JPS597940B2 - 鋳鉄管探傷装置 - Google Patents
鋳鉄管探傷装置Info
- Publication number
- JPS597940B2 JPS597940B2 JP54022425A JP2242579A JPS597940B2 JP S597940 B2 JPS597940 B2 JP S597940B2 JP 54022425 A JP54022425 A JP 54022425A JP 2242579 A JP2242579 A JP 2242579A JP S597940 B2 JPS597940 B2 JP S597940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flaw detection
- eddy current
- cast iron
- iron pipe
- current flaw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋳鉄管の探傷装置に関する。
鋳鉄管のクラックを渦流探傷法で検査する場合、鋳鉄管
の表面は激しい凹凸を有するので、測定結果は影響され
易<、正確な検査は困難であつた。
の表面は激しい凹凸を有するので、測定結果は影響され
易<、正確な検査は困難であつた。
本発明は前記問題点を解消し、しかも鋳鉄管の周方向の
所定巾を軸心方向に走査して能率的な検査を感度よ<行
なえる探傷装置を提供するもので、以下その実施例を図
面に基づいて説明する。第1図は正面図、第2図は側面
図を示し、1は被検査用の鋳鉄管2VC、沿い、その軸
心方向に移動可能に設けられた装置本体で、鋳鉄管2の
約半周を覆うように構成され、その内周面に鋳鉄管2の
周方向に並べられた複数個の渦流探傷ヘッド3が設けら
れ、隣接する渦流探傷ヘッド3は第3図のヘッド展開図
に示されるようにその端部が互いにオーバーラップする
ように本体移動方向前後に千鳥状に配置されている。こ
れにより複数個の渦流探傷ヘッド3を本体1の移動と共
にイ方向に走行させた場合、鋳鉄管2の約半周に発生し
たクラックはすべてカバーされることになる。また前記
渦流探傷ヘッド3の走行方向前後にそれぞれ複数のガイ
ドローラ4が装置本体1の内面から突出して設けられ、
該ガイドローラ4が鋳鉄管2の表面に接当することによ
つて渦流探傷ヘッド3と鋳鉄管2とのギャップが規制さ
れる。第4図は1つの渦流探傷ヘッド3の検出部の構成
を示し、渦流探傷ヘッド3の走行方向イに配置された3
個のコイル5,6,7からなり、中央の駆動コイル6の
走行方向イの前後に誘導コイル5卦よび7が配設され、
それぞれの誘導コイル5,7は駆動コイル6VC一部オ
ーバーラツプして訃り、かつ第5図の如く差動的に直列
接続されて出力電圧Vが取り出される。
所定巾を軸心方向に走査して能率的な検査を感度よ<行
なえる探傷装置を提供するもので、以下その実施例を図
面に基づいて説明する。第1図は正面図、第2図は側面
図を示し、1は被検査用の鋳鉄管2VC、沿い、その軸
心方向に移動可能に設けられた装置本体で、鋳鉄管2の
約半周を覆うように構成され、その内周面に鋳鉄管2の
周方向に並べられた複数個の渦流探傷ヘッド3が設けら
れ、隣接する渦流探傷ヘッド3は第3図のヘッド展開図
に示されるようにその端部が互いにオーバーラップする
ように本体移動方向前後に千鳥状に配置されている。こ
れにより複数個の渦流探傷ヘッド3を本体1の移動と共
にイ方向に走行させた場合、鋳鉄管2の約半周に発生し
たクラックはすべてカバーされることになる。また前記
渦流探傷ヘッド3の走行方向前後にそれぞれ複数のガイ
ドローラ4が装置本体1の内面から突出して設けられ、
該ガイドローラ4が鋳鉄管2の表面に接当することによ
つて渦流探傷ヘッド3と鋳鉄管2とのギャップが規制さ
れる。第4図は1つの渦流探傷ヘッド3の検出部の構成
を示し、渦流探傷ヘッド3の走行方向イに配置された3
個のコイル5,6,7からなり、中央の駆動コイル6の
走行方向イの前後に誘導コイル5卦よび7が配設され、
それぞれの誘導コイル5,7は駆動コイル6VC一部オ
ーバーラツプして訃り、かつ第5図の如く差動的に直列
接続されて出力電圧Vが取り出される。
いま、駆動コイル6に交流を流した場合、鋳鉄管2の表
面に渦電流が発生し、クラツクによつて渦電流の流れ方
が変化した時に誘導コイル5,7は検出信号を発生する
。誘導コイル5,7が差動的に接続されるのは、ギヤツ
プ変動を打消して鋳鉄管2の一様な表面荒さに感じさせ
ないためと、クラツクによるレベル差動を大きくとるた
めである。前述のように複数個の渦流探傷ヘツド3がそ
れぞれ周方向に区分された鏡鉄管2の軸心方向の走査区
域を分担するので、1つの渦流探傷ヘツドが全域を走査
する場合に比べて各渦流探傷ヘツド3のクラツクに対す
る感度は向上するが、複数個の渦流探傷ヘツド3は接近
させることが必要である。
