濃度に設定
されたベレツトが使用される。ZnS発光層4上には蒸
着法等で第2の誘電体層5が積層され、更にその上にA
t等から成る背面電極6が蒸着形成されている。透明電
極2と背面電極6は交流電源7に接続され、薄膜EL素
子が駆動される。電極2,6間にAC電圧を印加すると
、ZnS発光層4の両側の誘電体層3,5間に上記AC
電圧が誘起されることになり、従つてZnS発光層4内
に発生した電界によつて伝導帯に励起されかつ加速され
て充分なエネルギーを得た電子が、直接Mn発光センタ
ーを励起し、励起されたMn発光センターが基底状態に
戻る際に黄色の発光を行なう。
子ビーム蒸着することによレ得られるZnS発光層4が
形成されている。この時蒸着用のZnS:Mn焼結ペレ
ツトには活性物質となるMnが目的に応じた濃度に設定
されたベレツトが使用される。ZnS発光層4上には蒸
着法等で第2の誘電体層5が積層され、更にその上にA
t等から成る背面電極6が蒸着形成されている。透明電
極2と背面電極6は交流電源7に接続され、薄膜EL素
子が駆動される。電極2,6間にAC電圧を印加すると
、ZnS発光層4の両側の誘電体層3,5間に上記AC
電圧が誘起されることになり、従つてZnS発光層4内
に発生した電界によつて伝導帯に励起されかつ加速され
て充分なエネルギーを得た電子が、直接Mn発光センタ
ーを励起し、励起されたMn発光センターが基底状態に
戻る際に黄色の発光を行なう。
即ち高電界で加速された電子がZnS発光層4中の発光
センターであるZnサイトに入つたMn原子の電子を励
起L基底状態に落ちる時、略々5850(i<をピーク
に幅広い波長領域で、強い発光を呈する。上記の如き構
造を有する薄膜EL素子はスペース・フアクタの利点を
生かした平面薄型デイスプレイ・デバイスとして、文字
及び図形を含むコンピユータ一の出力表示端末機器その
他種々の表示装置に文字,記号,静止画像,動画像等の
表示手段として利用することができる。
センターであるZnサイトに入つたMn原子の電子を励
起L基底状態に落ちる時、略々5850(i<をピーク
に幅広い波長領域で、強い発光を呈する。上記の如き構
造を有する薄膜EL素子はスペース・フアクタの利点を
生かした平面薄型デイスプレイ・デバイスとして、文字
及び図形を含むコンピユータ一の出力表示端末機器その
他種々の表示装置に文字,記号,静止画像,動画像等の
表示手段として利用することができる。
平面薄型表示装置としての薄膜ELパネルは従来のブラ
ウン管(CRT)と比較して動作電圧が低く、同じ平面
型デイスプレイ・デバイスであるプラズマデイスプレイ
パネル(PDP)と比較すれば重量や強度面で優れてお
り、液晶・(LCD)に比べて動作可能温度範囲が広く
、応答速度が速い等多くの利点を有している。また純固
体マトリツクス型パネルとして使用できるため動作寿命
が長く、そのアドレスの正確さとともにコンピユータ等
の入出力表示手段として非常に有効なものである。しか
しながら薄膜EL素子の誘電体層は製造工程途中で発生
した多数のピンホールやマイクロクラツク等を含み、こ
れらの欠陥を通してZnS発光層4に湿気等が侵入する
ため、EL発光損失による発熱、素子特性の劣化を招来
する。
ウン管(CRT)と比較して動作電圧が低く、同じ平面
型デイスプレイ・デバイスであるプラズマデイスプレイ
パネル(PDP)と比較すれば重量や強度面で優れてお
り、液晶・(LCD)に比べて動作可能温度範囲が広く
、応答速度が速い等多くの利点を有している。また純固
体マトリツクス型パネルとして使用できるため動作寿命
が長く、そのアドレスの正確さとともにコンピユータ等
の入出力表示手段として非常に有効なものである。しか
しながら薄膜EL素子の誘電体層は製造工程途中で発生
した多数のピンホールやマイクロクラツク等を含み、こ
れらの欠陥を通してZnS発光層4に湿気等が侵入する
ため、EL発光損失による発熱、素子特性の劣化を招来
する。
上記問題を解決することを目的として、薄膜EL素子背
面Si3N4膜やAt2O3膜等の絶縁膜をコーテイン
グして保護する構造成いは絶”縁膜の上に更に樹脂をコ
ーテイングして保護する構造あるいは真空封止する構造
が開発されている〇しかし、薄膜EL素子を構成する各
薄膜3,4,5に対する絶縁膜のコーテイングによる保
