JPS5974033A - 包装用函体に押印を行う装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、包装用函体に押印を行う装置に関するもの
であって、一層詳細には、包装機の搬出コンベヤに沿っ
て押印機構を配設し、包装用函体に収納される内容物に
応じた各種情報事項を選択的に特定して、当該包装用函
体に情報転写を行い得るコンパクトな構成の押印装置に
関するものである。

段ボールシートの打抜きブランクから包装用函体を一挙
に組立てる製函機や、製函された包装用函体に製品を充
填する箱詰機その他製函、製品充填及び封緘を一連の動
作で全て行う箱詰封緘機等の各種包装機では、その取扱
対象である包装用函体に被充填製品の種別、内容等の情
報事項を捺印転写する必要のある場合が多い。例えば、
冷凍食品を包装する場合において、その冷凍食品の内容
を表示したり、製造年月日を捺印したりするのがこれで
ある。そして従来は、包装機の搬出用コンベヤの側部に
回転式捺印機を配設し、この捺印機の輪形印版面に包装
用函体を摺接通過させて捺印を行うのが一般的であった
。しかるに０例えば各種の冷凍食品を箱詰包装するよう
な場合、各種の情報事項から適宜の情報事項を選択して
情報転写をする必要があるが、従来の捺印方式では包装
用函体に情報転写し得る情報事項は、通常１種類だけで
あるから、前記要請に対応し得なかった。このため、前
記のように包装機において多種類の情報事項から特定の
情報事項を選択して押印する場合は、包装用函体の搬出
コンベヤ上に多数の捺印機を配列して、各捺印機を個別
に制御する必要があり、設置コスト及び取付スペースの
何れもが嵩む難点があった。

本発明は、前記従来技術に内在している各種難点に鑑み
、これを克服するべく案出されたものであって、包装用
函体に充填される製品の内容に応じて個別の情報事項を
選択的に特定し、これを当該包装用函体に押印して情報
転写をなし得る押印装置を、コンパクトな構成でかつ廉
価に提供することを目的とする。

この目的を達成するため本発明に係る包装用函体に押印
を行う装置は、包装用函体の製函または製函及び製品充
填または製函、製品充填及び封緘を行う包装機において
、包装用函体が搬出される搬送路に沿って固定ガイド板
を直立配置し、前記搬送路を挾んで前記固定ガイド板と
対向する可動板を設け、前記可動板に支持体を回転自在
に軸支し、前記支持体の外側に複数のリニアアクチュエ
ータを設けると共にこのリニアアクチュエータの可動部
に包装用函体に向けて選択的に押圧される情報転写媒体
を夫々配設し、前記支持体を所定の　　　　。

割出角度だけ回転させて所望の情報転写媒体を選択的に
特定するロータリーアクチュエータを前記支持体に接続
し、更に前記可動板に情報転写媒体が進退自在に臨む開
口部を穿設したことを特徴とする。

次に、本発明に係る包装用函体に押印を行う装置につき
、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなから以上
詳細に説明する。なお、本実施例では、個別の情報事項
を表示した転写媒体として、スタンプインキを含浸させ
た印版を使用した場合を例示するが、この転写媒体とし
て活字を使用してもよく、また押印装置としてはインキ
を使用するいわゆる捺印機（スタンパ−）やインキを使
用しないで圧力的に印版、活字等の押付けを行う刻印機
（打刻機）、その地熱可塑性フィルムを使用するホット
プリンタの何れであってもよい。

第１図は本発明に係る装置の側面図を示し、第２図は同
装置の平面図を示す。図において、参照符号１０は、包
装機、例えば箱詰封緘機の最終工程に設けた包装用函体
排出用の搬出コンベヤ（搬送路）を示し、この搬出コン
ベヤ１０に沿って固定ガイド板１２が直立配置されてい
る。前記搬出コンベヤ１０を挾んで、前記固定ガイド板
１２と対向する位置には、可動板１４が配設されている
。この可動板１４は、第１図及び第２図に示すように、
その長手方向−側部を軸１６により蝶番接続されて、前
記軸１６を中心として矢印Ａ方向へ旋回移動自在に構成
されている。

軸１６が挿通されるブラケット１８は、包装機の固定側
に取付けた直立支柱２０に調節ねじ２２゜２２及び圧縮
ばね２４を介して進退移動自在に取付けられている。こ
れは、前記固定ガイド板１２と可動板１４との間に挾持
される包装用函体２６の幅寸法の変動に対して、適宜追
従し得るようにするためである。また、包装機の固定側
にクレビス接続した空気圧シリンダ２８のピストンロッ
ド３０先端が、前記可動板１４の他端部に遊着されてい
て、該シリンダ２８の付勢により可動板１４が包装用函
体２６を固定ガイド板１２に向けて圧接するようになっ
ている。

