JPS5974212A - 鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供する溶鋼の取鍋精錬方法 - Google Patents
鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供する溶鋼の取鍋精錬方法Info
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- JPS5974212A JPS5974212A JP18416882A JP18416882A JPS5974212A JP S5974212 A JPS5974212 A JP S5974212A JP 18416882 A JP18416882 A JP 18416882A JP 18416882 A JP18416882 A JP 18416882A JP S5974212 A JPS5974212 A JP S5974212A
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
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- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供す
る溶鋼の取鍋精錬法に関するものであり、とくに冷間圧
延2回法で87級相当の高級材の製造を目指すのに、窒
素(N)、いおう(S)、酸素(0)の極めて少ない鋼
素材の溶製に有利な難還元性脱硫フラックスを使う取鍋
精錬法について提案する。 一般に無方向性電磁鋼板の最も重要な特性は、鉄損の低
いことであり、この鉄損は冷間圧延後の仕上焼鈍によっ
て得られる再結晶粒径に依存し、最も低い鉄損は再結晶
粒径が150〜250μのときに得られることが知られ
ている。かかる粒径に再結晶させるためには、窒化物、
硫化物の如き微細な析出物を極度に少なく管理すること
が有効である。それら析出物のうち、まず窒化物につい
ては、鋼中に0.15%以上のAjを含有させることに
よりAjNを比較的大きな粒径で析出させることができ
るので、仕上焼鈍に際して再結晶の粒成長を妨げること
は少ない。一方、硫化物については、希土類元素あるい
はCa、の添加により硫化物を熱力学的に安定な状態に
して固溶再析出することがないようにする方法、あるい
は比較的大きな析出物として固定することにより鉄損値
の&善を目指す方法等が、特開昭141−62115号
あるいは同5fi−24942号公報により知られてい
る。 ところで、高級電磁鋼板においては、さらに鉄損を改善
する必要があり、そのためには通常最適、の再結晶粒径
に調整するとともに基地組織中の介在物や析出物を極力
低減することが必要である。 無方向性高級電磁鋼板の鉄損値は、磁気的履歴損失(ヒ
ステリシス損失)と渦電流損失とからなるが、その比率
は6〜7:4〜8でヒステリシス損失の影響の方が大き
い。 その鉄損に影響を及ぼす両因子のうち渦電、流損失を低
減するには、SiやAIの含有量を増加して鋼板基地の
電気抵抗を低減することが有効である。 しかし、si + AIの含有量が4%を越えると冷延
時に割れが生じるため、渦電流損失の低減には限界があ
る。一方、ヒステリシス損失は、基地組織中の介在物や
析出物によって増加する。すなわち、磁壁の移動に際し
、これらの介在物や析出物が障学となってヒステリシス
損失を増加させるのである。従って、このような介在物
や析出物を形成するのは、前記窒化物や硫化物とともに
酸化物であるから、高級無方向性電磁鋼板を得るために
鉄損値を現在水準以上に改善するためには、素材中のN
、S、0を極力低減することが必要であると言える。 そこで、本発明は、上述した従来技術の実情に鑑みそう
した問題点の克服を目的として、難還元性脱硫フラック
スの添加による特殊取鍋精錬法の実施により、極低鉄損
値を示す高級材:例えば1回冷延法でも810級相当の
もの、2回冷延法で87〜8級相当の無方向性珪素鋼板
を容易に製造するのに有利な鋼素材を提供することがで
きる方法である。以下に本発明取鍋精錬法の詳細につい
て説明する。 無方向性電磁鋼板用素材の溶製は、脱硫溶銑を製鋼炉で
