JPS5975198A - 放射性廃棄物の処理方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は原子力発電所などから生ずる放射性廃棄物の
処理方法及び装置に関する。

放射性廃棄物は廃棄物廃水（水分８７％、固形分１３チ
美浜、温間原子力発電所の説明）として生ずるが、本発
明は水分を蒸散させる予備処理全することなく、直接送
入の方法により廃棄物廃水中の水分全蒸散して固形分を
プラスチックにより完全密封のペレットとして取出し、
このベンツ）ｋ直接又は四角柱形の合成樹脂容器内に収
容して土中埋設し、又は海中投棄するようにしたことに
ある。

従来、放射性廃棄物廃水はドラム缶の内側にコンクリー
ト、アスファルト等による内張層を設け、この内張層間
の内部にコンクリート或はアス７アル）　６０　ｆｙ　
、上記の廃棄物廃水全４０チの割合にて攪拌注入し、自
然固化させる方法が提案されているが、か＼る要領は構
造及び作業全複雑にして、しかも廃棄物中の固形分子全
ドラム缶の容量のわずか５．２％程度に少ない量しか収
容しないという欠点がある。

そこで廃棄物廃水全乾燥装置に予備的に通して水分全蒸
散させて、固形分全粉末化、ペレット化して上記内張層
間に収容しモノマーの注入により固体化する提案がある
も、この要領は廃棄物中の固形分子の収容量を増大する
ことには成功するが、予備乾燥に多くの設備及び労力を
要すという欠点があり、しかもなお、残留する空気抵抗
、表面張力等の作用によシモノマーの浸透しない個所が
生じて安全性に不安が残るという欠点がある。

本発明はこれもの欠点を解消すると共に、より安全な処
理方法、装置を提案するものである。

本発明の原理は放射性廃棄物廃水をラジカル重合性モノ
マーと共に、第１．第２帯熱スクリユー筒に順次送入し
て、廃棄物廃水中の水分及び包含ガスを放散し押送して
、モノマーの流動性により固形分子を内包して押出し、
僅かに押出た点で順次切断して、切口金モノマーの流動
性作用により閉塞するようにして、完全密封形のペレッ
トとして取出し、該ペレットヲ直接又は合成樹脂容器に
収容して土中埋設或は海中投棄することにある。

以上により本発明によれば、放射性廃棄物廃水は水分蒸
散の予備処理をすることなく、第１帯熱スクリユー筒に
順次送入すると、廃棄物廃水中の固形分子のみがプラス
チックによって完全内包されたペレットとして取出され
ること＼なるので、装置９作業を著しく簡便にして、且
つ土中埋設及び海中投棄に当って、放射性物質の洩出す
るおそれを確実に解消することができるものとなる。

以下図面を参照１７ながら詳細説明する。

放射性廃棄物廃水と、アクリル酸エチル、メチル、メタ
リル酸メチル、酢酸ビニル等からなるラジカル重合性モ
ノマーの送入板部１１　、１２に接続して回転攪拌型１
３を内股するホッパ１４ヲ設け、該ホッパ下に第１帯熱
スクリユー筒１５全接続縦設する。■６はスクリューで
ホッパ１４上のモータ１７により攪拌型１３と共に回転
するようになっている。

１８は第２帯熱スクリユー筒で、第１スクリユー筒１５
の下端に接続して水平方向に設けている。

該筒内のスクリュー１９はモータ２０により回転する。

２１は第１．第２スクリュー筒間の鉤部に設けるガス排
気孔である。

第２スクリユー筒１８の先端に押出しダイス２２と、該
ダイス２２の押出口に面して切断機構２３を設ける。切
断機構２３１−１：放射状に切断刃を有して回転する回
転形、上下動する板刃等より選択することかできる。な
お、２４は第１．第２スクリユー筒に巻着１〜た帯熱用
ヒーター等の熱源である０ そこで、廃棄物廃水とラジカル重合性モノマーを送入板
部１１　、１２よりホッパ１４内に送入すると、佐づ回
転攪拌型１３ニて混合溢出して第１帯熱スクリユー筒１
５内に入り、瞬間的に水分の８０〜９０チは蒸散して残
留する固形分子とモノマーがスクリュー１６の回転によ
り順次混合下降して第２帯熱スクリユー筒１８に移送さ
れる。その過程で包含するガスはガス排気孔２１より放
散して、ガス類の混じらない混合物として回転するスク
リュー１９にて第１図左方向に押送される。その間モノ
マーはその流動性により外側に寄って圧縮されて行く固
形分子全内包し、断面が２重丸で内側丸内が固形分子、
内側丸と外側九間がモノマーという棒形にてダイス２２
より押出されること＼なる。ダイス２２よシ僅かに押出
た点で切断機構２３により切断してペレット２５として
受面２６に落とされるが、切口は外皮全構成するモノマ
ーのみがその流動性により急速に戻って再接着するため
に完全密封形のペレット２５として受面２６に落人する
とと＼なる。