護膜形成には、微少ゴミ,異物等の付着が原因となつて
ピンホール等ができ易いこと、さらに大面積化に伴ない
、欠陥を含まない均一な保護膜の生成が困難となること
等の問題点がある。
面Si3N4膜やAt2O3膜等の絶縁膜をコーテイン
グして保護する構造成いは絶”縁膜の上に更に樹脂をコ
ーテイングして保護する構造あるいは真空封止する構造
が開発されている〇しかし、薄膜EL素子を構成する各
薄膜3,4,5に対する絶縁膜のコーテイングによる保
護膜形成には、微少ゴミ,異物等の付着が原因となつて
ピンホール等ができ易いこと、さらに大面積化に伴ない
、欠陥を含まない均一な保護膜の生成が困難となること
等の問題点がある。
また完全な保護膜形成が得られたとしても、薄膜EL素
子の微少領域での不完全さによつて通電時に発光面にブ
レークダウンを生じ、その結果微小領域の熱損傷によつ
て保護膜も損傷を受け、その損傷部分から薄膜EL素子
の破壊、劣化の主原因と考えられる大気中の湿気がEL
発光層へ侵入する。薄膜コーテイングによる保護方法を
実現するためには、薄膜EL素子並びに保護膜のいずれ
にも完全均一なものが要求されるが、現段階に卦ける薄
膜生成技術で各種の構造欠陥を含まない充分緻密なEL
発光層シよび誘電体層を生成することは極めて困難であ
り、現実的な方法ではない。
子の微少領域での不完全さによつて通電時に発光面にブ
レークダウンを生じ、その結果微小領域の熱損傷によつ
て保護膜も損傷を受け、その損傷部分から薄膜EL素子
の破壊、劣化の主原因と考えられる大気中の湿気がEL
発光層へ侵入する。薄膜コーテイングによる保護方法を
実現するためには、薄膜EL素子並びに保護膜のいずれ
にも完全均一なものが要求されるが、現段階に卦ける薄
膜生成技術で各種の構造欠陥を含まない充分緻密なEL
発光層シよび誘電体層を生成することは極めて困難であ
り、現実的な方法ではない。
一方、真空封止にあ・いては、前述の薄膜EL素子の不
完全さによるブレークダウンによつて熱破壊が生じた際
のアウトガスによる真空度の劣化の問題、真空封止工程
の煩雑さが伴なう欠点がある。また薄膜によるコーテイ
ング、真空封止共にEL発光損失に伴う発熱の放散効果
がない等の欠点が掲げられ、凝固性樹脂コーデイングに
関しては樹脂と薄膜EL素子の密着性が強い場合、通電
時に生じる振動,取扱い上の応力歪み、訃よび熱応力歪
み等が薄膜EL素子の層間剥離等の悪影響を与える。一
方、密着性が弱い場合には振動、たわみ,発熱によつて
ギヤツプを生じ大気中の湿気侵入を防止できなくなる欠
点がある。上記欠点に鑑み、薄膜EL素子特有の不完全
さ,、即ちピンホール等によつて通電時に生じるブレー
クダウンのため起る微小な熱損傷領域の拡大を防止、固
定化し、大気環境下での湿気保護、放熱効果,さらに振
動,たわみに対しても有効な改良技術となるシーリング
方式としてオイル等の流体注入封止法が提唱されている
。
完全さによるブレークダウンによつて熱破壊が生じた際
のアウトガスによる真空度の劣化の問題、真空封止工程
の煩雑さが伴なう欠点がある。また薄膜によるコーテイ
ング、真空封止共にEL発光損失に伴う発熱の放散効果
がない等の欠点が掲げられ、凝固性樹脂コーデイングに
関しては樹脂と薄膜EL素子の密着性が強い場合、通電
時に生じる振動,取扱い上の応力歪み、訃よび熱応力歪
み等が薄膜EL素子の層間剥離等の悪影響を与える。一
方、密着性が弱い場合には振動、たわみ,発熱によつて
ギヤツプを生じ大気中の湿気侵入を防止できなくなる欠
点がある。上記欠点に鑑み、薄膜EL素子特有の不完全
さ,、即ちピンホール等によつて通電時に生じるブレー
クダウンのため起る微小な熱損傷領域の拡大を防止、固
定化し、大気環境下での湿気保護、放熱効果,さらに振
動,たわみに対しても有効な改良技術となるシーリング
方式としてオイル等の流体注入封止法が提唱されている
。
第2図にこの流体注入封止法を用いた薄膜ELパネルの
1例を示す。
1例を示す。
この薄膜ELパネルは第1図に於ける透明電極2及び背
面電極6が帯状に形成され、互いに直交する如く複数本
配列されたマトリツクス電極構造が採用されており、透
明電極2と背面電極6が平面図的に見て交叉した位置が
パネルの1絵素に相当する。第2図に基いて説明すると
、ガラス基板1上に平行配列された透明電極2,第1の