脱0精錬した後、さらに取鍋精錬炉に上り脱C処理して
行うのが普通である。取鍋精錬処理は、真空処理が多く
用いられており、まずリムド処理により十分脱0し、そ
の後SiおよびAIを・添加してさらに脱酸しながら溶
鋼を十分攪拌し、脱酸生成物の浮上分離を図る。 溶鋼中のSは、溶銑脱硫により十分低くしておくことが
必要であるが、製鋼炉段階での汚染により復硫する場合
もあり、がならずしも満足のゆく低硫溶鋼が得られてい
ないのが現状である。このことから、81匁ひAIによ
る脱酸の後で、脱硫フラックスを添加して脱硫を図る試
みもあるが、87級に相当するような高級無方向性電磁
鋼板の鉄損値を確保するSIA度(8<15 Ppm
)を得るためには、大量の脱硫フラックスの添加が必要
である。ところがこの方法の場合、脱酸が阻害されて十
分に進行しないという欠点があった。 こうした各種の技術的な問題点の検討のもとで、本発明
は、Siおよびhtの添加による脱酸・成分調整の後に
、希土類元素またはそれらの同効の合金を添加して溶存
Sを一旦低減させた後、さらに楚還元性脱硫フラックス
を添加して溶存Sを脱硫するとともに、上記希土類元素
の添加によって生成し、溶鋼中に浮遊している希土類元
素の硫化物・あるいはその硫酸化物を該脱硫フラックス
の作用によって浮上分離を促進させることにより、効果
的に脱硫脱酸する方法を考えたのである。 以下かかる本発明をさらに詳細に説明する。一般に、希
土類元素は、酸素との親和力が強く、脱硫を有効に行う
ためには、あらかじめ溶−を十分に脱酸し、脱酸生成物
は予め県外に除去しておくことが必要である。したがっ
て、希土類元素の添加に先立ち、溶鋼中にSiおよびA
Iを添加し十分脱酸した後で希土類元素を添加する。希
土類元素の添加は溶鋼中の溶存Sを平衡5I11度に低
減するために必要な添加量を確保することが大切で、具
体的には0.1〜2kIi/lの希土類元素を添加する
。 通常無方向性電磁鋼板の製造においては、溶銑脱硫にお
いて溶鋼のS濃度を100 ppm程度以下ニ下げてか
ら取鍋精錬を行うので、希土類元素ノSとの反応効率を
約50%と見込んで2 kg/ を以下の添加が必要で
ある。一方、溶−の初期84度が低い場合でも、0.1
1c9/を以下の添加量では本性における効果は期待で
きない。 希土類元素を添加した後、溶存Sとの反応を完全に行わ
せるために溶鋼を十分攪拌する。希土類元素は、溶存S
および溶鋼中に浮遊する酸化物と反応し、硫化物(Oe
S 、 LaS lあるいは酸硫化物(Oe、0.S
I La2O2S )を形成するが、これらの硫化物あ
るいは酸硫化物は密度が大きく、溶鋼に対する密麿差が
小さいためあまり浮上分離が期待できず溶鋼中に浮遊し
てい、る。 次いで、上記希土類元素の添加によって溶存Sの低下し
た溶鋼に対し、さらに脱硫フラックスを添加し、該希土
類元素と未反応のままで残った鋼中溶存Sを脱硫する。 この脱硫フラックスの添加によって新らたに生成した硫
化物あるいは過剰に存在するフラックスは、先に形成さ
れ密度が大きく浮上できずに溶鋼中に浮遊している希土
類元素の硫化物や酸硫化物と吸着合体し、その結果見掛
は上の密度を低下させて浮上性の向」;を招いて溶鋼か
らの脱硫を急激に促進するようになる。ここで使用する
脱硫フラックスは、石灰(OaO)、弗化カルシラA
(OaF、 ) 、ソーダ灰(Na、Co、 )など通
常使用される公知の種類のもの、あるいはそれらを複合
したものでもよいが、石灰(OaO)など溶鋼温度にお
いて固体の7ラツクスを使用する場合、溶鋼温度におい
て滓化溶融を促進するため、弗化カルシラA(OaF、
)、酸化鉄(F8$108 )などの1種類以上を添加
したものを混合して使用する。 ただ、こうした石灰やソーダ灰等の脱硫フラックスの場
合次のような欠点があって、本発萌法の場合好ましくな
い。すなわち、第1・2図は、希土類元素と脱硫フラッ
クスとの複合添加において、脱硫フラックスの成分を変
えたときの、〔%S〕 。 〔%0〕とフラックス添加量との関係を示すものである
。この図から判るように、石灰(OaOiに弗化カルシ
ウム(OaF、 )を滓化溶融促進剤として混合した脱
硫フラックス(図中・印)の場合、高級無方向性電磁鋼
板の鉄損値を確保するための(S)1度(S<15 P