前記可動板１４の裏面には、第１図に示すように１対の
し型ブラケッ１−３２．３４が所定距離離間して対向配
置されている。一方のＬ型ブラケット３２には軸受３６
が配設され、他方のＬ型ブラケット３４には、後述する
支持体に所定の割出角度での回転を付与するロータリー
アクチュエータ３８が配設固定され、その回転軸４０が
ブラケット３４の内方に水平に延出している。このロー
タリーアクチュエータ３８は、回転軸４０の回転角度が
３６０°の範囲内にある空気圧作動の揺動形アクチュエ
ータが好適に使用され、本実施例では回転角度は１８０
°で相互反転可能な型式のものが採用されている。

前記１対のＬ型ブラケット３２．３４の間には、支持体
４２が回転自在に軸支されている。すなわち、この支持
体４２は図示の実施例では肉厚の金属板で構成され、支
持体４２の長手方向の一端部に突設した回転軸４４を前
記軸受３６に挿通軸支すると共に、前記支持体４２の他
端部にロータリーアクチュエータ３８の回転軸４ｏを挿
通固定しである。従って、ロータリーアクチュエータ３
８をイ」勢することによって、支持体４２は所望の割出
角度だけ軸線を中心として回転し得るようになっている
。

前記支持体４２の外側を構成する両平担面には、該支持
体を挾んで対向的に複数のリニアアクチュエータ４６が
配設されている。このリニアアクチュエータ４６は、後
述する如く印版その他活字等の情報転写媒体を、包装用
函体２Ｇに向けて直線的に延伸させて押印するものであ
って、所定のスｌ−ローク長でピストンロッド４８を進
退作動させる空気圧シリンダが好適に使用されるが、そ
の低電気的に作動するソレノイドであってもよい。また
、複数のリニアアクチュエータ４６は、第２図及び第３
図に示すように、支持体４２の一方の平担面に各列２個
づつで２列、従って両面で都合８個となるよう配設され
ているが、その他必要に応じて適宜数に増減可能である
。

前記リニアアクチュエータ４６のピストンロッド４８の
先端には、個別の情報事項（例えば文字の組合せによる
有意的なものや図形）が表裏逆転して表示された印版そ
の他活字等の情報転写媒体５０が取付けられている。こ
の情報転写媒体５０は、本実施例ではスタンプインキを
含浸させた矩形状のスタンプ用印版であって、この印版
を前記ピストンロッド４８の先端に着脱自在かつ傾動自
在に取付ける手段の１例が、第３図乃至第５図に開示さ
れている。すなわち、ピストンロッド４８の先端には水
平な支持部材５２がボルト５４を介して固定され、この
支持部材５２に一体的に形成したガイド／＜−５６，５
６は、前記空気圧シリンダ４６の外周に摺動自在に密着
して、該シリンダ４６に対する支持部材５２の回り止め
として機能している（但し、本実施例のシリンダ４６は
角筒状のシリンダチューブを有しているので、このよう
なガイドバー５６で回り止めの機能を果たすが、円筒形
チューブの場合は別の回り止め手段が必要である）。ま
た、参照符号５８は、印版５０を後述するチャッキング
ホルダ６０と共に確実に保持する印版取付部材を示し、
この印版取付部材５８は、その中央部に大きく穿設した
開口抜穴６２中に前記支持部材５２をそっくり収納し得
るよう構成されている。そして、第４図に示すように支
持部材５２の両端部に夫々垂直に突設したピン６４は。

印版取付部材４８の底部に穿設した通孔を介して可動板
１４側に延伸し、シリンダ４６の外周部に固定したピン
案内用突片６６の通孔中に収納されている。そして、図
示の如き印版取付部材５８の外底部と前記ピン案内用突
片６６との間に介在するピン６４の外周には、圧縮ばね
６８が弾力的に介挿されている。このため、印版取付部
材５８はこの圧縮ばね６８の弾力作用下に常時支持部材
５２に押圧されており、シリンダ４６を付勢すれば、支
持部材５２と一体的に直線的な進退運動を行う。但し、
印版取付部材５８に上方からの外力が加わ九ば、該印版
取付部材５８は圧縮ばね６８の弾力に抗して支持部材５
２から若干距離押し下げられ、いわゆる首振り動作を行
う巳とが諒解されよう。このように印版取付部材５８を
支持部材５２（及びピストンロッド４８）に対して首振
り動作し得るよう構成した理由は、シリンダ４Ｇを付勢
して印版５０を包装用函体２６に向けて延伸させた場合
に、印版５０の版面が函体２６に均一に密着してなじま
せるようにするためである。このような構成上の配慮が
なされていないと、印版５０が函体２６に対しオフセッ
トして当接した際に均一圧着がなされず、捺印面に濃淡
のむらが生じることになる６ また、第３図及び第５図に示すようにアングル部材から
なるチャッキングホルダ６０が、その対向端縁部７０，
７０が印版取付部材５８の上方に臨むよう配設されてい
るので、印版５０の長手方向側端縁に条設した長溝７２
に前記端縁部７０を強制的に嵌入させることにより、印
版５０はチャッキングホルダ６０及び圧縮ばね６８によ
り上方へ弾力付勢されている取付部材５８の間に確実に
取付保持される。また、印版５０を取外す場合は、圧縮
ばね６８の弾力に抗して印版取付部材５８を押し下げる
と共にチャッキングホルダ６０に沿って水平に押圧して
抜出するだけの簡単な操作を行えばよい。