誘電体層3,ZnS発光層4が順次積層され、ZnS発
光層4上にはSi3N4膜とSi3N4上に重畳された
AI2O3膜とから成る第2の誘電体層5が2層構造で
積層され、更に上記透明電極2と直交する方向に平行配
列された背面電極6が第2の誘電体層上に設けられ、薄
膜EL素子が構成されている。
面電極6が帯状に形成され、互いに直交する如く複数本
配列されたマトリツクス電極構造が採用されており、透
明電極2と背面電極6が平面図的に見て交叉した位置が
パネルの1絵素に相当する。第2図に基いて説明すると
、ガラス基板1上に平行配列された透明電極2,第1の
誘電体層3,ZnS発光層4が順次積層され、ZnS発
光層4上にはSi3N4膜とSi3N4上に重畳された
AI2O3膜とから成る第2の誘電体層5が2層構造で
積層され、更に上記透明電極2と直交する方向に平行配
列された背面電極6が第2の誘電体層上に設けられ、薄
膜EL素子が構成されている。
この薄膜EL素子を封止するため、ガラス基板1にスペ
ーサ10を介して背面ガラス板11が対向配置され、ガ
ラス基板1,スペーサ10,及び背面ガラス板11の各
接合部は接着剤12で固定密封され、薄膜EL素子に対
する外囲部が構成されている。外囲器内には薄膜EL素
子が内蔵されるとともにシリコンオイル,真空グリース
等の薄膜EL素子保護用注入流体13が充填封入されて
いる。注入流体13に要求される条件としては0)ピン
ホールへの浸透性があり、(2)絶縁耐圧が高く、(3
)耐熱性,耐湿性に優れ、(4)薄膜EL素子構成膜と
反応せず、(5)蒸気性,熱膨張係数の小さい流動性物
質であることが望ましいが特にピンホールへの浸透性が
あシ絶縁耐圧がある程度高いこと及び薄膜EL素子構成
膜と反応しないことを要する。スペーサ10としては厚
さ0.5m1!のテフロンやポリイミド樹脂等の絶縁プ
ラスチツクシートが使用されるが、そO他シリコンゴム
,ガラス等も用いられる。スペーサ10は周辺にシリコ
ンオイル等注入用の微小注入孔14が1個乃至数個設け
られている。注入孔14は背面ガラス板11に形成して
もよい。接着剤12としてはエポキシ系樹脂その他が用
いられ、接着剤12は注入孔14を除いて外囲器の接合
部に付着される。また透明電極2及び背面電極6のリー
ド端子部15はガラス基板1と背面ガラス板11の接合
部を介して外囲器外部のガラス基板1上へその一端が延
設され、駆動制御用回路(図示せず)と電気的に接続さ
れている。透明電極2及び背面電極6を介して交流電圧
を印加するとガラス基板1の前面より絵素単位の発光表
示が実行される。上記構成から成る薄膜ELパネルは大
気中の湿気の素子内侵入防止効果を有するため、薄膜E
L素子の信頼性,寿命を飛躍的に向上させる優れた効果
を有する。
ーサ10を介して背面ガラス板11が対向配置され、ガ
ラス基板1,スペーサ10,及び背面ガラス板11の各
接合部は接着剤12で固定密封され、薄膜EL素子に対
する外囲部が構成されている。外囲器内には薄膜EL素
子が内蔵されるとともにシリコンオイル,真空グリース
等の薄膜EL素子保護用注入流体13が充填封入されて
いる。注入流体13に要求される条件としては0)ピン
ホールへの浸透性があり、(2)絶縁耐圧が高く、(3
)耐熱性,耐湿性に優れ、(4)薄膜EL素子構成膜と
反応せず、(5)蒸気性,熱膨張係数の小さい流動性物
質であることが望ましいが特にピンホールへの浸透性が
あシ絶縁耐圧がある程度高いこと及び薄膜EL素子構成
膜と反応しないことを要する。スペーサ10としては厚
さ0.5m1!のテフロンやポリイミド樹脂等の絶縁プ
ラスチツクシートが使用されるが、そO他シリコンゴム
,ガラス等も用いられる。スペーサ10は周辺にシリコ
ンオイル等注入用の微小注入孔14が1個乃至数個設け
られている。注入孔14は背面ガラス板11に形成して
もよい。接着剤12としてはエポキシ系樹脂その他が用
いられ、接着剤12は注入孔14を除いて外囲器の接合
部に付着される。また透明電極2及び背面電極6のリー
ド端子部15はガラス基板1と背面ガラス板11の接合
部を介して外囲器外部のガラス基板1上へその一端が延
設され、駆動制御用回路(図示せず)と電気的に接続さ
れている。透明電極2及び背面電極6を介して交流電圧
を印加するとガラス基板1の前面より絵素単位の発光表
