JPS597599Y2 - スラリポンプ - Google Patents
スラリポンプInfo
- Publication number
- JPS597599Y2 JPS597599Y2 JP1975170511U JP17051175U JPS597599Y2 JP S597599 Y2 JPS597599 Y2 JP S597599Y2 JP 1975170511 U JP1975170511 U JP 1975170511U JP 17051175 U JP17051175 U JP 17051175U JP S597599 Y2 JPS597599 Y2 JP S597599Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition wall
- impeller
- casing
- pump
- slurry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は多段ポンプの改良に関する。
従来の多段ポンプは、スラリー液用、清純液用にかかわ
らず共に段間の仕切に仕切プッシュが用いられているが
、段間の圧力差による流れがポンプの構造上必ず生じ、
このため例えばスラリーを取り扱う多段スラリーポンプ
では、仕切プッシュと羽根車のボス部などとの間にスラ
リーが噛み込み、その部分が摩耗しさらには腐食してク
リアランスが広くなることによりポンプ性能の低下を生
じ、さらには軸方向荷重の増大などの弊害をきたしてい
た。
らず共に段間の仕切に仕切プッシュが用いられているが
、段間の圧力差による流れがポンプの構造上必ず生じ、
このため例えばスラリーを取り扱う多段スラリーポンプ
では、仕切プッシュと羽根車のボス部などとの間にスラ
リーが噛み込み、その部分が摩耗しさらには腐食してク
リアランスが広くなることによりポンプ性能の低下を生
じ、さらには軸方向荷重の増大などの弊害をきたしてい
た。
本考案は、前述のような従来の多段ポンプの欠点を除去
し、ポンプ性能の低下などの弊害をきたすことなく、長
期にわたり安定して作動する多段ポンプを提供すべくな
されたものである。
し、ポンプ性能の低下などの弊害をきたすことなく、長
期にわたり安定して作動する多段ポンプを提供すべくな
されたものである。
本考案によれば、ケーシング内壁からケーシングの中心
部に向って延びる仕切壁を有する多段ポンプ用ケーシン
グ内に、前記仕切壁により隔てられた少なくとも２個の
羽根車を設けてなる多段ポンプにおいて、前記仕切壁の
半径方向内方に環状の空所を形或し、その空所内に補助
羽根車を設け、その補助羽根車はその吐出口が仕切壁の
高圧側を向いており、そしてその補助羽根車を前記羽根
車と共に回転軸により回転するようになっている。
部に向って延びる仕切壁を有する多段ポンプ用ケーシン
グ内に、前記仕切壁により隔てられた少なくとも２個の
羽根車を設けてなる多段ポンプにおいて、前記仕切壁の
半径方向内方に環状の空所を形或し、その空所内に補助
羽根車を設け、その補助羽根車はその吐出口が仕切壁の
高圧側を向いており、そしてその補助羽根車を前記羽根
車と共に回転軸により回転するようになっている。
したがって仕切壁の高圧側から低圧側に流れようとする
液は補助羽根車によって高圧側に押圧され、それ故に液
中に含まれるスラリーが仕切プッシュと羽根車のボス部
などの間に噛み込むことがない。
液は補助羽根車によって高圧側に押圧され、それ故に液
中に含まれるスラリーが仕切プッシュと羽根車のボス部
などの間に噛み込むことがない。
以下、本考案の実施例を図面を参照し説明する。
ポンプケーシング１はその内壁からケーシングの中心部
に向って延びる仕切壁６を有し、その仕切壁６を隔てて
ポンプケーシング１内には初段羽根車２−Ｉおよび二段
目羽根車２−ＩＩが設けられている。
に向って延びる仕切壁６を有し、その仕切壁６を隔てて
ポンプケーシング１内には初段羽根車２−Ｉおよび二段
目羽根車２−ＩＩが設けられている。
第１図には二段目羽根車までしか示されていないが、そ
の後に適宜段数の羽根車を設けることは任意である。
の後に適宜段数の羽根車を設けることは任意である。
初段羽根車２−■と二段目羽根車２−ＩＩとの間にはス
リーブ４が介装されている。
リーブ４が介装されている。
仕切壁６の半径方向内方には環状の空所７が形威されて
おり、その空所７内に補助羽根車３が設けられており、
この補助羽根車はその吐出口が仕切壁の高圧側である羽
根車の方に向いている。
おり、その空所７内に補助羽根車３が設けられており、
この補助羽根車はその吐出口が仕切壁の高圧側である羽
根車の方に向いている。
補助羽根車３は羽根車２−Ｉ，２−ＩＩと共に回転軸５
により回転される。
により回転される。
従来の多段ポンプにおいては、図においてイ部と口部と
の間、すなわち仕切壁６の両側間に生じる羽根車の遠心
力に基づく圧力差により起る流れのために、仕切板６の
内端と羽根車２−Ｉ，２−ＩＩのボス部との間にスラリ
ーを噛み込み、そのスラノーによりその部分が摩滅しさ
らには腐食してクノアランスが広くなり、ポンプ性能の
低下をきたす。
の間、すなわち仕切壁６の両側間に生じる羽根車の遠心
力に基づく圧力差により起る流れのために、仕切板６の
内端と羽根車２−Ｉ，２−ＩＩのボス部との間にスラリ
ーを噛み込み、そのスラノーによりその部分が摩滅しさ
らには腐食してクノアランスが広くなり、ポンプ性能の
低下をきたす。
本考案においては、イ部と口部、すなわち仕切壁６の両
側間に生じる圧力差に打ち勝つ遠心力を生じさせる補助