このように構成した本発明に係る押印装置の作用及び効
果について、次に説明する。

各印版５０には夫々個別の情報事項が表示されているも
のとし、また可動板１４には、各印版の配設個所に対応
しかつ該印版５０の自由挿通を許容する開口部７４が穿
設されているものとする。

なお、前記ロータリーアクチュエータ３８及び複数のリ
ニアアクチュエータ４６の作動制御回路（図示せず）を
設け、適宜のボタン操作によりロータリーアクチュエー
タ３８の回転方向の選択並びに複数のリニアアクチュエ
ータ４６の選択付勢を、夫々制御し得るようにしておく
。そして、例えば箱詰封緘機において製品を充填され、
封緘接着剤（ホントメルトコールドグルー）またはテー
プ貼りにより封緘された包装用函体２６は、搬出コンベ
ヤ１０上を搬送され、固定ガイド板１２と可動板１４と
の間の帯域に到来する。すると、前記空気圧シリンダ２
８が付勢されて可動板１４を固定ガイド板１２に向けて
押圧し、これにより包装用函体２６は可動板１４と固定
ガイド板１２との間に確実に挟圧されて停止する。そこ
で、ロータリーアクチュエータ３８を適宜付勢して支持
体４２を１８０゜の割出角度で反転させ、所望の印版群
５０を函体２６に指向させる。次いで、前記印版群５０
から所望の印版５０を選択し、当該印版５０を支持して
いるリニアアクチュエータ４６を付勢することにより、
印版５０は面体２６に強制的に押圧され、情報事項の転
写がなされる。また、別の所望情報事項を表示した印版
５０が前記支持体４２の反対側に位置しているときは、
再度ロータリーアクチュエータ３８を付勢して１８０°
反転させ１次いで前記所望の印版５０を支持しているリ
ニアアクチュエータ４６を選択付勢すること１こなる。

このように本発明に係る押印装置によれば、個別の情報
事項を表示した印版等の情報転写媒体を選択的に特定し
、これを包装用函体に押印して情報事項の転写を行い得
るものであって、繁雑な手間を要することなく効率的に
押印作業を遂行することができる。しかも、従来のよう
に各情報事項毎に多数の捺印機をコンベヤラインに沿っ
て配設する必要はないので、スペース効率の向上及び設
備コストの低減を併せて実現できるものである。

なお、本実施例ではインキ浸出式の印版を使用する捺印
機を実例として挙げたが、その他インキローラにより活
字面にインキを塗布する捺印機や、活字等を押圧して刻
印乃至打刻する刻印機や、活字を加熱して熱可塑性フィ
ルムに情報転写を行うホットプリンタにも好適に使用し
得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る押印装置の側面図、第２図は当該
装置の平面図、第３図は第２図のｍ−ｍ線断面図、第４
図は印版保持機構の詳細図、第５図は同じく印版保持機
構の一部切欠斜視図である。 １０・・・・搬出コンベヤ　１２・・・・固定ガイド板
１４・・・・可動板　　　　２６・・・・函体３８・・
・・ロータリーアクチュエータ４２・・・・支持体 ４６・・・・リニアアクチュエータ ５０・・・・情報転写媒体　７４・・・・開口部特許出
願人　　　株式会社　富士機械製作所手続補正帯（自発
） 昭和５７年１り月々−！口 １、事件の表示 昭和５７年特許願第１８５７９９号 ２、発明の名称　　包装用函体に押印を行う装置３、補
正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　名古屋市中村区亀島２丁目１４番１０号名称
　株式会社富±４幾４”４．畢’Ｊ作所代表者　土日武
士 ４、代理人〒４６０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 包装用函体の製函または製函及び製品充填または製函、
   製品充填及び封緘を行う包装機において、包装用函体が
   搬出される搬送路に沿って固定ガイド板を直立配置し、
   前記搬送路を挾んで前記固定ガイド板と対向する可動板
   を設け、前記可動板に支持体を回転自在に軸支し、前記
   支持体の外側に複数のリニアアクチュエータを設けると
   共にこのリニアアクチュエータの可動部に包装用函体に
   向けて選択的に押圧される情報転写媒体を夫々配設し、
   前記支持体を所定の割出角度だけ回転させて所望の情報
   転写媒体を選択的に特定するロータリーアクチュエータ
   を前記支持体に接続し、更に前記可動板に情報転写媒体
   が進退自在に臨む開口部を穿設したことを特徴とする包
   装用函体に押印を行う装置。