示が実行される。上記構成から成る薄膜ELパネルは大
気中の湿気の素子内侵入防止効果を有するため、薄膜E
L素子の信頼性,寿命を飛躍的に向上させる優れた効果
を有する。
しかしながら上記構成に於いても湿気侵入防止効果は完
全ではなくシーリング用オイル等の注入流体自体に水分
が含有されるためこの水分が薄膜EL素子に侵入して素
子特性の劣化要因になるという問題点が依然として残存
する。注入流体に含有される水分を注入前に完全に除去
することは技術的に困難であり、ガス出し操作を施こし
ても若干の水分は注入流体中に残留する。本発明は上記
問題点に鑑み、薄膜EL素子保護用注入流体に含有され
る水分を吸収体に吸着せしめ、薄膜EL素子を水分から
完全に保護してより一層の信頼性を確立した新規有用な
薄膜ELパネルを提供することを目的とする。以下、本
発明を実施例に従つて図面を参照しながら詳説する。
全ではなくシーリング用オイル等の注入流体自体に水分
が含有されるためこの水分が薄膜EL素子に侵入して素
子特性の劣化要因になるという問題点が依然として残存
する。注入流体に含有される水分を注入前に完全に除去
することは技術的に困難であり、ガス出し操作を施こし
ても若干の水分は注入流体中に残留する。本発明は上記
問題点に鑑み、薄膜EL素子保護用注入流体に含有され
る水分を吸収体に吸着せしめ、薄膜EL素子を水分から
完全に保護してより一層の信頼性を確立した新規有用な
薄膜ELパネルを提供することを目的とする。以下、本
発明を実施例に従つて図面を参照しながら詳説する。
第3図は本発明の1実施例を示す薄膜ELパネルの要部
断面構成図である。
断面構成図である。
第2図と同一符号は同一内容を示し説明を省略する。第
2図同様薄膜EL素子が外囲器内に内蔵され、シリコン
オイル、真空グリース等の注入流体13が充填封入され
ている。
2図同様薄膜EL素子が外囲器内に内蔵され、シリコン
オイル、真空グリース等の注入流体13が充填封入され
ている。
外囲器内に充填される注入流体13はあらかじめ十分に
脱ガスされたシリコンオイル等と粒径3〜75μmの微
粒子シリカゲル等から成る水分吸収体が混合されたもの
であり、シリカゲル量としてはシリコンオイル10cc
に対して0.5〜5gが適量範囲である。シリカゲルは
シリコンオイル等が非イオン性であるため、シリコンオ
イル等に放げられることなくイオン性を有する水分を吸
着することができ妬外囲器への流体注入は以下の如くと
する。即ち、外囲器接着後両者を100℃〜200℃に
昇温し、10T0rr以下の減圧下で脱ガス処理した後
、外囲器と注入流体の貯溜された流体収納槽を真空槽内
に設置する。外囲器の注入孔14には流体の吸引通路と
なる注入パイプが付設され、注入パイプの先端は流体収
納槽内の注入流体と離反している。この状態で真空槽内
を減圧し、注入流体及び薄膜EL素子のガス出しを行な
う。次に真空保持のまま流体収納槽を上昇させ、注入パ
イプの先端を注入流体内へ挿入させる。この後、真空槽
を大気圧下に戻し、これによつて外囲器内へ流体収納槽
20内の注入流体が注入パイプを介して注入されるOこ
の時真空槽内を必要に応じて昇温させ、注入流体の流動
性を高めることもできる。
脱ガスされたシリコンオイル等と粒径3〜75μmの微
粒子シリカゲル等から成る水分吸収体が混合されたもの
であり、シリカゲル量としてはシリコンオイル10cc
に対して0.5〜5gが適量範囲である。シリカゲルは
シリコンオイル等が非イオン性であるため、シリコンオ
イル等に放げられることなくイオン性を有する水分を吸
着することができ妬外囲器への流体注入は以下の如くと
する。即ち、外囲器接着後両者を100℃〜200℃に
昇温し、10T0rr以下の減圧下で脱ガス処理した後
、外囲器と注入流体の貯溜された流体収納槽を真空槽内
に設置する。外囲器の注入孔14には流体の吸引通路と
なる注入パイプが付設され、注入パイプの先端は流体収
納槽内の注入流体と離反している。この状態で真空槽内
を減圧し、注入流体及び薄膜EL素子のガス出しを行な
う。次に真空保持のまま流体収納槽を上昇させ、注入パ
イプの先端を注入流体内へ挿入させる。この後、真空槽
を大気圧下に戻し、これによつて外囲器内へ流体収納槽
20内の注入流体が注入パイプを介して注入されるOこ
の時真空槽内を必要に応じて昇温させ、注入流体の流動