羽根車３を設けることにより、仕切壁６両側間のスラリ
ーの流れが防止され、したがってスラリーが仕切壁６の
内端と羽根車２−Ｉ，２−ＩＩのボス部との間に噛み込
まれることがなくなり、従来の多段ポンプの前記欠点は
解消されて長期にわたり安定して作動する。
側間に生じる圧力差に打ち勝つ遠心力を生じさせる補助
羽根車３を設けることにより、仕切壁６両側間のスラリ
ーの流れが防止され、したがってスラリーが仕切壁６の
内端と羽根車２−Ｉ，２−ＩＩのボス部との間に噛み込
まれることがなくなり、従来の多段ポンプの前記欠点は
解消されて長期にわたり安定して作動する。
第２図は羽根車を背面組合わせした多段ポンプに本考案
を実施した例を示し、第１図の部分に対応する部分には
同じ符号が付されている。
を実施した例を示し、第１図の部分に対応する部分には
同じ符号が付されている。
この実施例においても、仕切壁６の半径方向内方に環状
の空所７が形或されており、その空所７内に補助羽根車
３が設けられている。
の空所７が形或されており、その空所７内に補助羽根車
３が設けられている。
なお、この例では二段目羽根車２−ＩＩには従来公知の
態様で裏羽根が取付けられていて、両側部の圧力差の均
等化を計っている。
態様で裏羽根が取付けられていて、両側部の圧力差の均
等化を計っている。
以上説明したように、本考案によれば仕切壁へのスラリ
ーなどの噛み込みを確実に防止し、スラリーなどが仕切
壁に噛み込むことにより起るクリアランスの増大を防ぎ
、長期にわたり安定したポンプ性能を維持することがで
きる。
ーなどの噛み込みを確実に防止し、スラリーなどが仕切
壁に噛み込むことにより起るクリアランスの増大を防ぎ
、長期にわたり安定したポンプ性能を維持することがで
きる。
第１図は本考案に係る多段ポンプの第１実施例の断面図
、第２図は同第２実施例の断面図である。 １・・・・・・ポンプケーシング、２−Ｉ，２−ＩＩ・
・・・・・羽根車、３・・・・・・補助羽根車、４・・
・・・・スリーブ、５・・・・・・回転軸、６・・・・
・・仕切壁、７・・・・・・仕切壁の半径方向に形威し
た環状の空所。
、第２図は同第２実施例の断面図である。 １・・・・・・ポンプケーシング、２−Ｉ，２−ＩＩ・
・・・・・羽根車、３・・・・・・補助羽根車、４・・
・・・・スリーブ、５・・・・・・回転軸、６・・・・
・・仕切壁、７・・・・・・仕切壁の半径方向に形威し
た環状の空所。
Claims (1)
- ケーシング内壁からケーシングの中・シ倍シに向って延
びる仕切壁を有する多段ポンプ用ケーシング内に、前記
仕切壁により隔てられた少なくとも２個の羽根車を設け
てなる多段ポンプにおいて、前記仕切壁の半径方向内方
に環状の空所を形威し、その空所内に補助羽根車を設け
、その補助羽根車はその吐出口が仕切壁の高圧側を向い
ており、そしてその補助羽根車を前記羽根車と共に回転
軸により回転するようにしてなることを特徴とする多段
ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975170511U JPS597599Y2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | スラリポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975170511U JPS597599Y2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | スラリポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5283004U JPS5283004U (ja) | 1977-06-21 |
| JPS597599Y2 true JPS597599Y2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=28649019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1975170511U Expired JPS597599Y2 (ja) | 1975-12-19 | 1975-12-19 | スラリポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597599Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6123894A (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-01 | Taiheiyo Kiko Kk | 二段遠心ポンプの逆流防止機構 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4520339Y1 (ja) * | 1967-12-05 | 1970-08-15 |
-
1975
- 1975-12-19 JP JP1975170511U patent/JPS597599Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4520339Y1 (ja) * | 1967-12-05 | 1970-08-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5283004U (ja) | 1977-06-21 |
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