受面２６に落人した多数のペレット２５はそのま＼地中
の埋設個所に運搬して埋設することができる。また容器
２７に一定量づつ収容して地中に埋設したり海中投棄す
ることもできる。

この容器２７は経済性、耐蝕性などの理由から合成樹脂
にて形成することが適当している。

合成樹脂容器２７は中空成形法によって得ることができ
る利点を用いて、ドラム缶と同じ程度の大きさを有して
角柱形において形成し、上部にペレット２５の挿入口２
８ヲ設け、各側光の中間にフォークリフト２９の保持腕
３０が没入することのできる深さの横形凹陥部３１を設
ける。′！た各壁面を多層とする成形によって容器を著
しく強化することもできる。なお強度上弱い挿入口２８
部分は内嵌めキャップ３２と外嵌めキャップ３３を嵌め
て強化するようにする。

多数のペレット２５は挿入口２８より容器２７内に収容
し、一杯に詰めたところで前記のキャップ３２　、３３
　’に嵌めて密封し、−例として第１０図に示すように
地中深く掘り下げた個所に数段〜数拾段に積み並べて集
中埋設するのである。

フォークリフトの保持腕３０が凹陥部３１に没入して容
器２７ヲ保持（第７図）するので、従来のドラム缶３４
の間隔装置いた並列（第９図）と違って、第８図に示す
ように隙間なく並列させて集中埋設の効率を大きく向上
させることができる０ 海中投棄の場合は海水比重との関係で、第５図に示すよ
うにペレット２５を７分目程度収容し、残る３分にコン
クリート漿等の重量物３５ヲ充填して投棄するようにす
る。

以上要するに本発明は放射性廃棄物廃水の水分を蒸散し
、包含するガス全抜いて固形分子のみにして、これをプ
ラスチックにて包んだ完全１’を形のベレットとして取
出し、このペレットを直接又は容器に収容して地中埋設
、海中投棄するようにしたので、装置及び作業全簡便に
して、極めて安全度高くして処理できる優れた効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は完全密封形ペレットの成形装置の一収容容器の
斜視図、第、４図はベレット収容例全示す縦断面図、第
５図は同、海中投棄用の収容例を示す縦断面図、第６図
は同、挿入部部分の拡大断面図、第７図はフォークリフ
トによる運搬例を示す斜視図、第８図は並列例を示す平
面図、第９図は従来のドラム缶の並列例全示す平面図、
第１０図は地中の多段埋設例を示す断面図、１１　、１
２は送入板部、１４はホッパ、１５は第１帯熱スクリユ
ー筒、１８は第２帯熱スクリユー筒、２１はガス排気孔
、２２は押出しダイス、２３は切断機構、２５はベレッ
ト、２７は容器である。 特許出願人　荒　木　洋　治 特開昭５９−７５１９８　（５）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　放射性廃棄物廃水全ラジカル重合性モノマーと共
   に、回転スクリュー内挿の第１帯熱スクリユー筒内に送
   入して、前記廃棄物廃水中の水分を蒸散させ、残留する
   固形分子を前記モノマーと共に第２帯熱スクリユー筒へ
   移送し、移送過程において包含ガスを放散させ、固形分
   子を圧縮しつつモノマーの流動性により前記固形分子全
   内包押出し細断し、細断切口をモノマーの戻り接着によ
   り閉塞して、完全密封形のペレットとして落下させ、該
   ペレットヲ直接又は合成樹脂製の四角柱形容器に収容し
   、土中埋設、或は海中投棄することを特徴とする放射性
   廃棄物の処理方法。 ２　放射性廃棄物廃水とラジカル重合性モノマーの送入
   用ホッパと、該ホッパ下に接続する混合移送用の第１帯
   熱スクリユー筒と、該スクリュー筒にガス排気孔を挾ん
   で且つ角度金かえて接続する押送用の第２帯熱スクリユ
   ー筒と、該スクリュー筒の先端に設ける押出ｌ〜ダイス
   と、該ダイスの前面に接面配設する切断機構とからなる
   廃棄物固形分子をプラスチックにより完全内包するペレ
   ットの形成機構と、該ペレット多数を収容する四角柱形
   で各側光の中間に横形凹陥部付の合成樹脂製の容器とか
   らなる放射性廃棄物の処理装置。