JPS597300B2 - 甘味食品およびその製造法 - Google Patents
甘味食品およびその製造法Info
- Publication number
- JPS597300B2 JPS597300B2 JP51106818A JP10681876A JPS597300B2 JP S597300 B2 JPS597300 B2 JP S597300B2 JP 51106818 A JP51106818 A JP 51106818A JP 10681876 A JP10681876 A JP 10681876A JP S597300 B2 JPS597300 B2 JP S597300B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starch
- sweetener
- sweet food
- wheat germ
- highly hygroscopic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Grain Derivatives (AREA)
- Fish Paste Products (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は甘味食品およびその製造法に関する。
更に詳し《Qおト麦胚芽に甘味フレークスを混合し℃得
た甘味食品およびその製造法に関する。
た甘味食品およびその製造法に関する。
小麦胚芽は良好な油脂、ビタミンE、蛋白質を含み代表
的な健康食品として他の食品に添加又は焙焼してそれ単
独で食用とされてきた。
的な健康食品として他の食品に添加又は焙焼してそれ単
独で食用とされてきた。
しかしながら、小麦胚芽を単独に食する場合、甘味が不
足しているため食べすらいという欠点があり、従って食
するに際しては、これも健康食品として一般的な、蜂密
、糖密、果糖又は低カロリー甘味料であるマルチトール
等の甘味料をこれに添加することが多い。
足しているため食べすらいという欠点があり、従って食
するに際しては、これも健康食品として一般的な、蜂密
、糖密、果糖又は低カロリー甘味料であるマルチトール
等の甘味料をこれに添加することが多い。
しかしながら、蜂密、糖密は本来粘調な液状物質であり
、又マルチトールも粘調な液状物として販売されている
ため、これらをそのままの形態で小麦胚芽と均一に混合
することが困難であり、かたまりを形成し易い。
、又マルチトールも粘調な液状物として販売されている
ため、これらをそのままの形態で小麦胚芽と均一に混合
することが困難であり、かたまりを形成し易い。
又、例え均一に混合できたとしてもこれら甘味料中に含
まれる水分の為、フレバー、歯ざわり等が悪くなり、こ
れらを保持することが困難であった。
まれる水分の為、フレバー、歯ざわり等が悪くなり、こ
れらを保持することが困難であった。
そのため、凍結乾燥、スプレードライ等の方法により粉
体化したこれら甘味料を、小麦胚芽と混合する試みや、
あるいは峰密、糖密を希釈して胚芽に噴霧する試み等が
行なわれてきたが、いずれの場合も蜂密、糖密中に含ま
れる果糖等の吸湿性の強い成分又はマルチトール、果糖
自体の有する吸湿性により、水分の影響をうけ、保存中
にフレバー、歯ざわりの悪化、更にはプロツキング等の
品質劣化が生じる欠点があった。
体化したこれら甘味料を、小麦胚芽と混合する試みや、
あるいは峰密、糖密を希釈して胚芽に噴霧する試み等が
行なわれてきたが、いずれの場合も蜂密、糖密中に含ま
れる果糖等の吸湿性の強い成分又はマルチトール、果糖
自体の有する吸湿性により、水分の影響をうけ、保存中
にフレバー、歯ざわりの悪化、更にはプロツキング等の
品質劣化が生じる欠点があった。
又、粉体化したこれら甘味料を胚芽と混合すると、両者
の粒子サイズの大きな違いあるいは又比重の違いから、
両者を均一に混合し、保持することは極めて困難であり
、例え出来たとしても輸送中、保存中にグラニュー糖を
混合した場合と同様に分離してしまう欠点もあつtも他
方、薄片状の小麦胚芽を粉体にして、これも粉体とした
甘味料と混合する方法もあるが上記欠点に加え、胚芽中
の各成分が酸化され風味を損うという欠点があった。
の粒子サイズの大きな違いあるいは又比重の違いから、
両者を均一に混合し、保持することは極めて困難であり
、例え出来たとしても輸送中、保存中にグラニュー糖を
混合した場合と同様に分離してしまう欠点もあつtも他
方、薄片状の小麦胚芽を粉体にして、これも粉体とした
甘味料と混合する方法もあるが上記欠点に加え、胚芽中
の各成分が酸化され風味を損うという欠点があった。
しかして、本発明の目的&Lかかる欠点を改良した甘味
食品およびその製造方法に関するものである。
食品およびその製造方法に関するものである。
すなわち、本発明は、吸湿性の強い甘味料および澱粉を
含む小薄片と小麦胚芽とを混合してなる甘味食品および
かかる甘味食品を、吸湿性の強い甘味料と澱粉とを混合
し、得られた混合物を乾燥して薄片状に成形し、必要に
応じ粉砕し、次いで、得られた吸湿性の強い甘味料およ
び澱粉を含む小薄片を小麦胚芽と混合することにより製