pm ) ラフ1ルタメに:ハ75ツクス添加量は5
kg / を以上が必要となる。一方
る溶鋼の取鍋精錬法に関するものであり、とくに冷間圧
延2回法で87級相当の高級材の製造を目指すのに、窒
素(N)、いおう(S)、酸素(0)の極めて少ない鋼
素材の溶製に有利な難還元性脱硫フラックスを使う取鍋
精錬法について提案する。 一般に無方向性電磁鋼板の最も重要な特性は、鉄損の低
いことであり、この鉄損は冷間圧延後の仕上焼鈍によっ
て得られる再結晶粒径に依存し、最も低い鉄損は再結晶
粒径が150〜250μのときに得られることが知られ
ている。かかる粒径に再結晶させるためには、窒化物、
硫化物の如き微細な析出物を極度に少なく管理すること
が有効である。それら析出物のうち、まず窒化物につい
ては、鋼中に0.15%以上のAjを含有させることに
よりAjNを比較的大きな粒径で析出させることができ
るので、仕上焼鈍に際して再結晶の粒成長を妨げること
は少ない。一方、硫化物については、希土類元素あるい
はCa、の添加により硫化物を熱力学的に安定な状態に
して固溶再析出することがないようにする方法、あるい
は比較的大きな析出物として固定することにより鉄損値
の&善を目指す方法等が、特開昭141−62115号
あるいは同5fi−24942号公報により知られてい
る。 ところで、高級電磁鋼板においては、さらに鉄損を改善
する必要があり、そのためには通常最適、の再結晶粒径
に調整するとともに基地組織中の介在物や析出物を極力
低減することが必要である。 無方向性高級電磁鋼板の鉄損値は、磁気的履歴損失(ヒ
ステリシス損失)と渦電流損失とからなるが、その比率
は6〜7:4〜8でヒステリシス損失の影響の方が大き
い。 その鉄損に影響を及ぼす両因子のうち渦電、流損失を低
減するには、SiやAIの含有量を増加して鋼板基地の
電気抵抗を低減することが有効である。 しかし、si + AIの含有量が4%を越えると冷延
時に割れが生じるため、渦電流損失の低減には限界があ
る。一方、ヒステリシス損失は、基地組織中の介在物や
析出物によって増加する。すなわち、磁壁の移動に際し
、これらの介在物や析出物が障学となってヒステリシス
損失を増加させるのである。従って、このような介在物
や析出物を形成するのは、前記窒化物や硫化物とともに
酸化物であるから、高級無方向性電磁鋼板を得るために
鉄損値を現在水準以上に改善するためには、素材中のN
、S、0を極力低減することが必要であると言える。 そこで、本発明は、上述した従来技術の実情に鑑みそう
した問題点の克服を目的として、難還元性脱硫フラック
スの添加による特殊取鍋精錬法の実施により、極低鉄損
値を示す高級材:例えば1回冷延法でも810級相当の
もの、2回冷延法で87〜8級相当の無方向性珪素鋼板
を容易に製造するのに有利な鋼素材を提供することがで
きる方法である。以下に本発明取鍋精錬法の詳細につい
て説明する。 無方向性電磁鋼板用素材の溶製は、脱硫溶銑を製鋼炉で
脱0精錬した後、さらに取鍋精錬炉に上り脱C処理して
行うのが普通である。取鍋精錬処理は、真空処理が多く
用いられており、まずリムド処理により十分脱0し、そ
の後SiおよびAIを・添加してさらに脱酸しながら溶
鋼を十分攪拌し、脱酸生成物の浮上分離を図る。 溶鋼中のSは、溶銑脱硫により十分低くしておくことが
必要であるが、製鋼炉段階での汚染により復硫する場合
もあり、がならずしも満足のゆく低硫溶鋼が得られてい
ないのが現状である。このことから、81匁ひAIによ
る脱酸の後で、脱硫フラックスを添加して脱硫を図る試
みもあるが、87級に相当するような高級無方向性電磁
鋼板の鉄損値を確保するSIA度(8<15 Ppm
)を得るためには、大量の脱硫フラックスの添加が必要
である。ところがこの方法の場合、脱酸が阻害されて十
分に進行しないという欠点があった。 こうした各種の技術的な問題点の検討のもとで、本発明
は、Siおよびhtの添加による脱酸・成分調整の後に
、希土類元素またはそれらの同効の合金を添加して溶存
Sを一旦低減させた後、さらに楚還元性脱硫フラックス
を添加して溶存Sを脱硫するとともに、上記希土類元素
の添加によって生成し、溶鋼中に浮遊している希土類元
素の硫化物・あるいはその硫酸化物を該脱硫フラックス