面に渦電流が発生し、クラツクによつて渦電流の流れ方
が変化した時に誘導コイル5,7は検出信号を発生する
。誘導コイル5,7が差動的に接続されるのは、ギヤツ
プ変動を打消して鋳鉄管2の一様な表面荒さに感じさせ
ないためと、クラツクによるレベル差動を大きくとるた
めである。前述のように複数個の渦流探傷ヘツド3がそ
れぞれ周方向に区分された鏡鉄管2の軸心方向の走査区
域を分担するので、1つの渦流探傷ヘツドが全域を走査
する場合に比べて各渦流探傷ヘツド3のクラツクに対す
る感度は向上するが、複数個の渦流探傷ヘツド3は接近
させることが必要である。
そこで駆動コイル6VC流される交流周波数を異ならし
めて相互干渉を避ける。この周波数は0.5〜2.4K
HZの範囲の時に表面スケールに対してS/Nがよく、
鋳鉄管の探傷では最適である。この場合周波数はすべて
の渦流探傷ヘツド3に対して第3図の如くF,〜F9と
変えてもよく、また2つの周波数Fl,f2を隣接する
渦流探傷ヘツド3に対して交互に変えて例えば第3図で
前列ではf1の周波数、後列ではF2の周波数を使用し
てもよい。次に第6図でコイル5,6,7の具体的な配
置の一例を示す。
めて相互干渉を避ける。この周波数は0.5〜2.4K
HZの範囲の時に表面スケールに対してS/Nがよく、
鋳鉄管の探傷では最適である。この場合周波数はすべて
の渦流探傷ヘツド3に対して第3図の如くF,〜F9と
変えてもよく、また2つの周波数Fl,f2を隣接する
渦流探傷ヘツド3に対して交互に変えて例えば第3図で
前列ではf1の周波数、後列ではF2の周波数を使用し
てもよい。次に第6図でコイル5,6,7の具体的な配
置の一例を示す。
誘導コイル5,7の中心間隔aは15〜25m1が最も
感度が良く、最適である。また隣接する渦流探傷ヘツド
3,3がオーバーラツプする個所での誘導コイル7と5
の間隔bは駆動周波数を異ならしめることにより、10
〜20m11Lにできる。またコイル5,6,7の鋳鉄
管の周方向長さcは50〜60mmであれば良く、この
程度であれば感度を低下させることはない。な}検出信
号の取り出しは、各渦流探傷ヘツドの検出信号を整流し
た後、これらを加算して取り出す。
感度が良く、最適である。また隣接する渦流探傷ヘツド
3,3がオーバーラツプする個所での誘導コイル7と5
の間隔bは駆動周波数を異ならしめることにより、10
〜20m11Lにできる。またコイル5,6,7の鋳鉄
管の周方向長さcは50〜60mmであれば良く、この
程度であれば感度を低下させることはない。な}検出信
号の取り出しは、各渦流探傷ヘツドの検出信号を整流し
た後、これらを加算して取り出す。
またヘツドは鋳鉄管の約半周を覆うように円弧状に並べ
てもよく、全周を覆うように円状に並べてもよい。以上
本発明によれば、複数個の渦流探傷ヘツドを鋳鉄管の周
方向に並べるとともに隣接する渦流探傷ヘツドの端部が
互いに重なり合うように本体移動方向前後に千鳥状に配
置して設けたので、各渦流探傷ヘツドのクラツクに対す
る感度は向上することは勿論、鋳鉄管の周力回の所定巾
を軸心力向に走査して倹査できて、非常に能率的である
。
てもよく、全周を覆うように円状に並べてもよい。以上
本発明によれば、複数個の渦流探傷ヘツドを鋳鉄管の周
方向に並べるとともに隣接する渦流探傷ヘツドの端部が
互いに重なり合うように本体移動方向前後に千鳥状に配
置して設けたので、各渦流探傷ヘツドのクラツクに対す
る感度は向上することは勿論、鋳鉄管の周力回の所定巾
を軸心力向に走査して倹査できて、非常に能率的である
。
しかも各渦流探傷ヘツドの相互干渉も駆動周波数を異な
らしめることにより簡単に解消できる。さらに渦流探傷
ヘツドを、中央に配置された駆動コイルと、該駆動コイ
ルの本体移動力向前後に配置されて該駆動コイルと一部
重なり合うとともに互いに差動的に直列接続された2個
の誘導コイルとで構成したので、測定結果に影響を与え
る渦流探傷ヘツドと鋳鉄管との間のギヤツプ変動を打消
して鋳鉄管の一様な表面荒さに感じなくなるとともにク
ラツクによるレベル差動を大きくでき、表面凹凸が激し
い鋳鉄管の探傷には非常に効果的である。
らしめることにより簡単に解消できる。さらに渦流探傷
ヘツドを、中央に配置された駆動コイルと、該駆動コイ
ルの本体移動力向前後に配置されて該駆動コイルと一部
重なり合うとともに互いに差動的に直列接続された2個
の誘導コイルとで構成したので、測定結果に影響を与え
る渦流探傷ヘツドと鋳鉄管との間のギヤツプ変動を打消
して鋳鉄管の一様な表面荒さに感じなくなるとともにク
ラツクによるレベル差動を大きくでき、表面凹凸が激し
い鋳鉄管の探傷には非常に効果的である。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の正面図
、第2図は側面図、第3図は複数の渦流探傷ヘツドの展
開図、第4図は渦流探傷ヘツドの構成図、第5図はヘツ
ドを構成するコイルの結線図、第6図はコイルの具体的