造する方法である。
含む小薄片と小麦胚芽とを混合してなる甘味食品および
かかる甘味食品を、吸湿性の強い甘味料と澱粉とを混合
し、得られた混合物を乾燥して薄片状に成形し、必要に
応じ粉砕し、次いで、得られた吸湿性の強い甘味料およ
び澱粉を含む小薄片を小麦胚芽と混合することにより製
造する方法である。
しかして、本発明の好ましい態様は、上記吸湿性の強い
甘味料が蜂密、糖密、マルチトールおよび果糖よりなる
群から選ばれた少くとも1つであるユ・記甘味食品およ
びその製造方法である。
甘味料が蜂密、糖密、マルチトールおよび果糖よりなる
群から選ばれた少くとも1つであるユ・記甘味食品およ
びその製造方法である。
本発明にいう吸湿性の強い甘味料および澱粉を含む小薄
片としては、甘味料に由来する固型分が45〜85重量
係、更に好ましくは65〜75重量係のものが用いられ
る。
片としては、甘味料に由来する固型分が45〜85重量
係、更に好ましくは65〜75重量係のものが用いられ
る。
かくすることにより、吸湿性の強い甘味料を用いるにも
かかわらず、小薄片の吸湿性は実用的に問題とならない
程度に抑えられる。
かかわらず、小薄片の吸湿性は実用的に問題とならない
程度に抑えられる。
又、この小薄片の防湿性を更にあげたものとして、この
小薄片中に好ましくは0.5〜3重量係程度のカルボキ
シメチルセルローズ、アラビャガム等の糊NL カルシ
ウムステアレート等のアンチケーキング剤等を含有する
ものを用いることができる。
小薄片中に好ましくは0.5〜3重量係程度のカルボキ
シメチルセルローズ、アラビャガム等の糊NL カルシ
ウムステアレート等のアンチケーキング剤等を含有する
ものを用いることができる。
吸湿性の強い甘味料としては、蜂密、糖密、マルチトー
ルあるいは果糖が好ましく用いられ、又、澱粉としては
、馬鈴署澱粉、小麦澱粉、米澱粉、かたくり澱粉、くず
澱粉、とうもろこし澱粉等の澱粉あるいは澱粉を含む穀
物粉例えば、小麦粉、米粉、大豆粉、脱脂大豆粉等が好
ましく用いられる。
ルあるいは果糖が好ましく用いられ、又、澱粉としては
、馬鈴署澱粉、小麦澱粉、米澱粉、かたくり澱粉、くず
澱粉、とうもろこし澱粉等の澱粉あるいは澱粉を含む穀
物粉例えば、小麦粉、米粉、大豆粉、脱脂大豆粉等が好
ましく用いられる。
小麦胚芽は一般の挽砕法により小麦種子より分離して焙
焼して製造されるが、分離し得られるものは一般に5〜
50メッシュの薄片状であり、見かけ比重0.55〜0
.75のものであり、本発明で好ましく用いられるが、
従って、上記甘味料を含む小薄片も5〜50メッシュ程
度のものが好ましく用いられる。
焼して製造されるが、分離し得られるものは一般に5〜
50メッシュの薄片状であり、見かけ比重0.55〜0
.75のものであり、本発明で好ましく用いられるが、
従って、上記甘味料を含む小薄片も5〜50メッシュ程
度のものが好ましく用いられる。
かくすることにより、混合し、また、保持した場合、該
小薄片と小麦胚芽とに分離することを極力防止できる。
小薄片と小麦胚芽とに分離することを極力防止できる。
該小薄片対小麦胚芽との混合割合は、食する人の好みに
より変動するが、一般に、重量比で1=3〜2二3が好
ましい。
より変動するが、一般に、重量比で1=3〜2二3が好
ましい。
本発明の甘味食品は、例えば、以下のようにして好まし
く製造される。
く製造される。
所定量の吸湿性の強い甘味料と澱粉とを混合し、更に必
要に応じ少量の防湿性を向上せしめる糊料等を混合する
。
要に応じ少量の防湿性を向上せしめる糊料等を混合する
。
この際、混合を容易にする為に適量の水を添加する場合
もある。
もある。
混合物は加熱乾燥工程を通す前に場合によっては約85
〜116℃で予備加熱し澱粉を糊化しても良い。
〜116℃で予備加熱し澱粉を糊化しても良い。
更に望ましい工程としては、澱粉、穀物粉を蜂密等と混
合する前に適度の水を加え85〜116℃であらかじめ
糊化させておき、次いで澱粉の老化が起こらない様40
〜50゜Cに急冷し、この中にこれら甘味料を加え攪拌
しながら80〜90℃に加熱後以下の乾燥工程に供する
。
合する前に適度の水を加え85〜116℃であらかじめ
糊化させておき、次いで澱粉の老化が起こらない様40
〜50゜Cに急冷し、この中にこれら甘味料を加え攪拌
しながら80〜90℃に加熱後以下の乾燥工程に供する
。
このようにすれば甘味料が長時間加熱にさらされること
がない為フレーバー、色調の点で優れた製品が得られる
。
がない為フレーバー、色調の点で優れた製品が得られる
。
上記工程を経たこれら甘味料と澱粉との混合物は、トレ
イ上に薄く伸ばした上例えば、トンネルドライヤーで乾
燥するか、減圧乾燥、ドラムドライ等の乾燥物が薄片状
製品となる乾燥法により乾燥する。
イ上に薄く伸ばした上例えば、トンネルドライヤーで乾
燥するか、減圧乾燥、ドラムドライ等の乾燥物が薄片状
製品となる乾燥法により乾燥する。
乾燥製品はカッターミル等により薄片が5〜50メッシ
ュ程度の大きさになる様に粉砕するか或いは又適当に粉
砕した後、篩により5〜50メッシュの成分を分取する
。
ュ程度の大きさになる様に粉砕するか或いは又適当に粉