性を高めることもできる。
注入流体の注入操作が完了すると、注入パイプと外囲器
接合部近傍の注入パイプを圧着し、仮封止を行なう。
接合部近傍の注入パイプを圧着し、仮封止を行なう。
その後仮封止部の注入パイプを切断し、切断部をエポキ
シ系樹脂によジ封止補強し、封入操作工程が完了する。
尚、シリカゲル等の水分吸収体はシリコンオイル等に含
有させることなく背面ガラス板11にアルミ箔等を用い
て貼設することもできるが、しかしながらこの構造に於
いては、シリカゲルの脱ガスはガラス基板1と背面ガラ
ス板11の接着工程以前に行なわなければならない。
シ系樹脂によジ封止補強し、封入操作工程が完了する。
尚、シリカゲル等の水分吸収体はシリコンオイル等に含
有させることなく背面ガラス板11にアルミ箔等を用い
て貼設することもできるが、しかしながらこの構造に於
いては、シリカゲルの脱ガスはガラス基板1と背面ガラ
ス板11の接着工程以前に行なわなければならない。
この理由は、接着工程以後にすると注入パイプの細孔を
介しての脱ガスとなり、脱ガスは速度が遅くなるのみな
らず、シリカゲル接着剤の劣化及びシリカゲルの脱ガス
に必要な120℃〜150℃程度の高温に外囲器接合部
が耐えることができなくなるためである。この点に関し
、本発明によればシリカゲルを完全な脱ガス状態に保持
することができ、また拡散速度の遅いシリコンオイル中
に吸引された水分を速やかに吸着することができる。本
発明の注入流体は注入後シリカゲル等の水分吸収体が沈
澱する現象を呈することがある。
介しての脱ガスとなり、脱ガスは速度が遅くなるのみな
らず、シリカゲル接着剤の劣化及びシリカゲルの脱ガス
に必要な120℃〜150℃程度の高温に外囲器接合部
が耐えることができなくなるためである。この点に関し
、本発明によればシリカゲルを完全な脱ガス状態に保持
することができ、また拡散速度の遅いシリコンオイル中
に吸引された水分を速やかに吸着することができる。本
発明の注入流体は注入後シリカゲル等の水分吸収体が沈
澱する現象を呈することがある。
この沈澱はパネル特性には影響を与えないが外観上の見
栄えを悪化させる場合がある。この対策としては着色シ
リコンオイルを用いるとシリカゲル自体にも染料が付着
し、この着色を背景色として利用すれば外観上の問題は
解消される。また注入前にあらかじめ充分シリカゲルを
沈澱させて訃き、この沈澱領域を注入することによつて
も解決できる。以上詳説した如く、本発明によれば薄膜
ELパネルに注入された薄膜EL素子保護用流体で大気
中の湿気が薄膜EL素子に侵入することd方止するのみ
ならず、流体自体の有する水分も流体中の水分吸収体に
吸着されるため、薄膜EL素子に対する水分侵入防止効
果がより一層顕著なものとなり、薄膜ELパネルの表示
寿命が飛躍的に向上するO
栄えを悪化させる場合がある。この対策としては着色シ
リコンオイルを用いるとシリカゲル自体にも染料が付着
し、この着色を背景色として利用すれば外観上の問題は
解消される。また注入前にあらかじめ充分シリカゲルを
沈澱させて訃き、この沈澱領域を注入することによつて
も解決できる。以上詳説した如く、本発明によれば薄膜
ELパネルに注入された薄膜EL素子保護用流体で大気
中の湿気が薄膜EL素子に侵入することd方止するのみ
ならず、流体自体の有する水分も流体中の水分吸収体に
吸着されるため、薄膜EL素子に対する水分侵入防止効
果がより一層顕著なものとなり、薄膜ELパネルの表示
寿命が飛躍的に向上するO
第1図は薄膜EL素子の具体的構造を示す構成図である
。 第2図は従来の薄膜ELパネルの1例を示す要部断面構
成図である。第3図は本発明の1実施例を示す要部断面
構成図である。1・・・ガラス基板、10・・・スペー
サ、11・・・背面ガラス板、13・・・水分吸収体。
。 第2図は従来の薄膜ELパネルの1例を示す要部断面構
成図である。第3図は本発明の1実施例を示す要部断面
構成図である。1・・・ガラス基板、10・・・スペー
サ、11・・・背面ガラス板、13・・・水分吸収体。
Claims (1)
- 1 透光性前面基板と背面板とから成る外囲器内に薄膜
EL素子を内蔵し、前記透光性前面基板を介して表示を
実行する薄膜ELパネルに於いて、前記外囲器内に水分
吸収粒体を分散含有したシール用オイルを注入すること
