JPS597418Y2 - 配管装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は配管装置の改良に関するものである。

従来、配管においてポンプ等は壁あるいは、柱内に設け
られ、しかも断熱材を管体と共に巻きつけ保温するよう
になっていた。

このためポンプの保守点検時にはポンプの位置がわかり
難いばかりでなく、断熱材を一度はがせば再使用はでき
ない欠点があった。

この考案は上記欠点に鑑みなされたもので、開閉可能な
蓋体を有した箱体内にポンプと流量スイッチを設け、配
管工事を容易にするとともに保守点検を簡単に行うこと
ができる配管装置を提供することを目白勺とするもので
゛ある。

以下、この考案の一実施例を第１図に従って説明すると
、図において１は管体１６の途中に設けたポンプで、吸
入側および吐出側にはそれぞれユニオン継手２が設けら
れている。

３は管体１７の途中に設けた流量スイッチで、上記ポン
プとは電気的に接続されている。

４は上記管体１６．１７、ポンプおよび流量スイッチを
内設した箱体で、一側面には上記２つの管体１６，１７
の吐出側が他の管体と接続可能に開口した吐出部５が設
けられ、他側には同じく管体１６，１７が吸入側が他の
管体と接続可能に開口した吸入部６が設けられ、さらに
箱体の一側面は開放可能に蓋体７が設けられている。

８は箱体４内に上記２つの管体１６，１７、ポンプ１お
よび流量スイッチ３を包囲するよう設けられた断熱材で
ある。

このようにして構或された配管装置Ａは、例えば第２図
のようにして使用される。

すなわち、流量スイッチ３の吐出側には管体１７に接続
される管体９を介して給水栓１０が設けられ、吸入側は
管体１７を介して水道に接続され、この水道は減圧弁１
１を介して給湯機１２に接続されている。

ポンプ１はその吐出側に管体１６に接続される管体９を
介して給湯栓１３が設けられ、吸入側は管体１６と安全
弁１４とを介して上記給湯機１２に接続されている。

１５は１階に設けられた給湯栓である。なお、管体１６
，１７を除くそれぞれの管体９および配管装置は壁ある
いは柱内に設けられる。

（図示せず）このようにして構或することによれば、給
水栓１０を開くことにより、流量スイッチ３がＯＮにな
りポンプ１を運転し、給湯機１２の温水を２階等の高い
場所に供給する。

このポンプ１あるいは、流量スイッチ３の保守点検時に
は、箱体４の蓋体７を外し断熱材８を取り除くことで行
われ、保守点検後この断熱材８を再びポンプ１、流量ス
イッチ３を包囲するように挿入し、蓋体７を閉じればよ
い。

さらに箱体４を設けることによれば、室内にあつても美
感を損うこともなく、またポンプと流量スイッチを同時
に取扱うこと力呵能となり、工事も簡単になる。

この考案は以上説明したとおり、開閉可能な蓋体を有す
る箱体と、この箱体内に収納され箱体の一側面に吸入部
をまた他側面に吐出部をそれぞれ設けた２つの管体と、
この管体のうち一方の管体の途中に設けたポンプと、他
方の管体の途中に設けた流量スイッチとから構或したこ
とにより、室内に設置した場合でもポンプ等が露出しな
いため美感を損わず、しかもポンプと流量スイッチを同
時に扱うことができるため取扱いが容易で、しかも配管
工事が簡単なものとなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第２図はそ
の一応用例を示す管系図である。 なお、各図同一符号は同一部分を示し、１はポンプ、２
はユニオン継手、３は流量スイッチ、４は箱体、５は吐
出部、６は吸入部、８は断熱材、１６．１７は管体であ
る。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）開閉可能な蓋体を有する箱体と、この箱体内に収
   納され箱体の一側面に吸入部をまた他側面に吐出部をそ
   れぞれ設けた２つの管体と、この管体のうち一方の管体
   の途中に設けたポンプと、他方の管体の途中に設けた流
   量スイッチとからなる配管装置。
2. （２）ポンプと流量スイッチが電気的に接続されている
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   配管装置。