な配置の一例図である。 2・・・・・・鋳鉄管、3・・・・・・渦流探傷ヘツド
、5,7・・・・・・誘導コイル、6・・・・・・駆動
コイル。
、第2図は側面図、第3図は複数の渦流探傷ヘツドの展
開図、第4図は渦流探傷ヘツドの構成図、第5図はヘツ
ドを構成するコイルの結線図、第6図はコイルの具体的
な配置の一例図である。 2・・・・・・鋳鉄管、3・・・・・・渦流探傷ヘツド
、5,7・・・・・・誘導コイル、6・・・・・・駆動
コイル。
Claims (1)
- 1 被検査用鋳鉄管に沿いその軸心方向に移動可能な本
体に、複数個の渦流探傷ヘッドを鋳鉄管の周方向に並べ
るとともに隣接する渦流探傷ヘッドの端部が互いに重な
り合うように本体移動方向前後に千鳥状に配置して設け
、前記渦流探傷ヘッドを、中央に配置されて隣接ヘッド
では異なる周波数の交流で駆動される駆動コイルと、該
駆動コイルの本体移動方向前後に配置されて該駆動コイ
ルと一部重なり合うとともに互いに差動的に直列接続さ
れた2個の誘導コイルとで構成したことを特徴とする鋳
鉄管探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54022425A JPS597940B2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 鋳鉄管探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54022425A JPS597940B2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 鋳鉄管探傷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55113948A JPS55113948A (en) | 1980-09-02 |
JPS597940B2 true JPS597940B2 (ja) | 1984-02-21 |
Family
ID=12082323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54022425A Expired JPS597940B2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 鋳鉄管探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597940B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03102631U (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-25 | ||
WO2018116546A1 (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | レール検査システム |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2577684Y2 (ja) * | 1992-10-28 | 1998-07-30 | 原電子測器株式会社 | 渦流探傷用コイル装置 |
JP5970784B2 (ja) * | 2011-11-15 | 2016-08-17 | Jfeスチール株式会社 | ロール表層欠陥検出装置 |
JP6196605B2 (ja) * | 2014-12-01 | 2017-09-13 | 三菱重工業株式会社 | 渦電流探傷プローブ |
-
1979
- 1979-02-26 JP JP54022425A patent/JPS597940B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03102631U (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-25 | ||
WO2018116546A1 (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | レール検査システム |
JP2018100942A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | レール検査システム |
US10989694B2 (en) | 2016-12-21 | 2021-04-27 | Hitachi High-Tech Fine Systems Corporation | Rail inspection system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55113948A (en) | 1980-09-02 |
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