の作用によって浮上分離を促進させることにより、効果
的に脱硫脱酸する方法を考えたのである。 以下かかる本発明をさらに詳細に説明する。一般に、希
土類元素は、酸素との親和力が強く、脱硫を有効に行う
ためには、あらかじめ溶−を十分に脱酸し、脱酸生成物
は予め県外に除去しておくことが必要である。したがっ
て、希土類元素の添加に先立ち、溶鋼中にSiおよびA
Iを添加し十分脱酸した後で希土類元素を添加する。希
土類元素の添加は溶鋼中の溶存Sを平衡5I11度に低
減するために必要な添加量を確保することが大切で、具
体的には0.1〜2kIi/lの希土類元素を添加する
。 通常無方向性電磁鋼板の製造においては、溶銑脱硫にお
いて溶鋼のS濃度を100 ppm程度以下ニ下げてか
ら取鍋精錬を行うので、希土類元素ノSとの反応効率を
約50%と見込んで2 kg/ を以下の添加が必要で
ある。一方、溶−の初期84度が低い場合でも、0.1
1c9/を以下の添加量では本性における効果は期待で
きない。 希土類元素を添加した後、溶存Sとの反応を完全に行わ
せるために溶鋼を十分攪拌する。希土類元素は、溶存S
および溶鋼中に浮遊する酸化物と反応し、硫化物(Oe
S 、 LaS lあるいは酸硫化物(Oe、0.S
I La2O2S )を形成するが、これらの硫化物あ
るいは酸硫化物は密度が大きく、溶鋼に対する密麿差が
小さいためあまり浮上分離が期待できず溶鋼中に浮遊し
てい、る。 次いで、上記希土類元素の添加によって溶存Sの低下し
た溶鋼に対し、さらに脱硫フラックスを添加し、該希土
類元素と未反応のままで残った鋼中溶存Sを脱硫する。 この脱硫フラックスの添加によって新らたに生成した硫
化物あるいは過剰に存在するフラックスは、先に形成さ
れ密度が大きく浮上できずに溶鋼中に浮遊している希土
類元素の硫化物や酸硫化物と吸着合体し、その結果見掛
は上の密度を低下させて浮上性の向」;を招いて溶鋼か
らの脱硫を急激に促進するようになる。ここで使用する
脱硫フラックスは、石灰(OaO)、弗化カルシラA
(OaF、 ) 、ソーダ灰(Na、Co、 )など通
常使用される公知の種類のもの、あるいはそれらを複合
したものでもよいが、石灰(OaO)など溶鋼温度にお
いて固体の7ラツクスを使用する場合、溶鋼温度におい
て滓化溶融を促進するため、弗化カルシラA(OaF、
)、酸化鉄(F8$108 )などの1種類以上を添加
したものを混合して使用する。 ただ、こうした石灰やソーダ灰等の脱硫フラックスの場
合次のような欠点があって、本発萌法の場合好ましくな
い。すなわち、第1・2図は、希土類元素と脱硫フラッ
クスとの複合添加において、脱硫フラックスの成分を変
えたときの、〔%S〕 。 〔%0〕とフラックス添加量との関係を示すものである
。この図から判るように、石灰(OaOiに弗化カルシ
ウム(OaF、 )を滓化溶融促進剤として混合した脱
硫フラックス(図中・印)の場合、高級無方向性電磁鋼
板の鉄損値を確保するための(S)1度(S<15 P
pm ) ラフ1ルタメに:ハ75ツクス添加量は5
kg / を以上が必要となる。一方
〔0〕濃度はフラ
ックス添加量の増加に伴って増加しており5kg/を以
上の添加量では高級無方向性電磁鋼板の鉄損値を確保す
るための
ックス添加量の増加に伴って増加しており5kg/を以
上の添加量では高級無方向性電磁鋼板の鉄損値を確保す
るための
〔0〕濃度(O<20 ppm )が得られな
い。 これは弗化カルシウム原料中に1%をこえて5102を
含有するため、フラックス添加量が多くなるほど、これ
らSingがOインプット源となり脱酸が十分進行しな
いためである。 これに対し、該フラックス中の5in11を極力減らし
、かつOaFgの混合量も抑え、そして滓化溶融促進剤
としてA/、08を用いたSin、含有量1%以下の難
還元性脱硫フラックス(図中○印)を使用した場合、到
達(S)6度は、前述した通常の脱硫フラックスとほぼ
同じで脱硫能には全く差がない。ところが、到達
い。 これは弗化カルシウム原料中に1%をこえて5102を
含有するため、フラックス添加量が多くなるほど、これ
らSingがOインプット源となり脱酸が十分進行しな
いためである。 これに対し、該フラックス中の5in11を極力減らし
、かつOaFgの混合量も抑え、そして滓化溶融促進剤