砕した後、篩により5〜50メッシュの成分を分取する
。
か《して得られた小薄片の見かけ比重は蜂密を用いた場
合約0.55〜0.65、糖密な用いた場合約0.50
〜0.60である。
合約0.55〜0.65、糖密な用いた場合約0.50
〜0.60である。
この小薄片と小麦胚芽とを粉体混合機等により混合し製
品とする。
品とする。
本製品は吸湿性が少くそのため水分の影響によるプロツ
キング等も起こりすらい、又甘味部分、胚芽部分のみか
け比重、粒子の大きさが似かよっているために輸送中、
保存中に分離することもなく、食べ易いものである。
キング等も起こりすらい、又甘味部分、胚芽部分のみか
け比重、粒子の大きさが似かよっているために輸送中、
保存中に分離することもなく、食べ易いものである。
実施例 1
小麦澱粉254vに適量の水を加え90℃で約10分間
加熱し糊化させた。
加熱し糊化させた。
糊化澱粉は水中で45〜50℃まで急激に冷却した後、
これにIKyのアカシヤ蜂密、5vのアラビャガムを加
えよく混合しながら75℃まで急速に加熱した。
これにIKyのアカシヤ蜂密、5vのアラビャガムを加
えよく混合しながら75℃まで急速に加熱した。
蜂密、澱粉混合物はテフロン加工したトレイ上に薄ク伸
ばし、トンネルドライヤーを通し乾燥した。
ばし、トンネルドライヤーを通し乾燥した。
乾燥物はカッターミルにより約lOメッシュに粉砕し、
3Kgの焙焼小麦胚芽(約10メッシュ)と混合した。
3Kgの焙焼小麦胚芽(約10メッシュ)と混合した。
本製品をポリエチ袋に詰め、常温下に6ケ月放置したが
、プロツキング、胚芽と小薄片との分離はいずれも起ら
ず、食し易く風味も良好であった。
、プロツキング、胚芽と小薄片との分離はいずれも起ら
ず、食し易く風味も良好であった。
実施例 2
糖密IKgに馬鈴署澱粉400f、脱脂大豆70V及び
適量の水を加え85℃で15分間加熱した。
適量の水を加え85℃で15分間加熱した。
糊化した糖密と澱粉の混合液は実施例1あ方法と同様に
して乾燥し、粉砕後、篩により約8〜10メッシュ部分
を分取し3Kyの焙焼小麦胚芽(約12メッシュ)と混
合した。
して乾燥し、粉砕後、篩により約8〜10メッシュ部分
を分取し3Kyの焙焼小麦胚芽(約12メッシュ)と混
合した。
本製品を紙製小箱に500vずつ詰め、水平方向に運動
する攪拌機の上にのせ、1時間水平方向に振動を与えた
が小薄片と胚芽との分離は起らなかった。
する攪拌機の上にのせ、1時間水平方向に振動を与えた
が小薄片と胚芽との分離は起らなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 吸湿性の強い甘味料および澱粉を含む小薄片と小麦
胚芽とを混合してなる甘味食品。 2 吸湿性の強い甘味料が蜂密、糖密、マルチトール、
および果糖よりなる群から選ばれた少くとも1つである
特許請求の範囲第1項に記載の甘味食品。 3 吸湿性の強い甘味料により小麦胚芽に甘味を付与し
た食品を製造するに際し、吸湿性の強い甘味料と澱粉と
を混合し、得られた混合物を乾燥して薄片状に成形し、
必要に応じ粉砕し、次いで、得られた吸湿性の強い甘味
料および澱粉を含む小薄片を小麦胚芽と混合することを
特徴とする甘味食品の製造法。 4 吸湿性の強い甘味料が蜂密、糖密、マルチトールお
よび果糖よりなる群から選ばれた少くとも1つである特
許請求の範囲第3項の記載による甘味食品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51106818A JPS597300B2 (ja) | 1976-09-08 | 1976-09-08 | 甘味食品およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51106818A JPS597300B2 (ja) | 1976-09-08 | 1976-09-08 | 甘味食品およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5332167A JPS5332167A (en) | 1978-03-27 |
JPS597300B2 true JPS597300B2 (ja) | 1984-02-17 |
Family
ID=14443383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51106818A Expired JPS597300B2 (ja) | 1976-09-08 | 1976-09-08 | 甘味食品およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597300B2 (ja) |
-
1976
- 1976-09-08 JP JP51106818A patent/JPS597300B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5332167A (en) | 1978-03-27 |
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