により、前記外囲器内へ侵入した水分を前記水分吸収粒
体に吸着せしめることを特徴とする薄膜ELパネル。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54170851A JPS598039B2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 薄膜elパネル |
| US06/130,347 US4357557A (en) | 1979-03-16 | 1980-03-14 | Glass sealed thin-film electroluminescent display panel free of moisture and the fabrication method thereof |
| GB8008831A GB2049274B (en) | 1979-03-16 | 1980-03-14 | Moisture absorptive arrangement for a glass sealed thinfilm electroluminescent display panel |
| DE3010164A DE3010164C2 (de) | 1979-03-16 | 1980-03-17 | Dünnschicht-Elektrolumineszenz-Anzeigeelement |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54170851A JPS598039B2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 薄膜elパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5692581A JPS5692581A (en) | 1981-07-27 |
| JPS598039B2 true JPS598039B2 (ja) | 1984-02-22 |
Family
ID=15912491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54170851A Expired JPS598039B2 (ja) | 1979-03-16 | 1979-12-27 | 薄膜elパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598039B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60202683A (ja) * | 1984-03-27 | 1985-10-14 | 関西日本電気株式会社 | Elパネル |
| JPS61249075A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | ホ−ヤ株式会社 | 薄膜elパネルの製造方法 |
| US6384427B1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-05-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic device |
| JP4827294B2 (ja) * | 1999-11-29 | 2011-11-30 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 成膜装置及び発光装置の作製方法 |
| US9562721B2 (en) * | 2013-03-15 | 2017-02-07 | Xela Innovations, Llc | Through surface hand drying system |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP54170851A patent/JPS598039B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5692581A (en) | 1981-07-27 |
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