としてA/、08を用いたSin、含有量1%以下の難
還元性脱硫フラックス(図中○印)を使用した場合、到
達(S)6度は、前述した通常の脱硫フラックスとほぼ
同じで脱硫能には全く差がない。ところが、到達
〔0〕
濃度の方は、前述した通常の脱硫フラックスを用いる場
合と比較すると著しく低い値を示し、フラックス添加量
20に9/lでも低鉄損の高級無方向性電磁鋼板製造上
要諸される極低の溶鋼中
濃度の方は、前述した通常の脱硫フラックスを用いる場
合と比較すると著しく低い値を示し、フラックス添加量
20に9/lでも低鉄損の高級無方向性電磁鋼板製造上
要諸される極低の溶鋼中
〔0〕濃度(0<2 Ql)p
m )が達成される。この場合の到達(S)濃度は、4
ppmと高級無方向性電磁鋼板製造のために必須とされ
ている溶鋼のS濃度(S<15 ppm )以下の値を
示した。 以上説明したように、低鉄損の高級無方向性電磁鋼板を
製造するのに必要な溶鋼の確保、即ちS<15 pI)
m、 O<201)りmの溶鋼を得るためには、希土類
元素と脱硫フラックスを複合添加する取鍋精錬おいて、
少なくとも該フラックス中に含有させるSiO2の量を
1%以下に規制した難還元性脱硫フラックスを、脱硫を
促進するうえで必要な量添加することが必要である。具
体的には2〜20に9/lの脱硫フラックスを添加する
。 本発明者らの試験したところによれば、2 kg/j。 未満の7ラツクス添加量では前記の脱硫効果が十分でな
い。また、201c9/lより多い該脱硫フラックス添
加では溶鋼温度の低下により操業管理上好ましくなく、
かえって製品の電磁特性が劣化する。 以下に本発明の実施例について説明する。 実施例1 (S)1度カ0.004%+7)脱硫溶銑ヲ280 )
ン底吹き転炉で吹錬し、On 0.008〜0.06%
、si: tr 、 an : 0.10〜0.20%
、P : 0.007〜0.015%、S j 0.0
02〜0.004%、0:400〜600 ppmの成
分組成の鋼を3チャージ分溶製し、この溶鋼をRH脱ガ
ス装置を用い脱炭処理とともに表1に示すA、B、Gの
3つの方法で精錬し、同じく表1に示した成分の溶鋼を
得た。 その溶鋼を連続鋳造してスラブとなし、熱間圧延して熱
延板とし、酸洗後、連続焼鈍とはさむ2回冷間圧延によ
り0.351u+の仕上厚の冷延板とした後仕上げ連続
焼鈍を施した。A、B、08i類のN1磁鋼板について
得られた電磁特性を表2に示した。この表から本発明例
である希土類元素合金と810、含有量が1%以下の勢
還元性脱硫フラックスとを複合添加したA法が、比較例
である希土類元素合金あるいは非難還元性の通常の脱硫
フラックスをそれぞれ単独添加したBi、G法に比較し
、鉄損値が低いことがわかる。 実施例2 実施例1と同じ脱硫溶銑90トンを上底吹転炉′で吹錬
し、実施例1で得られたのと同じ溶鋼をRH脱ガス装置
に導いて脱炭および合金添加を行い精錬した。その後、
表8に示すD〜工の方法について以下の処理を夫々実施
した。ます、DとEは、RH脱ガスで希土類元素をo、
4に9/を添加した後、取鍋上次ランスを用いて510
2含有量を1%以下難還元性フラックスを2.15に9
/を吹き込み、FとGは通常フラックスを2,121c
g/を吹き込んだ。一方、■と工は通常材で、RH脱ガ
スでの希土類元素の添加は行わす、RH精錬後取鍋上吹
ランスを用いて従来フラックスを2.】5に9/を吹き
込んだ。 このようにして得られた溶鋼を連続鋳造してスラブとな
し、以下常法に従って熱間圧延、1回冷間圧延によりQ
、5Qm仕上厚の冷延板として仕上焼鈍を行った。D〜
工の成分組成および製品の雷1磁特性を表8に示した。 これより、希土類元素と雛還元性フラックスとを複合添
加した本発明材が従来のフラックス添加の比較材や通常
材に比べて著しく低い鉄損値が得られるこI、とがわか
る。
m )が達成される。この場合の到達(S)濃度は、4
ppmと高級無方向性電磁鋼板製造のために必須とされ
ている溶鋼のS濃度(S<15 ppm )以下の値を
示した。 以上説明したように、低鉄損の高級無方向性電磁鋼板を
製造するのに必要な溶鋼の確保、即ちS<15 pI)
m、 O<201)りmの溶鋼を得るためには、希土類
元素と脱硫フラックスを複合添加する取鍋精錬おいて、
