JPS5971Y2 - 喫煙パイプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は喫煙パイプの改良に関する。

従来、使い捨てタイプの喫煙パイプとして、第２図に示
す如く、透明パイプ本体１３中へ通気性合戊樹脂発泡材
１４及び小孔１６を有す煙整流板１５を装填し、煙草の
煙を小孔１０より勢い本体中の段部１７に衝突させ、衝
突面にニコチン、タールを耐着させて除去するようにし
たものが使用されている。

しかし、斯るパイプは、段部１７の表面面積が小さく、
シかも、段部全面にタールが積層すると以後の耐着量が
大幅に減少し、十分な効果が得られない 本考案は煙整流板の下流側に簡単な構成を施こすことに
より、ニコチン、タール等有害物質の除去及び長期使用
を実現できる新規な喫煙パイプを提供するものである。

以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的に説明す
る。

パイプ本体１は、透明度の高い例えばアクリル樹脂等の
成形加工により管状に形成し、一端は内孔を縮少して吸
い口２となし、吸い口２には、本体１内孔に向けて突出
する短筒３を具えて液溜４を形成している。

パイプ本体１の先端部には、内孔を拡大して煙草の挿入
部５となすと共に、該本体１中へ、吸気流の下流側即ち
吸い口側から通気性合戊樹脂発泡材６、活性炭素粉末７
、フィルター繊維束８、煙整流板９を順次装填している
。

上記煙整流板９には、前後、左右等フィルター繊維束８
端面に対応して表裏に貫通する複数の通気小孔１０を穿
設すると共に、整流板９内面に刺柱１１を突設してフィ
ルター繊維束８の軸中心に刺殺し、定位するようにした
ものである。

本考案は上記構成の如くなるから、先端挿入部５に煙草
１２を挿込み、吸い口２より吸気するとき、煙草の煙は
整流板９の小孔１０を経てフィルター繊維束８中へ流入
する。

前記煙が小孔１０を通過したとき、ジェット気流の如く
高速気流化して繊維束８の端面に衝突し、衝突部分の繊
維表面の煙中のニコチン、タールが耐着し除去され、フ
ィルター繊維束８を通過した煙は更に炭素粉末と接触し
て悪臭及び有害蒸気成分が除去された後、通気性合戊樹
脂発泡材６を経て吸い口２に至り、このとき、煙中の有
害物質、臭気は完全に除去されている。

煙草の喫煙本数が増し、フィルター繊維束８に於いて小
孔１０と対応した部分に多量のニコチン、タールが耐着
すると、該部に於いて繊維間には通気性能が減少するが
、炭素粉末７と接した繊維束８の内側端面には常に一定
の吸気圧が作用しているため、繊維束８に対する高速気
流の衝突位置は漸次変位し、繊維束８を構成した全繊維
表面にニコチン、タールが耐着するまで、有害物質の除
去に有効に作用する。

又、本案はパイプ本体１を透明となしたから、フィルタ
ー繊維束８及び炭素粉末７及び発泡材６を外部から明確
に透視でき、以て、ニコチン、タールの耐着状況を確認
し得、且つ喫煙者の購買意欲の向上、至っては健康保持
に効果を発揮する等、構成簡易にして考案目的を遠戚し
た効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案パイプの縦断面図、第２図は従来品の断面
図である。 １・・・・・・パイプ本体、６・・・・・・通気性合戒
樹脂発泡材、７・・・・・・炭素粉末、８・・・・・・
フィルター繊維束、９・・・・・・煙整流板、１０・・
・・・・通気小孔、１１・・・・・・刺柱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透明なパイプ本体１中へ、吸気流の下流側から通気性合
   或樹脂発泡材６、炭素粉末７、フィルター繊維束８、煙
   整流板９を順次装填し、該整流板９には、表裏に貫通す
   る通気小孔１０を穿設すると共に、内面には、繊維束８
   中へ挿入する刺柱１１を突設したことを特徴とする喫煙
   パイプ。