少なくとも該フラックス中に含有させるSiO2の量を
1%以下に規制した難還元性脱硫フラックスを、脱硫を
促進するうえで必要な量添加することが必要である。具
体的には2〜20に9/lの脱硫フラックスを添加する
。 本発明者らの試験したところによれば、2 kg/j。 未満の7ラツクス添加量では前記の脱硫効果が十分でな
い。また、201c9/lより多い該脱硫フラックス添
加では溶鋼温度の低下により操業管理上好ましくなく、
かえって製品の電磁特性が劣化する。 以下に本発明の実施例について説明する。 実施例1 (S)1度カ0.004%+7)脱硫溶銑ヲ280 )
ン底吹き転炉で吹錬し、On 0.008〜0.06%
、si: tr 、 an : 0.10〜0.20%
、P : 0.007〜0.015%、S j 0.0
02〜0.004%、0:400〜600 ppmの成
分組成の鋼を3チャージ分溶製し、この溶鋼をRH脱ガ
ス装置を用い脱炭処理とともに表1に示すA、B、Gの
3つの方法で精錬し、同じく表1に示した成分の溶鋼を
得た。 その溶鋼を連続鋳造してスラブとなし、熱間圧延して熱
延板とし、酸洗後、連続焼鈍とはさむ2回冷間圧延によ
り0.351u+の仕上厚の冷延板とした後仕上げ連続
焼鈍を施した。A、B、08i類のN1磁鋼板について
得られた電磁特性を表2に示した。この表から本発明例
である希土類元素合金と810、含有量が1%以下の勢
還元性脱硫フラックスとを複合添加したA法が、比較例
である希土類元素合金あるいは非難還元性の通常の脱硫
フラックスをそれぞれ単独添加したBi、G法に比較し
、鉄損値が低いことがわかる。 実施例2 実施例1と同じ脱硫溶銑90トンを上底吹転炉′で吹錬
し、実施例1で得られたのと同じ溶鋼をRH脱ガス装置
に導いて脱炭および合金添加を行い精錬した。その後、
表8に示すD〜工の方法について以下の処理を夫々実施
した。ます、DとEは、RH脱ガスで希土類元素をo、
4に9/を添加した後、取鍋上次ランスを用いて510
2含有量を1%以下難還元性フラックスを2.15に9
/を吹き込み、FとGは通常フラックスを2,121c
g/を吹き込んだ。一方、■と工は通常材で、RH脱ガ
スでの希土類元素の添加は行わす、RH精錬後取鍋上吹
ランスを用いて従来フラックスを2.】5に9/を吹き
込んだ。 このようにして得られた溶鋼を連続鋳造してスラブとな
し、以下常法に従って熱間圧延、1回冷間圧延によりQ
、5Qm仕上厚の冷延板として仕上焼鈍を行った。D〜
工の成分組成および製品の雷1磁特性を表8に示した。 これより、希土類元素と雛還元性フラックスとを複合添
加した本発明材が従来のフラックス添加の比較材や通常
材に比べて著しく低い鉄損値が得られるこI、とがわか
る。
第1図は希土類元素と脱硫フラックスの複合添加におい
て、脱硫フラックス成分を変えて実験した際の到達S濃
度におよぼすフラックス添加量の影響を示すグラフ、 第2図は第1図と同じ状態下での到達Os度におよぼす
フラックス添加量の影響を示すグラフである。 特許出願人 川崎製鉄株式会社
て、脱硫フラックス成分を変えて実験した際の到達S濃
度におよぼすフラックス添加量の影響を示すグラフ、 第2図は第1図と同じ状態下での到達Os度におよぼす
フラックス添加量の影響を示すグラフである。 特許出願人 川崎製鉄株式会社
Claims (1)
- L 鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供される製
鋼炉で溶製された溶鋼の取鍋精錬に当り、まずSiおよ
びAjを使う脱酸剤を添加して十分脱酸し、その脱酸溶
鋼中に希土類元素の1種または2種以上からなるその合
金とこれに複合させて用いるS io gを1重量%以
下の範囲で含有する難還元性フラックスを一緒に添加し
て脱ガス処理の精錬を行うことにより、(S) + (
0) <o、o o 85%の溶鋼を得ることを特徴と
する鉄損の少ない無方向性電磁−板の製造に供する溶鋼
の取鍋精錬法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18416882A JPS5974212A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供する溶鋼の取鍋精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18416882A JPS5974212A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供する溶鋼の取鍋精錬方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974212A true JPS5974212A (ja) | 1984-04-26 |
JPS6241290B2 JPS6241290B2 (ja) | 1987-09-02 |
Family
ID=16148549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18416882A Granted JPS5974212A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 鉄損の少ない無方向性電磁鋼板の製造に供する溶鋼の取鍋精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974212A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004020676A1 (fr) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Obschestvo S Ogranichennoy Otvetsvennostyu Nauchno-Proizvodst Vennoe Predpriyatie 'tekhnologiya' | Procede de raffinage et de modification d'un bain de fusion fer / carbone |
JP2009024201A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Japan Steel Works Ltd:The | 高清浄度鋼の製造方法 |
JP2009144221A (ja) * | 2007-12-17 | 2009-07-02 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 極低窒素鋼および極低硫極低酸素極低窒素鋼の溶製方法 |
US7662242B2 (en) | 2004-11-04 | 2010-02-16 | Nippon Steel Corporation | Non-oriented electrical steel superior in core loss |
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JP2012012681A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶鋼の高速脱硫脱窒方法 |
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JPH09263909A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-07 | Nkk Corp | 鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板 |
-
1982
- 1982-10-20 JP JP18416882A patent/JPS5974212A/ja active Granted
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CN112287296B (zh) * | 2020-10-13 | 2023-05-26 | 北京师范大学 | 一种基于双波段闪烁仪的地表水热通量测算方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6241290B2 (ja) | 1987-09-02 |
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